ー登場人物ー
工藤優作
工藤有希子
工藤新一
服部平次
黒羽快斗
宮野志保
遠山和葉
中森青子
江戸川コナン
灰原哀
〜6月5日AM10:00〜
工藤新一
「哀さん、いつまで怒ってるんですか?」
新一がリビングへに来たと同時にこちらに血相を変えて向かってくる哀に、『おはよう』と挨拶すると腹の辺りを強めに何度も叩いてくる哀の手を取って『どうした?』と事情を聞く。
哀曰く昨日の夜抱っこしながら寝てたのに、朝起きたら志保のことを抱きしめていたから怒っているそうだ。
新一は怒ってる哀を抱っこして椅子に座って事情を話すがなかなか許してくれない。暫く抱っこしていれば落ち着くだろうなんて甘い考えは哀に通用しなかった。
工藤新一
「哀、いい加減機嫌直してくれよ」
灰原哀
「嫌。」
工藤新一
「志保、どうにかしてくれよ」
新一は朝食の片付けで忙しい志保に助けを求めるがキッチンから『私、今忙しいから無理よ、自分で何とかして頂戴』と無責任な返事が返ってきた。
人の腕の中で怒ってる哀をどうしようか?と1人で悩んでいた新一は思い立ったかのように1度哀をおろして、『哀がいつまでも怒ってるなら俺もう抱っこしない』と言いながら志保の方へ行く。
志保の様子を見に行くと『哀、機嫌直ったの?』と聞かれたので『いつまでも怒ってるならもう抱っこしないって言っておろしてきた』と笑顔で答えられた。
この人はそんなことしたらもっと怒るだろうなんて思い、『新一、それ哀をもっと怒らせるだけよ』と言うと2人の話の間に哀が入ってきた。
灰原哀
「新…新一にぃごめんなさい!」
涙目になりながら新一に謝りに来た。よっぽど抱っこして貰えないことの方が嫌なのだろう。新一も『抱っこはしてほしいのか?』なんて少し意地悪に聞くと『抱っこ禁止だけは嫌』なんて可愛いこと言いながら抱きついてきたから新一はまた抱っこしてあげた。
涙目になっていた哀もすっかり笑顔になって、新一に抱っこされて志保の隣で嬉しそうにしているのを見せ、志保も嬉しくなった。
朝食の片付けが終わったのを見越してかコナンが寂しそうに志保に抱きついていた。志保も『どうしたの?コナン君』と聞くも何も答えてくれなかった。
志保も何かあったのだろうと、コナンを抱っこすると『僕抱っこしてなんて言ってないよ』と拗ねられたので、『哀がして貰ってるのが羨ましくてずっと見せたくせに』と言ってやると反論しようとしたコナンに新一が『志保が抱っこしてくれてるんだから、素直にされとけ。あほ』って言われた。
江戸川コナン
「僕あほじゃないし、新一兄ちゃんが哀ばっかり抱っこするからいけないんだよ!」
志保の胸に顔を隠しながら新一に言ってやるも、『耳真っ赤にして言われても説得力ね〜し、抱っこしてほしいなら言えばいいだろ?』と普段キザなこと言ってるコナンでも兄みたい新一にそんなこと言うことは出来なかった。
工藤新一
「コナンが哀ばかり抱っこするから嫉妬してるってよ」
『してねぇし』と返ってきたが哀と一緒に耳真っ赤で言われてもと思いつつ志保にコナンを任せた。志保は顔を隠してるコナンに『そんなに新一に抱っこされたの?』と聞くと『俺は新一兄ちゃんより志保姉に抱っこされる方が嬉しいし〜』と強がっていた。
志保はふふっと笑ってコナンの耳元で『素直になったら胸見せてあげてもいいわよ?』なんて誘惑すると、『一応俺の兄だし、兄に甘えてな、何が悪いの?』と頬を膨らませて言ってきた。
コナンは約束通り『言ったんだから見せてよ』とお願いするが『本当に見せる訳無いでしょ』と志保の罠にはまってしまった。
新一は哀を抱っこしながら志保の方に行き『志保こっち向いて』と呼ぶと『ちょ…んっっ…』とコナンと哀の前でキスをした。
宮野志保
「新一!! あれほどやめてって言ってるのに!!」
照れながら新一に怒る志保を見て新一は楽しんでいた、『悔しかったら志保も俺を照れされてみれば?』と挑発されたが新一に何したって照れないことは知ってるしそれを見ながら楽しむ気でいることは直ぐにわかった。
2人の様子を抱っこされながら見ていた哀が『新一にぃ私にもしてほしいなぁ』なんて言うから『ここは志保だけだよ』と自分の口に指を当てて哀に言うも諦めきれない哀が無理やりしようとするから『志保〜早くしないと哀に先に俺の唇奪われちゃうけどいいの?』と言うと、コナンを抱っこしながら新一にキスをした志保は頬をと耳を真っ赤にしていた。
『もう嫌』と言葉を漏らしながらも、コナンをおろして新一の元へ向かった。新一も哀をおろして志保を待ってみると、観念したかのように新一に抱きついた。
宮野志保
「もう嫌。 狡い。」
志保も余程新一に甘えたかったのだろう。今の出来事で何もかも吹っ切れたのか新一に甘え始めた。コナンも2人の姿を見て哀の元へ行くと『んっ…江…江戸川君』と哀に突然キスをして『哀の唇は俺だけの』と哀も頬と耳を真っ赤にしてコナンに抱きついた。
最初からずっと扉の前で除き見をしていた有希子も嬉しそうだった。そろそろ良いかなとリビングへ入ろうとするとインターホンがなった。
〜PM12:00〜
新一はインターホンが鳴るなり、志保に『ちょっと待ってて』と伝えリビングを出ていった。玄関に行くと先に有希子がいて『服部達か?』と聞くと『そうみたいね』なんて返ってきたから『父さん呼んできて』と伝えて客人を招き入れた。
工藤新一
「よぉ、少し早かったな」
そこには、幼児化した頃から知り合いで良き親友である服部平次とその彼女遠山和葉と何故か新一が幼児化していることを知っていた親友でもあり良きライバルでもある黒羽快斗と彼女の中森青子が来ていた。
『とりあえず入ってくれ』とリビングへ招き入れる。案の定、降谷さんや赤井さんと同じ反応をした。新一は『多少のイレギュラーさ』と答えた。
服部平次
「何や工藤が2人あるやん」
黒羽快斗
「名探偵と女史が2人」
遠山和葉
「工藤君が2人ってどういうこと?平次」
中森青子
「なんで青子も一緒なの、快斗」
新一は1つ1つ説明をした。まずは自分達のことを和葉と青子に分かりやすく話した。新一と青子は一度だけ会ったことがあるため面識はあるが、志保と哀は全く知らなかった。
和葉と青子には、ある組織を追っている時に事件に巻き込まれてその組織が作っていた毒薬でまたまた小さくなって、今元に戻ったけどその薬のせいで2人に分離したことを4人に話して志保が元々その組織の人で姉を殺されてから俺達に協力してると伝えると『でも工藤君、蘭ちゃんがいるやろ?』『私も蘭さんと付き合ってるって快斗から』と2人とも蘭と付き合ってる思っているらしいが、新一が簡潔に『もう疲れたんだあいつとは』とスマホのメールと電話を履歴だけ見せて理解してもらった。
2つ目に青子を連れてきた理由は優作に話してもらおうと思って有希子に呼んできてもらった。新一の予想ならどうせまた降谷さん達の時みたいなことを言い始めるだろうしと思っていた。
案の定間違えじゃなかった。
工藤優作
「久しぶりだね?皆に来てもらったのは…私達と一緒に暮らしてもらおうと思って新一に呼んでもらったんだ」
平次と快斗は理解したように、何も言わなかったがあまり工藤家のことを知らない青子からしたら何が何だか分からなかった。
中森青子
「でも…なんで私も?」
一緒に暮らすのであれば快斗だけで良いのでないか?そう思った。
工藤優作
「私は新一がお世話になった人達ともっと友好関係を持ちたくてね?だから3人には広すぎるこの家で皆で住んで楽しく暮らせばいいと思ってたんだけど、皆も新一みたく彼女がいたりするだろうから離れ離れになるのも辛いだろうと思って呼んだんだよ。」
中森青子
「でも…私新一君とは1回しか会ったことないですし。」
工藤新一
「まぁ青子と会ったのは怪盗キッドを追いかけてる時に手伝ってもらった程度だけどあの時志保いなくて結構助かったんだよ」
中森青子
「そう?キッドが捕まえられるならって思って」
工藤優作
「それだけで充分だよ、君も新一の助けになってくれた。」
中森青子
「それまで言ってくださるのなら快斗も居ますし」
工藤優作
「でも強制はしないよ?ここに暮らしたい人は自分の家だと思って過ごしていいからね」
4人とも優作の問いに反対するものはおらず皆賛成した。優作は安心して『新一あとは好きにしなさい』と部屋を後にした。
服部平次
「まさか分離するなんてな、災難やな〜工藤」
工藤新一
「そんなこともないぜ?」
黒羽快斗
「女史も大変じゃない?名探偵が2人いると」
宮野志保
「そんなことないわ、そう言えばこの姿では皆初めてね。初めまして宮野志保です」
志保は初対面の和葉と青子にも挨拶を兼ねて自己紹介をした。続いて新一の後ろから『灰原哀です。』と恥ずかしそうに挨拶すると『名探偵ロリコン?』と馬鹿にされたから『俺は志保とコナンが哀と付き合ってる。哀が俺にくっついてるのは、兄として好きだかららしい』と説明する。
服部平次
「工藤とねぇーちゃんが2人と呼び名が面倒やな」
工藤新一
「好きに呼んでくれ」
江戸川コナン
「誰も僕のこと構ってくれない」
コナン抜きで盛り上がってたからか寂しそうに新一の元にやってきたコナンを抱っこしてあげると『辞めろよ、新一兄ちゃん』と暴れられた。
工藤新一
「落ちるから大人しくしろ」
なんてコナンを言いくるめて、大人しくさせると平次に『普段からそないなことやっとるか?』なんて聞かれた。
新一は『別に俺は気にしてないから普通にやってるよ』とコナンを抱っこしながら何故か志保にキスをして『ねぇ!!馬鹿なの!』と顔を真っ赤にして言われてその光景を驚くようにしてみていた和葉と青子が『私達あんなことされたことないよね』と女子だけで盛り上がっていた中『俺達に何か度胸はないわ…』と新一を見ながら平次と快斗は呟いた。
遠山和葉
「所で工藤君」
工藤新一
「なんだ?」
遠山和葉
「私達の部屋って。」
工藤新一
「あぁ、今あんまり片付いてないからさ、4人で寝てもらう」
服部平次
「はぁ〜、俺黒羽と寝たくないねんけど」
黒羽快斗
「どういう意味だよ、平次」
中森青子
「まぁ快斗いびきするうるさいからね」
黒羽快斗
「煩いなぁ」
事実であまり強く否定することの出来ない快斗は『じゃあ俺女史と寝る』と本気で言ってきたから殴ってやった。
『痛てぇ!殴ることないだろ』と快斗は新一に訴えるが、『快斗が変な事言うのが悪いんだろ?青子もいるのに』とガツンと言うと懲りて何も言わなくなった。
中森青子
「志保さんって快斗と知り合いだったんですね」
宮野志保
「えぇ、人の家に勝手に不法侵入してくる怪盗だったからね」
黒羽快斗
「ちょ…女史それ言っちゃ」
志保はえ?って顔で新一を見ると『まだ快斗、自分が怪盗キッドやってたこと青子に言ってないんだよ、早く言えって言ったのに』と言われてまぁ面白そうだからと笑っていた。
中森青子
「ちょっと!!快斗が怪盗キッドやってたってどういうこと!!」
黒羽快斗
「お…落ち着け青子!」
中森青子
「落ち着けるわけないでしょ!!説明してよ!」
遠山和葉
「黒羽君って怪盗キッドやってたんやな。知らんかったわ、平次知ってたん?」
服部平次
「黒羽から聞いてから知っとったで」
黒羽快斗
「新一!助けてくれよ〜」
工藤新一
「快斗が早く言わないのがいけないんだろ。青子いいよ、好きにして」
新一は、快斗のことは青子に任せてコナンを抱っこしてる間にずっと裾を捕まっている哀に『どうした?』と聞くと『抱っこ』と言われたがコナンを抱っこしてて出来ないし、志保は和葉と青子とお話していた。
そこに服部が来て、『工藤、哀ちゃん何やっとるんや?』と聞かれて丁度いいと思って『哀が抱っこしてほしいらしいんだけど俺今コナン抱っこしてて出来ないからお願いしていいか?』と言われ、哀の所に行く平次に哀が『私は色黒の男嫌。』と断られてしまって新一も我慢出来ず笑ってしまった…
服部平次
「おい、工藤、何笑っとんねん!」
工藤新一
「わりぃわりぃ」
謝りながら、笑いを堪えることが出来なかった。仕方なくコナンに『志保の所で抱っこしてもらってこい』と伝え哀を抱っこすると嬉しそうにした。
服部平次
「哀ちゃん、ほんま工藤のこと好きやな」
灰原哀
「服部君、ごめんなさい、さっきは」
服部平次
「ええって、気にしてへんから」
哀は安心したかのように新一の方に向き直して平次は青子に散々言われて落ち込んでる快斗の元へ向かった。
〜PM14:00〜
江戸川コナン
「志保姉抱っこ」
宮野志保
「今するの?あとじゃ駄目?」
コナンは今じゃなきゃ嫌だっていうかのように志保に抱きついた。志保もそこまでされたら抱っこすることしか出来ずそのまま抱っこしながら話の続きをした。
和葉と青子はコナンの方の姿をよく知っているからあまり見ることの出来ない様子に驚くことしか出来なかった。
遠山和葉
「コナン君ってこんな感じだった?」
中森青子
「昔会った時そうは感じなかったけどね」
宮野志保
「昔のコナンは多分新一の方の性格があってると思うわ、コナン君はどちらかというと甘えん坊だけど恥ずかしがり屋って所ね」
遠山和葉
「そうなんやな、意外やわ」
中森青子
「じゃあ志保さんと哀ちゃんは?」
宮野志保
「哀は私と違って思ったこと言うし、すぐに行動するから。結構毎日新一に甘えてる」
遠山和葉
「志保さんは甘えへんの?」
宮野志保
「そんなこと恥ずかしくて出来ないわ」
中森青子
「私もまだ甘えたことない」
遠山和葉
「うちも全然出来へんよ」
志保は抱っこしていたコナンの頭を撫でている間に寝てしまっていたらしく、寝息を立てていた。起こしてしまうのも悪いからこのまま抱っこしておいてあげよう。可愛いし、なんて思い和葉達との会話は弾んだ。
〜PM17:00〜
新一は哀を連れて、志保の元へ行き志保の隣に座った。『何?』と聞かれたが新一が用があったのではなくて『哀も一緒に話したいけど俺から離れたくないって言うから』そのまま哀を連れて来たらしい。
遠山和葉
「哀ちゃんってやけに甘えん坊だけどなんで?」
灰原哀
「なんでって言われても、新一にぃが色々するから慣れた。」
中森青子
「まぁさっきも志保さんに急にキスしてたしね」
宮野志保
「青子ちゃん、言わないで…」
志保は人から言われることもまだ慣れていないらしく恥ずかしいらしい。哀も照れたり恥ずかしがることはあるが自分から甘えに行くことは新一限定で出来るようになったらしい。
工藤新一
「でも、哀、新一に甘えたことないじゃん」
灰原哀
「お姉ちゃんいつも忙しそうだから」
宮野志保
「哀が甘えたいなら来てもいいのよ?」
灰原哀
「な…なら今度」
遠山和葉
「志保ちゃんに甘えるのも恥ずかしいんやないの?」
灰原哀
「ち、違う…」
中森青子
「そうぽいね」
哀は新一は自分から甘えることは出来てもまだ姉である志保に甘えることは出来なかった。皆に図星をつかれて恥ずかしくなって新一の胸に顔隠して誤魔化した。
そこに青子に怒られて落ち込んでた快斗とそれを慰めてた平次が戻ってきた。
服部平次
「何や、楽しそうやな」
黒羽快斗
「俺らも混ぜて」
その後皆で他わいもない話をしている内時間は過ぎていた。コナンも途中で起きて平次と快斗にからかわれながら志保に甘え、哀は新一からずっと離れず抱っこされていた。
気づけば平次は和葉を膝の上に、快斗は青子を膝の上に座らせていた。この空間に慣れたのだろう。まぁ嫌でも慣れることになるだろう。
結局気づかないうちに有希子が夕食を作ってくれていて皆で仲良く食べて寝室に向かった。
〜PM21:00〜
平次達と挨拶して部屋に入って哀を自分の隣に寝かす。志保も自分の隣にコナンを寝かせて、自分も新一の、隣に寝っ転がった。
新一は志保の方に向き直して『おやすみ』と志保にキスをして、哀の方を向き直すと。志保に『新…新一』と呼ばれ志保の方を向くと珍しく志保からキスをしてくれた。
新一は『珍しく素直だな』なんて笑顔を志保に言うと、『哀に負けたくないもの』と強がっていたから『志保は哀と違う魅力があるんだよ、負けてなんてないよ』と言うが『違う…甘えることは哀の方が上だから…』と耳を真っ赤にして言うものだから可愛くてもう1度キスして哀の方に向き直した。
哀に『もういいの?』と聞かれ『あれ以上やると怒られるから』と笑顔を向けると哀は『おやすみ』と抱きついてきた。
新一も『おやすみ』と一言言って眠りについた。
〜6月6日AM9:00〜
新一は朝早くから、東都デパートに来ていた。7:00頃に起こされて何かあったのか思ったが、有希子が急に『皆で出かけるから着替えて』とそんな急に皆行かないだろうと思い『誰も行かないだろ、こんな早くから』と面倒臭そうに言うと、『あら、準備が終わってないのは新一だけよ?』なんて言われたら起きるしかないと思ってリビングへ行くと、皆から準備をせがまれ急いで準備して出発した。
道中何処に出かけるのか有希子に聞くと『デパートに行くだけよ』と一言。新一は『だったら女性陣だけで良くねぇか?』と溜息混じりに言うと『荷物持ちがいないと大変でしょ?』と俺達は荷物持ちの為に連れてこられたのかと呆れた。
デパートに着くと個人で好きなように行きたい店に行き、後で集合する形になり新一は用もないから志保に着いていくことにしたが、有希子と優作以外皆一緒に行動することになった。
男性陣は皆用はなく、ただ歩いて時間を潰すのも勿体ないから自分の彼女に着いていくことしかが女性陣は女性陣で動く為結局行動を共にすることになった。
工藤新一
「なんで、こんな早くから荷物持ちやらなきゃいけねぇんだよ…」
宮野志保
「有希子さんが唐突に出かけましょうって」
工藤新一
「あの人はいつも突然で困る。せめて前日に行ってくれればいいのに…」
服部平次
「工藤の母さんはすぐ行動する人やからな」
黒羽快斗
「でも俺らまで巻き込まなくても新一だけ連れてけばいいのに」
灰原哀
「私は買い物も出来て新一にぃに抱っこして貰えてるから一石二鳥かしらね」
江戸川コナン
「僕なんか荷物持ちさせられるだけだから志保姉から離れないでおこうかな」
工藤新一
「コナン、お前は帰りは荷物持て」
江戸川コナン
「やだよ! 僕子供だから持たないもんね〜べーだ」
新一とコナンの喧嘩(じゃれつき)を見ながら個々行きたい場所に歩いていく。女性陣は男性陣がいることをいいことに洋服、化粧品等ほしいものを片っ端から買っては貰ってもらい、 また買いに行くを繰り返していた。
〜PM11:00〜
集合時間になって、集合場所に向かうと、既に有希子と優作がこれまた体力の荷物を持って待っていた。約2時間の間で男性陣は疲れ果てていた。
中でも新一は哀を抱っこしながら、志保の荷物を持たされてクタクタ歩くスピードが鬼のように遅かった。結局新一を待ちながら歩くと遅くなるということで新一と哀は自分達のペースで帰ってきてと言われ、皆先に帰っていった
工藤新一
「もう疲れた…」
灰原哀
「まだ遠いよ?家まで」
工藤新一
「俺もう歩くの疲れたから休憩するわ」
公園のベンチで疲れ果てて、汗だくの新一はスマホを取り出して電話をし始めた。哀は誰に電話してるんだろう?と声を聞こうと思ったが新一に『駄目』と止められて誰か分からなかった。
暫くして、1台の車が公園に止まったのを確認すると新一は哀を抱っこしてその車の方へ向かった。新一は助っ席の窓を軽く叩いて『ありがとうございます』とお礼を言って後ろに荷物を乗せて車に乗り込んだ。
〜PM13:00〜
新一と哀は車で一足先に家に着いた。暫くして皆が帰ってきて有希子に『新ちゃん早くない?』と言われ『あぁ、車使ったから』と伝えると『はぁー?誰の?』と怒られた。
新一は『志保が何も考えずに大量に買うし、哀も抱っこしてて流石に疲れたから快斗の所の執事さん呼んだ』と人脈の広い新一が自慢げに話すと『新一に俺のじいちゃんを勝手に呼ぶなよ!』と快斗にも怒られた。
新一は相当疲れていたため『そんなこと知るか!』と部屋を出ていってしまった。その姿を見て哀が新一の後を追うが、『来なくていいよ、哀』と言われてしまい行くことが出来なかった。
悲しげな顔でリビングへ戻ってきた哀を見て志保は『どうしたの?』と話を聞くと『新一にぃに来ないでって言われた』と強く言われたらしい。
志保は哀を連れて部屋に向かった。部屋には疲れ果てて寝転んでいる新一がこちらに気づいて『なんか用か?
』といつもと声質が違くて何も言えなくなった志保は『ごめんなさい』と謝った。
新一は『何で謝ってるの?俺になんかした?』と普通に返事をするが声のトーンはいつもと違い『哀を抱っこしてくれてたのに、沢山荷物持たせたから』私が悪いわと新一の元へよると…
工藤新一
「別に俺は荷物持ちが嫌いな訳じゃないし、持ってほしければ全然手伝うけど1人で持って帰れる量ってのを考えてほしかった。志保も今までと違って同じ歳の和葉ちゃんと青子と仲良くなれたから色々嬉しいんだろうけど少し俺のことも考えてほしかったなぁって思っただけ」
新一はモヤモヤしたくなかったから思ったことを全て志保にぶつけると、何故か志保じゃなくて哀に泣かれた。
新一も驚いて『え、どうした?』と心配して哀に近寄ると『だって、新一にぃのことが心配で着いて行ったら来るなって言われたから。私が抱っこせがんで新一にぃの負担増やして志保姉と喧嘩させちゃって…』と思いも寄らない答えが返ってきて新一は笑ってしまった。
工藤新一
「俺は別に哀に怒ってないし志保と喧嘩なんかしてないよ?ただ思ったこと伝えただけ」
灰原哀
「でも。」
宮野志保
「新一の言う通りよ、哀。哀は何もしてないし私が何も考えずに色々買ってしまったからいけないの」
灰原哀
「じゃあ、新一にぃは私に怒ってない?」
工藤新一
「俺が何もしてない哀に怒るわけないだろう?」
それを聞いて安心した哀は新一の胸に飛びついてきた。隣で志保はまた先越されてしまった…とちょっと悔しさが出来てしまうが新一に名を呼ばれ振り返るとキスされた。
また何も聞かずに急にしてくる新一に怒ろうと思ったが毎回怒ってしまうと嫌われてると思われてしまうかもしれないと心配して志保は少し素直になろうと『きゅ、急にしないでよね/////』と自分なりに素直になってみた。
その勇気が新一に取って逆効果で哀が見てるところでまたキスをされて耳元で『大好きだ』と囁かれ何も言えなくなった。
〜PM14:00〜
新一と一緒に戻ってきた志保と哀を待っていたようにリビングで和葉と青子が待っていた。志保は自分の買った洋服を試着して見せ合うらしく新一に『見ないでよね』と照れくさそうに言ってきて新一は『それは見てくれっこと?』と意地悪を言うと『馬鹿じゃない!!/////』と肩を叩かれた。
新一は哀と一緒にソファに座ってテレビをつけるが、先程から平次と快斗の姿が見えず振り返って志保達に居場所を行くと
遠山和葉
「平次らならさっき『俺らも買い物行ったるか』って2人で出かけたよ」
中森青子
「新一にも聞くかとか言ってたけど、その様子だと言われてなさそうね」
工藤新一
「あいつら…。」
平次と快斗は、2人で出かけていた。最初は新一も呼ぼうと思ったが、機嫌が悪そうだったから声を掛けずに2人で出てきた。
皆で行った東都デパートで、買い物に付き合ってる時に買いたいと思ってたものがあったらしく2人で買いに来たとのこと。
〜PM17:00〜
新一の後ろでファッションコンクールみたいに皆で見せあってるのを哀も見ながら『哀は何も買わなくてよかったのか?』と今更ながら聞くと『私は新一にぃとお出かけできたから満足』と笑顔で言われた。
志保と一緒で可愛いのは違いないがここまで可愛いと思ったのは元に戻ってからだろうか。今までは『可愛くねぇ〜』とか思っていたが、いざ意識すると1つ1つのことが可愛く見えてくる。
志保は和葉と青子と3人でファッションチェックをしていた。新一から死角になることで着替えて見せ合いってをしていると、暇そうにこちらを見ている新一と目が合った。
宮野志保
「な、何よ…。」
工藤新一
「別に…。可愛いなって…。なぁ、哀」
灰原哀
「新一にぃさっきからずっと可愛いって…。小声で言ってたよ」
宮野志保
「べ、別に…。新一に可愛いって思ってもらうためにか…買ったわけじゃないからね…。」
そんな照れながら言われても全く説得力がなく、和葉と青子もいたが我慢なんて出来ずに志保にキスをして抱きしめた。
志保は新一の腕の中で恥ずかしさのあまり必死に抵抗するが男の力には勝てずそのまま諦めて抱きつくことにした。
暫くして新一が離れて『ありがとうな。』と笑顔で言っていて買ってよかったって思えた。志保の後ろでずっと見えた2人に『志保ちゃん羨ましいなぁ』って言われた。
宮野志保
「新一はいつも場所考えずに急にやるから、私としては困るのよ」
遠山和葉
「でも、それってそのくらい志保ちゃんのことが好きってことやろ?ええことやん」
中森青子
「快斗なんて新一に似てるのに性格が真逆で全然してくれないよ?」
遠山和葉
「うちだってそうや、うちからしてって言っても嫌やって断られることが多いねん。」
中森青子
「私も新一君みたいな人と付き合えば良かったなぁ」
遠山和葉
「うちもや」
そこへ扉の前で黙って立ち聞きしていた帰って来ていた平次と快斗が…。
服部平次
「悪かったなぁー工藤みたいに根性なくて」
黒羽快斗
「新一と真逆の性格で悪かったな。」
2人がそう言いながら入ってきた。新一は帰ってきた2人に『別に根性もないも俺は好きってのを行動して伝えてるだけ』と言い切ると『工藤、調子やるなや。』『幼児化したことこれぽっちも好きな女の気持ち分からなかったやつに言われたくない。』と何故か切れられた。
新一は相手するのが面倒臭くなって、『そこまで言うなら今目の前でやってみれば?』と急に無茶振りをし始めた。
服部平次
「工…工藤がそこまで言うなら…やっとるやかい。」
黒羽快斗
「新一と比べられて納得行かないから俺もやるよ。」
新一の一言により自分のプライドに火がついたのか、2人は和葉と青子の目の前に立ってキスをして抱きしめた。
工藤新一
「今更恥ずかしがってどうすんだよ。」
内心面白がってる新一は2人をみながら笑っていた。抱きしめられた2人はいつも以上に照れてしまい、志保がいつもやられていることを実感して自分には無理だと悟った。
〜PM20:00〜
夕食を終えて個々で寝室へ向かった新一達は、挨拶だけして部屋に入った。部屋に入ると、哀は新一にコナンは志保に抱きついて甘えていた。
新一はそんな哀を見ながら、『俺は志保に絶え間なく好きってのを伝えたいからやってるだけで別に…。和葉ちゃんと青子が無理してやってもらう必要ないと思うけどなぁ』なんて、あの光景を楽しそうに見ていた人とは思えない発言をしていた。
宮野志保
「和葉さん達は、あんまりして貰えてないから羨ましかったんじゃないかしら?実際してもらったら私には無理だって思ったらしいけど」
工藤新一
「じゃあ志保は?無理じゃねーの?」
宮野志保
「無理も何も新一が急にしてくるから抵抗しようがないじゃない」
少し呆れながら言われて新一は『まぁ志保に言っても断られるから逃げれないようにな』なんて逃げるつもりもないけど実際聞かれても嫌だって言うのは間違ってはいないがあんなにしょっちゅうやらなくてもいいのでは?と思ってしまう。
宮野志保
「それでも回数ってものがあるでしょ?」
工藤新一
「俺はない。志保に好きって伝えたくなったらやる」
きっぱり言われて何も言えなかった。うれしいことではあるが、そこまで考えてくれてる新一が優しくて、この人から離れるなんて無理だって思ってしまった。
暫くお喋りして、抱っこしていたコナンと哀が眠そうにしていたので、電気を消して寝ることにした。新一は抱っこしていた哀を寝かせて寝る前にまた志保にキスをして『好きだよ、志保』と伝えて哀の隣に寝っ転がった。
電気が消えていて真っ赤になっている耳を見られずに済んだが、なかなか慣れてくれない体に言うことを聞かせるように志保は新一の隣に寝っ転がって、新一に抱きついた。
新一はこちらに向きを変えて、『おやすみ、志保』と髪を触りながら撫でられ恥ずかしさで顔を隠してそのまま目を瞑って気持ち良いまま寝ることにした。
新一も志保の頭撫でながら、自分も眠りについた。
…To be continued
こんにちは〜、モチベがあるうちがどんどん書いていこうと思いガンガン書いてます!関西弁分からない。
次回は4人くらい登場するかも!
ではまた次回!