シンフォギア・ウルフ   作:狼ルプス

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第6話 相応の覚悟と新たなる力

イサムが特異災害対策機動部二課に正式所属して翌日の夕方、イサムは弦十郎に呼ばれ、バイクに乗ってリディアンに向かっていた。

内容は、響が纏ったガングニールの正体が分かったということだ。

しばらくして、リディアンの校門前に到着すると、奏が校門前に待っていた。

 

「よっ、待ってたぜ……って、お前…その服装どうした?」

 イサムの衣装は黒のスーツ姿だった。

 

「ああ…この格好か、俺も正式に二課の一員になったからな。流石に身嗜みはしっかりしておかないとな、それより、響が纏っていたアレの正体が分かったと聞いてきたんだが?」

 

「ああ…そのことについて二課で説明するみたいだぜ、付いてきな」

 

「…了解だ」

 

イサムは奏の指示に従い、着いていく。

先日同様、エレベーターに乗り地下へと下り、メディカルルームへ行くと、すでに響と弦十郎、緒川と翼、オペレーターの友里あおいと藤尭朔也がいた。

 

「旦那、イサム連れてきたぜ」

 

「ご苦労。わざわざ来てもらってすまないなイサムくん。本来なら此方から出向くのが礼儀なのだが」

 

「そちらの事情はあらかたわかっているつもりだ…気にしないでくれ、それで、響が纏った正体はなんだ?」

 

「ああ。アレは…………シンフォギアだ」

 

「シンフォギア?」

 

「……二人が纏っている姿は何度か見たが…シンフォギアって言うんだな」

 

弦十郎の言った言葉に響は首を傾げる。それからイサムと響は、了子からシンフォギアについて説明を受ける。

 

 

弦十郎の視線を受けて翼と奏は首元から一つのネックレスを取り出す。

 その鎖の先には赤い金属の楕円形の飾りがついており──

 

「翼が持つのは第一号聖遺物『天羽々斬』、奏くんが持っているのは第3号聖遺物【ガングニール】だ」

 

「セイ…イブツ……?」

 

 聞き慣れない言葉に響は首を傾げる。

 

「聖遺物とは、世界各地の伝承に登場する現代では製造不可能な異端技術の結晶こと。多くは遺跡から発見されるんだけど、経年による破損が著しくてかつての力をそのまま秘めたものはホントに希少なの」

 

「この『天羽々斬』、奏くんの『ガングニール』も刃の欠片のごく一部に過ぎない」

 

 響の疑問に答える様に了子と弦十郎が説明する。

 

「欠片にほんの少し残った力を増幅して解き放つ唯一のカギが特定振幅の波動なの」

 

「トクテイシンプクノ…ハドウ……?」

 

「つまりは〝歌〟、歌の力によって聖遺物は起動するのだ」

 

「歌……?」

 

 弦十郎の言葉に響は一瞬考え、

 

「そうだ……あの時も胸の奥から歌が浮かんできたんです」

 

「うむ……」

 

 響の言葉に神妙に弦十郎が頷く。

 

「歌の力で活性化した聖遺物を一度エネルギーに還元し、鎧の形に再構成したのが、翼ちゃんと奏ちゃん、響ちゃんが身に纏うアンチノイズプロテクター、『シンフォギア』なの」

 

 弦十郎は座っていた椅子から立ち上がる。

 

「聖遺物を起動させ、『シンフォギア』を纏う歌を歌える僅かな人間を我々は『適合者』と呼んでいる。それが翼や奏くんであり、君であるのだ!」

 

「どぉ~?あなたに目覚めた力について、少しは理解してもらえたかしら?」

 

 響に向けて弦十郎に続いて了子も笑顔で訊く。

 

「質問はドシドシ受け付けるわよ~?」

 

「………あの!」

 

「ど~ぞ響ちゃん!」

 

「……全然わかりません!」

 

「だろうね……」

 

「だろうとも……」

 

 苦笑いで言う響に友里と藤尭が頷く。

 

「い、いきなりは難しすぎちゃいましたね……」

 

 了子も優しく笑いながら頷く。

 

「だとしたら、聖遺物からシンフォギアを作り出す唯一の技術、『櫻井理論』の提唱者が、この私であることだけは、覚えてくださいね?」

 

 

 

「櫻井さん……質問いいか?」

 

「何かしら?」

説明中、無言だったイサムが口を開いた。

 

「先程の話を聞く限り、シンフォギアを纏うには風鳴翼と天羽奏が持つペンダントが必要である、と。だったら何故響はペンダントも無いのにシンフォギアを纏えた?」

 

「そ、そうですよね‼なんであたし、シンフォギアを纏えたんですか?」

 

「いい質問ね♪じゃあ、コレを見て」

 

イサムと響の疑問の声を聞いた了子は、1枚のレントゲン写真を映像に出した。

そのレントゲン写真は響のものであった。

 

「心臓付近に複雑に食い込んでいるため、手術でも摘出不可能な無数の破片。調査の結果、第3号聖遺物【ガングニール】の破片だと判明したわ」

 

了子の言葉に、イサム以外のメンバーが目を見開いていた。

 

「(やっぱりそうだったか……響の体の中…正確には心臓付近に残っていたガングニールの破片が響に影響を及ぼしたのか)」

 

未来から話を聞いた時は無理に摘出すると危険だと聞いた為、放置状態になっていた。その時の医者からは放置しても支障はないとのことだった。

 

「……あの、この力のこと、やっぱり誰かに話しちゃいけないんでしょうか?」

 

弦十郎に聞く響であったが、弦十郎は首を横にふる。

 

「君がシンフォギアの力を持っている事を何者かに知られた場合、君の家族や友人、周りの人間に危害が及びかねない。命に関わる危険すらある」

 

「命に……関わる……‼」

 

「(さて……問題はそこだ。未来は俺がバルカンである事は知っている。それに響は俺がバルカンである事を知ったと同時に、機密事情を知ることになった。未来に何て説明すりぁいいんだよ)」

 

 

弦十郎の話を聞いて、衝撃を受けたように響は固まる。しかしイサムは未来の事を考えていた。

 

実を言うと未来はイサムがバルカンである事は既に知っている。バレたのは去年の事だ。

 

 

「俺たちが守りたいのは機密などではない。人の命だ。そのために力の事は隠し通してもらえないだろうか?」

 

「響ちゃんに秘められた力は、それ程大きな物であることを分かってほしいの」

 

弦十郎と了子に言われ、自分の周りにどんな影響をもたらすか響は理解する。

その響に、弦十郎は頼み込んだ。

 

「日本政府特別災害対策機動部二課として、改めて頼みたい。立花響くん。君の宿した力を対ノイズ戦に役立ててくれないだろうか?」

 

「……はい‼分かりました‼」

 

弦十郎の頼みに、響は躊躇なく返事する。その響に対し、イサムが口を挟む。

 

「響……お前、それが何を意味するのか分かっているのか?」

 

 

「誰かを自分の力で助けられるってことですよね?これって凄い人助けですよね‼私にしかできない人助けができるんですよね‼」

 

「違う!…俺が言いたいのは………」

 

ヴヴ――――――――――ッ!!ヴヴッ―――――――――ッ!!

 

 

「ッ⁉警報⁉」

 

「こちら友里‼…………はい……分かりました‼司令‼ノイズが出現したそうです‼」

 

「分かった‼翼‼奏くん‼現場に急行してくれ‼」

 

「「了解‼」」

 

警報が鳴り、ノイズが現れたことを聞いた弦十郎は翼と奏に現場へ行くよう指示を出す。そして弦十郎はイサムに視線を向ける。

 

「イサムくん、君も現場に急行してもらっても構わないか?」

 

「了解だ」

 

応じたイサムは、翼と奏の後を追ってメディカルルームを出て行こうとするとその時、

 

「あの、私も行きます‼」

 

突然響が、自分も行くと言い出した。

 

「しかし!」

 

「私の力が誰かの助けになるんですよね‼シンフォギアかイサムさんのバルカンの力でしかノイズを倒せないんですよね‼だから行きます‼」

 

「ダメだ」

イサムは響が現場に行くのを拒否した。

 

「なっ…何でですか⁉︎」

 

「今のお前が行っても、足を引っ張るだけだ。大人しく待ってろ」

 

「で…でも!私の力が誰かの助けになる事ができるなら私も戦いたい「ふざけるな‼︎」……っ⁉︎」

イサムは響に近づき、怒鳴りながら胸ぐらを掴む。いきなりのことで職員達はイサムを止めようとするが、弦十郎が職員を静止させる。

 

「何が助ける事が出来るだ‼︎今のお前じゃ足手纏いどころか、何もわかっていない‼︎いいか!力を持つってのはな…それ相応の覚悟が必要なんだよ!力を持つ意味をわかっていない今のお前が…人を助けられるわけがないだろ!」

イサムは言い終わると掴んでいた手を離し響の両肩に手を置く。

 

「いいか響…… その力は確かに…誰かを守れる力だ。だが同時に、お前や俺、あの二人も使い方を誤れば…相手の命を奪いかねない物だ。」

 

「……あ」

響はイサムに言われ気づいたのか顔を俯かせる。

 

「響…俺は、お前が決めた事は止めるつもりはない。でも…今回は違う、下手すると死んでしまうかもしれない。戦場ってのはそう言うもんだ。あの二人も相応の覚悟を持って戦ってんだ。だから今は……大人しく待っててくれないか?」

 

イサムは優しく響に言う。響は顔を上げ納得した表情をしていた。

 

「ごめんなさい…私、何もわかってなかった。気づかせてくれてありがとう…イサムさん」

 

「……わかればいいんだよ…それと、さっきは悪かったな…いきなり乱暴な真似して」

イサムは響の頭を撫でながら言う。響はイサムに撫でられながら気持ち良さそうな表情だった。

 

「…って!ちょっと!今はやめてくださいよイサムさん!」

響は顔を赤くし恥ずかしがりながらイサムの手をどかす。しかし実際は満更でもない様子だった。

 

「悪い…つい、俺はそろそろ行く……見ててくれ、俺達の戦い」

 

イサムはメディカルルームから出て現場に向かう

 

 

 

 

数分後、 先に向かった翼と奏はシンフォギアを纏ってノイズと戦っていた。

 

「最近やけにノイズの出現が多いな。数も増えてるような気がするし…………な‼」

 

「ええ、そうだ……な‼」

 

 

翼と奏は、次々とノイズを倒していく。

その2人に、背後から飛行型のノイズが加速し近づいてきていた。

 

しかし

 

バキュン!

 

飛行型ノイズは撃ち落とされ炭化する。発砲音がした方を見るとイサムがショットライザーを構えノイズを撃ち落としたのだ。

 

「「イサム⁉/不破⁉︎」」

 イサムは一歩前に出てプログライズキーを左手に持つ。

 

 

「ノイズ共は……一匹も残らずぶっ潰す」

 

《バレット!》

 

 親指を使い力尽くでキー形状にして展開する。

 

 

《オーソライズ!》

プログライズキーをショットライザーに装身させる。しかし、もう一体の飛行型ノイズがイサムに攻撃を仕掛けてきた。

 

「変身‼……《ショットライズ‼》…ッ!」

 

イサムはノイズの接近攻撃をバク宙で躱す。

 

「はあっ!」

そして着地し、放った弾丸を左拳で殴る。

 

《シューティングウルフ!》

 

イサムはバルカンに変身した後、即座に攻撃を仕掛けたノイズを撃ち落とし奏達の元に近づく。

 

 

「サンキュー‼」

 

「すまない、助かった‼」

 

「遅くなってすまない、状況は?」

 

 

「私達は問題ない、ただ…数が多くてな」

 

「だからと言って…ここで引き下がるわけにはいかない」

 

「ふっ……そうか」

 

イサムは仮面越しだが少し笑ったのだ

 

「?、なんかおかしなこと言ったか……私ら」

 

「いや……お前らとこうやって一緒に戦うのは初めてだからな…心強いと思っただけだ」

 

「確かにそうだっけ……共闘して戦う事はあったが、同じ仲間として戦うのは初めてだったな」

 

「そうね……不破は今まで、私達の同行を拒否して逃げてばかりだったな…今となっては懐かしく思う」

 

「そうだな……当時の俺は、お前たちの事は全く信用しなかったからな、だが…今は違う、こうやってお前達と肩を並べて戦うんだ、準備はできてるか?奏、翼」

 

「「おう‼/ああ‼︎」」

 

イサムの言葉に返事をした奏と翼は、イサムと共に駆け出そうとしたその時、奏と翼のシンフォギアのペンダントとイサムの持っていた二つのブランク状態のプログライズキーが光りだしたのだ。イサムはホルダーにあったプログライズキーを手に取る。

 

「なっ…なんだこりぁ⁉︎」

 

「なっ!一体何が?」

 

「何が起こってるんだ……?」

 

するとペンダントから球体状の橙色と蒼色の光が飛び出す。そして光の球がブランク状態のプログライズキーに触れると、正規のプログライズキーになっていた。

橙色と蒼色で半々のプログライズキーになっていた。絵は二人の横顔があり槍と剣が映っていた。

 

「それはいったいなんだ…不破?」

 

「この絵……もしかしてあたしらのアームドギアと顔か⁉︎」

 

「俺にもよくわからん……試してみるか、新たな力」

 

《スピア!》

イサムはウルフのプログライズキーを外し、橙色のプログライズキーを起動展開させショットライザーに装身する。

 

《オーソライズ!》

 

《song rider song rider song rider》

 

「なっ……なんだ、ソングライダー?仮面ライダーじゃなくてか…まぁいい」

プログライズキーを装身した時の待機音が変わり少し驚くも、バルカンはすぐさまショットライザーを構えトリガーを引く。

 

《ショットライズ!》

 

橙色の弾丸が放たれた。戻ってきた弾丸をイサムはいつもどおり殴って弾けさせる。

そして無数の装甲が現れ奏が纏うガングニールのアーマーへと変わり、バルカンの姿に上乗せする様に装着され、複眼が橙色へと変わる。

 

《ランス オブ ガングニール♪》

 

《Croitzal ronzell gungnir zizzl》

 

バルカンの姿は奏のガングニールのアーマーをウルフの状態から上乗せした感じで、右手には奏の装備と酷似したアームドギアを握っていた。

 

「ええ⁉︎あたしと同じガングニールかそれ‼」

 

「成る程……こうなるのか。よし、改めて気を引き締めて行くぞ…………奏、翼」

 

「あっ、ああ‼」

 

「しょ……承知した!」

二人は戸惑いもあったがノイズの大群に突っ込む。

 

 

「はぁああああああ‼」

 

バルカンはアームドギアの槍を振るい、ノイズを貫き倒していく。まるでそれは使い慣れたような動きだった。

 

「チッ、数が多いな……ん?なんだ…これは?」

イサムが持っていたガングニールアームドギアを見ると何やらかざすようなスペースがあった。

 

「まさか……こいつを使えるのか?」

 

《ファイヤー!》

プログライズキー起動させアームドギアにかざす。

 

《プログライズキーコネクトオン》

すると槍は炎を発した。槍は炎を纏い、炎槍になり燃え盛る。

 

「うぉっ⁉︎成る程……プログライズキーの特性を発揮できるのか、この槍」

 

バルカンは翼と奏が連携しノイズを倒している姿を確認する。残りのノイズは二人に集中しているようだった。

 

「よし……一気に決める‼︎」

炎を纏った槍をノイズ達に構える。

 

「奏!翼!その場から高く飛び上がれ!でかいのを放つ!」

 

「「ッ!」」

二人はバルカンの指示に従い高く翔び上がる

 

「纏めて灰になりやがれ……ノイズ共‼︎」

バルカンは槍を突くように振るうと、一直線状の炎槍が放たれる。

 

 《ファイヤー!ランスオブフィニッシュ‼︎》

 

直撃したノイズは一瞬にして灰となり全滅した。周りにノイズをいないことを確認したバルカンは変身を解除する。

するとシンフォギアを解除して元の姿に戻った二人が駆け寄る。

 

 

「スッゲーなイサム!あたしのガングニールじゃあんな事できねぇーよ!」

 

「俺も正直驚いている…まさかここまでの力を秘めているとは思わなかった。」

イサムはガングニールのプログライズキーを手に持ち見つめる。

 

「確か……もう一つあったわよね?と言う事は、もう一つは私の天羽々斬か?」

 

「おそらくそうだろうな……ブランク状態だったプログライズキーがお前達のシンフォギアに反応を示した。何故だ?」

 

「そんなのなんでもいいじゃねぇのか、私らの絆が深まったって事だろ?」

突然翼に腕を回し言ってきた奏は笑顔で言う

 

「確かに…そうかもしれんな、心当たりはある」

翼は奏に言われ絆が深まった瞬間を思い出す。

 

「そう言われると、なんか恥ずいな」

イサムは頭をかきながら言う。すると、

 

 

―ギュルルルルルル―

 

「「ん?/え?」

イサムと翼は音の出した人物に視線を向けた。

 

「あ、あははは、悪い、かなり動いたから腹減っちまって////」

 奏はお腹を鳴らしながら、恥ずかしそうに答える。

 

「もう……奏ったら」

 

「お前という奴は…………」

 二人は奏に呆れの視線を向ける。

 

「しょ、しょうがないだろ⁉腹が減るのは人として普通だろ!」

イサムは耳に付いている無線に手を当て二課に連絡する。

 

「こちらイサム、ノイズは無事に倒した。ああ……それなんだが、報告は後で構わないか?約一名腹を空かせてる奴がいるからな、ああ…すまない、感謝する」

イサムは無線を切り二人に顔を向ける。

 

「お前ら…後は職員に任せて飯食いに行くか?」

 

「えっ!マジか⁉︎」

 

「大丈夫なの?先に司令に報告しないで」

 

「司令からは許可はもらっている…親睦も兼ねてだ、俺の奢りでな」

 

「マジか⁉ありがとうイサム!」

 

「いいの?食事まで奢ってもらって」

 

「生憎…貯金はある方なんでな、問題はない」

事実かなり大金を持っているのは内緒だ。それが神様からの贈り物なんて信じるわけないからな。

 

「じゃあ…お言葉に甘えさせてもらおう」

 

「よし……じゃあ行くか」

 

「おう♪」

 

 

 

 

 

イサムと奏、翼はそのまままま、飲食店へと向かった。




今話はバルカンのオリジナルフォームを出しました。第一号は奏のガングニールです。

おかしなところがあればご指摘お願いします。

おそらくこれが今年最後の投稿になるかもしれません。それでは読者の皆さん、良いお年を!

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