\姫よ・・・おまえの身柄・・・もらいうけに来てやったぞ /
\ この魔王自らがな ククククッ・・・ /
≪魔王 あなたの考えはわかってるわ ・・・えーと 世界征服したいだけなんでしょ!≫
\\ おー //
・・・どこかで聞いたようなやりとりが聞こえたかと思えば
ジゼルとマータが他のマシェルの子竜たちに 水竜家で披露した
紙芝居の新作を説明していたようだ
\ あ! ハドラー様♡ /
(ハドラーさん おれたちにも紙芝居をやってよ)
「それは別にかまわんが・・・」
≪あのときのエレさん かっこよかったー!≫
\ ハドラー様の魔王様がすっごい盛り上がったんだから! /
[うわー みたかったー!]
「流石にエレをわざわざ呼ぶわけにはいくまい
勇者役をマシェルにさせるとして・・・」
\ あ! 魔王様にさらわれるおひめさまやりたい! /
「いや さらわれることに乗り気でどうする」
『台詞はおぼえていそうですね』
≪私! 私がおひめさま役やりたい!!≫
「まあ妥当なところだろう ジゼルお前は魔王と共に城に乗り込んだ竜の役をやれ」
\ それもおいしい♡ やります!がんばります! /
「ではマシェルもいれて打ち合わせをするか
おまえたちはせいぜい楽しみにしていろ」
\\ はーい //
ジゼルとマータを連れてマシェルのところへ行く
\ ~♡ /
『ジゼル本当に嬉しそうですね』
そうか? まあいい
すぐにマシェルは見つかり紙芝居の件の快諾も得た
打ち合わせの中で紙芝居の内容も多少変更した
『・・・私も楽しみになってきましたよ』
「フン、ジゼルもずいぶんと乗り気なようだな」
\ がんばります! /
≪マシェルがんばろうね≫
〔うん マータもお姫様役がんばってね〕
そしてマシェルの子竜たちとフェルリ相手に紙芝居をはじめた
・・・
「ようやく我ら魔王軍も 理想に近い形となった
そこで このオレ自らが精鋭を率い人間どもに知らしめてくる」
\ 魔王様! 私も!! /
手を上げるジゼルにうなずいてみせる
ここからが新たに導入したシーン
聖母竜はおとなしいが あきらかにテンションが上がっている
「よかろう 今回の遠征は我が軍の威容を誇るだけでなく
新たな戦力を得る目的もある お前には期待しているぞ」
\ はい! /
「下がって良いぞ」
\ お断りします /
「何?」
打ち合わせと違うぞ 後は返事をして下がるだけで次の場面に移るはずだが・・・
\ 私は魔王様といっしょにいることがいちばんですから! /
そういって抱きついてくるジゼル
「ええい 離せ!」
\ \ あ~ いつものジゼルだ / /
子竜たちの反応・・・は さておき ジゼルを引き剥がしさっさと次に進んだ
―――――――
そして 魔王が城の外に魔法の筒で魔王軍を一斉に展開し
城に乗り込んだ場面に・・・
ジゼルを肩に乗せ(本来と逆だな)まずは ジゼルの台詞が入る
\がお~! 竜のおひめさま むかえにきたよ 私とお友達になろうよ/
≪あなたも竜なの?≫
\ そう! 私といっしょに魔王様についていくの! /
「ククククッ・・・」
≪そんなことを言ってもだまされないわよ 私の水竜の力が目当てなんでしょ!≫
「・・・さすが まだ子竜とはいえ 一国の主 見ぬいておるなら話は早い
我が下にひざまずくがいい!」
\ 私の火の力とあなたの水の力で 魔王様の理想の世界をつくるのよ /
≪お断りよ!!≫
「・・・フッ
ならば この場で殺してやっても良いぞ!!
さあッ!! どちらが良いのだ!!!
早く決めるがいいッ!!!」
ブン! バシッ
オレの顔をめがけ 小さな袋が飛んできた
捕まえてみると・・・打ち合わせより早かったが「毒蛾の粉」として
マシェルに預けていた(中身はただの無害な粉だが)ものだ
〔友達づくりが強引だったりするのは それぞれ文化の違いがあったりするから
仕方ないかもしれないし それがお互いのためになるならがまんするよ
子竜どうしがいいなら 僕は何も言わない
―――――でも
僕の子竜の力を利用しようとしたり
その命を奪おうなんて 絶対ゆるさないっっ〕
外見はいつものマシェルだが・・・かなりの闘気が・・・!!?
\ 魔王様~♡ アリアハンってどこにあるんですか~? /
ジゼルが混乱したふりをしてオレの頭にしがみついてくる
『ジゼルはちゃんと演技してますね ・・・いつもとあまり変わりませんが』
・・・まあ多少の変更はオレが調整すればいい
「これは正気を失う毒蛾の粉か どうやらオレの軍団が無力化されたようだな」
マシェルが台詞を飛ばした為 適当に解説をいれた
どうやらマシェルは役に入りこみすぎたのか台詞の変化に気付いてないようだ
だが この闘気は使える うまく誘導すれば面白くなりそうだ
ジゼルを引き剥がし子竜たちのもとへ放り投げ台詞を続ける
「クククッ このオレの手で邪悪な心を植えつけてやれば子竜といえど・・・」
〔そんなことは・・・絶対に許さないぞ!!〕
<これっていつものマシェルだよね>
‘ナータちゃんまでこわい顔しないで これはお芝居なんだから’
【・・・・・・】
・・・・・・
どうにか最後は話をまとめて紙芝居は終わった
やはりマシェルは竜の力を借りなくてもかなりの力を秘めていたな
そしてそのカギとなるのは子竜か・・・
『マシェルも怒るとあんな力があるのですね』
人間は面白いだろう?
『あなたとはじめて相対したアバンも あのような感じでしたか?』
・・・たしかにあやつを思い出したが どうだかな
紙芝居を終え・・・テンションを上げすぎて疲れ果てたマシェルの前で
今度は子竜たちが ごっこ遊びをはじめていた
内容は先の紙芝居のものだ 配役はコロコロ変わり台詞も簡単なものだが見ていて面白い
\ この魔王に比べれば まだまだー! /
『ジゼルの魔王役もいいですね』
フン このオレに比べればまだまだ幼稚よ
‘実際幼竜ですから’
勇者役をやるアータや姫役をやるタータもなかなか楽しそうだ
[今度はぼくもやる~]
{ぼくもぼくも~}
‘どうですハドラーさん? あなたの紙芝居がまた一つの遊びを生みましたよ’
「そのようだな 別に意図したものではないが・・・」
\ ハドラ様~♡ 見てくれました~? /
ごっこ遊びを終え手を振るジゼル
「ハッハッハッハッ 今日のところは まずほめておいてやろう」
オレの言葉にさらに笑顔になるジゼル それを喜ぶマシェル達
これもオレの経験が生んだものか・・・
あけましておめでとうございます
今回でついにジゼルが副官デビュー(あくまで紙芝居内の配役ですが)です
もっとも構想中ではそんな予定はまったくなく最初のごっこ遊びを書いてる途中に
なぜかそんな流れにジゼルは本当に(ハドラー絡みでは)積極的に動いてくれて助かります
今年はインフルエンザの猛威がすごいです 家でも感染者がでましたが大事にならずほっとしております みなさまもどうかご自愛ください
それでは本年もよろしくお願いします