デスゲームがクリアされた。
実感が沸かないが喜ぶべきなのだろう……未練といってはなんだが、円卓のメンバーとリアルについてろくな情報交換を交わしていなかったので再び会おうと思えばそれなりに苦労する。
それだけだ………………まぁ最後くらい皆で戦いたかったという気持ちも捨てきれ…………………………
「やぁ君が円卓の主アーサー王だね、僕はオベッ…………美遊ちゃん?」
「その声、叔父さん?」
目が覚めるとビジュアル系の親戚と再会した。
「ええっとごめんね!
茅場先輩を二度も叩きのめした滅茶苦茶ヤバい奴って聞いてたから、鎖なんかで…………すぐ解くから!」
「…………叔父さん。宝くじが当たり海外で会社開いたと聞いてましたが、日本に戻ってきたのですか?
ここは、SAOじゃありませんよね?」
アルトリア本名『美遊』
そして彼、須郷伸之は私の叔父である。
幼少期、叔父は私をつれ何となく買った宝くじで大金を得て「ひゃはぁぁぁ!!見ていろよ茅場ァァ!!!!俺は海外で一山築く!!!!」
等と発狂していたのを最後に生身であったのは最後で、メールや電話でたまに話し、海外で会社を開いているのだと聞いていた。
『SAO』の発表から半年後に『ALO』なるゲームを世界規模で配信する「所詮貴様は島国程度、俺は世界を支配するぜ!!!」予定であったが、果たしてこの状況は?
「あぁ、正直会社が上手く行きすぎて自分でも怖いぐらいでね。
……美遊ちゃんがくれた聖杯ストラップのお陰かな?
SAOの後始末を引き受けた僕は問題がありそうなプレイヤーをピックアップしてログアウトさせる前に簡単なカウンセリングを行う事になっているんだ。」
「そうですか……出世しましたね。おめでとうございます。」
「……あ、ぁぁ!頑張ったんだ僕は!ありがとう!ありがとう美遊ちゃん!君のお陰で今の僕がある。僕が嫉妬していたのが、あんなヤバい奴だったなんて!あの時、君が引き留めてくれなかったら僕は犯罪者になっていたかもしれない!」
そういえば、叔父さんの会社には質の悪い先輩がいて、好きな人まで取られたと、
その頃――酷く精神を病んでいた叔父さんに“何か”言った気がする。もしかしてそれが原因で海外に行ったのか?……いや、そんなわけないか。
「ええっと…………美遊ちゃんは問題なし、これで円卓は全員終わったよ。モードレッドさんはギリギリだったけど、美遊ちゃんの友達を犯罪者予備軍なんて僕の
「ありがとうございます
先手、笑顔のアルトリア。
「ハウグッ!?」
性癖に即死ダメージを受けたオベイロンは倒れた。
一ターンキル成功である。
「どうしたのですか!?兄さん!兄さん!
誰か!誰か居ないか!兄さんが兄さんが―!」
須郷伸之(すごうのぶゆき)
ALOの最高責任者
アルトリア(幸運A+)との出会いを境に人生が上手く行きすぎてアルトリアから離れられなくなったある意味犠牲者。
経営者としてそれなりに優秀で、技術者としてもそれなりに優秀であるため、ボーナスの割り振りが適当(最適の意味)であり、社員、特に技術班から慕われている。
アスナには興味がない。
アルトリア限定のロリコン(イエスロリータ!ノータッチ!)
ただ身バレするのが怖く、オベイロン姿でSAOプレイヤーの前に現れるなど、若干の小物臭さは残っている。