新規登場人物なし
〜6月15日AM9:00〜
目が覚めると隣に新一の姿が見えなかった。 志保は何処へ行ったのかとリビングへ降りてみるが姿は見えなかった。
新一が何も言わずに何処かへ行くことは最近無かったし、出掛ける時はメールをいれて出掛けるようにしていた新一からのメールはきていなかった。
志保は怖くなって、優作の部屋に向かった。
工藤有希子
「どうしたの? 志保」
宮野志保
「新一が、何処にもいないんです!」
工藤優作
「何だって?!」
優作の指示で志保は、秀一と零の元に行き、事情を話してリビングへ集まってもらった。
工藤優作
「今日の朝から新一の姿が見えないそうだ、多分十中八九あの子の元に行っていると思っていい」
工藤有希子
「何で?!」
赤井秀一
「昨日の夜新一が部屋に来て俺らに話したんだ」
降谷零
「「明日朝から俺1人であいつのことに行って、話をつけに行きます。何日かかるか分かりませんが、俺はあいつが理解してくれるまで説得するつもりです。」って言ってた」
宮野志保
「なんで!? なんで、止めなかったの!?」
赤井秀一
「俺らは止めたさ、でも、「俺は本気です、志保やfamilyの皆には悪いですが、自分の命をかけてでもあいつを幼馴染として、そして初恋の人として助けてやりたいです。」ってそんなこと言われたら俺らだって何も言えないさ。」
降谷零
「新一君は今毛利蘭に殺される覚悟で説得しに行ってる。」
工藤有希子
「そんな… 志保はどうするのよ!?」
降谷零
「そこまでは聞いてません、でも新一君はそんなことで志保と別れる気はないと思います。」
赤井秀一
「今はいつ帰ってくるか分からない新一が帰ってくることを祈って待つことしかできません。」
宮野志保
「嫌よ! 私は新一の所に行く!」
工藤優作
「それはやめたほうがいい、逆に彼女を怒らせて志保が危ない」
宮野志保
「何でよ!? 新一が危ない目に合うかもしれないのに、無事に帰ってくることを祈って待ってないといけないの?! 無理よ… 私には… 絶対に無理…」
志保の目からは涙が零れていた。 昔からずっと助けられてばっかで、次は自分がって時にまた自分のために自分の命を犠牲に新一は会いに行った… それなのに私はただ待ってることしか出来ない… こんな自分が嫌で仕方が無く悔しくて涙が出た。
暫くすると部屋に明美が入ってきて志保のことを抱きしめた。 新一からいない間志保のことをお願いされていたのだろう。
〜AM10:00〜
新一は朝早く誰にも何も言わずに蘭に会いに行った。 自分で全て解決するために家を出た。 簡単に理解してくれるとは思っていない、時間をかけてでも理解してもらい今までと変わらず幼馴染としてやっていきたいと思っていた。
工藤新一
「よう」
毛利蘭
「新一! どうしたの?」
工藤新一
「お前に話したいことがあってきたんだ」
毛利蘭
「新一も漸くあの女よりも私がいいって気付いた?」
工藤新一
「違う、俺は志保と別れる気は一切ない。 お前を諦めさせる為にきた。 それだけだ」
毛利蘭
「なんで!? なんでみんな私から離れていくの!? どうせあの女に誑かされてるだけよ!!」
工藤新一
「だから! 俺の意思で志保と付き合ってるんだ。」
毛利蘭
「私を何年も待たせておいて、帰ってきたらもう私のことは好きじゃない? ふざけないで!! 会いたくても会えないのを我慢して今までずっと過ごしてきたのに、私が会えないことを悲しんでることを知ってたのに、新一はずっとあの女と一緒にいた!! 何回か会った時も、すぐにどっかに言って言いたいことも伝えられないでいつもいなくなる、それなのに!! どうして!」
工藤新一
「俺だってあの時は蘭に会いたかった、コナンの時からずっと傍にいたけど元の姿になって蘭の隣にいたかった。 でも俺が生きていることがばれたら俺は確実に死んでいたし、俺に関わった人物もみな死んでいた、俺はそんな奴らとずっと戦っていた。 色々な事件を解いて、やっとの思いで組織の足を掴んだと思ったら逃げられて時には俺も辛い時があった… 蘭に支えてもらいたいこともあった。」
毛利蘭
「じゃあなんで!!」
工藤新一
「お前は、俺が帰ってきたらまず事件の話を聞きに来るだろ? 探偵にだって守秘義務ってものがある。 それを関係の無いやつに話していいはずがない。 それにお前は何かあれば直ぐに手が出る。 俺は昔から慣れているからいいが、園子や、他の人に手を出せばお前は怪我をさせて犯罪者になる。 俺はお前を犯罪者なんかにしたくないし、ずっと笑顔でいて欲しい。 でも、そんな辛い時に俺の事を悪く言われれば蘭は俺の事嫌いになったんだなって思った。 もしあの時俺が事件に関わらなければ、今まで通り照れ隠しなんだなって済んだかもしれない、ずっと蘭のこと好きだったかもしれない。 でも俺は幼児化してから沢山の人と関わってきた。 蘭の知ってる人知らない人色々な人と関わってきて、自分がどれだけ蘭に依存していたか知ったんだ。 俺は1人じゃ何も出来ない子供だって。 沢山の人の助けを貰わないと生きていけないんだなって。 今こうやって生きているのも、志保がいなきゃ俺は蘭の前にすら姿を現すこともなく、理由も聞かされずに終わってただろう。 俺は志保に感謝してるし、出会って良かったと思ってる。 俺はこの数年で変わったんだよ。 お前だって、変わるんだ。 変わってまた皆で楽しく過ごしたい俺はそう思ってる。」
新一は今思ってること全てを蘭にぶつけた。 これで少しは変わってくれるそう思っていた。
毛利蘭
「何が俺は変わったんだ!よ、私は認めない!! あの女が新一の隣にいることを絶対に認めない!! 私は新一の彼女なのよ!! どうして、あんな新一のことを幼児化させて殺そうとしたやつと一緒にいるのよ!! なのになんで、私よりも、幸せそうにしてるのよ!! 許さない!!許さない許さない許さない…」
新一が思っていた以上に蘭の心は崩壊していた。 今にも爆発しそうなくらいに、蘭は壊れかけていた。
〜PM12:00〜
朝から新一のことでバタバタしていた工藤邸では、皆が新一を心配する中1人ずっと部屋の中で思い詰めていた。
そのことで心配になり、部屋の中に様子を見にきた明美は志保に声をかけた
宮野明美
「志保? 大丈夫?」
宮野志保
「えぇ、大丈夫…よ」
宮野明美
「そんなに強がっても見れば分かるわ! 一人で抱え込まずには言いなさい」
宮野志保
「やっぱり私はここにいちゃ行けないのよ、私のせいで、新一と蘭さんが別れてしまった。 私が小さい頃から作っていた薬のせいで。 お姉ちゃんが死んだって聞いた時自分もここまま死のうと思ってあの薬を飲んだ。 でも神様が許してくれなかったのか、死なずにそのまま幼児化して、私は最初に新一の家に向かった。 会ったこともないのに何故か新一の家に向かって歩いて博士に拾われた。 最初は彼にずっと責められた。 でも彼は宮野明美が殺されてなんで!助けてくれなかったの!!って言った日から彼は私を組織から守ることを自分の中で誓った。 人使いが荒くて、直ぐに無茶をして怪我をする。 でもそんな彼に私はどんどん好かれていって、駄目だとわかっていながらも好きになっていた。 私の目的は彼を元の姿に戻して蘭さんの元に帰ってもらうとこで終わって自分はどこか遠くへ行こうとしていた。 でも彼はそんな私を逃がさないと、蘭さんのことは好きじゃない。 会った時からおまえに好かれて言ったって言ってくれた。 今まで絶対に叶わないと思っていたことが叶って嬉しい気持ちもあったが、彼が蘭さんの所に戻らないなんて絶対に違うって思った。 私があの時ちゃんと彼に帰ってもらっていれば、蘭さんがあんなことになることも無く、私は彼を忘れて生きることが出来て、蘭さんが幸せになれた。 私は元々幸せになっていい訳がなかった、だから…」
志保が続きを話そうとした時、明美に思いっきり叩かれた。
宮野志保
「お、お姉ちゃん…?」
宮野明美
「馬鹿なんじゃないの?! なんで、こんなにも新一君が志保の為に、コナン君の時から頑張って守ってきてくれたのに、そんな新一の気持ちを踏みにじるようなことをするの? 私は蘭さんのことはあまり知らないけど、新一君は小さい頃からずっと好きだった人よりも、組織に関わっていて、しかも自分を幼児化されて本当は恨まれるはずの人に好きって言われて、こんなにも大切にしてくれてるのに、私は幸せになるべきじゃない? ふざけないで!! 私は新一君と優作さんに出会えなかったら今こうやって、志保と暮らせてないし、秀一君とも付き合ってない。 私は…あの時涙が出た、なんで組織に関わっていた人物をなんも疑いもせずに、助けてくれたのか、また志保や、秀一君に会えるって思ったら優作さんに感謝しか出来なかった。 でも今の志保は自分のせいで全て悪くなった、だからここからいなくなればみんな幸せになれるって思ってる。 じゃあ、幼児化した時に助けてくれた博士は? ずっと志保のことを守ってくれた新一君は? 自分が組織の人間だ、新一君を幼児化させた本人ですって話した時に志保のことを責めずに、感謝してくれていた有希子さんや優作さんの気持ちを志保は全部踏みにじむんだよ? 今こうやって、志保が思い詰めてる間に新一君は頑張ってるんだよ? なんで志保がそんなに弱気になるの? いつもみたいに元気で可愛い笑顔で新一君の帰りを待とうよ? だって不可能を可能にする子なんでしょ? ずっと相棒って言われてた志保が信じてあげなくて、誰が新一君を支えていくの? 新一君は志保しかいないの! 志保がそんなに弱気じゃ、本当に取られちゃうのよ!? いいの?!」
宮野志保
「嫌… 私は新一から離れることなんて出来ないし、今あること状況で、ずっと幸せに暮らしていきたいし、蘭さんとも仲良くなりたい… でもでもでも…」
宮野明美
「分かったから、もう大丈夫、志保には沢山の支えてくれる人がいる。 だから心配しないで新一君のことを待とう? ね?」
宮野志保
「うん… ありがとうお姉ちゃん…」
志保は抱えていたことをずっと会えず、2度と会うことが出来ないって思っていた姉、ここまで話したことがなかった。
でも志保の中の新一への心配は帰ってくるという確信に変わっていた。
〜PM17:00〜
新一はあれから何も言わずにずっと蘭と向き合っていた。 何も言わずに蘭の思っていることを聞き、時に反論をした。
でもまだ蘭の依存は深かった。
〜PM20:00〜
志保はコナンと哀に事情を話して、そのまま眠りについた。
〜6月16日AM8:00〜
新一は蘭が寝たことを確認してから自分も眠りについたため何も無く睡眠することが出来た。 暫くしていると、蘭がリビングへ来て、朝食をつくりはじめた
〜AM9:00〜
新一は蘭が作ってくれた朝食を食べながら、蘭にある提案を持ちかけた。 これで蘭の依存を少しでも回復させたい。 そんな思いで新一は話始めた。
工藤新一
「蘭、これから2日間俺が蘭にしたことの償いでお前の彼氏役として一緒にいてやる。 だからお前のやりたいことをこの2日間でやって、俺の事を諦めてくれ… でもし良かったら志保と仲良くして欲しい。 この条件が飲めないのであれば俺はもうお前に会わないし、幼馴染も終わりだ。 縁を切る。 いいか?」
毛利蘭
「無理よ、絶対に無理!! 私は新一を諦めないし、あんな女と仲良くする気もない!!」
工藤新一
「じゃあ俺はもう二度とお前の前に姿を現すことは無い。 じゃあな」
そう言って帰ろうと立ち上がった新一を一度引き留めた。
工藤新一
「なんだ? まだ何かあるのか?」
毛利蘭
「良いわ、私が2日間で納得したら諦めてあげる」
工藤新一
「良いのか?」
毛利蘭
「いいわよ」
蘭は昨日とは違ってあまりイライラしていなかった。 新一は行きたい所があるのなら今すぐ着替えてくれと伝えて、蘭を待った。
〜AM11:00〜
準備が終わって蘭がずっと行きたかったトロピカルランドに1日行くことになった。 新一が蘭の元に来てから2日経った工藤邸では…
工藤有希子
「新ちゃん大丈夫かしら?」
工藤優作
「新一のことだ、上手くやっているだろう」
工藤有希子
「新ちゃんが頑張ってのに私がしっかりしないと駄目ね」
工藤優作
「そうだな」
〜AM12:00〜
新一達はトロピカルランドに着き、あの事件が起こる前と同じルートで回ることにした。 ジョットコースターに乗って、蘭のほしいものを買いながらアトラクションを回った。
工藤新一
「楽しいか?」
毛利蘭
「うん、凄い楽しい。 でも…ずっとこんな感じでいたかった…」
工藤新一
「そうだな…」
〜PM17:00〜
トロピカルランドの閉園時間が迫ってきていたので、トロピカルランドを後にした。 その後は夕食のために一度蘭を連れていったことがあり、両親が結婚のプロボーズをしていた店に足に運んだ
工藤新一
「ここに来るのも2回だな」
毛利蘭
「そうね、あとの時は新一が事件が起こって、行きたいのを我慢しているところを私が行ってきなよって言って事件ときに行ったよね」
工藤新一
「そうだな。 あの時はごめんな」
毛利蘭
「いいよもう」
2人で昔話をしながら運ばれてきた料理を順々に味わった。
〜PM18:00〜
宮野明美
「志保は新一君に早く会いたい?」
宮野志保
「会いたいわ… 早く会って…話したい」
灰原哀
「私も早く新一にぃに会いたい…」
宮野明美
「哀はどうして会いたいの?」
灰原哀
「べ…別になんもないわ…」
宮野志保
「ふーん…」
江戸川コナン
「どうせ新一兄ちゃんに甘えたいんだろ?」
灰原哀
「ギロ…」
江戸川コナン
「なんだよ、事実だろ」
宮野明美
「コナン君は何しに来たの?」
江戸川コナン
「新一兄ちゃんがいない間に志保姉に甘えるんだよ」
そう言いながら志保の方に近づいていくコナンに志保は「私は新一がいる時以外甘えさせないよ」とコナンを自分から引き剥がした。
そのままコナンはふてくれて、部屋から出ていってしまった。
〜PM19:00〜
新一は夕食を食べ終わり、蘭の家に戻って明日の予定を確認した。 明日は家で1日過ごすことにするとの事。
新一も今日1日蘭とトロピカルランドに行ってからずっと蘭が少しずっと変わっていくのが分かっていた。 でもまだ納得してくれているのか分からなかった。
でも蘭自身も自分が変わっていることが身に染みて分かっていた。 でもまだ認めることが出来ないでいた。
〜PM20:00〜
新一はお風呂を借りて、蘭におっちゃんが使っていた部屋を借りて睡眠することにした。
蘭は今日1日ずっと考えていた。 なんで自分が新一の隣にいないのだろうってあんな女と私は何が違うんだろうって考えていた。 でもひとつだけ分かったことは私には勇気が無かった。 あの女は私から新一を奪ってけどあの女は新一にしっかりと告白した。 でも私は新一達に言われた通り自分が早く告白しなかったことが原因で新一が離れていってしまったことだけは分かった。 でも認めたくなかった。 蘭の頭の中はぐちゃぐちゃで爆発しそうだった。
〜PM21:00〜
蘭はそのまま考えるのをやめて、そのまま眠りについた。
…To be continued
こんにちは!! 物凄く投稿が遅くなって申し訳ないですm(*_ _)m 今回は短めです!
次回で蘭の崩壊最終回で、蘭復活編両方お書きします。