WTクランによる帝国を勝利に導く物語~核抑止とは?~(本編完結)   作:紅茶

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2020最初の投稿です!


これより原作に突入します。
準備は良いですか?では・・・ターレル沼にハマりましょう!


帝国の勝利への道
原作開始プロローグ


ー彼女は確信した。自称存在Xとは別の何者かがこの帝国を変えているとー

 

 

 ターニャ・デグレチャフは士官学校の図書室で確信していた。

 世界大戦を未経験であるのに、帝国の経済、更に言うと軍も大概おかしい。

 

 孤児院はそれこそ15年前までは孤児院出身者は身売りするか、金持ちの妾になるかのどちらかしか無かったそうだが、この十年で帝国は経済的に飛躍的進歩を遂げ、孤児院にも余裕があった。

 

 男は人手が足りてないそうで工場などに勤める事ができる。女もまた帝国では「女性は家庭で男を支えるべき~」とかいう古い風習があってあまり良い顔はされないが生きていく上で困ることは無かった。

 

 

 ただ、ターニャは幸いか不幸か航空魔導師の適性がランクAであったため軍にほぼ強制的に徴兵される。

 

 戦時に徴募されるよりは平時のうちに志願した方がいい、と判断して飛び込んだ士官学校。

 

 そこで学び、判明したのが帝国と帝国軍の状況だ。

 

 そこで冒頭に戻る。

 

 陸軍が少し可笑しい。

 歩兵すべてにアサルトライフルを支給しているのだ。アサルトライフルだぞ!

 出て来るのはまぁせいぜいStg-44かと思いきや、あの(・・)G3を配備していると言う話しなのだそうだ!しかも10年以上前からだそうだ。

 

 しかもなぜか機甲師団も出来てたり・・・前の戦争でルノーFTにコテンパンにされた帝国は戦車の開発を決定し、更に騎兵もこれまたルノーにやられまくったために戦車と歩兵戦闘車(騎兵戦闘車を含む)を配備。更に歩兵戦闘車の車台を流用し自走榴弾砲まで作ったらしいのだ。

 

 3号戦車という名の前の世界では4号戦車であったからまだ理解はできる。ただ普通は歩兵戦闘車なんてアイデアは出てこないだろう!?

 

 歩兵戦闘車か・・・そんな物を作った奴を見てみたい。

 

 

 先進的な装備で稼働率は低いかもしれないと思っていたが、帝国の優秀なエンジン技術と、それに付随する自動車技術、そして思ったより堅実な設計をしているそうで稼働率は80%をキープしているらしい。

 

 単価は高いが量産して抑えているらしい。帝国がちゃっかり米帝プレイをしていたんだが・・・・・・

 

「史実の第三帝国を上回る工業力と経済力を備えている。出なければG3から始まり騎兵をすべて機械化何てすることが出来るわけが無い。」

 

「ただし、帝国3軍の中で最もヤバいのは・・・空軍だろう。いや空軍がやばくなかったら他国軍がちっぽけになるぞ。」

 

 帝国空軍は爆撃機こそないが、戦闘機がほぼすべてを担っている。世界初のマルチロールといっても過言ではないのだろうか。戦闘機一つだけで戦術爆撃、制空任務、近接支援、対艦攻撃をこなし、輸送機だけでも戦術輸送機と戦略輸送機がある。

 戦術輸送機は前線物資輸送任務だけでなく戦術偵察や強行偵察、前線兵員輸送や対潜哨戒をこなす。戦略輸送機は歩兵戦闘車や人員をこれでもかと積める。しかもどちらも短距離離着陸ができるときた。

 

「ここで私は問いたい。なぜ・・・なぜ1923年にこんな代物が!?」

 

 1923年現在軍用として空液冷問わず1800馬力以上のエンジンが主流だからだ。

 

 一番最初に目を引くのは4発の戦略輸送機である。それはどこかエアバスが計画、量産していた戦略輸送機A-400を彷彿させるものだった。

 4発の巨大輸送機で巨大な直径の8挺プロペラに巨大な胴体と大型な翼を高翼配置としてあった。その輸送機に使われているエンジンは4重星形空冷28気筒過吸機2段3速+ターボチャージャ付きの4000馬力エンジンという化け物だった。だが・・・それでもエンジン馬力足りなくないか・・・?と思ったが離陸補助用ロケットブースターがあると書いてあって目が点になった。

 

「これは・・・Ta152か?いやTa152とか、なんてものを世に送り出しているんだ・・・は?スペック見ると史実のTa152より高性能何だが・・・?」

 

 1923年現在、Ta152は1904年初飛行より近代化改修を受けている

 エンジンをスーパーチャージャーまで載っけた2000馬力水冷エンジン(過吸機2段3速)に換装し、尾翼は全遊動型尾翼に改造、地味だが照準機を望遠鏡式から光像式に変更した物だった。

 最高速度は700km/hを余裕でオーバーし、高高度性能実用で1万メートルを越える程で、なかなかのようだ。

 

 

 

 2000馬力やら4000馬力やらのここまでの大馬力エンジンとなると基礎工業力が顕著に現れるという。

 では、そういったものを向上させる方法はというと、化学工業や冶金工業、工作機械などの基礎技術的分野に膨大な資金を投じて、時間を掛けて着実に技術力を蓄積させ、発展していくしかない。

 

 帝国は、そういった分野へ帝室が音頭を取り投資をしていたのだ。投資家は帝室というブランドが投資すると投資家も釣られて投資する。すると5年くらいがたつとそれが2倍くらいになって帰ってくる。

 

 帝国では20年くらい前から帝室が中心となり設立したE&Kといった重化学企業が先導し、周りの企業もE&Kの成長につれられ大きくなっていき、帝国にはすでに世界に名だたる企業(E&K以外にも多数)が存在している。

 

 帝国はあの新大陸の化け物に継ぐレベルの経済力にまでのし上がった。

 

 

 帝国を変えている人物ーいや恐らくは転生者が複数居るのであろうが、それは帝室の関係者に居るのではないかと思う。そして空軍にも。ただ、その者たちはあまり表には出てこないようだった。

 

 ただ、いつかは面を拝んでみたいと思ってはいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ターニャは知らない。次期皇帝が転生者である事を。そしてそいつに色々振り回される事を。ターニャは知る由も無い。

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