新規登場人物
毛利小五郎
妃英理
榎本梓
鈴木園子
〜6月11日AM9:00〜
朝早くから、降谷さんに起こられて何かと思えば『梓さんが来てる』と言われて玄関へ行ってみれば、『ごめんね、朝早くから』と申し訳なさそうに言われて『いや全然大丈夫ですよ』と返事をする。
新一は玄関でずっと立たせるのも申し訳ないと思ってリビングへ招き入れた。降谷さんが『後は宜しく、新一君』と人に任せようとしてたので『降谷さんも来て下さい』と無理矢理連れていった。
榎本梓
「安室さん!何で連絡しないですか〜?安室さんがいない間大変だったんですからね!」
降谷零
「ごめんなさい…」
梓さん曰く女子高生が毎日のように居ない理由を聞きにいたそうだ。時には梓さんが無理矢理辞めさせたなんだとか言われることもあったとか。
榎本梓
「私がどれだけ苦労したか分かってます?」
降谷零
「はい…ごめんなさい」
それから数分間降谷さんは梓さんから説教を受けていた。その中、さっきまで寝ていたコナンと哀、そして志保が一緒に起きてきた。
梓さんも全てではないが新一のことを知っているので2人居ることに驚いていたが、1度説明すると直ぐに納得した。
梓さんからの説教が終わってぐったりとしている降谷さんに珈琲を渡す志保を御礼を言って降谷さんは珈琲を口に運んだ。
榎本梓
「それでいつ戻るんですか?」
降谷零
「それがもう辞めようと思ってて…」
榎本梓
「何でですか!?も、もしかして私の事嫌いなんですか?」
その場にいた皆が何故その考えになったのか全く理解出来なかった…降谷さんも『そんなことないよ!僕は梓さんのこと好きだよ』と直ぐにフォローすると『それは良かったです』と可愛さらしい笑顔が返ってきた。
その様子を見ていた志保が『降谷さんもしかして、梓さんのこと女性と好きなの?』と爆弾発言をさらっと言った。
降谷零
「え、ちょ、ちょっと志保さん?」
降谷さんは普段あまり見ることが出来ないくらい戸惑っていた。こんな姿が見れるんだなぁと思いながら新一も追い討ちをかけるように『好きなんですか?降谷さん』と聞き返す
降谷さんは何も言わず黙っていると梓さんから『どうなんですか?安室さん!』と顔を覗き込まれて、降谷さんの何かが吹っ切れたのか『僕は貴方と会った時から貴方に恋していました!もし良かったら付き合って下さい!』と告白までしろなんて言ってないのにそのまま告白までした降谷さんに梓さんは冷静に『はい!私もそうでした!私で良ければ宜しくお願いします!』とOKされていた。
その光景と降谷さんの告白を録音していた新一は家族のLINEグループに即貼り付けた。そして降谷さんは梓さんに自分は警察官の公安所属の降谷零と改めて自己紹介をした。
榎本梓
「降谷さんって警察官だったんですか!?」
降谷零
「えぇ、まぁ今は辞めましたが…」
梓さんが驚いている中、新一は梓さんが降谷さんと付き合うということはここに住んでもらった方が楽だと思い、一応確認を取った。
工藤新一
「梓さん、もし良かったらここで一緒に住みます?降谷さんもここで暮らしてますし」
榎本梓
「え?!でも迷惑じゃないの?」
工藤新一
「そんなことないですよ、もう結構な人数いるので」
榎本梓
「そう…じゃあお言葉に甘えようかな?」
新一は一応優作に確認を取って梓さんに『大丈夫だそうです!』と伝えてソファへ座ると、鬼の形相で降谷さんが近づいてきて『新一君〜』と言われて振り向くとさっき送ったLINEのトーク欄を見せられた。
降谷零
「何で、勝手に載せてるの?!」
工藤新一
「だって急に目の前で告白するから、皆に見せようと思って。」
降谷零
「思ってじゃないよ!僕が梓さんと付き合うのが皆にばれたじゃんか!」
工藤新一
「別に良いじゃないですか?ここでカップルを隠すのは禁止です!」
結局最後は何も言い返すことが出来ず諦めてLINEで『DetectiveFamilyメンバーが以外にばらしたら逮捕します!』と謎の一文を送って話は終わった。
降谷さん達が部屋に戻り、リビングにコナンと哀、志保の4人になって直ぐに哀がこちらにやってきた。
工藤新一
「どうした?」
灰原哀
「抱っこ…」
コナンと志保に聞こえないように言ってきて新一はそのまま哀を抱っこするとタイミング悪くコナンがこっちを見てきて『あ〜!新一兄ちゃん哀のこと抱っこしてる〜!僕のして貰う!』と志保の方へ行ってしまった。
志保の元へ言ったコナンは『志保姉抱っこ!』と甘えるが『今忙しいから無理よ』と拒否されてしまい諦めるかと思ったら志保の言葉を無視して志保に抱きついた。
宮野志保
「ち、ちょっと!コナン君!」
江戸川コナン
「僕、志保姉が抱っこするまで離れない!」
何でこうも性格が違うのかと頭を抱えながら、仕方なく家事を中断してコナンを抱っこして新一の隣に座った。
志保にジト目で『あなたのせいで家事が終わらないわ』と言われて『俺のせいにするなよ。哀が抱っこしてって言うから』と伝えると『哀には甘いのね』と不貞腐れていた。
新一はこのままにしておくと後々面倒くさくなると思って志保の名を呼んでそのままキスをした。未だ人の前でされるのに慣れていないのか、『人の前でやらないでって!!』と怒られたが顔を真っ赤にしているため全然怖くなかった。
〜PM12:00〜
あれから約2時間が経って、志保の家事も一段落した所でインターホンが鳴った。新一は園子が来たのだと思い、哀を降ろして玄関へ出迎えに行く。
鈴木園子
「こんにちは、新一君」
工藤新一
「よう、取り敢えず上がれよ」
園子をリビングへ上げて、今の状況を分かりやすく説明した。ひと通り説明すると、『そうだと思っていたわ』と何も不思議がることもなく、話を理解してくれた。
鈴木園子
「貴方が宮野志保さんね、宜しく」
宮野志保
「この姿では初めましてね、宜しくね、鈴木さん」
鈴木園子
「園子でいいわ、仲良くしましょ!」
園子が来たことによって、志保の話し相手が増えて、学校へ行く時あまり友達を気にすることがなくなって安心することが出来た新一だったが園子の来た理由はこれだけではなかった。
工藤新一
「園子、志保に会いに来ただけじゃないだろ?」
鈴木園子
「えぇ、蘭のことで。」
世良の言ってたメールの件について、情報を教えに来てくれたんだろう。
鈴木園子
「明日蘭がここに来るそうよ」
工藤新一
「園子も誘われてるんだろ?」
鈴木園子
「えぇ、まぁ…」
工藤新一
「後で聞こうと思ってたんだけど、良かったらここで皆で住まないか?」
鈴木園子
「はぁ〜?彼女いるでしょ?」
工藤新一
「もう結構な人数いるし、服部とか和葉ちゃんもいる」
鈴木園子
「なんでまたそんなことを?」
工藤新一
「父さんの願いだってよ」
その後、園子は両親に許可を取り、工藤邸で暮らすことになった。新一は明日のことを伝えるために赤井さんと降谷さんに集まってもらった。
赤井秀一
「明日あの娘が来るのは本当なのか?」
工藤新一
「えぇ…」
降谷零
「でもどうするの?多分毛利さん達と一緒に来るよね?」
工藤新一
「いや、おっちゃんには蘭には言わないで欲しいって伝えてあるので大丈夫だと思います。」
赤井秀一
「もし伝えていた場合どうする気だ?」
工藤新一
「その時は志保と哀は部屋にいて貰って、俺が話を付けます」
降谷零
「余り無理しないでね、新一君」
工藤新一
「はい、わかってます。」
軽めの作戦会議を終えて、リビングへ戻ると園子、服部、和葉、志保の4人が集まっていた。服部は志保が哀の時から知っていたのである程度のことは知っているが他のふたりはいつ出会ったのか等のことはあんまり知らなかった。
工藤新一
「皆で集まって何してんだ?」
鈴木園子
「志保から色々聞いてたのよ」
遠山和葉
「でも志保ちゃん何も教えてくれないんやもん」
工藤新一
「何聞いてんだ?」
服部平次
「工藤の好きな所やな」
工藤新一
「あ〜それ俺も聞きたい」
平次の一言で新一にもスイッチが入ってしまい、ソファに座っていた志保を抱っこして自分の膝の上に乗せた。
志保には『隣空いてるんだから膝の上に乗せる必要ないでしょ!』と言われたが『志保が俺の好きな所言うまでこのままだからな』と意地悪と言ってみた。
工藤新一
「ほら、早く言わないとずっとこのままだぞ?」
鈴木園子
「新一君、意地悪ね」
遠山和葉
「この間皆の前でキスしはったんよ、工藤君」
鈴木園子
「へぇー、あの鈍感で自分に対する好意は恥ずかしがっていた新一君がね〜」
工藤新一
「悪いかよ!」
服部平次
「でも、皆の前でやるのはなかなかやで、工藤」
工藤新一
「何で、俺なんでよ、今は志保だろ?」
〜PM13:00〜
志保が言わないまま時間だけが過ぎていった。本人はモジモジと恥ずかしがっていてなかなか言い出さない様子を見て園子が新一にこんな事を言った。
鈴木園子
「そう言えば、新一君は志保のどこが好きなの?」
工藤新一
「俺か?普段はポーカーフェイス保って何考えてるのか分からないのに、自分が対象になったり、自分のせいであの人がって自分の過去と照らし合わせて1番辛いのは自分なのに、誰にも言わずに抱え込んで人のことまで心配してでも、根は凄い優しい奴で面倒みが良くて、昔の環境の問題で、恥ずかしい事されると素直になれなくて怒り出すけど本当は素直になれるように時々自分からやりに来たりして、甘えたり、照れたりすると可愛くて愛おしてくなって俺はこいつを幸せにしたいなって心から思ったよ」
鈴木園子
「まぁ良く長々とキザなこと言えるわね」
遠山和葉
「平次なんて言ってもくれへんのに」
服部平次
「悪かったな、工藤とちごうて。」
新一が志保の好きな所を数分語ってる内に、色々と思い出したのか気づけば志保が腕の中で泣いていた。新一は流石に意地悪しすぎてキャパオーバーになったのか思って咄嗟に謝ったが志保に頭を振られた。
暫くして、涙目の志保が顔を上げて…
宮野志保
「新一が悪いわけじゃないの、ただ、こんなにも私は愛されてるんだなって、聞いてるうちに、今までお姉ちゃん以外から思われたことは無かったから、自分は幸せになるべきじゃないと、思ったから、あの時諦めずに戦い続けて良かったって、新一に会えてよかったって、思ってたら、気づいたら、涙が…」
工藤新一
「そうな、志保はもう1人じゃない、ここに住んで皆から許されて愛されてるんだ。今まで体験したことないこと沢山体験して幸せになろうな?」
宮野志保
「コク…」
志保は顔を埋めながら、小さく頷いた。
〜PM17:00〜
3人と入れ替わりにリビングに明美さんが降りてきた。夕食の準備をしに来た次いでに、さっきメールをした為志保を心配して見に来たのだろう。
宮野明美
「新一君、志保大丈夫だった?」
工藤新一
「平気ですよ」
宮野志保
「な、なんか言ったの?新一」
工藤新一
「志保がまた思い詰めて泣き出したと思ったから、明美さんに一応連絡しただけだよ」
宮野志保
「そ。」
宮野明美
「ねぇ、志保は今幸せ?」
宮野志保
「えぇ、嘘のように幸せよ」
宮野明美
「そう、じゃあちゃんと素直にならないとね?新一君飽きちゃうかもよ?」
工藤新一
「明美さん!そんなことないです!」
宮野明美
「あらそう?」
工藤新一
「俺、志保にしか興味無いので!」
宮野志保
「ちょ、ちょっと」
宮野明美
「あら〜いいこと聞けちゃった!」
宮野志保
「お姉ちゃんもからかわないでよ」
明美は志保をからかうのが昔から好きで笑顔でいて貰おうと、新一を利用したのだろう。新一もその意図に気付いているので、明美さんにのっかっている。
膝の上にいる志保は顔を真っ赤にしながら、新一の胸に顔を隠している。新一は可愛くて、もっとからかいたい欲を抑えてテレビを付けて気を紛らわせることにした。
〜PM20:00〜
夕食も食べ終えて就寝の準備のため部屋に戻ってきた新一達は、明日のことを志保と哀に伝えて、蘭が来たら部屋に戻っていて欲しいと伝えて皆就寝した。
〜6月12日AM11:00〜
約1年ぶりに会う幼児化した頃はずっとお世話になっていた毛利探偵がやってきた。ただ…想定はいていたが本当に連れてきてしまうとは思ってもいなかった蘭も一緒にいた。
このままでは、DetectiveFamily加入の確認が取れなくなってしまうし、蘭に伝えることになる。新一は頭を抱えた。
工藤新一
「お久しぶりです」
毛利小五郎
「よぉ、久しぶりだな、元気か?」
工藤新一
「はい」
妃英理
「こんにちは、工藤君」
小五郎と英理には予め新一達の事は話していて、蘭の前では言わないでほしいと伝えてあった。蘭が一緒に来ていることは焦ったがあまり問題ではなかった。
それも両親の前では流石の蘭でも大人しいと新一はふんでいた。数分後その現実も崩れ落ちると知らずに。
毛利小五郎
「所で、俺らは何で呼ばれたんだ?」
工藤新一
「これからお話します。父さんが、新一の助けになってくれた人と一緒に住みたいと言い出しまして、もう既に貴方方以外のメンバーは揃ってるんですよ」
毛利小五郎
「何でまた?」
工藤新一
「父さんの気まぐれです。きっと、それでここで一緒に住むことの確認をしたくて。」
毛利小五郎
「まぁ、俺はいいが、英理がなんて言うか」
妃英理
「私も良いわよ、折角招待されたのだから」
毛利蘭
「新一は私の彼女なのに何で他の女と一緒に住むの?」
毛利小五郎
「おい、蘭!」
工藤新一
「大丈夫ですよ。蘭、お前がここで暮らしたいのなら俺を諦めろ、俺はもうお前を好きじゃない。」
毛利蘭
「嫌よ!!新一はその女に誑かされてるだけよ!!新一と付き合うのは私だけ!!」
妃英理
「蘭!辞めなさい!」
毛利蘭
「何で!!何で!!お母さんも新一の味方になるの!悪いのは新一のことを奪った女よ!!私は悪くない!」
毛利小五郎
「蘭!!俺は新一から聞いてる、ロンドンの新一からの告白の返事を1年以上しなかったそうだな」
毛利蘭
「したわよ!!修学旅行の時に!」
工藤新一
「頬にキスをしただけだろ?」
毛利蘭
「探偵の新一なら私の気持ちくらい分かるでしょ!!」
妃英理
「蘭!馬鹿のこと言わないの!」
毛利小五郎
「探偵が何でも分かると思ってるのか!?」
毛利蘭
「分からなくても、新一は私に待ってろって言ったのよ!!なのに!!」
工藤新一
「俺は本当に蘭に待っててほしかったよ、でも好きな女に暴言吐かれたら誰だって嫌いだと思うだろ!!」
毛利蘭
「暴言なんて言ってない!!」
暫く1対3の言い争いが続いた。志保達を部屋に居させて置いて本当に良かったなと心の中で思った。こんな状況を見たら志保が諦めようとする。
そんなことはあいつも望んでなくても、人のためならと平気でやろうとする。今は自分のしたことに蹴りを自分でつけたかった。
〜PM12:00〜
蘭と新一の言い争いは未だ続いていた。小五郎や英理が時々蘭に言葉をかけるがいくら言っても聞いてくれなかった。
毛利蘭
「彼女の私がいるのに浮気するなんて酷い!!」
工藤新一
「何でも言わせないでくれ、俺は蘭に別れようって伝えたはずだ!」
毛利蘭
「それは新一が誑かされて、脅されて言いたくないのに言っただけでしょ!!」
工藤新一
「それは本当に別れたくて言ったんだ、もうお前のことは好きじゃない!!
こんな会話がずっと続いていた。新一は内心イライラしていた。蘭なら理由をしっかりと話せば分かってくれると思っていた。
その真逆で、他の人と付き合うと浮気等と決めつけて自分の非を認めようとしなかった。もう昔からふんざりしていた。
とうとう新一のイライラは頂点へ達した。
工藤新一
「もういい加減にしてくれ!!」
毛利蘭
「な、何よ!」
蘭は一瞬新一の怒鳴り声でびっくりした。新一は蘭の言葉も聞かずにそのまま続けた。
工藤新一
「俺は、小さい頃からお前を知ってて好きになった。でも英理さんが家から出て行ってしまい、高校で空手を始めてから蘭は変わった。自分の気に食わないことを言われれば直ぐに空手を出す。俺はまだ運動神経が良かったから避けれたものの素人にやったらただの犯罪と一緒だ。しかも、事件の犯人を捕まえる為に空手を使っていたらしいな。」
毛利蘭
「何で!知ってるのよ!?」
工藤新一
「全部コナンから聞いた。お前空手の有段者ってのは、無闇矢鱈に空手を使っていい物じゃない。下手をしたら人が死ぬんだ。」
毛利蘭
「私は悪い奴に懲らしめるためにやってるの!!何が悪いの!!」
工藤新一
「犯罪をおかしたことは悪いことで許されることではない、でも殺人を犯した犯人でも、蘭と違って空手の有段者とは限らない。犯罪者とはいえ一般人だ!」
毛利蘭
「何よ!悪いことした人に、空手を使って何が悪いのよ!!」
工藤新一
「法律で正当防衛という物がある。あれは自分を守るためにやむを得得ず手を挙げてしまうことを許されていることを指す。だが蘭のやっていることは、過剰防衛が殆どだ!」
毛利蘭
「何でよ!!私は悪いやつを倒して警察の助けになってるの!!」
工藤新一
「それはお前が勝手に思ってるだけで、お前が犯人逮捕のために空手を使って今も病院で寝たきりの人は大勢いる!これは立派な犯罪だ!」
毛利蘭
「だから何よ!!だからって新一と分かれる理由にならないわ!!」
工藤新一
「それに、俺は待っててと言ってるのに、電話やメールをしょっちゅう送り付けてきて、返事がないと直ぐに暴言を吐いて、挙句探偵の腕が落ちたんじゃないと俺を馬鹿にしてきた。俺はもううんざりなんだよ!!コナンになってからずっとお前を守る為に頑張ってきたのに!!俺はお前に裏切られたんだよ!!」
毛利蘭
「新一がコナン君になって?じゃあ新一は、ずっと傍にいたのに、事件って嘘ついて浮気してたのね!!」
工藤新一
「は?」
毛利蘭
「コナン君の時からずっと一緒にいたのに、私に教えてくれなかったってことはそういうことでしょ!!」
工藤新一
「事件って言っただろ?」
毛利蘭
「そんなの嘘に決まってるわ!!!」
工藤新一
「もういい。帰ってくれ!!」
毛利蘭
「嫌よ!」
工藤新一
「帰ってくれ!!俺はもうお前の顔なんて見たくないし話したくもないんだよ!!」
〜PM15:00〜
小五郎と英理によって蘭は家に帰らされてしまった。新一は自分の無力さと、情けなさにうんざりしていた…。
大声を出していて心配したコナンと哀、服部と志保、そして優作や有希子、赤井さん達まで様子を見に来ていた。
毛利小五郎
「ごめんな、俺らのせいで」
工藤新一
「大丈夫です、俺が全部悪いですから…」
妃英理
「そんな事ないわ。」
工藤新一
「蘭にあんなこと言ったけど俺だって人のこと言えません…幼児化する前は探偵と言われるだけで嬉しくなって沢山の事件を解いてきた。蘭とのデートなんてそっちのけでいつも事件が起これば蘭を放置しまう。あの時だって、蘭を放置して1人で麻薬の取引現場に行って…本来死ぬ筈が幼児化して、目が覚めた。あの時から俺は…今の蘭と一緒だった…組織を壊滅させるために、博士に事情を話して色々な機械を作ってもらって様々な事件を解決してきた…けど、俺はおっちゃんを麻酔銃で何度も眠らせて、犯人を捕まえるためにキック力増強シューズで犯人捕まえたり、自分も…蘭とやってること変わりません…俺がしっかり蘭と向き合っていれば…こんなことにならなかったんだ!」
毛利小五郎
「そんなこと…俺達のせいで、蘭は新一に依存したんだ…」
妃英理
「私達が、もっとしっかりしていれば…」
工藤新一
「それに…蘭だけじゃない。博士や志保、父さんや母さん、それに赤井さんや降谷さんにまで沢山迷惑かけて、沢山無理もしてきた。志保に沢山怒られた。それを無視してでも事件に関わってきた。でも…そんなことじゃいつまで経っても父さんに近づくことが出来ない…」
色々抱え込んでいた新一は蘭の1件で溜め込んでいた不安と怒りの情緒の制御が出来なくなって全て爆発した。
〜PM17:00〜
工藤有希子
「新ちゃんだけが悪い訳じゃないわ、私にだって責任はあるわ…」
宮野志保
「私にだって…」
工藤新一
「誰のせいでもないよ、母さんのせいでも志保のせいでも、そしておっちゃんや英理さんのせいでも、蘭自身が俺を諦めてくれるまであれが説得するしかない。」
降谷零
「でも、新一君1人でやることじゃないよ」
赤井秀一
「それもそうだな、俺達にも手伝う権利はあると思うが?」
工藤新一
「俺のそのつもりではいます。今の俺じゃ志保を守れるか不安ですから」
多少の不安は残っているが、それでも蘭のことは自分でケリを付けてしっかりと志保を幸せにしたいし、蘭との仲良くしてほしいと思っている。
暫くリビングで談笑して、心を落ち着かせた新一はいつも通りの表情に戻って志保を自分の膝の上にのせて甘やかした。
〜PM20:00〜
夕食を食べ終え各自部屋に戻って新一は、志保を抱きしめた。『どうしたの?』と不思議そうに首を傾げて志保は聞いた。
工藤新一
「ん〜、甘えたいだけかな」
宮野志保
「そ。いいわよ」
新一は抱きついていた腕を離して驚いた顔で志保を見た。普段なら恥ずかしがって照れ隠しすることが多いが、今日はいつもと違かった。
宮野志保
「気分よ、気分」
工藤新一
「そうか、じゃあお言葉に甘えて」
いつもなら志保が新一の胸の中に顔を埋めていたが、今日は逆で新一が志保の柔らかい胸に顔を埋めて眠りについた。
…To be continued
こんにちは〜!次回から蘭崩壊編突入します!来週までに投稿すると思います!
次回も宜しくお願いします!
では!