闇野の友人、あべこべ世界に飛ばされるってよ   作:蓮太郎

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 イベント名・練習後コツイベント

 皆さんPSRガチャ券は使いましたか?こちらは小鷹ちゃんと青葉が出ました。書くと出る教って凄い()


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「ふむ、今年の新入生は豊作ですね」

 

「はい、早川さんをスカウトできたのは大きいです。他にも友沢さん、鶴屋さん、川星さん、蛇島さん、冴木さん、小鷹さん…………これからまだまだ伸びる人も含め素質が高い人が多いです。ですが…………」

 

「やはり、彼のことですか」

 

「男性とはいえ何故無名だったのか、これから荒れそうですね」

 

 ここで話し合っているのは監督と野球部キャプテンの新島早紀である。。副キャプテンである青葉春人は練習中の2、3年生がサボってないか目を光らせているためここにはいない。

 

 テストの結果から新入部員を厳選したが、今年は豊作なのは間違いない。優秀な選手がそろって私立みたま高校へ入学してくれたのだ、今年から来年の甲子園優勝の望みはかなり高いと言える。有名無名問わず実力があれば活躍し仲間と切磋琢磨してさらなる成長を続けてくれたらなお良し。

 

 でも今年はそう易々と言えないことになってしまった。逆巻時碇のせいである。今、彼は目の前で新入生たちと同じ(・・)基礎体力をつけるための練習メニューをこなしている。年齢からなる筋力や体力的にも厳しいものであると新入生だった頃を思い出す新島。なお、今やってる練習メニューは彼女が考えたもので当時と比べてはるかに厳しいものだが。

 

 それでも汗水たらして食らいついていけるあたり元のスペックは高いのだろう。鋭いコースに的確に投げ込められるため投手として使いたいところだが外野手としての能力も高いため扱いが難しい。それだけでよかったらいいのにと思い新島はある写真を取り出す。

 

 今朝、新聞部から出回りそうになった写真だ。それも逆巻が自室玄関の前でジャージを脱いでいる場面である。セキュリティは強固であるが万全ではない。窓から見えるとこもあり、偶然張り込んでいた新聞部がシャッターを切ることに成功したのだ。この後に偶然新入部員の記事について打ち合わせのため新聞部を尋ねていた新島が居たため帰ってきたカメラマンが勢いよく報告したことで発覚、没収となったのだ。

 

 映っている二の腕をみて「ほう…………」と息を漏らした新島だが監督がこちらを向いていたため咳払いをしてごまかし写真をしまう。こんなもの漏らしてはいけない、彼女はそう思い大切そうにしまった方のポケットをさする。

 

「こうして写真の流出を止めることはできましたが、噂は止められませんねぇ」

 

「はい、アレを見たらいやでも分かりますよ」

 

 本来、男子というのは運動部ではなく文化部に入るのが当然と言われているが極まれに運動部の選手としていたりする。しかし、たいていは女子との体力や筋力の差が大きくついてしまいマネージャーに転向してしまう。

 

 だが、今回の注目の的となる逆巻は別である。強豪校故の厳しい練習にも現在はついてきており練習試合を見ていた者は認めざるを得ない技量を持っていることから、彼がどこまでやれるかと聞かれたらどこまでもいけるんじゃないかと答えるしかない。

 

 それが噂となり大量の野次馬が押し寄せてきてちょっとした迷惑になっているのだ。

 

 他校の偵察から彼の存在は隠さなければならない。幸いにも私立みたま高校には室内練習もできる施設が整っているためその問題は解決できるだろう。ただし、野次馬がが押しかけてくる場合は別だが。

 

「監督、彼は一体どういう環境で育ったのでしょうか。危機感がまるでない」

 

「そうですねぇ、よほど甘やかされてきたか女性がいない環境で育ったか。後者だと実力があるのに無名だった理由が納得できますが、そうなるとどこでなのかが気になりますねぇ」

 

「ますます謎が深まっていく…………」

 

 現状では手が余る人間だ。ひとまず様子見して野手か投手のどちらかに専念させる方が吉とだろう。

 

「早川さん、その投げるフォームにブレがあるよ。ここを」

 

「ひゃあ!?さ、逆巻君!?」

 

「逆巻君が指導してる…………うらやましけしからん」

 

(守備投球だけでなく指導までできるのですか、もはや彼がレギュラーになるのは確実だろう。ちっ、お高く留まりやがって)

 

「ちょ、こらー!突然の接触禁止!投球練習が終わってから…………というかまだ私達の調整なんだけど!?」

 

 コツイベントが発生したのに周りが連鎖的に反応していきなり大混乱。初日とはいえお互いのことをよく知らない(逆巻除く)のに距離感が異様に近い。ものすごい風紀の乱れに新島の表情が無くなる。

 

 彼がやっていることは善意なのだろう、実際に的を得たことを言っているのでそこは良いのだ。だが、周りがいちいち反応していたららちが明かないし、青葉もしっかりあの輪の中に交じっていることも許せないのだ。

 

 だから爆発するの無理はないのだ。

 

「こらぁ!そこ!サボってないで練習しろぉ!へんなもの見せつけるんじゃないっ!」

 

『『は、はい!』』

 

 部長の一喝により再び風紀は正されたが監督共々ため息をつく。恐らくこんなやり取りがしばらく続くだろう。それも逆巻が態度を改めない限り、混乱は避けられない。

 

「これからが大変ですね、特に彼の教育が」

 

「それまでに襲われてなければいいんですがね」

 

 野球部の前途は多難である。だが彼が及ぼす影響が良くも悪くも転がるため手を出せずにいるのだった。

 

 残念なことに、当の本人は技術や技能だけは無駄にあるためコツを教えたいが叱られた(シバかれた)副キャプテンの青葉が目を光らせていたためそわそわしつつ練習するのであった。

 




 あべこべ世界なんて逆巻は知らないため超箱入り息子として扱われる始末。
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