プリンセスコネクト!リ・ダイブゥゥゥゥゥゥゥン!!!(ガッチョーン   作:古賀コーラ

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永夢役の飯島くんも役の中で彼女が欲しいと言ってたのに…

最近龍騎を見直しててプリコネの世界に浅倉入れたら面白そうだなぁ…って妄想しました。


アニメプリコネ、作画が動いてていいと思います、ペコさんは鉄拳制裁するしコッコロちゃんはかわいいし、おにぎり作る時に水をパッと手で払うところとか細かくてすこ。


自分を変えるDestin!!!

僕とポッピーの思い出の場所…

 

「…意外にどこに行けばいいのか…パッと出てこない…」

 

僕は彷徨っていた、外に出たものの、目的地が定まらない。

 

黎斗さんが名指しで僕を指名したという事はポッピーと僕との思い出の場所というのは細かく設定してある筈。

 

イベントスポットとなる場所はポッピーと僕との間に何らかの変化だったり印象に残るような出来事があった場所の筈なんだ。

 

「うーん…記憶を1から遡っていくべきか…」

 

…と、そこでふと思い出す。1から遡った事で、もしかしたらという部分が出てきた。

 

「最初…ポッピーと初めて会った、あの場所…」

 

僕が思いついた場所は…まだ僕が仮面ライダーになっておらず、勝手にガシャットとゲーマドライバーを使って変身したあの場所だ。

 

あそこは僕自身の運命が変わったというのが強い面がある、ポッピーと僕のとなるとあまり関係がないように思える。

 

でも今の僕ではそこにしか行く当てがない、だから行って確かめてみるしかない。

 

そう考えたのなら早速行動だ。僕は遅れを取り戻すように早足で進む。

 

 

 

ようやく現場に着くと今は人通りも少ない、丁度良い時間だ。

 

何が丁度良いかというと、黎斗さんのゲームだ、ぶっちゃけ何が起こるか分からないし、人がいない方が安全で良い。

 

僕が初めて変身したあの広場に向かうと手に持っていたプリンセスコネクトガシャットが光出す。

 

「やっぱりここが…」

 

ここにマイティノベルの時と同じイベントスポットがある、間違いない。

 

息を整える、何が来ても良いように、深呼吸を1回、胸に手を当てて落ち着かせ。

 

『プリンセスコネクト!イベントスタート!!』

 

僕がガシャットのスイッチを入れると女の子の音声が響き、僕の周りにゲームエリアが広がっていく。

 

そして眩い光に包まれ僕は一瞬だけ目を瞑ると次に広がる光景は白黒で灰色の世界だった。

 

同じ場所ではあるけど…なんとなくここが過去の世界だって分かった。

 

こういう表現は大体そうだと僕のゲーム知識が囁いている。

 

「あれは…」

 

目の前にはポッピー…の人間体である明日那さん、ナース服姿で僕に何かを言っている、確か…「それは君に使えるものじゃない!」的な事を言ってたような…

 

この時の僕は目の前の患者を救う為、無我夢中で周りが見えてなかったし、ガシャットのスイッチを入れたらゲーマー魂に火がついちゃってあまり周りの声が聞こえてなかった気がする。

 

それにしても関係無いけど明日那さんのナース服って凄くスカートが短いというか…何というか…

 

…明日那さんの時は割と冷静な性格なんだけどこう言うところは改めて見るとポッピーらしいというか。

 

というか改めて黎斗さんの凄さが分かる、この場面、随所の至る所まで再現されてる。

 

どうやってやっているのかは分からない、風景なんかはあの人の性格だ、現場に行って草だろうと石ころだろうと1つ1つを正確に再現しようとするだろう。

 

それは分かる、でも僕と明日那さんとのやり取りや仕草や動作まで完璧だ、当時の映像が完全再現されている。

 

僕に関しては黎斗さんはずっと見てきたらしいから、あまり分かりたく無いけどまぁ分かる。

 

これがもし今このゲームをやっている飛彩さんや大我さんにも僕と同じ事が起こっているとするのなら……本当にあの人に不可能な事は無いんだろう。

 

明日那さんが驚いて僕の戦いを見ているのも新鮮だなぁ…あ、僕の動きも今より随分鈍い。

 

それでもなんであんなドヤ顔…というかドヤ声?ドヤ発言できるのは…なんだか恥ずかしくなってくる。

 

Mになってる時は誇張表現が多いというか自信が出ちゃって…

 

あれ?そう言えば…今回僕は『僕』のままだ、マイティノベルの時もそうだったけど、イベントの時はMにならない。

 

そこら辺は自分自身でも制御できないからなる時とならない時はいまだに分からない、以前パラドに聞いた事もあったけど「ゲーマーMの人格は俺と永夢であって、俺でも永夢でもない、だから俺にも分からない」と言ってた、まさにパラドと僕のハイブリッドがゲーマーMという存在だから当然といえば当然なんだけど。

 

そんな事を考えていると僕が初めてソルティを倒した所だった。

 

明日那さんが近づいてきて僕に話しかけている、その様子を見ていると現在の僕の前に選択肢が出現する。

 

 

《彼女の第一印象は?》

 

→好みのタイプの人だ

→かわいい人だ

→声が好きだ

 

……僕は唖然とした、なんだこの選択肢は。

 

これってこの時、この場面で、ポッピーもとい明日那さんに対して僕が思った事でいいんだよね?

 

8年前…僕はそんな事を思っていたのか?…自分自身の問題なのにそんな疑問が出てしまう。

 

…というより選択肢全て、この場面ではどうだったかは分からないけど確かにポッピーに対して思っていた事ではある。

 

黎斗さんに頭の中を全て見透かされているようで気味が悪い、今に始まった事じゃないけど。

 

…それで話は戻るけど、どれなんだろう…きっと正解は1つ、黎斗さんに限って全部正解なんて事は無い。

 

消去法で考えてみよう、まずは『好みのタイプの人だ』からだ。

 

明日那さんとポッピーは同一人物だけど真逆の性格をしてる、特に初対面のこの時はポッピーの事なんて知らないし、どちらかというと好みなのはポッピーの方だし…これは違うかな。

 

『かわいい人だ』…これも上記と同じ、明日那さんはどっちかというと落ち着いた雰囲気で美人寄りなのかな?ポッピーと同一視すると変わるけど。

 

だとしたら『声が好きだ』が正解かもしれない、ポッピーと明日那さんは声の高さが違うけど本質は違わない、うん、どっちもいい声してると思う。

 

これしか今の僕には分からない…震える指先で『声が好きだ』の選択肢を選ぶ、頼む…!当たっててくれ…!!

 

『イベントクリア!!』

 

音声が響く、それによりゲームエリアから弾き出され、僕は元の世界へと戻ってくる。

 

当たってた…でも…当時の僕に言いたい事がある、あの状況でそんなこと思ってたの?って。

 

まぁ、今はそれより先に進む事を考えよう、イベントクリアしたけどポッピーは戻ってきてない、まだこれ以外にもあるって事なんだ。

 

次…次は…

 

僕がそう考え始めた時、スッと次の目的地が出てきた。

 

それは、ポッピーがラヴリカに洗脳され僕たちと敵になった、そしてポッピーを助ける為に僕達はポッピーと戦った。

 

ポッピーの本心を聞くために。

 

あの場所だ、あそこにならきっとイベントスポットがある。

 

僕はそう確信し、歩を進める、確かあそこはここからでも数分で着く川沿いの場所、ここで僕達はポッピーと戦った。

 

大我さんやニコちゃん、それに飛彩さんはポッピーはバグスターだからと割り切って攻撃し倒そうとしていた。

 

僕はそれを止める為、2人を妨害した。この時はまだパラドも人間を敵視してたから迷ってるポッピーを煽ってたし…この時期は本当に嫌だった。

 

黎斗さんも他人を巻き込んでたけど、あの頃はどちらかというと僕に対してだったしまだ耐えられた。

 

でもこの頃は本当に…僕以外の人達が苦しい目に合っていたから…僕の心は凄く震えていた。

 

ポッピーもそうだ、凄く苦しい時期だったって思う、だから僕は助けなくちゃって思ったんだ。

 

僕がその場に近づくと思った通り、ガシャットが光り輝く、ここにイベントスポットがある。

 

僕はすぐにスイッチを入れ、ゲームエリアへと侵入する。

 

淡い灰色の世界が広がり、目の前には座り込むポッピー、そしてポッピーの目の前には僕の姿があった。

 

僕がポッピーの目線に合わせるように片膝立ちとなりポッピーが手に持っていたバグヴァイザーを僕の胸に押し付け。

 

『だったら、俺と戦え、人間を攻略したいんだろ……世界を支配したいんだろ……攻撃しろ!!』

 

過去の僕がポッピーを睨みつけながら叫ぶ、この時、僕はポッピーの気持ちを確かめる為に声を荒らげた。

 

ポッピーの辛そうな顔が見て取れる、この時の僕は必死だったからあまり気にしてなかったけど…ちょっとやりすぎたかもしれない。

 

だって飛彩さんも大我さんも若干引いてるから、ニコちゃんもなんか苦い顔してるし…こんな感じだったんだ…あの時の皆…

 

でも、ポッピーは顔を横に振った、人間の敵にはならないと、皆とドレミファビードをしたいとそう願った。

 

この言葉を聞いた時、僕は心底から嬉しかった、勿論ポッピーが初めからそう思ってた事なんて分かってた、そうじゃなくてちゃんと言葉にしてくれた事が嬉しかったんだ。

 

《この時の貴方の心境は?》

 

→ポッピーが戻ってきてくれて良かった

→ちゃんと反省してくれて良かった

→バグスターにもちゃんと心はある

 

…なんだろうこの選択肢…

 

特に最後の選択、それだけが妙に前の2つと比べて異質だった。

 

ポッピーという個人のものから外れている選択肢だ、引っ掛けかな?

 

黎斗さんは平気でそういう事をする人だし、当時の僕の記憶なんて曖昧だ、事細かに覚えてるはずがない。

 

当時の僕は勿論ポッピーが戻ってきてくれて嬉しかったと思ってた。

 

2つ目、反省してくれたのを見て嬉しかったというよりは本心を聞けて良かったと思ってる。

 

でも最後の選択肢『バグスターにもちゃんと心はある』、これだけは何か異質なものを感じた。

 

でも、確かに、思い返してみれば、僕がしっかりとバグスターという存在と向き合い始めたのはこの時からだったかもしれない。

 

バグスターは人類にとって脅威の病原体で、僕達ドクターはそれらを排除する存在だ。

 

本来、決して相入れないし、元がウイルスという生物とも無生物ともとれる存在が相手だからそこら辺は深く考えてこなかったのはこの時は事実としてあった。

 

でもポッピーを筆頭にパラドやグラファイト…それだけじゃないソルティ達にだって立派な心を持っていた。

 

ちゃんと『生きている』んだって理解し始めたのは多分この頃からだったと思う。

 

だから僕は3番目の『バグスターにもちゃんと心はある』を選択した。

 

さぁ、どうなる…単なる引っ掛けなのかそうでないのか…

 

『イベントクリア!!』

 

音声が鳴り、僕は現実世界へと戻される。

 

「良かった、あれで合ってたみたいだ」

 

…偉そうな事を言ってるけど、心…心とは何なんだろう。

 

どういったものが心なのかイメージはできる、感情だとかそういったものなんだろう。

 

でも自分の心って自分自身、完璧に把握してるわけじゃない、こうやって改めて考える事で、ああ、この時の僕はこうだったんだって心から思うんだ。

 

俺はお前、お前は俺…パラドの口癖で、以前黎斗さんから指摘されたパラドの気持ちや行動は僕の裏表…

 

つまり僕もまた、心について何か、という事をあまり理解していないのかもしれない、パラドと同じように一緒に理解していっているのかもしれない。

 

僕はプリンセスコネクトガシャットを見る、変化はない、まだ何かイベントスポットがあるのかもしれない。

 

次か…思いつく場所…あそこしかない気がするけど…

 

僕が向かった場所、というより戻った場所。

 

それは聖都大学附属病院、僕が目指しているのはCRだ。

 

ポッピーとの思い出が1番ある所はCRしかないって思った、ここにならきっとイベントスポットがある。

 

そう思った矢先、大学の入り口に近づいただけでガシャットが光り出した、まだCRじゃないのに…

 

いや、でもここでもできるっていうならやるしかない、僕はガシャットを起動しゲームエリアに侵入する。

 

僕が目を開くとそこはCR内だった。これはいつの頃なんだろう、パッと見ではどこの場面かは分からない。

 

ポッピーだけじゃなくパラドや貴利矢さん…飛彩さんもいる、この光景見覚えがあるぞ、そんなに昔の記憶じゃ無い。

 

これは…僕がそう思い始めた瞬間、また光り輝き僕の視界は0になる、その光が無くなり目を開けば場面が変わっていた。

 

「ここは…!!」

 

…ここは僕の昔暮らしていた地域のコインランドリー…あの場面からこの場面に移動したという事は…

 

「1年前の…マイティノベルの時か…」

 

1年前のこの日、僕とポッピーは僕の過去に携わるゲームマイティノベルの攻略に出向いた、その道中の場面だ。

 

僕はこの時、ポッピーに自分の過去を話してもいいかなって思ったんだ、誰にも話したことがない僕の過去を。

 

当時は誰にも話したくなかった、面白い話というわけでもないし、父さんの話はしたくなかったから。

 

でも…ポッピーには打ち明けられる気がしたんだ、あれ…?今にして思えばなんでなんだろう。

 

確かにポッピーは信頼できる仲間だ、でも、それは飛彩さんや貴利矢さんにだって言えることだしむしろそういった話は飛彩さん達に話して相談に乗ってもらった方が良い見解を得られると思う。

 

それでも僕はポッピーならって思った…なんでだろう。

 

これもまた『心』の問題、僕自身もわかっていない心の…

 

《何故貴方はそう思った?》

 

→ポッピーの事が好きだから

→ポッピーが明るい性格だから

→ポッピーは理解力がある子だから

 

選択肢が出た、まるで僕の考えている事を読まれているような選択肢だ、質問内容も具体的な指摘ではなく『なぜ貴方はそう思った』という

曖昧なものだし、僕がそれを考えていなければ何のことだか分からない質問だ。

 

僕は既に黎斗さんの手の上…それでも進まなくちゃならない、ポッピーを救えるのは今は僕だけなんだ。

 

僕はどうしてそう思ったんだろう、ポッピーの事が好き…それはそうだと思う、でもきっとこの選択肢はそういったものの『好き』とは違う

意味合いなんだろう、だから違う。

 

ポッピーは明るい性格だから…確かにそうかもしれない、明るく包容力のあるキャラだから話しやすいって思ってたし。

 

理解力…理解力…?ポッピーってそんな知的じゃ…いやいや、そういう理解力じゃないよね、多分こう…頭で理解してなくても分かってくれるというか…相手の気持ちになってくれるというか…多分そんな感じのニュアンスなんだと思う。

 

だとすれば…3番目、理解力がある、なのかもしれない。

 

この選択肢の理解力って部分がかなり幅広い解釈の捉え方をしてると思う、ポッピーという存在の中枢部分を全部ひっくるめてる。

 

優しく包容力があり、誰に対してもその人の気持ちになって相手を分かろうとしてくれる、それを全てひっくるめて理解力、だから僕はポッピーになら話せると思ったんだ。

 

僕はそう考えて3つ目の選択肢を選択、ちょっとだけ自信がないけど…どうなる。

 

『イベントクリア!!』

 

音声が鳴り、僕は…

 

目を開くとそこは現実世界じゃなかった、正直正解できた安堵感よりもここはどこ?っていう感想が強かった。

 

「なんで…?正解した筈なのにゲームエリアから出られないんだ…?」

 

それにこの場所は見た事がない、まるでゲームの世界だ、凄いリアルだけど。

 

石畳の地面から建造物の細部までリアリティーを感じる、黎斗さんはゲームに文字通り命をかける男だ、半端な事はしない。

 

この感じ…まるでこういった異世界のような場所に実際に行った事があるようなリアリティーを感じる、流石の黎斗さんでもここまでリアルな非現実を行ったこともないのに再現できない。

 

とはいえ、僕もゲーマーの端くれだ、こんな凄い世界に心が踊らないわけがない、子供の頃に憧れたゲームの世界が今目の前に広がっている。

 

凄くワクワクするし、もしゲームが進歩して子供達がこんな世界で冒険できる未来があるんだって思うと少しだけ嫉妬してしまう、僕ももう若くないからもっと若いうちにやりたかったなって。

 

そんな事を考えながら歩いていると、僕の目の前に横たわる女性…アレは…!!

 

「ポッピー!!」

 

ポッピーだった、あの特徴的なピンクの髪の毛、ポピポピな服装はポッピーしかいない!

 

僕はすぐに近づいてポッピーを抱き上げる、僕はポッピーの肩を揺らして呼びかける。

 

「ポッピー!しっかりして!ポッピー!!」

 

ポッピーはバグスターだから余程のことがない限りダメージを負わない、でももしかしたらバグスターにも感染するバグスターウイルスに感染してるかも…黎斗さんの事だし。

 

「エ…ム…」

「ポッピー…!!」

 

僕の呼びかけに反応してポッピーが目を開く…良かった、怪我もしてなさそ…

 

ドンッと僕は突き飛ばされた、一瞬何が起こったか分からなかった。

 

見れば僕はポッピーに両手で突き飛ばされ、尻餅をついてしまっていた。

 

「ポッピー…?いや…違う…誰だお前は…!!」

「…申し訳ありません、騙すような真似をしてしまって」

 

ポッピーの声が別人に変わる…それにこの声…聞き覚えがあるぞ…この声はこのプリンセスコネクトガシャットの音声と同じ声…!!

 

ポッピーの声だけじゃなく姿形まで変化していく、橙色の長い髪、水晶のような王冠、お姫様のようで騎士のような格好。

 

特徴的なのは胸かな、大きな胸の上部分をさらけ出したその子は可愛らしい女の子だった。身に覚えはない…この子…多分バグスターだ、黎斗さんが仕掛けた。

 

ポッピーを守る為に僕を妨害するバグスター…だったら倒すしかない。

 

僕は切り替える、仕事モードに、ここでこの子は倒さなくちゃならないから。

 

僕はゲーマドライバーを装着しすぐにマキシマムマイティとハイパームテキを…

 

「…ってアレ?ハイパームテキがない…っ!?」

「それも申し訳ありません、それはここにあります」

 

彼女がそう言うとハイパームテキは彼女の手の中にあった、しまった…ポッピーに化けてる時に取られたのか…というかその為にポッピーに…

 

「…流石はあの黎斗さんだ、対策はバッチリって事か」

『マキシマムガシャット!!』

 

「わたしはお姫様を守る守護者です、貴方には出て行ってもらいますよ」

『ザ・バグスター!!』

 

彼女はバグヴァイザーを使い怪人体となる、見た目は彼女をまんま怪人にしたような見た目だ、だからか少し愛嬌がある、と今はそうじゃない。

 

「マックス大変身!!」

『マキシマ〜ムパワーエェックス!!』

 

俺はマキシマムゲーマを装着する事で仮面ライダーエグゼイドマキシマムゲーマーレベル99に変身する。

 

「…ポッピーは返してもらう」

「今の貴方には返せませんよ」

 

…今の俺に…?どういう意味だ?まぁいい、今は目の前のゲームを攻略する事が先決だ。

 

俺は腕を伸ばして牽制する、それは剣で弾かれるけど読み通りだ、俺はすぐに近づいて連続で攻撃を仕掛ける。

 

「ふふ!大きな体は的も大きいですよ!!」

「っ…!!」

 

彼女の剣捌きはかなりのもんだ、ゲーマ装着状態じゃ小回りが効かない、俺は連続で剣撃を受けてしまう。

 

俺はこのままでは勝てないと判断しすぐにゲーマから飛び出す。

 

「およ?なんか飛び出しました!!」

 

俺は着地と同時にガシャコンブレイカーを召喚、彼女の剣をブレイカーで弾きながら打撃を加える。

 

「この状態なら今のあんたにも攻撃ができる!!」

「やりますねぇ…ですが、貴方は何もわかっていません」

「…なに?」

 

攻略に関してはこれが正しい判断だと思ってる、でも彼女はハッキリとそういった。

 

「わたしに対するものじゃなありませんよ?ポッピーさんの事です」

「ポッピー…?」

 

何が言いたいんだ。

 

「貴方はポッピーさんに対して嘘をついてる」

「俺がポッピーを…?」

 

貴利矢さんじゃあるまいし俺が嘘をつくなんてそんな事…

 

「これはゲームの攻略ではありません、貴方がポッピーさんの事をどう考えてるかの問題なんです」

「……僕がポッピーを…」

 

その言葉に僕はゲーム攻略のMから永夢に戻る。

 

「ポッピーは…僕にとって…」

 

戸惑ってしまう、考えた事なんて無かったから。

 

「…貴方は無意識の内にこう思ってるんです、『僕は人間、ポッピーはバグスター』って」

「…っ!!」

 

その言葉は僕の心をチクリと刺した。

 

「僕が…?僕が…ポッピーを…差別してるって言うのか…っ!?」

 

僕は思わずそう叫んでしまった、でも否定できなかった。

 

僕はさっきのイベントでポッピーの事を好きという選択肢を真っ先に除外した。そういった意味での好きではないと否定した。

 

前もそうだ、ポッピーの声が好きだの性格が好きだの並べて否定した、それは…きっと、ポッピーがバグスターだから。

 

ポッピーと僕では寿命の概念も何もかもが違う。確かにそうかもしれない…けど僕は人間と同じ心があるだとか命があるだなんだとか言いながら結局ポッピーをポッピーだと見る事ができてなかったんだ…っ!!

 

そんな自分が情けなく感じた、ドクターとしても僕個人としても。

 

「そんな貴方にお姫様は渡しませんよ!!」

「うわぁぁっ!!」

 

僕は剣撃を連続で受けて吹き飛ばされる。

 

地面に這いつくばりながら考える、僕にとって、ポッピーっていう存在がなんなのか、ちゃんと向きあわなくちゃいけないんだ。

 

迫り来るバグスター、僕は立ち上がりながら振り下ろされる剣をガシャコンブレイカーをブレイドモードに変更して受け止める。

 

「…僕はもう…自分に嘘はつかない、僕自身の運命は僕が変える…!!!」

 

僕は相手の剣を弾き一撃、胴体に剣撃を斬り込む。

 

「…っ…その息です、さぁ!見せてください!貴方が本当にポッピーさんの事を想っているかどうかを!!!」

 

僕はその言葉に応える為にブレイカーで応戦する、互いに剣を弾き、キックやパンチを受け流す。

 

このままじゃ多分僕の方が押されるかもしれない…

 

でも、僕だって…ゲーマーMじゃなくたって僕はゲームが得意なんだ!!

 

彼女の攻撃を全ていなして僕は連続で攻撃をヒットさせ彼女を吹き飛ばす。

 

迷いはない、ポッピーに伝えなくちゃいけない、自分自身の気持ちを、だから…

 

『マキシマムマイティクリティカァルブレイクゥ!!』

 

僕はレバーを開閉する事でキメワザを放つ準備をする、脚に力を込め跳躍し、一気に彼女にキックで迫る。

 

ドンッと2つの影が衝突する、彼女は剣を使って僕のキックを受け止めている、でも

 

「はぁぁぁぁ!!!!」

 

僕は更に力を込める事で一気に押し切る。僕はそのまま通り過ぎて決めポーズをすると背後のバグスターは爆発を起こして爆煙に巻かれる。

 

「…ゲームはまだ終わってない」

 

そう、まだ終わってない、だから僕は変身を解除しながら爆炎から飛び出してきた少女に近寄る。

 

「…やりましたね、自分の気持ちに気付いたんですね」

「…君のおかげだよ、ありがとう」

「…貴方のゲームはこれからも続きます、だからわたしに応援させてくださいね」

 

…そう言って少女は光になって消えた、黎斗さんが生み出したバグスターとは思えないくらい心が綺麗な子だった。

 

そして消えた少女の代わりに残ったのはポッピーだった、今度は間違いない、本物のポッピー。

 

「ポッピー!大丈夫?」

「エ…ム……?ごめんね、心配かけて」

「…僕の方こそごめん、僕は…自分に嘘をついてた」

 

…僕がそう言うと黙ってポッピーは頷いてくれた、ああ、そうだ…僕はポッピーのこういうところが好きなんだ。

 

どうやらポッピーは今のやり取りを中から見ていたみたいで理解してる、だから今しかない彼女に想いを伝えるのは。

 

「…僕はポッピーがバグスターだからって無意識に諦めてた、僕とポッピーは違うって…でもそうじゃない僕もポッピーも何も変わらないんだ、だから」

 

僕は言葉を紡ぐこれから先の僕の運命を左右する言葉を。

 

「僕はポッピーの事が好きだよ、女の子として、ちゃんとね」

「エム…」

 

僕の言葉を聞いたポッピーは笑顔だった、それが嬉しかった。

 

「エム…わたしね、わたしもね…エムの事が好き、前からきっと…ずぅっと好きだったんだと思う、でも…それがなんなのか今まで分からなくって考えれば考えると頭の中ピヨピヨしちゃって……」

 

ポッピーも僕のように悩んでいたんだ、ずっと前から。

 

「でも、今回のこのゲームでハッキリとわかったよ、わたしもエムが好き、大好き」

「…ありがとうポッピー」

 

僕達は思いを伝えあって、その後2人で笑った。

 

「なんだかおかしいね、クロトのゲームでエムとこぉんなに仲良くなれるなんて」

「…そうかもね、でも…黎斗さんのゲームはいつだってそうだ、僕達に無理難題な試練を与える、それを越えた時、僕達は前よりもレベルアップしてるんだ」

 

ライダークロニクルの時もゾンビクロニクルの時もマイティノベルの時も僕達はあの神からの挑戦を乗り越えるたびに得るものがあった。

 

今回もそうだった、黎斗さんは最低最悪な人だけど感謝している部分もある。

 

これから僕の人生は僕1人の運命じゃない、ポッピーと共に…僕達の運命を変えていく。

 

『GAME CLEAR!!』

 

 

 

 




ー次回の仮面ライダーエグゼイドは!!ー

「まずはゲームクリアおめでとうと言っておこうドクターの諸君」

────檀黎斗9610の目的とは…!!

「…ここからはエクストラステージだァ!!!」

────神の仕掛ける最後のゲーム!!!

「…黎斗さんは僕達が止めます」

────再びドクターライダー達が神の挑戦を受ける!!

ー次回『ゲンムChronicle!!!』ー

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