プリンセスコネクト!リ・ダイブゥゥゥゥゥゥゥン!!!(ガッチョーン   作:古賀コーラ

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アカリ「超強力プレーで」
ヨリ「クリアするわよ!!アカリ!」その為の左手

この2人なら覇瞳皇帝(糞運営)を倒せそう。


厄災の牧場 

「はぁ…はぁ…やめて〜来るな〜!!」

 

その声はどんどんと近づいてくる、そして数秒後、声の主が姿を現した。

 

私達の後方から駆けてきたのはリスの獣人、この先にあるエリザベスパークに一応護衛として派遣されている自警団(カォン)の1人であるリン。

 

一応といったのは彼女の性格の問題であるのだがそれは後で話そう、今はそうこうしている場合ではなさそうだ。

 

「黎斗くん!魔物に追われてる女の子がいますよ!」

「分かっている」

「あ!そこにいるのは黎斗!?なんでここにいるのさ!…まぁいいや、とにかくあたしを助けておくれよ〜!」

 

そう言って彼女は私の背後に隠れる、彼女は自警団(カォン)の筈だが戦闘能力は殆どないという残念な性能をしている。

 

「お知り合いですか、黎斗くん」

「まぁな、とにかく今はこいつらを削除するぞ、ペコリーヌ」

「はい!やっちゃいましょう!!」

 

さて、私の方も試してみるか。

 

「グレードエックス03(ゼロスリー)変身」

 

『ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マ〜イティアクショ〜ンエェックス!アガッチャ!タドルクエ〜スト!!』

 

私に装着されたのは黒のゲンムに映える白の鎧、タドルクエストだ。

 

「鏡先生の言葉を借りるなら…私に切れないものなど無いと言ったところか」

 

『ガシャコンソード!!!』

 

更に私が手をかざすとガシャコンソードが手元に出現する、AボタンとBボタンが存在し炎剣モードと氷剣モードが存在する比較的オーソドックスな剣状の武器だ。

 

「おっ!黎斗くん前に見た奴と違う見た目になりましたね!何なんですか!?ヤバいですね!!」

「今の私は仮面ライダーゲンムブレイブ…このファンタジー世界に相応しい騎士だ」

 

そう言って私は魔物達に突っ込んでいく、数は18体程、狐のような見た目をした二足歩行の獣人魔物コボルト。

 

手には骨で作られた鎌のようなものを二刀持ち、赤フードを身に纏っているのが特徴だ、彼らの特性は身軽かつ高速で動き、武器を投擲してくるなどのトリッキーな戦術を得意とする。

 

また仲間がやられると攻撃性が増すルーチンが組まれており数を減らせば減らすほどより強力になっていく。

 

タドルクエストの初陣には丁度いい相手だ。

 

「来ますよ!!黎斗くん!!」

 

ペコリーヌが叫ぶ、私に襲い掛かるコボルトの数は3体、前方から1体が私に縦ぶりの鎌による攻撃を仕掛ける。

 

それを私は左腕につけられたタドルクエストの装備であるリヴァーサルシールドで受け止め弾き返すパリィをする。

 

それによりガラ空きになったコボルトの胴体をガシャコンソードの炎熱で斬り裂く。

 

「グギャァァッ!!」

 

という叫びと共にコボルトが炎上し転がる。残り2体のコボルトは私の背後に回り込み背面を斬り込もうとしてくる。

 

そこで私は肩の装備アームドアンブレイカーから全身を覆うように装甲強化剤を噴き出し、防御力を底上げすることでノーガードでその攻撃を受け止める。

 

タドルクエスト系列の防御力はピカイチだ、この能力を使えば今の私は傷1つつかないだろう。

 

ガキンと金属音が響きダメージが入らなかったことに驚いたコボルトは呻くような声を上げている。

 

「ふぅ…雑魚敵ではこの程度か…」

 

私はその状態でAボタンを1回タッチすることで炎剣から氷剣に変化させる

 

『コ・チーン!!』

 

「ハァッ!!」

 

360度回転し斬りつける事で絶対零度の冷気が辺りに撒き散らされる。私に攻撃を仕掛けていたコボルト2体は一瞬にして凍りつく。

 

凍りついたコボルト2体を雑に蹴りと拳で破壊しつつ前進し他のコボルト共を斬り裂き屍に変えていく。

 

「お〜かっくいい〜♪わたしも負けていられませんね!!タァっ!!」

 

ペコリーヌもまた駆け出し、次々とコボルトを斬り裂いていく、その力強さは斬りつけたコボルトが吹き飛ばされていく光景を見れば分かる。

 

「…数も多いからな…ここは一気に決めるか、ペコリーヌ!これを使え!!」

「へっ!?わわっ!?なんですかこれ!?」

 

私が投げ渡したのはガシャコンソードとタドルクエストガシャット。

 

「やってみろペコリーヌ、キミなら使える筈だ!」

「なんだかわかりませんがなんとなくわかる気がします!!」

 

『ガシャット!キメワザ!!!タドルクリティカァル!!フィニィッシュ!!』

 

ペコリーヌはガシャットをちゃんとスロットに装填しキメワザ音声が辺りに鳴り響く、そしてガシャコンソードを構え。

 

「行きますよぉ…全力全開!!プリンセスストライク!!!!」

 

彼女がソードを3連続で振るうとそこから衝撃波が3つ発生し前方の無数のコボルト達が吹き飛ばされバラバラに砕ける。

 

巻き起こる風圧は木々を揺らし、大地を抉る…素晴らしい、これは素晴らしい発見だァ!!

 

「う、うひゃあ…アレだけの魔物を一瞬で…あたし凄い人を見つけちゃったよ…」

 

ガシャコン武器によるキメワザと魔力による技、更にペコリーヌの力が合わさる事で何倍もの威力となっている…!

 

これはガシャコン武器を積極的に使わせた方が良さそうだな。

 

それよりも本来はこの世界で新たなガシャットやガシャコン武器を生み出す事が良いのだが…流石にこのゲーム世界の内側から改造して製作するというのは難しいだろう。

 

今はまだこれで良い事にしてやるが後々は必ずこの手で革命を起こしてやる…!

 

「はぇ〜…凄いです…こんな凄い力が出るなんて思いませんでしたよ!」

「そうだろう、これも私の才能があってこそだ」

『ガッシューン…』

 

私は変身解除して彼女達に近寄る、さて…まずは何があったのかリンに聞いてみる必要があるか、彼女の性格上魔物に追われているなどという光景自体あり得ない。

 

「リン、何があった?君がこんなところにいるなんて普通じゃない」

「か、軽く酷いこと言わないでよ!…まぁ事実だけどさ…と、とにかく2人とも!あたしについて来て!大変なことになってるんだって!」

 

リンはそう言ってそそくさと走り出す、彼女がここまで動いているとなると牧場で何かあったか…魔物の群れ…まさかな。

 

私達はリンに連れられ牧場に辿り着くと。

 

「これは…」

「凄い魔物の数ですね…わたしはいつも見慣れた光景ですけど……いえ、いつもより数が多いです…何匹いるんでしょう…?」

 

牧場一帯を埋め尽くす数の魔物…100…200…いやそれ以上はいるな、多種多様、種族が統一されていない魔物達が溢れかえっている。

 

「それがさ!いつも通り起きたら外が騒がしくって見に行ったらこんな事になっててさ!どうしようってテンパってたらリマが街で誰かを呼んで来いって言って…ひぐっ…それで…」

 

リンが泣くとは珍しい、だがそれだけ状況は悪いという事だ、先日のシャドウの大量発生など比ではない数の魔物、それにまったくの雑魚という訳ではない個体もちらほら見える。

 

「だからお願い!黎斗!助けて!何でもするからさ!特製のドングリもあげるよ!」

「ドングリですか、良いですね、最近のドングリは品種改良されててとても美味しいと聞きますよ!」

「…やれやれ、まぁ良いだろう、君がそこまで頼み込むという珍しいものが見れたのだから私が救いの手を差し伸べてやる」

 

私はいつも通りマイティアクションのガシャット、そして次はバンバンシューティングガシャットを取り出す。

 

『バンバンシューティング!』

 

2つのガシャットのスイッチを入れると音声が流れ

 

『ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!マ〜イティアクショ〜ンエェックス!アガッチャ!ガガンガンガガン!ババンバンババン!バンバンシューティング!!』

 

私はマイティアクションとバンバンシューティングのガシャットを挿入する事でゲンムの鎧にスナイプのマフラーと装甲を取り付けた仮面ライダーゲンムスナイプに変身する。

 

「リン、リマは何処にいた、まずは安否の確認を優先する」

「え、えと、あっちの方角だよ…ってさっきは気になんなかったけど…その姿なんなの?」

 

毎回出会う人間に説明するのも面倒だから今回は無視させてもらう。

 

「ペコリーヌ、前線は君に任せる、魔物共を蹴散らし道を作るぞ」

「了解です!!行きましょう!!」

 

『ガシャコンマグナム!』

 

バンバンシューティングに内蔵されたガシャコン武器を取り出し、私はとにかく撃つ。

 

ガシャコンマグナムは反動が殆どなく片手で撃てるというところが利点だ。

 

「やぁぁっ!!せい!!」

 

ペコリーヌは前衛でひたすら斬り倒し吹き飛ばし進む、そして彼女の背後から不意打ちをしようとする魔物は私が撃ち抜く。

 

(黎斗くんの援護は凄い正確…戦いやすくってヤバいですね!本当に恋しちゃいそうですよ、全く〜)

「うわぁ〜近寄るなってば〜こんの〜!!」

 

リンはハチャメチャに槍を振り回し近寄る魔物にダメージを与えていた。

 

「リン、君はどうしてそこまで頑張る?そういう性格ではないだろうに」

「あ、あたしだってここの人達にはお世話になってるんだ…それに…あたしがちゃんとしてなかったから…こんなことになっちゃったのかもしれない……ううん、例えそうじゃないとしても!!1%でもあたしのせいなら…あたしがやらなくちゃダメなんだよ…!!」

「…そうか、なら存分に頑張りたまえ」

 

彼女の話を聞きながら私は近寄る敵は乱雑に拳や蹴りで打ち払い、距離を取らせた魔物をマグナムの餌食にする。

 

「およ!?おっとっととと!?」

 

ん?前方のペコリーヌに迫っているのはハイオークか、かなりの巨体で3メートル近くはある巨大な猪型の獣人の魔物、手には大斧を持ち耐久力と攻撃力の高い厄介な魔物だ。

 

ペコリーヌでもこの乱戦状態で相手をするのは一苦労するだろう、現に彼女はハイオークの攻撃をギリギリで回避しているという状況だ。

 

私は瞬間的にペコリーヌに走り寄り

 

「ペコリーヌ!!」

「黎斗くん!?…っと、よいしょぉっ!!」

 

ペコリーヌと私は言葉を交わさずに伝わった行動をとる、ペコリーヌが少し屈み私は彼女の肩を踏み台にする。そしてその後、彼女が一気に立ち上がる、その反動を利用し高く跳躍、ハイオークの顔面に無数の弾丸を打ち込み目眩しをする。

 

「どっせぇぇい!!」

 

ペコリーヌがその隙に横薙ぎの一撃を斬り込み、ハイオークの巨体を吹き飛ばす。

 

「ふん」

 

ペコリーヌの背後から忍び寄る魔物は私が着地と同時にマグナム2発を発射することで撃破。

 

「すっげぇコンビネーション…2人ともなんか息ピッタリじゃない?」

「当たり前ですよ!なんたってわたし達は同じギルドの仲間ですから…って黎斗くん!後ろ!!」

 

私は背後に気配を感じ、咄嗟に前転回避、その後すぐに背中から地面に飛び込むようにバックステップしその体勢のまま射撃する。

 

全部で4発、全て着弾、ウッドソウルの群れを撃破することに成功する。

 

やはりスナイプの特徴である、SNグロウスレックの緊急回避や高速ローリングなどの俊敏性はこういうときに役に立つ。

 

「やっぱり黎斗くん見違えるように強くなりましたね、前に会った時よりも強いです」

「当たり前だ、私を誰だと思っている」

 

そんな時、不意に遠くの方で煙が上がっているのが見えた、赤い煙…ただ何かが炎上しているというわけではなさそうだが。

 

「あ!!あそこで煙が上がってますよ!」

「あの煙は…うーん、なんだったっけなぁ?自警団(カォン)の訓練でよく聞かされてたんだけど…あ、思い出した!あれは救援信号だ!あそこに誰かいるのかも!!」

 

成る程な、ならば急いで突っ切った方が良さそうだ。

 

私はバンバンシューティングガシャットを引き抜き。

 

『爆走バイク!!ガシャット!ガッチャーン!!レベルアップ!バイバイバイババイクで爆走!ロンリーウェイ! ライド爆走バイク!』

 

私は爆走バイクを身に纏う、さながらシャカリキスポーツのバイク版のようなものだ。

 

そして右手をかざす事で爆走バイクを召喚、それに跨り。

 

「ペコリーヌ、リン、乗れ。ペコリーヌは私の後ろにリンは私の前に座れ」

「今度は乗り物まで出て来ましたよ!?なんですかこれ!?」

「あ!これ見たことあるゲームの中で出てくるバイク?とかいう奴じゃん!生で初めて見た!」

「時間がない早くしろ、周りは既に魔物に取り囲まれている」

 

催促しペコリーヌは私の背面にリンを前に座らせ、一気にクラッチを切り加速する。

 

「うわ、うわわわっ!?は、速い〜!?」

 

リンが涙目になっているがそれはそうだ、爆走バイクの最高速度は278キロ、それもこんな草原のオフロード地帯だ、一応爆走バイクは搭乗者に負担を掛けない設計になっているとはいえ初心者には少し危険な走行をしている。

 

「す、凄いですね、これ…し、しがみ付いてないと落ちちゃいそう…ぎゅー☆」

「リン、君もちゃんと掴まっておけ…ここからが爆走バイクの見せ所だ」

「…へ?」

 

高速で動く爆走バイクだが魔物達は構わず突っ込んでくる、そして爆走バイクの特徴は破壊、妨害なんでもありのレースゲーム。

 

「ハァッ!!!」

 

最高速のまま高速スピンをかまし、周囲にいた魔物共を蹴散らす。

 

「うひゃぁぁぁ!!?め、目が回るぅ〜!?」

 

更に

 

『ガシャット!キメワザ!爆走!クリティカァル!ストライク!!』

 

バイクに乗ったまま跳躍、そして急降下し着地と同時にスピンすると、そのスピンに合わせてエフェクトが飛び散り、360度全ての範囲の魔物を吹き飛ばし爆発を起こす。

 

そのまま私は再び加速し目的地へと向かう。

 

「う…うぅ…酔った、酔ったよ…うへぇ」

「あはは!こんな体験黎斗くんと一緒にいる時しか出来ませんよね!凄く楽しかったです!」

 

至極真っ当な反応を示すリンと対照的に脳天気なペコリーヌを見ていると非常に興味深い、さて…そろそろ目的地だが…

 

「…リン、ペコリーヌ、飛ぶぞ」

「飛ぶって…うわぁぁひゃぁ!?」

 

私は2人を両脇に抱き抱え跳躍、バイクは勢いよく前方にいる魔物の群れに突っ込んでいく、そして爆発。

 

それに巻き込まれた魔物は黒く焦げ肉の焼ける臭いが辺りに立ち込める。

 

地面に着地後、2人を下ろし、歩を進める。ここら辺は今の魔物の群れ以外はそこまで酷くはないな、ある程度ゆっくりしていても平気だろう。

 

救援信号が出ていた場所と思われる所には厩舎(きゅうしゃ)があった。厩舎(きゅうしゃ)とは牛や馬などの家畜を世話する小屋のことだ。

 

「…人影は見えないが…そこの厩舎の中にいるのか?」

 

私が厩舎に近づくとズイッと1つの影が現れる、その影は近づいた私に対して攻撃を仕掛けて来た。

 

私は咄嗟に右腕でガードするも鈍い音が響く、かなり重い一撃だ、多少はダメージを受けてしまったか…

 

「あ、貴方だれ!!?魔物!?」

 

私に襲いかかって来たソレは私に対してそんな事を言い放って来た。

 

「そ、そう言う貴方こそ誰ですか!?というか魔物なのは貴方なのでは!?」

 

ペコリーヌがツッコミを入れる、そう、私を襲って来たのは二足歩行で手には大きな剣を持ちピンクの鎧を身につけチャームポイントに耳あたりに赤いリボンを取り付けた…ラマだ。

 

ラマとアルパカの違いをご存知だろうか?体躯の違いや背中の丸みなどがあるが1番わかりやすいのは耳だ。

 

ラマは耳がバナナ状に長く、アルパカは短く鋭い、そういった点を考慮すると彼女はラマだ。

 

しかし彼女の毛並みのもふもふ感は…アルパカのそれだ、正直私でさえ最初はどちらだか見分けがつかなかった、ただでさえ二足歩行で話すのだからな。

 

「待って待って〜!リマ!その襲いかかってる人、黎斗だから!助けを呼びに行ったら黎斗に会ったんだって!」

「え!?リンちゃん!?どうして戻って…というかそうだったの!?く、黎斗君なの?」

「ああ、だから剣に力を込めるのをやめて欲しいのだが」

 

私がそう言うとようやくリマは剣を納めた。ペコリーヌと言い今日は見境なしに襲われる日だな。

 

彼女の名前はリマ、この牧場で働く珍しい獣人…いや人獣か?

 

これでようやくこの牧場で何が起きたか、物語が進展しそうだ。

 




今回は色んな人達の形見が出せてよかった…
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