WTクランによる帝国を勝利に導く物語~核抑止とは?~(本編完結)   作:紅茶

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 さて、ダンケルクは終わりっと。

 私の学校では遠隔授業がようやっと始まるらしいです。
 遅かったくらいですがまぁ良いんじゃないですかね?


ダンケルク沖海戦&バトルオブブリテン(後編)

1924年4月17日10時53分 ダンケルク

 青い空の下では共和国陸軍次官ド・ルーゴが焦れていた。

 

 

 

「…なぁエミール。もっと早く出航することは出来ないのかね?」

 

「その質問はこれで10回目だし、我輩の答えも10回目だ。『無茶を言うな』!

 

 陸軍はどうか知らんが、軍艦と言うのは出港に半日以上かかるものだ。これでも相当早めた方なのだぞ?それに――」

 

「ああ、分かった。私が悪かった。その先の説明も十二分に覚えたからそう怒らないでくれ!ただ我々に時間的余裕がないのも事実なんだ、分かるだろう!?」

 

「分かっているさ!だからわが共和国海軍の最短記録を更新してるんじゃないか!」

 

『自由共和国海軍』

 

 数日中にその名乗りを上げるであろう海軍組織、その旗艦に内定している新型戦艦『ノルマンディー』艦橋でのことである。その艦隊は、本艦に将旗を掲げた司令長官エミール・ミュズリエの言うとおり、今までにない速さで出港準備を進めていた。

 

 事の発端は昨日正午のこと。

 

 見張り員が高高度を飛ぶ見慣れぬ機体に気が付いたことから始まった。

 

 この時点で、より時間のかかる大型艦はボイラーに点火していたが、それ以外の船は燃料の搭載も完了しておらず、出航は18日夕刻、夜陰に紛れての脱出が予定されていたのである。

 

 だが、当該航空機が帝国空軍Ta152と分かったからには悠長なことは言っていられない。燃料は途中で洋上給油なりすることとし、本日未明に到着予定の魔導師部隊を載せたらすぐに出航するよう、予定を繰り上げたのだ。これほどの繰り上げを成し遂げた時点で、共和国海軍は優秀さをたたえられて良い。

 

 とは言え、根っからの陸軍軍人、機動戦重視派の人であるド・ルーゴにそれが分かるはずもない。いや、頭では理解はしているのだ。頭では理解していても気が急くのである。

 

 

 ―― 察知された以上、いつ帝国軍が襲ってきてもおかしくはないのだぞ! ――

 

 「案ずるな。すでに前路警戒の水雷戦隊は出港し隊列を整えつつある。その後、本艦を中心に輪形陣を組めばあと数時間で出港はすべて完了だ」

 

「数時間だと!?」

 

「だから大声を出すんじゃない。大型艦は岸壁から自力で離岸できないのだ。タグボートに回してもらう必要がある。そしてこれだけの数だ。一斉にという訳にもいくまい?」

 

「無理やり自力で出ることは?」

 

「…停泊場所と向きによっては可能かもしれんが、お勧めはしない。」

 

「…なるほど、私が根本的に海軍に向いてないことがよくわかった」

 

 二人は思わず笑った。

 

 確かに共和国海軍は優秀だった。

 

 ド・ルーゴが糾合した共和国軍の生き残り部隊と合わせれば、そして植民地マルジェリアに無事到着できれば、『自由共和国』の旗揚げも十二分に可能だっただろう。

 

 

 

 ただし制空権を帝国空軍が奪取している現状において、

 帝国海軍がおとなしくしていればの話だが。

 

 

 

―――――――――――――

 1924年4月17日7時13分 コクスアイデ空軍基地

 

 さかのぼる事3時間前。

 

 

 そこには帝国空軍戦術輸送機2機がエンジンをアイドリングさせながらも出撃の合図を待っていた。

 

 ダンケルク等のフランソワ海軍基地においてボイラーに火を入れたことをTa152R-1高高度偵察機によって察知した帝国軍はいつでも出れるようにしていた帝国海軍艦艇を出撃させる。

 

 そして同時に帝国海軍、空軍共同で特殊作戦部隊を投入する。

 

 空,海軍が編成していう特殊作戦部隊はそのほとんどが魔導士で構成されている。

 

 そしてその魔導士は何れも魔導士レンジャー持ちであり、ほとんどがアグレッサーに所属したことがある人物であったりする。

 

 そんな味方でさえ化け物と言われるような腕前が1個小隊いるだけでも絶望的と言われる集団がいる。

 

 

 要はそんな奴らの集まりである。

 

 空軍第10航空団第105特殊作戦コマンド第1大隊より12人、海軍特殊作戦コマンド第3大隊より12人が参加する。

 

 

 参加する隊員たちは自身の装備を入念にしていた。

 

 7.62㎜弾をパチパチとマガジンに入れている人物もいれば、作戦計画を読み直している人物もいる。

 

 自身の防寒装備を確認している者もいれば、何もすることがないのか、自身のサイドアームであるPPKを磨いている者もいる。

 

 …その中でG3銃床がボッコボッコになっているものを扱っている者もいた。

 

 

 ちなみにその人物、海軍特殊作戦コマンド第3大隊第2中隊のある小隊長だったりする。

 

 第2中隊第4小隊小隊長エレナ・フォン・シグラ少尉。

 帝国海軍第1空母打撃群航空隊指揮官になる予定のナスターシャ・フォン・シグラ准将の一人目の娘である。

 

 

 母から受け継いだザ・パワーな戦闘方法を得意とする。

 

 それは、自らの銃の銃床で殴り、殴打し殺害するという事である。

 ナイフとかのほうが音もなくやれると思うのだが、

 実際は銃剣だと曲がるやら、折れるんじゃね?とか言っていた母の言葉を信じてこれまでやってきているわけである。

 

 

 

 

 

 

 

 11時23分、ついに出撃命令が下った。

 

 彼ら、彼女らは素早く装備類をしょって乗り込んでいく。

 

 11時35分、コクスアイデ基地を2機のEKC-1と護衛のTa152H 4機が離陸した。

 

 

 

 11時53分高度30000ftに到達。

 同時刻、フランソワ艦隊を視認した。

 

 

 視認した後は早い。

 

 魔導士だけができるパラシュートなしのHALO降下である。

 

 魔導士は自身で飛べるのであり、パラシュートなんか背負ったら逆に荷物である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『敵騎直上!急降下!』

 

 超高高度に敵機が飛んでいると思ったらそこから魔導士が急降下…

 

 兵員輸送船となってる平時であるならば豪華客船となるべき物に向かって急降下していく。

 

 

「おお…神よ!!」

 

 ド・ルーゴは悲鳴を上げた。いや、彼だけではない。戦艦『ノルマンディー』艦橋から客船『ノルマンディー号』の惨状を目にした人間は、皆が皆悲鳴と嗚咽を漏らしていた。

 

 突然現れた帝国軍の魔導師。

 

 彼らは共和国側が十分な対応を取る前に、急降下して攻撃を加えたのだ。

 ちょうど船首を沖に向け、ようやっと航行を開始した客船『ノルマンディー号』に。

 

 

 

 豪華客船『ノルマンディー号』。

 

 この戦争が発生しなければしなければ、彼女は「洋上の宮殿」と謳われた華麗な内装と、平均で30ノットと言う快足を以て、『大西洋の女王』の称号をほしいままにしていたであろう代物。

 

 だがその高性能ゆえに軍に目を付けられ、昨年軍に徴用されて兵員輸送用となったことが本船の運命を決定づけた。

 

 

 

 

 

 その白く美しい船は、ド・ルーゴたちの目の前で真っ赤な炎に模様替えを遂げていた。しかも、よくよく見ればその炎の中から時折マッチ棒のようなものが燃えながら海面に転がり落ちているのが見えた。

 

 それは何であろうか…考えない方がよいだろう。

 

 

 

「…クルーエ参謀。『ノルマンディー号』にはどの部隊が?」

 

「…陸軍第13歩兵連隊と第七魔導師団です。先ほど発進した魔導師以外は…まだ船内に残っています…」

 

 その場にいる人間が全員うめき声をあげた。

 

 彼らの目には明らかだった。

 

 あれだけの火災に包まれた『ノルマンディー号』を救う手立てがないことは。

 

「…ミュズリエ提督。ノルマンディー号に救命ボートと駆逐艦を差し向けてくれ。脱出者を収容しなければならない。」

 

 それが、絶望に近いものであっても、それをド・ルーゴは命じなければならなかった

 

「…承知しました。ただちに」

 

 確率的に言えばゼロであろうが、やらなければいけない事であった。

 

 「急げ!これ以上被害が出る前に脱出するのだ!!」

 

 「「「ハッ!」」」」

 

 

 

 

 

 フランソワ海軍やド・ゴールには希望があった。

 

 最初こそ混乱したが、よくよく見れば帝国軍魔導師はたったの2個中隊。対する此方は――練度に難のある新人が多いのがネックだが――魔導師4個大隊、一個師団に匹敵する。

 十二分に勝てる数字であり、またノルマンディー号以外の船舶には被害のひの字すら出ていない。

 

 

 

 「本艦はただいま離岸を完了。これより自力航行に移ります」

 

 「よろしい。…通信兵、艦隊全艦に下令。最大船速で本港を離脱、所定の集結地に向かえ!」

 

 「了解!」

 

 「艦長、速やかに洋上に出るぞ。委細は任せる」

 

 「了解。航海長、舵そのまま!両舷前進全速!」

 

 「舵そのまま、両舷前進全そーく!!」

 

 

 

 彼らは知らない。

 

 上に気を取られ、海に気を払っていなかったことが…

 

 

 一番最初に気が付いたのは前方を警戒中の駆逐艦だった。

 

「艦長、水平線に何か見えるんですが…」

 

「うん?気のせいじゃないか?それより魔導士が…」

 

「…艦長、敵艦隊です!戦艦2、巡洋9、駆逐多数!」

 

「本隊に伝え…」

 

 そんな時、砲弾の空気を切り裂く音が聞こえた気がしたという。

 

 駆逐艦の周辺に数多くの砲弾が着弾。

 

 水しぶきが収まった頃には、駆逐艦は転覆し沈んでいく。

 

 

 

 帝国海軍第1戦隊旗艦ビスマルク艦橋

「砲術長。よくやった。」

 

「司令、水雷戦隊を突撃させましょうか?」

 

「うむ。本隊はこれよりドーバー撤退を阻止する!ドーバーを渡らせるな、すべてを海の下に叩き込む。」

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 前進警戒をしていた駆逐艦が沈められたのを見てようやっとフランソワ海軍は帝国海軍の艦隊が接近しているのに気が付いた。

 

 しかし攻めることはできない。

 

 現在、真上では魔導士と魔導士の戦闘が行われているからである。

 

 と言っても現在数で優っているはずの共和国側の魔導士が不利を被っている。

 

『やられた!』

 

『こちらピエール03! 02がやられた!撤退許可を!!』

 

『まもなく限界高度!畜生!!やつらどこまで上がる気だ!』

 

『バルス!』

 

『目が!目がぁあ!!!』

 

『ケツにつかれた!振り切れない!』

 

『敵のケツを取ってやったぞ!』

『ウィザード01、後方!』

『なんだって?』

『…さよなら、名も知らない敵よ。』

バキャッ…うっ…』

 

 

 

『中隊長!それでは一方的に上を取られてしまいます!』

 

『そんなことは分かってる!』

 

 

信じがたいことに当初4個魔導大隊いたはずのこちらが、たった2個中隊の帝国軍魔導師に翻弄されていた。いや、有り体に言って負けている。

 

 

確かに、こちらの魔導師の半数はルーキーだ。

 

ライン戦線で損耗の激しかった部隊を後方に下げ、装備の更新ついでに新兵を入れて補充した部隊なのだから無理もない。

 

「…エミール、おかしいとは思わんか」

 

「…ああ。確かにおかしい」

 

戦艦ノルマンディーの防空指揮所――戦争勃発直後に増設された――から上空を見上げて、ド・ルーゴたちは首を傾げた。

 

「敵はたったの2個中隊。…の割にこちらが不利なのはいただけんが――」

 

「あの・・帝国にしては手ぬるい。そういう事だろう?」

 

「そのとおりだ。あれだけとは思えん」

 

「同意する。だが、その場合不可思議な点がある」

 

「なぜ、2個中隊を先行させたのか、だな」

 

 二人はそろって頷く。両者とも共和国軍で長いこと飯を食ってきた「軍人」である。

 帝国の事は悪い意味でも、いい意味でも“分かっている”人物である。

 あの、帝国が戦力の逐次投入することなぞしないということは身に染みて分かっている二人である。

 

 アルデンヌを機甲戦力の集中で突破し、すべての戦線で帝国空軍戦力の4/1程度の戦力を投入し制空権を確実に確保している。

 

「考えても仕方ないな。対潜警戒を強化してくれないか?」

「分かった。帝国ならやりそうだな。」

 

 

 そんな時だった。

 前方警戒中の駆逐艦1隻が撃沈されたのは。

 

「駆逐艦轟沈しました!」

 

 見張り員が大声をあげて報告した。

 

「潜水艦か!」

 

「砲撃です!」

 

「な!?連合王国海軍は何をしているんだ!?帝国海軍を抑えておくといっていたではないか!」

 

「敵艦隊、方位1-0-0、距離2万4000!」

 

「くそっ!前部砲撃戦!」

 なんとしても突破しなければ…」

 

「水雷戦隊接近中、迎撃しますか?」

 

「もちろんだ。」

 

 フランソワ海軍の艦隊より支援の巡洋艦一隻と駆逐艦が切り離され、水雷戦隊へと向かっていく。

 

 

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 さて、一般的に駆逐艦同士の打ち合いであるならば泥沼にはまりいつまでたっても、いつまでたっても砲撃戦の決着がつかない時がある。

 

 それは決着をつけるのはより良い装備を付けている方が勝つのか?

 

 いや、開戦において、装備の優劣と言うのも確かに存在するが、一概には言えない。

 

 艦艇による戦いは練度と士気のどちらも影響がある。

 

 

 帝国側はドーバーを渡らせないように、共和国側はドーバーを渡ろうと必死で。

 

 

 どちらも必死であった。

 

 そして…

 帝国とフランソワ共和国の両方の水雷戦隊は熾烈な戦いを繰り広げる。

 

 帝国側は戦闘に立っていたZ43型駆逐艦のZ45が敵の砲撃が熾烈で集中砲火を浴び沈没。

 後続のZ43型のZ46、Z48は敵水雷戦隊の放った魚雷に触雷、沈没した。

 

 ただ、帝国側はその倍以上敵艦を撃沈させた。

 

 

 発射速度の優れた主砲とレーダーFCSを持っていたり、さらには昼戦という事もあり、それなりに正確な射撃を発揮させた、

 防空軽巡洋艦プリンツオイゲン級4隻が付き添いでいたために

 駆逐艦は各個撃破され、敵巡洋艦もプリンツオイゲンの主砲で張る弾幕にボロボロになり火災を発生させ、

 

 やがて弾薬庫に火が回りアンリ4世級重巡洋艦2隻が撃沈されたのだった。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 そして、戦艦同士の2対1の砲撃船が繰り広げられようとしていた。

 

 

「エミール、君は司令塔に入らないのかい?」

 

「じゃあ、君も来ようか。」

 

「もちろん。命は惜しいからね。」

 

 そして指令塔に行こうとしたその時。

 

 ヒンデンブルク級重巡洋艦3隻が放った砲弾が30秒かけて飛来してくる。

 

「敵弾接近!」

 

 その時砲弾が言い表せないような…

 

 そう、揮発性の高い燃料が揮発してこもってる部屋に火を投げ入れたような…

 

 そんな爆発である。

 

 

 その爆発で装甲の厚い司令塔に行こうとしていたエミール司令長官とド・ルーゴ陸軍次官は痛みなどを感じることなく窒息死。

 

 艦橋要員ももれなく死亡した。

 

 そして次に戦艦ダンケルクの指揮を執ったのは次席の機関長の大佐であった。

 

 大佐はやむをえなくそのまま交戦の維持をした。

 

 ただ、ヒンデンブルク級重巡洋艦より飛んできた203㎜ナパーム弾により甲板に火災が発生。

 

 そしてその火災を消そうとした甲板要員はナパームに触れ、燃える松明と化し、配線を通す管から等から様々な場所よりナパームが流入。

 

 漏れなく乗員を蒸し焼きにされ、そして挙句の果てには406㎜砲弾19発と38㎝砲弾24発を食らい、もともとナパームにより発生した火災がどんどん延焼、食い止められなくなり弾薬庫にまで火災が到達。

 

 

 爆沈した。

 

 

 

 

 

 残存艦艇を戦艦を主力とした本隊や魚雷を放つも盛大に外した水雷戦隊が掃討。

 

 

 フランソワ側の死者。

 海軍で参加した人数1万3000人のうち1万1150人が戦死。

 残りは帝国駆逐艦に救助され捕虜。

 陸軍ほぼすべて。

 陸軍一個師団1万2000人と魔導士4個大隊の3200人。他大量の軽量な戦車を失う。

 捕虜等の生存者なし。

 

 帝国側の損害

 参加駆逐艦16隻のうち、Z43型のZ45,Z46,Z48被撃沈。その他駆逐艦は軒並み中破。

 

 戦艦ビスマルク級一番艦ビスマルク… 中破。

 戦艦シャルンホルスト級2番艦グナイゼナウ… 大破よりの中破。

 

 重巡洋艦ヒンデンブルク級

 ・ヒンデンブルク…  大破

 ・ブランデンブルク… 中破

 ・カリン・フート… 中破

 

 軽巡洋艦プリンツオイゲン級

 ・プリンツオイゲン… 大破よりの中破

 ・アドミラルヒッパ― 中破

 ・リュッツオウ……… 中破

 ・ナスターシャ・シグラ 中破

 ・ブリュッヒャー……… 中破

 ・マルレーネ・シュトリーゾフ…小破

 

 戦死者 453名

 戦傷者 3093名

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――

ヒンデンブルク級重巡洋艦 

 当時の戦艦の射程を大幅に超える射程を持っている。

 そのため、戦艦を屠れる巡洋艦とみなされていた。

 これは当時計画されていた空母打撃群の護衛艦として建造された、当時最大級の大型巡洋艦。

 

基準排水量1万6500t

 

203㎜3連装砲SKC21/203 4基12門

 

155㎜連装両用砲SKC14/65 4基8門

 

88㎜連装高角砲Flak18mod.1 6基12門

 

70口径40㎜ボフォース4連装機関砲,Flak22mod.4 6基

 

20㎜連装機関砲Mg151/20FlakZwilling 9基

 

533㎜4連装魚雷発射管2基 

 

最大射程29850㎞

 

2次元対空捜索レーダー,対水上捜索レーダー,2次元+測高レーダー付き射撃指揮装置(FCSレーダー),対潜ソナー

 

 此の艦はエチレンと酸素を化学的に作用させできるエチレンオキシドを原材料とした燃料気化弾頭と石油類より作られたナパーム弾頭を装備している。

 

 これを対艦攻撃等で使用し、中の人間を焼き上げて無力化することを念頭に開発されたものである。

 

 同型艦12隻

 

 

プリンツオイゲン級防空軽巡洋艦

 この艦級は空母打撃群編成にあたって、主要な防空を担うものとして建造された艦隊防空型軽巡洋艦である。

 軽巡洋艦でありながらも長大な射程を持ち、主砲の装填速度も優秀なものである。

155㎜連装両用砲SKC14/65 5基10門

 

88㎜連装高角砲Flak18mod.1 6基12門

 

70口径40㎜ボフォース4連装機関砲,Flak22mod.4 6基

 

20㎜連装機関砲Mg151/20FlakZwilling 4基

 

533㎜4連装魚雷発射管2基 

 

2次元対空捜索レーダー,対水上捜索レーダー,2次元+測高レーダー付き射撃指揮装置(FCSレーダー),対潜ソナー

 

対潜ロケット砲装備

 

 同型艦18隻

 

 

Z43型駆逐艦

 Z52型の前級であるがそれなりの性能を有している艦隊型駆逐艦。

 

37口径127㎜連装両用砲,SKC12/37 3基6門

 

70口径40㎜4連装機関砲,Flak22mod.4 2基8門

 

20㎜連装機関砲,Mg151/20FlakZwilling 5基10門

 

533㎜4連装魚雷発射管2基

 

2次元対空捜索レーダー,対水上捜索レーダー,2次元+測高レーダー付き射撃指揮装置(FCSレーダー),対潜ソナー

 

対潜ロケット砲、対潜爆雷投射機、爆雷軌条装備

 爆雷55個、対潜ロケット弾55発

 

最大速力35ノット

 

同型艦9隻

Z43,Z44,Z45,Z46,Z47,Z48,Z49,Z50,Z51

 

Z52型駆逐艦

 Z43型の発展型の艦隊型駆逐艦。

 

37口径127㎜連装両用砲,SKC12/37 4基8門

 

70口径40㎜4連装機関砲,Flak22mod.4 3基6門

 

20㎜連装機関砲,Mg151/20FlakZwilling 6基12門

 

533㎜4連装魚雷発射管2基

 

2次元対空捜索レーダー,対水上捜索レーダー,2次元+測高レーダー付き射撃指揮装置(FCSレーダー),対潜ソナー

 

対潜ロケット砲、対潜爆雷投射機、爆雷軌条装備

 爆雷55個、対潜ロケット弾55発

 

最大速力35ノット

 

同型艦 12隻

Z52,Z53,Z54,Z55,Z56,Z57,Z58,Z59,Z60,Z61,Z62,Z63,Z64


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