2、3体なぎ倒して、目標の藤の花が咲いた場所に出た。
道中見た感じだとどいつもこいつも飢餓状態で話にもならなかった
やっぱり無理か雑魚相手じゃあいつの事も知らないだろうし
とりあえず7日やり過ごして下山するか
そんな中、先の暗闇から悲鳴が聞こえた
「た、た助け!て!!」
依頼でもない、まして知り合いって訳でも恩がある訳でも
しかし、鼻につく異臭
鬼の血の臭いも混ざってやがる
つまり共食い野郎が居る訳だ
人助けなんて柄じゃないが、やっと話が聞けると思い叫び声の方へと走る
「99匹目…あと1つ…あと1つで、ぐひひ…」
遅かった。
着いた時には叫び声の主は上半身を食われてた
下半身はバラバラにになって地面に撒き散らされていた
お前、元十二鬼月か?
この質問にも飽きた。
また話すことすら出来ないならさっさと叩き切って…
「そうだとも、こんなとこに幽閉され資格は剥奪されたとは言え俺は強いぞ。」
そうかい、なら期待出来そうだ
「知らねぇな、それよりだ早く食わせろよ。てめぇで丁度100人だ、100人食えば鬼舞辻様も俺を見直してここから出して…」
覇鬼を知らねぇのか
なら、用はねぇ。
「てめぇに無くてもこっちには」
瞬間、風が吹く
優しくそして全てを包み込むような
瞬間、鬼の身体はバラバラになる。
本人でさえ気付かぬうちに
「あがが、なんだ?…」
俺が斬ったんだよ
じき夜明けだ、そのまま死ね
「嘘だろ、こんな所で俺は死ぬのか…?」
そうだよ、ただ無残に死ぬんだ。
そして良い事教えてやるよ
こんなとこに居る時点で鬼舞辻の末端ですらねぇよ
十二鬼月は眼球に数字が刻印されている
それが無いって事はただの駒だ、いや駒ですらない
「嘘だ!嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ、死にたくない死にたくない」
「頼む、助けてくれ」
「もう人間を襲わない、この敷地の中でひっそりと暮らすから…だから頼む、許してくれ」
そうか
会心したか
「そうだとも!だから、助け」
鬼の眼球が潰れる
「痛い!痛い!痛い!」
てめぇがこれまで何人食って来たかは知らんが、命乞いをした人間を助けたか?いや、食ったね
なんの躊躇もなく。
それで今更、命乞いかよ
俺は鬼は全員殺す何があっても
理由や事情があっても
だから死ね。
そして7日目の朝を迎える
やっぱりなんの情報も得られなかった
来るんじゃなかったかな
「今回の合格者1名、無銘夢幻様」
1日目に居た幼女2人
合格者は俺だけか
「それでは日輪刀を作る為に…」
いらんいらん
日輪刀はもう持ってる
お古だけど
2人のお待ち下さいの声を振り切り
男は1人山を下りたのであった。