プリンセスコネクト!リ・ダイブゥゥゥゥゥゥゥン!!!(ガッチョーン   作:古賀コーラ

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ディオの無双回なので進展は…ないです


神の名を冠する者

…目の前に現れたのはクロノスに似た仮面ライダー…

 

仮面ライダーディオ…それが奴の今の姿…!!

 

奴自身の技量は分かっていた、このレジェンドオブアストルムという世界を作り出すほどの実力があったのだから。

 

しかし、私にふつふつと湧き上がる感情、永夢や小星作のように、私の技術を盗み取るような真似を勝手にするという事。

 

「断じて…許さない…不正なガシャットを生み出す事など…!!」

「…ふふ…さぁ!!ゲームの時間は終わりよ、これが本当のラストゲーム!!」

「ちっ…!姿形が変わっただけだ!怯むな!!進め!!」

 

クリスティーナが一気に近づく、仮面ライダーディオはただその場に両手を広げて構えるだけ、先程の魔法連射とは違う静かな構え、何か…危険だ…!!!

 

「待て!!クリスティ……」

「はい、まずは1人目」

「がっ…はっ……っ!!?」

 

私が止めようとクリスティーナの名前を叫んだ瞬間だった、彼女は既にその拳をクリスティーナの腹部に当てていた。

 

クリスティーナはその重い一撃に耐えきれず地面に腹を両手で抱え込んで倒れ込む、ただすれ違うようなその動作、それだけでクリスティーナは…敗北した。

 

「な…ぜ…だ…っ…!」

「『予知の予知』よ…クリス」

 

千里真那…否、仮面ライダーディオはクリスティーナに興味がないようにそのまま通り過ぎる。

 

「貴方の能力は乱数を弄るもの…だけど私の予知はその先さえも予知できるという事、もはや貴方程度では私を止められない」

 

奴はバグヴァイザーを腕に取り付け、チェーンソーモードに切り替えながら歩き進める。

 

「さぁ、次は誰から死にたいかしら」

 

周りにいる誰もが動けずにいた、奴にその隙が全く見当たらない、先程まで瀕死だった人間とは思えない圧が感じられる。

 

「…何故、今になって…その力を…!」

「黎斗君、奥の手は最後まで取っておくから奥の手なのよ?それに…当初の予定ではこの姿にならずに倒す予定だったというのも事実、そして何よりも…」

 

私はその間に前へと出る、コイツの相手は私がしなければならない、他の皆のダメージを鑑みればまともに戦えるのは私しかいない。

 

「ふふ、そうよ…この姿になるまでの間にどれだけの人間が疲弊していると思っているの?黎斗君がここにこれだけの最高戦力を集めてくれた、そしてその戦力は私がこの姿になる前に疲弊している」

「…そのタイミングで切り札を切ってきたという訳か…確かに合理的だな」

 

確かに非常にまずい、奴にはもう手はないと踏み、ここに集めた全員が全力で対処した、それこそ倒し切る勢いでな。

 

それが1から崩された…コッコロやユイのようなヒーラーもこの戦闘続きでは魔力が無くなり殆ど機能しないだろう。

 

「サレン!!子供達はもう下げろ!!他の皆も重傷者は出来るだけ戦線を離脱!戦える人間だけ残るんだ!!」

 

私の言葉に皆が動く、私はその間も奴から目を離さない。

 

「賢明な判断ね、それでどうするつもり?」

「…私が1人で戦う……戦える者達もまずはこの戦いには参加するな!!」

 

私が叫ぶ、皆疑問に思っている事だろう、だが

 

「…成る程、黎斗様は私達にこの戦いを見てほしいみたいですわね」

「…そうかい…まずは様子見をしてもらう…奴がどんな力を持っていてどんな攻撃をしてくるのか…それを確認してからって事かい」

 

流石はトワイライトキャラバンのメンバーだ、私の考えを読み取ってくれる。

 

ここで全員で挑むのは無謀だ、奴にどんな力があるのか分からない、下手をすれば一瞬で壊滅なんて事もあり得る。

 

それだけは避けなければならない、ここで戦力を一気に削がれる事は許されない、それこそ勝率が下がる。

 

まずは彼女達には回避や防御を優先、出来るだけ奴の攻撃範囲外から奴の攻撃を見てもらい、攻略の糸口を探してもらう。

 

手の内さえ分かればまだ何かやりようがあるだろう、その為にも

 

「まずはこの私が相手だァァ!!!」

「威勢がいいわね、黎斗君…!!!」

 

ソードを振り回して奴に斬撃を当てようとする、しかし

 

「っ…紙一重で避けられる…!!」

「分かるわ…次の攻撃が完璧に分かる!」

 

覇瞳天星とやらはほぼ機能しない筈、しかしそれとは関係なしに完璧に予知が成功している所を見るとディオの能力は『完全予知』か…!!

 

私の推測だがクロノスのような『時間停止』は存在しない、あの力はゲームエリア内に作用する特殊なものだ。

 

このゲームの世界でそれをやるとなるとレジェンドオブアストルム自体のコードを弄る必要がある、それは流石の千里真那でも時間を要する、この短期間でできるものではない。

 

タイムエグゼキューターをこの予知能力に置き換えている方が現実的だろう、かといって弱体化しているとは全く思わないが…

 

光の剣を生成し連続で攻撃を仕掛けるも擦りもしない、読まれている…完全に次の攻撃が…!!

 

「次はこっちの番よ!!黎斗君!!」

「…っ!!」

 

奴がチェーンソーを振りかざす、私はそれに対してソードで防ごうとしたのだが…

 

「なにっ!?ぐぁぁっ!!!!」

 

回し蹴りが飛んできた、この攻撃は予想外だった…まさか…っ…!!

 

「…攻撃だけでなく…防御も読まれているのか…!!」

「攻撃の予知ができるなんて一言も言っていないわ、私は未来を見通せるの、そしてその未来は私が好きなだけねじ曲げられる」

 

本来ならチェーンソーでの攻撃は私が防いでいた筈…だが途中で奴が攻撃方法を変えた事で私に攻撃は当たった…

 

未来を予知し結果をねじ曲げる…まさにディオ…神の名に相応しい力。

 

ハイパームテキでさえも手を焼く可能性がある、ムテキにはスパーキングショルダーというゲームエリア内とムテキの間を隔てる遮断フィールドを展開する装備が存在するがこの力はゲームエリア内に直接干渉するものではない為、クロノスの時間停止のように無効化できない。

 

凄まじい戦闘能力を保有していようと攻撃が当たらないのでは意味がない、そして攻撃も防御も読まれ覆してくるこのディオは…

 

これも私の推測だがハイパームテキでさえ決着をつける事はできないだろう、互いにダメージを受ける事がないのだからな。

 

「ふんっ!!はぁ!!くっ…っ!!」

「どうしたの?もう疲れた、なんていう訳じゃないわよねぇ?黎斗君には付き合ってもらわなきゃ…私の腹の虫が収まらないのよ!!」

「ぐぁぁぁっ…!!」

 

チェーンソーで連続で斬られ吹き飛ばされ転がる。

 

全くついていけないという事はない、攻撃自体は見切れる筈なのに奴の予知により全て先を行かれる。

 

「これならどうするのかしら、黎斗君」

『…クリティカルサクリファイス』

 

エネルギーで生み出された巨大な丸のこが私に向かって飛んでくる、これは…避けられない…!!

 

しかし、それは当たる事はなかった、ギャリギャリと火花を散らし丸のこを受け止める…ルカとエリコの姿があった。

 

「流石にこれ以上、見ているだけという訳にはいきませんわ…!!」

「同感だ…!とにかく手を尽くしてみるよ、あたし達も…!!」

 

2人が攻撃を弾き飛ばすと、奴の背後からレイとヒヨリが飛びかかる。

 

「どんな力を得ようと私達は決して怯まない!!」

「とにかく攻撃をやめてもらうよ!!そして迷惑をかけたみんなに謝ってもらうんだから!!」

「あら、勇ましい事、でもね」

 

ドドンと2発、背後から近づき死角からの攻撃だった筈の2人は簡単に吹き飛ばされる。

 

たったのそれだけで2人は瀕死の状態となった、家屋に衝突した2人は身動きが取れない。

 

「無駄なのよ、今の私に隙なんてないわ、全方位からの攻撃だろうと予知して見せる」

「…っ!!畳み掛けるしかねぇ!!黎斗の兄ちゃんとの戦いを見ててもぶっちゃけよくわからねぇ!!でも!やらなきゃやられるだけだ!!」

「…私もダイゴの意見に賛成です、予知されようとも…それを上回る攻撃で叩けばいいだけの話!!」

 

空間跳躍、そして2人は乱打を仕掛けるのだが。

 

「簡単なのよ、貴方達の予知なんて…あくびが出るくらいね」

「なっ…んだと…!!?」

 

ダイゴとラジニカーントの攻撃は片手づつで防がれる、それだけで圧倒的な実力差が計り知れる。

 

「さぁ、退場の時間よ…」

「っ…!まずい!!」

 

ムイミとシズルが察知して動く、ダイゴとラジニカーントの2人に近づき…

 

『キメワザ、クリティカルアストルム』

 

「食らいなさい」

 

奴の蹴りが炸裂する、眩い閃光を撒き散らし星々が輝き周りに流星が飛び交う、離れた位置にいた私ですら回避をしなければならない程の威力と攻撃範囲。

 

『神の一撃…!!!』

 

「ぐぅぅぁ…っ!!」

 

至近距離で浴びたムイミ達もまたレイ達同様に家屋に叩きつけられ意識を失った、肉の形を保っているのが奇跡なレベルの威力だ。

 

「っ…まずいです主さま…今の攻撃で…!!」

 

コッコロが言う、私が見れば今の流星で周りに被害が出ていた、元々体力的に消耗していた面子が多かった事も起因しているだろうが…

 

「怪我をしたみんなをこっちに連れてきて!!はやく!!」

「大丈夫よ…心配しないで…」

 

ユカリとミサト、2人のヒーラーが怪我人の治療にあたっている…なんて言う事だ…!!

 

今の攻撃で殆ど壊滅状態だ…!!まともに攻撃を喰らった者も多い…!!

 

回復魔法にも限度がある…残りのヒーラー達だけで賄える程の余裕はない…私のサンクチュアリマントも後2回使えればいい方だ。

 

「随分と苦しそうね…形勢逆転…ってところかしら」

「ふざけるな…この私に許可なくガシャットを生み出したお前は…私のこの手で削除する…!!」

「やれるものならやってみなさい、貴方達では私に傷1つつける事はできない」

「…いい加減に…してくださいよ!!覇瞳皇帝(カイザーインサイト)!!!」

 

飛び掛かったのはペコリーヌだ。

 

「あら、お姫様、さっきは私に対して何か言っていたようだけど…この惨状を見ても同じことを言えるの?」

「言えます…言えますよ…!!やり直すチャンスはあるんです…!」

「偉そうに…そういうのは勝ち誇ってるから言えるのよ、見下してるから言えるの、果たして今の貴方が言える立場なのかしらねぇ」

「うぅっ!!?」

 

奴の攻撃は止まらない、ペコリーヌの防御は間に合わない、奴に予知され防御しても別角度から攻撃される、こちらから攻撃しても決して奴に攻撃は届かない、一方的な戦いだ。

 

「彼女だけに戦わせるなぁ〜!!続け〜!!」

 

ヴァイスフリューゲルのギルドマスターであるモニカの声、それと同時にアキノやイリヤなど錚々たる面子が飛びかかるのだが…

 

『キメワザ…クリティカルジャッジメント』

 

炸裂するビームが飛びかかった人間をまとめて弾き飛ばす、たった1人相手に40人あまりの人間がなす術なくやられていく。

 

「あははは…!!黎斗君!貴方は素晴らしい力を私に与えてくれたわ!!これこそ…神ィ…!!」

 

奴は再び目のような物体を複数展開する。その数は数十から百程。

 

「アレは…!!」

「再び魔力が戻っていますわ…!!」

 

ルカとエリコが反応を示す通り、奴の魔力が回復している、アレもディオの能力の1つか。

 

それだけではない、結晶化した魔力は翼を生成し更にバグヴァイザーを持たない方の腕には翼と同じ成分で出来た巨大な鉤爪が装着される。

 

「このくだらないゲームを終わらせる究極の神!!それが私なのよ!!」

「ゲームを終わらせるだと…?違う…ゲームとは…けして終わらない…夢と希望を紡ぐ究極で永遠の旅路だ…!!!」

「…ゲームにはね…必ずエンディングがつきものなのよ、バッドエンドだろうとなんだろうとね」

「…そうかもしれないな、だが私の求める究極のゲームは、終わりなきゲームだ」

 

私達は構える、互いにジリジリと間合いを詰め。

 

「やはり」

「やはり」

「貴方とは相容れない」

「お前とは相容れない」

 

私達は同時に動く、奴は私の攻撃を的確に弾く、まるで楽しんでいるように…

 

「貴方の攻撃は手に取るように分かる、貴方のレベルはとっくに超えているのよ私は、もう既に策略だとかそういうもので覆せる次元の話じゃないのよ」

「そんなことは分かっている…!!」

「ならどうして諦めないの?貴方程の知恵が回るものなら私の側に付く方が賢明だと思うけど?」

 

私はソードを振り続けるが奴は鉤爪や翼、チェーンソーで防ぐ。

 

「私は…!!もう…!誰の下に付く事もない!!私は…私こそが…神の…才能を持ち…全ての人間を導きレベルアップさせる…最高神となるのだ!!!」

「優しいわね、所詮天才以外の人間など道具に過ぎないっていうのに…!!!」

「ぐぅぅっ!!?」

 

私は連続で攻撃にヒットしてしまう、鉤爪、チェーンソー、そして翼…吹き飛びながらも私は抵抗として光の剣を…

 

「残念ね、貴方の魔力切れは予知済みよ」

「…っ!!?」

 

あまりにもレガシーの力に頼りすぎた…!!もう光の剣を作り出す事も出来ないほど消耗しているとは…!!

 

ということはサンクチュアリマントも使用できないだろう…!

 

「ぼうっとしてる場合じゃないわよ!!」

「ふぐぁぁっ!?」

 

鉤爪によるアッパー、回し蹴り、連続チェーンソー、最後は両翼による叩きつけ。

 

「ぐぅっ…はぁ…っ…!!」

 

ガシャットが飛び抜け、私の変身が解除される。

 

「他のお仲間も私のおもちゃと戦ってるみたいだから…貴方のフォローには回れないわねぇ…?」

 

奴は飛び散ったガシャット2つを回収し…破壊する。

 

「ああ…!!私の…ガシャットがぁ…!!貴様…っ…!!」

 

私は地面を手で叩きつけながら吠える、屈辱だ、ゲームに愛のない人間に破壊されるなどと、今までにない程の屈辱を感じる。

 

「さぁ、行きなさい私のおもちゃ…邪魔な観客達にはそろそろ退場してもらわなくちゃ、もう相手するのも面倒なのよ」

 

更に奴は目のような物体を放つ、どんどん奴の魔力が回復している、このままではまずい…っ!!

 

「グレード…0……変身…!!!」

『マイティジャンプ!マイティキック!マ〜イティアクショ〜ンエェックス!!』

 

「今更そんなレベルになってどうするつもり?」

「…どんな無理ゲーだろうと攻略の糸口は必ず存在するという事を私は天才ゲーマーから教わってね、必ず攻略して見せる」

 

…啖呵を切ったもののすぐにでも攻略の糸口を見つけなければ勝機はない、どうするか…奴が黙って考える時間をくれるとも思えない。

 

「なら見せてもらおうかしら?そのゲーマーの力とやらを」

 

ガシャコンブレイカーを出現させブレードモードに変更、奴との攻防は無駄ではあるが…

 

まず第一に考えよう、奴はどこまでの予知を出来るのか。

 

何手先まで見ることが可能なのか、重要なのはそこだ。

 

戦闘中にそこまで先の未来を見れるとは思えない、奴の事だ三手先程度なら見ることができるだろう。

 

やはりここはとにかく弾幕をはる、手数で勝負をかけるしかない。

 

『ジェットコンバ〜ト!!』

 

ジェットコンバットにレベルアップし即座に射撃を開始する。

 

「弾幕…いい手だわ、悪くない…でも」

 

それをまるで満員電車の人混みを避けるが如く弾幕を縫って奴は迫ってくる、くっ…!!弾幕レベルの予知も可能という事か…!!

 

「甘いわね、何百、何千だろうと予知の1つに過ぎない」

『シャカッとリキッと!シャカリキスポーツゥ』

 

すぐにホイールを投げつける。

 

「ふぅん、またそれ…それには前に酷い目に遭わされたものねぇ…でも2度も同じ攻撃が効くと思わないで頂戴!」

 

一撃は弾き、跳弾させたホイールもまた簡単に翼で打ち払わられる。

 

『ギリギリチャンバ』

「ぐぅっ…!!!」

 

ギリギリチャンバラを起動したと同時に奴に首を掴まれる、それによりガシャットを落としてしまう。

 

「何をしても無駄なのよ…黎斗君、貴方に勝ち目はもうないの、敗北という名のエンディングが貴方を待っているわ」

「ぐぁぁぁぁぁっ……はぐぁっ…!!!」

 

鉤爪で思い切り胴体を引き裂かれそのまま十数メートル程吹っ飛ばされる。

 

駄目だ…今の私ではあらゆる手を尽くしたとしても奴に攻撃を当てることは出来ない…

 

弾幕レベルの攻撃だろうと避けてくるというのならば残る手は1つしかない…しかしそれをやろうにも私1人ではどうしようもない。

 

誰かの助けを借りようと周りを確認しても。

 

「エリコ!子供達を守るんだ!!」

「分かっていますわ!しかし…!!」

 

「怪我人を守るにゃ!!」

「くっ…我が魔眼(イーヴィルアイ)を持ってしてもこの量は…ッ!!」

 

「イリヤさんの魔力がもうないわ!!イリヤさんを守りながら他の人も!!」

「ミヤコに任せるの〜!!うううみゅみゅみゅ…!!!」

 

ここに全員を集結させた事が裏目に出たか…皆守る事で精一杯だ。

 

考えろ、私…この状況を打開できる策を考えろ、私は神の才能がある、私ならば必ず、この状況を…突破できる!

 

「黎斗くん!!!」

 

その時奴に迫ったのはやはりペコリーヌだった、彼女も既に限界な筈なのに目のような物体を破壊しながらも奴に接近した。

 

「…しつこいお姫様だこと、貴方もそろそろこのゲームから降りてもらわなきゃ困るのよ」

「…終わりませんよ…わたしのゲームは…いつまでも」

「貴方も黎斗君みたいな事を言うのね、本当に下らない」

「きゃあぁっ…!」

 

生み出さられた翼に叩かれ吹き飛ばされるペコリーヌ。だが彼女は決して諦めない、どんな逆境に立たされようと彼女の意思は砕けない。

 

「それでこそ……ゲームプレイヤーだ、私の望む…最高のプレイヤーとは…君のような存在だ」

「黎斗くん…大丈夫なんですか?」

「この程度のダメージ、慣れている」

 

私はペコリーヌの横に並ぶ、現状でこれを打開する術はない、しかしかといって諦める理由も見当たらない。

 

「貴方達が潰れれば他の奴らも戦意を喪失するでしょうし…そうね、いいでしょう…さっさと潰してあげる」

 

私達は突き進む、隙があるようで全くない奴に攻撃を仕掛けても全て回避され、奴の攻撃は確実に私達を捉える。

 

その時だった、私の頭の中に声が…

 

その声に釣られて私は一瞬だけ動きを止めてしまう、その際。

 

「くぅっ…!!」

「これで終わりよ!お姫様!!貴方の国は!いいえ!!世界は私が作り変える!!新世界の神となるの!!」

 

バッと前を向くとペコリーヌが剣を弾き飛ばされ更に巨大化した爪で切り裂かれようとしていた。

 

「ペコリーヌ!!」

 

私は咄嗟に名前を呼びながら彼女を突き飛ばし奴の爪に引き裂かれる。

 

「ぐぁぁっ……がっ……は…」

「く…黎…斗くん…?」

 

私はそのままゆっくりと両膝をつきそして、変身が解除され…

 

そこで意識を失った。

 

「黎斗くぅぅぅぅん!!!!!!」

 

 

 

 

 

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