忍術の発明家の再来 作:卑遁・囮寄せの術
彼女は何故、行き遅れたのか…。ナルトの同世代で、彼女が一番好きかな。
赤いチャイナドレスを身に纏った女の子。そのチャイナドレスのスリット部分から見え隠れする生脚が実にエロい。
木ノ葉隠れの里の演習場にて、枢間はそのチャイナドレスを着た女の子と、久しぶりに修業をしている。一期上の女の子で、下忍である彼女とはここ最近時間が合わずに久しぶりの修業のようだ。
「これならどう?」
口角を上げ、一枚の手裏剣を放ち素早く印を結ぶ女の子。その女の子に対し、枢間も口角を上げた。
枢間がこの術を彼女に教えしばらく経つが、ついに実戦で使えるレベルに達したかと、笑みを浮かべている。
「丑戌辰子戌亥巳寅
【
「!」
たった一枚の手裏剣を枢間に投げたところで、何もできるはずがない。しかしその手裏剣が、二枚、三枚───数十枚に数を増やし、枢間へと襲いかかる。
チャクラを持たない実物───忍具を影分身させる超高等忍術。忍具使いである彼女にとってこの術はかなり重宝される術で、もってこいの術だろうと思った枢間が教えたものだ。
当然、超高等忍術な為に習得するのは難しく、彼女が手裏剣を一枚影分身できるようになるのにもそれなりの期間を有し、数ヶ月前に会った時もここまでの完成度には至っていなかった。
しかし、彼女はこの数ヶ月でここまでの出来に仕上げ、しかも手裏剣に雷遁のチャクラを纏わせ殺傷能力を向上させるという、枢間が教えていない戦法まで組み込んでいたのだ。
放った一枚の手裏剣のみに雷遁チャクラを纏わせるだけならそこまで難しくはないが、それを影分身させ全ての手裏剣にも纏わせるとなると難易度が跳ね上がる。
これはただの手裏剣影分身の術ではない。
襲いかかってくる数十枚の雷遁手裏剣。だが、枢間は至って冷静な様子で素早く印を結び、自身の目の前に氷の壁を出現させる。土遁による防御壁【土遁・土流壁】を行使しないあたり、彼女の雷遁手裏剣が土遁の壁を貫通し、容易く破壊する威力だとすぐに見抜いたのだろう。
それに、土遁は雷遁に弱い。
「【氷遁・
へェ…テンテンが雷遁と風遁のチャクラ性質を持っていることはちょっと前、修業の時に調べたけど…まさかここまで成長してたとはな」
強固な氷の壁に突き刺さった手裏剣の数々。普通の手裏剣だったならば、突き刺さることもなかっただろう。
彼女の血の滲むような努力は、その光景からも一目瞭然。
氷越しに見える枢間は、テンテンの成長に喜びを覚えながら、対して彼女は真剣な表情で枢間に想いを伝える。
「私は…あなたに頼るばかりの女じゃない。守られるばかりの女でいるのも嫌。あなたの力になりたいから」
「テンテン」
女の子から女へ───今のテンテンからは強い意思が犇々と伝わり、枢間もそんな彼女に緊張感を覚えていた。
この2人の関係性は、テンテンという名のこの女の子の憧れの存在が“伝説の三忍”の綱手で、枢間がその憧れの綱手の息子だったから───それが、枢間とテンテンの始まりだった。
憧れの綱手に息子が存在したことに、テンテンだけではなく木ノ葉隠れの里全体に激震が走ったのはまだわりと記憶に新しい。
当然、綱手に憧れるテンテンは、その息子がどんな男の子なのか気になっていた。
ただ、枢間を見たという同期の女の子達は、枢間をイケメンと称していたようだが、テンテンは容姿などにはまったく興味がなく───いや、多少の興味はあっただろうが、憧れの綱手の息子なら、忍としての才能も凄いのだろうと、忍としての枢間に対する興味の方が勝っていたのである。
そんなテンテンが初めて枢間と会った時の感想だが、かなりタイプだった───とのことだ。
初めて顔を合わせて以来、一期上のテンテンがまだ下忍になる前の“
ただ、忍としてだけではなく、テンテンは異性としても枢間に好意を抱くようになったのだ。
正確には、枢間に一目惚れしたのが先で、接点を持つようになり忍としての才能も素晴らしいことを目の当たりにし、それから修業を見てもらうようになったのである。
つまり、うずまきナルトだけではなく、このテンテンという女の子も枢間の弟子になるということだ。
そして、その弟子は枢間をまだまだ楽しませ、喜ばせようとしていた。
「超高等忍術を実戦でも使えるレベルに仕上げ、更には忍具へのチャクラ流しまで覚えてただけでも驚きだったけど…どうやら、まだまだ驚かせてくれそうだな」
「もちろん!ただ投げることだけが取り柄のくノ一なんて言わせるもんですか!!」
二本のチャクラ短刀を抜いたテンテンは、右手に持った短刀に雷遁のチャクラを流し、左手に持った短刀に風遁のチャクラを流す。
「【二刀流・
「…へェ。【氷遁・
刃物の威力を高めるにもってこいの雷遁と風遁をそれぞれに纏わせ、華麗に振るうその姿に枢間は頬を緩め、氷遁で短刀を二本作り出しテンテンを迎え撃つ。
「ちゃんと、剣術の修業も怠ってなかったようだな」
「当然!!」
ご先祖様譲りの才能なのか、枢間は剣術にも精通しており、忍具の扱いに長けながらも近距離戦を苦手としていたテンテンにそれを克服する方法として剣術を教えたのだ。
それをまさかここまで磨き上げているとは、今日は面白い驚きの連続だろう。まだまだ甘い部分が多くはあるが、それは当たり前のこと。しかし、よくここまで仕上げてきたと及第点以上の評価を与えられる出来だ。
「やるな」
「えへへ、まだまだ…これからだよッ!!」
短刀を振るうテンテンの姿は華麗だ。ただ、何よりも枢間が目を引かれるのは、チャイナドレスのスリットから見え隠れする太もものようである。
枢間はテンテンの相手をしながらも、チャイナドレスを【
やはり、チラリズムは無敵だ。
※
時は少し遡り───。
木ノ葉隠れの里の現火影である三代目火影・猿飛ヒルゼンは、現在“水晶玉”を使って覗き見の最中である。
鼻にティッシュを丸めて詰め込み鼻血を出した痕があるのは、決して女風呂を覗いていたからではない。
「くっ、【婀娜変化の術・ハーレムの巻】じゃと!?ナルトめ、更に強力にするとは…ッ!!」
水晶玉を媒体とし、【遠眼鏡の術】で三代目の孫と、その孫と共に行動していた超問題児うずまきナルトを観察していたら、ナルトが
しかも、三代目の孫がナルトの悪影響を受け、変な方向に成長するのではないかと心配していたところ、どうやら思いっきり影響を受けてしまったようで、三代目の心労も増すばかり。ただ、悪い影響も与える反面、良い影響も与えているようで、孫───猿飛木ノ葉丸にとって大切な出会いにもなった瞬間であることに、三代目は少なからず安堵の息を漏らす。
「とりあえず大丈夫そうじゃな。さて、ならばもう
どうやら、三代目は遠眼鏡の術を使い、とある
もっとも、この2人は常に悩み───いや、頭痛、胃痛、出血多量の種になっているようである。
金髪碧眼の超問題児うずまきナルトと、そしてもう片方───となれば、それが誰なのかは一目瞭然。
ただ、その男の子がナルトと行動していない状態で、いったいどんな光景が映り込んでくるのか不安しかないようで、三代目は恐る恐るといった様子である。
「なッ!?」
水晶玉に映り込んだ白髪赤目の男の子、三代目の恩師に瓜二つの男の子の
「な、何とッ…
演習場にて、千手枢間がチャイナドレスを着た美少女テンテンを押し倒している光景が水晶玉に映っていた。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
興奮が冷め、冷静さを取り戻した三代目は、枢間がテンテンと修業中であったことに気付き安堵していた。
どうやら、修業のなかで枢間がテンテンを地に倒し、彼が彼女に股がるような形となり、その瞬間がタイミングが良かったのか悪かったのか映り込んでしまったのである。
「ふう…千手の末裔が遊び人など笑えない…いや…再び繁栄する為には子宝には恵まれねばならん…うーむ、悩ましいところじゃな」
そもそも、枢間はまだ12歳の男の子なのだから、子宝に恵まれる以前の問題だろう。
「おっと、今はそれよりも枢間とナルトの班編制についてじゃったな。今期は木ノ葉の名家出身の子供達が多い。
しかも、“うずまき”に“うちは”…そして“千手”。
“
三代目火影は超問題児達の班編制で、大きな決断を迫られていた。
テンテンの忍服が、スリットがエロさを醸し出す赤いチャイナドレスに変化。枢間の趣味です。
枢間「着てくれないか?」
テンテン「あ、あなたからのプレゼントなら…喜んで」
テンテンと親しい関係で、師匠でもあり。魔改造ですね。
今回、オリジナル忍術多く出したような…。
【氷遁・
めっちゃ堅くて頑丈な氷壁。
【氷遁・
堅くて頑丈で斬れ味鋭い氷遁の短刀。
【二刀流・
風遁と雷遁の二刀流。忍具に長けたテンテンには、雷遁と風遁の性質がピッタリかなぁ~と。
名前はありきたりだけども、漢字だけ古風というか…。
ちなみに、NARUTOの女性キャラだとテンテンの他に、小南、照美メイ、アンコが好きかなぁ。