WTクランによる帝国を勝利に導く物語~核抑止とは?~(本編完結)   作:紅茶

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終わりの始まり

『グリフォン3』通称メガネはAWACSの警告を受け核攻撃を逃れようとしたが失敗。

だった一人の少女が核戦争を起こす――

 

メガネは信じられない気持ちでいっぱいだった。

後ろから核の爆風が追ってくる。EA-18Gグラウラーはアフターバーナーを炊き、400km/hから急速に速度を上げ飛行しているが衝撃波は亜音速の1080km/hとも言われている。この加速の調子だと間に合わないだろう。

 

メガネはゆっくりと目をとじ、走馬灯のように自身の今までの人生が駆け巡る。愉快な同僚達に思いを馳せながら。

 

メガネの意識は闇に呑まれた。

 

 

 

 

 

 

 

カタリナ・フォン・プロイツフェルンは溜め息をついた。

 

 

意識がまた浮かんできて、生きていたのかと思ったのもつかの間、身体が自由に動かせずに色々と周りに迷惑をかけ。

 

ようやっと周りの事を分かって来たと思ったら、まさかの姉であるエリザベート・フォン・プロイツフェルンは前世で同じ中隊の副隊長である夜桜が中身だったのである。

しかも生まれたところは自分が知る史実のドイツ帝国には似ているが非である帝国に生まれたのだった。

 

 

そしてそれだけでは無く、病床に伏せっているビスマルクお祖父様にほんの少し我が帝国の現状を聴いてみると見事に仮想敵国に囲まれていた。

その時は思わず上を向いて少し絶望したのである。

 

「あれ・・・これ詰んでない?」

 

と・・・まぁ姉のエリザベートも最初はそうだったらしいが。

 

最近は結構困っちゃんだが、一応何か深い事は考えているのだろう。多分。

 

お姉様は二年前まではお見合いはイヤだと無駄にあった航空魔導師の才能で色んな方向に逃げる癖があって、「逃亡姫」と呼ばれていたりする。

脱走するたびにビスマルクお祖父様がお姉様を怪我なく保護する為に組織した親衛隊第2師団第2航空魔導連隊が捕まえに行くのだが・・・

 

これもまた親衛隊第2師団第2航空魔導連隊の幹部クラスの三人に少し話しをするキッカケがあったので少し話してみたが、全員中身が501FGのグリフォン部隊の隊員であったのだ。

 

思わず目を剥いてしまったが・・・まぁ許容範囲内だと思う。多分。

 

 

 

だが最近姉が、中身がパンジャンであるが現在は技術者であり一応軍人なレナ・フォン・ワイス(15歳)を捕まえてAK47を作らせようとしているのはまぁ。

姉らしいなぁと思った。

 

 

 

そんな私ことカタリナ・フォン・クロイツフェルンは今日で15歳となった。

とりあえず12歳の時にビスマルクお祖父様に頼み込んで軍大学に行ったけども。

この仮想敵国だらけな帝国救うためにも今動かなくてはならない!と思うがやはり自信は出ない。とりあえずトイレに籠もって・・・

 

「どうしよう~・・・周りは仮想敵国だらけだし、どうすればいいの・・・?だけどこのままだと帝国が消滅しちゃう・・・うぅ私ができる事なんて全くないよ~・・・」

 

と嘆く。本当にどうしよう・・・

 

 

だが嘆いては始まらない。トイレで30分ほど嘆いていたがようやっと出て本格的に対策を考える。

 

そう言えば何か侍女が私のことを心配していたが何故だろうか?

 

 

まぁいいか。

 

取りあえず手始めに・・・

 

 

 

 

 

 

 

ー侍女side-

カタリナ殿下は大丈夫でしょうか?

トイレから30分もこもったっきりなのですが・・・まさかお身体の具合が悪いということなのでしょうか!?

 

あ、殿下が出てきました!

 

 

「殿下、大丈夫ですか?お身体が悪いと言うことは・・・」

「?私は至って元気だが・・・」

 

「そうですか、分かりました。もし具合が悪くなったようでしたら周りの侍女にお申し付けください。」

 

「そうか。さて、決心も付いたところだし、やるか。」

 

「?」

「あぁ・・・いや何でもない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カタリナ・フォン・クロイツフェルンは情報戦・・・つまりは情報漏洩を防ぎ、こちらに有利な情報を流させたりする、情報工作を主とする非対称戦が有益だと考えていた。

簡単に言うと

「情報を制する者は戦いを制する」

ということである。しかし帝国の成り立ちから言うとそのような物はあまり重要ではないと思われている。

そしてカタリナはビスマルクお爺ちゃんからもらったお金を使って帝国情報局を設立。各種の情報工作を開始する。そして帝国情報局の初代局長に就任する。

さらには未だに発達が著しくない航空機を陸軍から分離、空軍を整備したのだ。

 

 




情報部設立の詳しい話しは次回詳しく語ろうと思います。
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