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ネームレスはやることを終えて次の世界に移動した。彼が着いた世界は不明だが排除すべき人物の情報が脳内に入ってきた。
「ターゲットを確認。これより排除する」
彼は排除する相手は
ネームレスは任務を果たすべく神殺しを実行する。戦いの舞台は宇宙だが彼は宇宙環境に適応した宇宙服を着ており外部での活動に問題は無い。
光学迷彩で身を隠した彼は気配を殺して背後から接近する。この時、神は背後から近づく存在に気付かずに接近を許していた事が仇となる。
敵に気付かれる前に近づいたネームレスは拳程度の大きさのブラックホールを展開。神がそれに気づいた時は手遅れでそいつはブラックホールに吸い込まれると同時に体を残すことなくこの世から消え去った。
「ターゲットの排除を完了。これより離脱する」
彼は目的を達成して異空間に帰還。直ぐに監視態勢に入って地球に降り立とうした異星人が土をつける前に秘密裏に抹殺していった。戦いの舞台が地球だと超科学の力に制限が生じるが宇宙なのでそれが一切ない。ネームレスは超科学の力を全て注ぎこんで異星人を容赦なく排除していった。
それと並行して原始人が生まれて争いながらも彼等は文明を築き上げていった。その間も彼は宇宙で異星人と激しい戦いを繰り広げている。
異星人達が地球の大地を踏む事を未然に阻止し続けた。これにより聖遺物の存在は愚か超古代文明の痕跡すら全く無い世界となった。
その結果、未来で起きる筈だった大規模な災厄や世界の均衡を大幅に覆す事件は一切起きることは無かった。ネームレスは異星人の侵入がこの先に無いことを未来予知で読み取った。しかし彼にはやるべき事がまだ残っている。
ある活動に同行して訪れた南米で内戦に巻き込まれて両親が死亡して悲しむ銀髪少女と犠牲者となった多くの人々の姿を見た。
ネームレスは内戦を引き起こした主犯者、幹部と司令官に相当する人物を抹殺すべく行動を開始する。光学迷彩で身を隠した彼は拳銃型の麻酔銃を装備して標的がいる建物へ深夜に潜入した。
ネームレスが持っている麻酔銃は現実世界の中国で使用されている物に麻酔の量を増やした改造を施した改造銃だ。
麻酔薬の量は大型の肉食動物を数分で眠らせる量で人間に使えば昏睡状態になり死に至る代物である。しかし相手は近い未来で内戦を引き起こす狂気に満ちた人間で放置すれば多くの人々を殺す害獣だ。法的に裁けない相手を駆除する為にネームレスは自ら罪を被せる為に引き金を引く。
麻酔銃の弾は主犯者に命中と同時に一瞬で昏倒、永眠についた。それに連鎖する様に幹部や司令官に該当する人物に麻酔弾を撃ち込んで一人残らず殺害した。死体はミニブラックホールで痕跡を完全に消し去った上でそれに関する資料も全て回収した。
「任務完了。離脱する」
ネームレスは任務を終えて異空間に離脱。そこから未来予知で家族と少女が何事もなく活動できた事に安堵する。その後、彼は回収した資料をミニブラックホールで破棄した。
「未来を透視、問題が無いことを確認した。この世界を離脱する」
この世界の未来を見て問題が無いと判断したネームレスは次の世界に向かった。彼が去った世界は大小の争いはあれど世界の均衡を揺るがす大事件は全く無かった。
聖遺物や超古代文明が無い世界に生きる少女達は平和な日常を送っている。迫害される筈だった少女はクラスメイトに虐められる事なく平和な時を過ごしている。
厄災と戦う事になっていた不器用な青髪の少女は歌の才能を開花させて世界で有名な歌手となった。聖遺物の発掘で両親を失い復讐する為に生きて死ぬ運命にいた赤髪の少女は青髪の少女と共に世界を駆けるトップアーティストになり世界中から注目を集める存在になる。
銀髪の少女は両親を失う事なく平穏な暮らしを送りながらトップアーティストになるべく音大に通っている。
ネームレスが秘密裏にした介入は結果として名前のある人物や無名だが多くの人々の命を間接的に救った影の存在だ。彼女達はネームレスの存在に気付かずに平穏な暮らしをしている。
シンフォギアの世界は名前の無いモブに厳しい世界。
ネームレスが極秘に介入しなかったらモブに多数の犠牲者が出ていたと思った。
ネームレスは表に出ること無く物語の根元を裏で破壊する事が彼の行動指針である。