龍の国 日本   作:揚物

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84.閑話 珍兵器

 順調に対ラヴァーナル帝国への準備を進めている中、鎖国中とはいえやはり浮島には様々な国家の人々が訪れていた。

 

「太陽神のお使いが住んでいる場所はどこでしょうか」

「お金はいくらでも支払う教えてくれ!!」

「ぜひとも参拝をさせていただきたく」

 

 中にはしつこく日本本土や太陽神の使いが住む本土の場所を探ろうとする者もおり、警告はしているが海賊船や冒険者などを装い、浮島周辺の海域を調べる船が増え始めていた。

 海竜や海魔による海難事故を装って入るのだが、それでも途絶える事はなく日本としても呆れ始めていた。

 大規模な戦争が終わり、ラヴァーナル帝国に備える時期だというのに、まるで危機感もなく私欲での行動を始める国家も増え始めている。

 列強ともなればそのような行為をせず、時折外交の一環として話題に出る事はある程度とは異なっていた。

 

「船団を確認しました。 日本本土を探していると思われます」

「またか」

 

 度重なる船団によるEEZへの侵犯、彼らの求める太陽神の力と技術、日本と同じものを得ようと、浮島での警告など構わず航行をしていた。

 海魔に見立てた魚雷攻撃によって沈めてはいるのだが、毎月のように船団が現れていた。

 

 

 

 

 

 ラヴァーナル帝国への準備が決定したため、余剰になった各部門はこの世界の物質と技術を用意て様々な物品を新規開発していた。

 家庭用品から非致死性兵器まで、魔石を利用した道具に

 日本本土にも魔石の採掘が可能であった、つまり魔法と言う概念を認識できていなかったために、ただのくず石であったが認識できれば資源である。

 解析の出来た火と水と氷の魔石、それを試験的に様々な物を制作している。

 

・火と水の魔石を利用した発電機

・火の魔石を利用したコンロ

・氷と水の魔石を利用した冷却装置

・水と氷の魔石を利用した氷雪装置

 

 魔石と言うものの可能性を様々な方向で探求しているのだが、もちろんゲテモノも産まれる。

 

・氷の魔石を利用した小豆バーの食べれる装甲材

 

 装甲材が食べられてどうするというのだろうか。

 未来への投資は順調に進められているが、ラヴァーナル帝国戦には間に合わないと予測されている。

 これもまた全てが終わったとき、何が起こるか不明なことからくる準備であった。

 全てが終わったとき、この世界は日本をどう見るのか。ラヴァーナル帝国さえ倒せる武力を持つ国を、同盟とみるのかそれとも新たな脅威と見るのか。

 何もかもが不明であった。少なくとも数国は、日本の技術を得てよからぬ事を考えて居る事は明白であるが。




あと少しで完結・・・
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