プリンセスコネクト!リ・ダイブゥゥゥゥゥゥゥン!!!(ガッチョーン   作:古賀コーラ

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アニメのコッコロちゃんが可愛すぎてアークに接続仕掛けた。


ゲンムChronicle!!

 

フッと眩い光に包まれると、目の前は聖都大学附属病院の前だった、現実世界に戻ってきたって事か。

 

僕とポッピーはその場で立ち上がり周りを確認する。

 

「ゲームはクリアした……とにかくCRに戻ってみよう、ポッピー」

「う、うん」

 

僕とポッピーは駆け足でCRへと戻る、飛彩さんも大我さんもどうなったのか気になるし。

 

僕達がCRに戻るとそこには待っていた貴利矢さんとパラドの他に大我さんとニコちゃんの姿もあった。

 

「大我さん!!ニコちゃんを助け出せたんですね!!」

「ああ、お前の方もゲームをクリアしたみたいだな」

 

心なしか大我さんの顔が明るくなった気がする、ポッピーはニコちゃんに駆け寄り互いの生存を喜び合っていた。

 

「後は大先生だけだな」

「レーザー、来たみたいだぜ」

 

パラドがそう言うと飛彩さんが……

 

「ってえぇ!?小姫さん!?」

 

驚いた、飛彩さんの後ろには間違いなく消滅した筈の小姫さんがいた。

 

僕だけじゃなくその場にいた全員が驚いていた。

 

「だ、大先生、一体どういうことだ?なんで小姫さんが…」

「俺にも分からない、ただ、このゲームをクリアしたら小姫が戻ってきた、それだけだ」

 

飛彩さんがプリンセスコネクトガシャットを取り出して見つめる。それに釣られて僕も大我さんもガシャットを取り出す。

 

「…ブレイブの恋人を助けたっていうのか?あのゲンムが」

「助けたとは言い難いな、小姫の体は未だバグスターだ、人間に戻った訳ではない…恐らく奴もそこまでやる義理はないと判断したんだろう」

「つまり前の自分みたいな感じなのか…小姫さんどう?調子は?」

「は、はい、大丈夫です」

 

バグスター体としての経験が過去にある貴利矢さんが小姫さんの様子を見る。

 

「…とにかくゲンムがなんの目的でこんなゲームを俺達に仕向けてきたんだ?」

「それは俺も気になっていた所だ、正直奴のゲームとは思えないほどまともなものだった」

 

飛彩さんと大我さんがそんな事を言う…確かに、黎斗さんらしからぬゲームだと僕も思った。

 

命のやり取りも特になく、用意されたバグスターも僕達を諭すようなものばかりだった。

 

「…まずはゲームクリアおめでとうと言っておこう、ドクターの諸君」

「…!!!」

 

その声に皆が反応し声のする方向を見る、そこには黒いモヤが集まり人の形となる…黎斗さんだ。

 

「ゲンム…!!」

「おい、檀黎斗、俺達はゲームをクリアした、気は済んだだろう、さっさと俺達の前から消えろ」

「まぁそう邪険にするな鏡先生…私からのクリア報酬は良かっただろう?」

「…」

 

クリア報酬…小姫さんの事だ、黎斗さんは笑いながら話を続ける。

 

「ここからはエクストラステージだ、存分に楽しんでくれたまえ」

 

エクストラステージ…?

 

「ふざけんな!永夢達はゲームをクリアした、お前の遊びに付き合ってられるか!!」

「何を言っているパラド、ゲーム好きの君がそんな事を言うとはね…ここからは君達も参加していいんだぞ?」

「なに?」

 

そう言って黎斗さんが手をかざすと僕達が手に持っていたプリンセスコネクトガシャット3個が黎斗さんの元へ引き寄せられる。

 

「君達に協力してもらったのは他でもない、絆の力を手に入れる為さ」

「絆の力だと?ふっ…まさかお前がそんなものを求めるとはな」

 

飛彩さんがトゲのある言い方で黎斗さんに言い放つ。

 

「絆の力は素晴らしいものだ、君たちが経験したあのゲームエリアの世界、人物は私の経験談に基づいて作られていてね」

 

世界…あのファンタジーみたいなゲームエリアの事か、それにあの女の子のバグスターも黎斗さんの知り合いを元に作ったって事でいいのかな。

 

どこで知り合ったのかは分からないけど黎斗さんなら何故かありえる気がする。

 

「…彼女達のおかげで私の才能は更に刺激され最高のゲームを生み出す事が可能となった」

 

そう言ってプリンセスコネクトガシャットを自分自身に向けてデータを読み込ませる事により黎斗さんの体が輝き始める。

 

「クックック…ヴァーッハッハッハッハッ!!素晴らしい!!来たぞ…!!私の新たな力がァ!!!才能がァ!!!!」

 

そう言って黎斗さんはゲーマドライバーとゴッドマキシマムマイティXを取り足す。

 

「バカなっ!!何故お前がそのガシャットを…!!」

「どう言う事だ…?それは再生医療センターに保存されているはず…誰からも盗まれたなんて連絡は来てねぇぞ!?」

 

飛彩さんと貴利矢さんが狼狽る、無理もない、あのガシャットは確かにヤバい…!!

 

「このガシャットは確かにオリジナルではない、ゴッドマキシマムの力の半分程度しかない模造品だ、しかし今はそれでもいいのさァ…」

 

黎斗さんはそう言ってニヤリと不敵な笑いを零しながら

 

「ブゥゥゥゥゥン!!!」

『ゴッドマキシマムマイティエェックス!!』

 

奇妙な声を上げてドライバーを腰に当てる、そしてゴッドマキシマムのスイッチを入れた後、黎斗さんの手に渡っていたプリンセスコネクトガシャットが変化を起こす。

 

3つのガシャットが融合し変形…その形はまるで…

 

「へぇぇぇんしぃぃぃん!!!!」

『ゼッタイフメツゥゥゥゥ!!!!』

 

それはハイパームテキガシャットを紫と黒に塗り直したようなガシャットとなった。

 

僕は直感で分かった、ゼッタイフメツ…アレが黎斗さんのハイパームテキ相当のガシャット…!!

 

『ドッキーング!!パッカーン!!フーメーツー!!閃け!神の如く!最上のゲームクリエイター!!ゼッタイフメツゲンムゥ!!!』

 

一瞬だけマキシマムゲーマを装着した後、それらが霧のように消え、顕になったのは黒いハイパームテキ…

 

これが…ゼッタイフメツの姿…黎斗さんの新しい力…!!

 

「…やはりただ俺達にメリットがあるだけではなかった、あのゲームも…そのガシャットを生み出す為に利用されていただけだった!!」

「ケリをつけてるやるよゲンム」

「俺も参加していいって言ったよな?…ここでお前を倒す」

 

戦闘態勢に入る飛彩さん、大我さん、パラド、しかし黎斗さんは右手のひらをこちらに向けて3人を静止する。

 

「このゼッタイフメツが起動した時点でゲームは始まっているのだよ、諸君」

「ゲーム…今度は一体どんなゲームなんですか!?」

「ゼッタイフメツによりこの世界全土がゲームエリアとなった、プレイヤーは君達も含め、全世界の全ての人間さ」

 

…規模が違う、全世界がゲームエリア?全人類がプレイヤー?

 

黎斗さんは今までも人知の及ばない凄いゲームを作ってきた、でも今回はそれを凌駕する文字通り神の領域に踏み込んでいる。

 

「この世界には既に敵キャラクターとしてゲンムが配置されている、その数は10億」

「10億って…神…お前本当にその数好きだな」

「そんないっぱいのクロトを用意して何がしたいの!?」

 

ポッピーの問いに対しても黎斗さんは不敵に笑いながら答える。

 

「…ルールは簡単だ、全人類のプレイヤーの諸君は力を合わせて10億のゲンムを倒す、制限時間は今日の終わり…深夜0時だ」

「制限時間だと?なんでそんなもんが必要になる」

 

大我さんの疑問は最もだ、時間制限付きをしたところで一般市民は無理に戦う必要なんてない。

 

「参加者は全員、ゼッタイフメツを起動した時点でゲンムウイルスに感染している、感染者はキッカリ0時に発症し消滅する」

 

黎斗さんの言葉を聞いて僕達は即座にゲームスコープを覗く。

 

「…ゲンムの…マーク…!!」

 

ポッピーや小姫さん、パラドを除くバクスター以外のメンバー全員がゲンムのマークのバグスターウイルスに感染していた。

 

恐らくこの地球上全ての人間がこのウイルスに感染していると考えて良いだろう。

 

「…強制的に無関係の人間まで巻き込みやがって…これがお前の望むゲームのやり方か」

「花家先生、勘違いしては困る、ゲームとは挑戦だ、私は全人類に挑戦状を送ったのだ」

 

答えになってない、でも黎斗さんらしい。この人はいつもこうだ、自分の目指す目標の為ならどんな犠牲があろうが他人の事などお構いなしだ。

 

「さて、君達にはまずはこれを見てもらおう、このゲームがどのようなゲームなのか、実際に世界の様子をね」

 

黎斗さんが手のひらを翳すとホログラムのスクリーンが表示されそこには映像が映し出される。

 

日本だ、それも都内のどこか、人々が逃げ惑い、無数のゲンムが闊歩している。

 

「酷い…」

 

ポッピーがそう呟いた、街は悲惨だった、建物は所々崩れており、車などの移動手段も乗り捨てられ炎上しているものも見て取れる。

 

見た限りではまるでゾンビ映画のワンシーンのようだった。

 

襲いかかるゲンムに対し一般市民がガシャコン武器を携えて応戦しているのも見える。

 

「参加者にはもれなく1つ、ガシャコンアイテムが支給される、それを使いゲンムを倒してもらう」

 

…だからといってただの人間がゲンムに敵うはずがない…あっ…!!

 

『お父さん助けてぇぇぇっ!!』

『たけしっっ…あぁ…!!!?』

 

親子の姿がそこにはあった、男の子の方がゲンムに襲われ…そして…

 

『GAME OVER』

 

男の子が…粒子となって消えた、映像見ていた僕達はその光景に絶句した…ライダークロニクル時代を思い出す嫌な光景…それもあんな小さな子供が犠牲になったところを見なければならないなんて…

 

しかしそれだけでは終わらない。

 

『たけし……そんな…っ』

 

父親がそう呟くとたけし君の粒子が再び集まり始め…ゲンムの姿となった。

 

『なっ!?たけしっ!?』

 

そしてそのゲンムが父親に襲いかかる…まさか…これは…っ

 

「このゲームはゲンムウイルスに感染した人間が倒された場合、ゲンムとなる」

「ふざけんな!!前のゾンビクロニクルと同じクソゲーじゃねぇか!!」

「落ち着けパラド、勿論救済措置もある、もしゲンムを討伐できた場合、1体につき1人、ゲンムとなった感染者を人間に戻すことが出来る」

 

黎斗さんは当然のように言ってるけど、それがいかに難しい事なのか、むしろ難しいからこそ達成感があると黎斗さんは思っているのだろう。

 

「ただし」

 

黎斗さんが区切る、それと同時に映像の方でも変化があった、先程の父親は何とか生き延びているがたけし君ゲンムに手が出せずにいた。

 

『くそっ…たけし…』

『おらぁぁ!!』

 

するとたけし君ゲンムの後ろから1人の青年が現れ、連続でガシャコンソードを振り斬り付けたけし君ゲンムをなんと倒した。

 

たけし君ゲンムは消滅しその青年の頭上に『1』という数字が表記される。

 

『な…たけしを…っ!!お前っ!!』

『何言ってんだ!!?コイツは敵だろ!?』

 

それだけじゃない、青年の数字の横には『KILL 前原 たけし』と書かれている…アレはキルログ。

 

『ふざけるな!!息子を返せ!!』

『や、やめろ!!うわぁぁぁ!!!』

 

たけし君の父親が青年をソードで斬り裂く、青年は絶叫し、そして『GAME OVER』の文字が表示され消滅した。

 

『はぁ…はぁ…たけし…ってうわぁぁぁ!!?』

 

しかし消滅と同時にたけし君の父親に倒されたその青年はゲンムとなり復活する。

 

そのゲンムが父親を襲い、父親は抵抗も虚しくゲンムによって消滅させられる。

 

そして消滅した父親もまたゲンムとなり他の人達を襲い始める…地獄絵図だ。

 

「ゲンムとなったプレイヤーを間違って倒してしまった場合、そのゲンムとなったプレイヤーは残念ながら消滅する。そして元プレイヤーのゲンムを倒したプレイヤーにはキル数とキルログが表記され、他者から…特に今のように身内から狙われやすくなってしまう」

「わざとそんな仕様にしてるとか…さいっってい!!!」

 

ニコちゃんが黎斗さんに怒りの声をあげる。

 

当然だ、現段階でこのゲームでわかっている事を並べれば…

 

制限時間は今夜0時、残り約10時間程度。

 

その間に10億のオリジナルのゲンムを倒さなければゲンムウイルスにより人類は消滅する。

 

GAME OVERになった場合、ゲンムになる。

 

ゲンムの姿になった人は倒されると完全に消滅、10億のオリジナルゲンムの討伐数には加算されない。

 

間違ったゲンムを倒してしまった場合はキルログが表記され、誰を倒してしまったか分かるようになる。

 

オリジナルのゲンムと感染した人のゲンムの見分けはつかない。

 

…ハッキリ言えばゲームバランスも何もない黎斗さん有利のゲームだ、それに悪趣味、ニコちゃんが憤るのも無理はない。

 

それに感染して増えたゲンムを含めれば…もう既に10億以上のゲンムがこの地球上には存在する可能性がある。

 

最悪、この地球上全てがゲンムで埋め尽くされてしまうかもしれない。

 

「これが…!!絆の力で得た!!私の究極のゲーム!!それがゲンムクロニクルだァァ!!ヴァーッハッハッハッハッハッ!!」

「ふざけるな!!やはりお前はこの世界にとって悪性のウイルス…ここで完全に消し去ってやる!」

 

飛彩さんが声を荒らげ、一触即発状態、でも

 

「残念ながら、君達はまだ私と戦う事はできない、それまでの間、存分にこのゲンムクロニクルを楽しんでくれたまえ」

「なっ…待ちやがれ!!!」

 

大我さんが止めようと足早に黎斗さんに近づくも黎斗さんは霧散して消えた…バグスター特有のワープ移動だ。

 

「…とにかく、黎斗さんがどこに行ったのか、探す事も大切ですが、外に出ましょう」

「…そうだな、どうなっちまってるのか…実際に目で見た方がいい」

 

 

 

僕達は準備を済ませると外へと飛び出す。そこは先程の映像通りの光景が広がっていた、むしろ現場で見る分…悲惨さが伝わってくる。

 

「酷い…」

「と、止めなきゃヤバくね!?」

 

ポッピーは口に両手を当てて唖然としニコちゃんがそう叫ぶ、僕達もガシャットを取り出して対応する。

 

「ニコちゃんの言う通りだ、まずは襲われてる人達を助けないと…!!」

『マイティアクションエェックス!!』

 

「永夢先生!僕も手伝います!!」

 

叶君も来てくれた、よし…

 

僕達はそれぞれガシャットを起動し、ドライバーのスロットに挿入、レバーを開く事でレベル2の姿に変身する。

 

ブレイブはタドルクエスト、スナイプはバンバンシューティング、レーザーは爆走バイク。

 

叶はゲキトツロボット、ポッピーはときめきクライシス、パラドはパーフェクトノックアウト。

 

戦力自体は十分だ。

 

「この場にいるゲンムを止める!!最終目標は檀黎斗だ!!」

 

ブレイブの言葉に即座に反応をし皆が散開、それぞれがゲンムの対処を行う。

 

しかし

 

「近づいて見ても…まっっったく見分けがつかねぇ…!!」

 

レーザーがそう不満げに呟く、確かに、俺も間近で見ているが…どれもこれも同じに見える。

 

俺達はドクターだ、患者を見捨てる事はできない、無闇矢鱈に攻撃して消滅させるような事はできない。

 

それこそがあのゲンムのやり方だ。俺達に攻略させる気が全くない。

 

「叶!!どれがオリジナルのゲンムか分からない!!一先ずは他の人達を逃す事に専念しろ!!」

「分かりました!!先生!!はぁ!!」

 

叶は右手のアームを使ってゲンムを薙ぎ払いながら民間人を逃している、他の面子もそうだ、攻撃がしにくい…!!

 

「永夢!!このままだとジリ貧でヤバい!!神を探して直接叩きのめすしかコイツを止める術はねぇ!!」

 

確かに…まともな攻略法でこのゲームをクリア出来ない、悔しいけどな。

 

「ここは俺達に任せて檀黎斗を探せ!!小児科医!!」

「お前に全世界の…人類の運命がかかってる!!」

「いつもみたいにみんなの運命を変えてきてよ永夢!!」

 

ブレイブ、スナイプ、ニコが俺を励ましてくれる、だったら期待に応えるしかない。

 

「レーザー!!ちょっとコレを!!」

「あん?…って…これ…」

 

俺はレーザーにあるものを手渡す、それを見てレーザーは一瞬戸惑ったけど、1度頷いて理解してくれた、流石はレーザーだ。

 

「…分かったよ永夢、だがあんま無茶はすんなよ?」

「無茶をしなきゃゲンムは止められない」

「…だな、パパッと終わらせて、明日のために自分は休みたいよ」

 

俺達は軽口を叩きながら分かれる、俺の目指すべき場所は…あそこだ。

 

 

 

 

永夢がここから離れ、ゲンムの元へ向かってから数分、俺達は未だに劣勢状態だった。

 

ゲンムの数が増えていく一方で俺達は1体もゲンムを減らすことが出来ない。

 

その時だった、一陣の風が吹き荒れ、俺達に風の刃による攻撃が飛んできた、一体なんだ?

 

「…アレは…コッコロか…」

 

スナイプが呟いた、コッコロ…?見ると小さな女の子が槍を構えてこちらに攻撃してきていた…見れば分かる、アレはバグスターだ。

 

「それだけじゃない…俺が戦った猫耳少女もいる」

「って事は…もう1人はエグゼイドが相手した奴か」

 

3人…ゲンムに紛れて奥から現れた、見知らぬ女だが…ゲンムの仕向けたバグスターだろくなもんじゃない。

 

「中々手をこまねいているようだな、ドクター諸君」

 

…この腹の立つ声…ゲンム…!!

 

ゲンムは人間の姿でこっちに歩いてきやがる…余裕ぶっこいてムカつくやつだ。

 

「あ?なんで神がこんなとこに…っちゃあ…永夢の奴とすれ違いかよ…」

「まぁ、永夢がいないのは好都合だァ…このゼッタイフメツを試すには丁度いい」

 

そう言って女3人を下げさせる。

 

「コッコロ、キャル、ペコリーヌ、君達は私のサポートをしろ、準備運動だ、軽く済ませる」

「承知しました主さま」

 

1番小さな少女が畏ってる…なんなんだあの2人の関係は。

 

「おいおい、そんな小さな女の子に主さまなんて呼ばれちゃって…神から主君に鞍替えしたわけ?」

「コッコロは私の忠実な従者でね、これが普通なんだよ…まぁいい、まずは九条貴利矢…君が私の相手をしてくれるかな?」

「…上等」

 

『ゼッタイフメツゥ!!』

『ギリギリチャンバラ!!!』

 

レーザーがギリギリチャンバラのガシャットを起動してガシャコンスパローを装備し、ゼッタイフメツと対峙する。

 

俺も参戦しようしたが、コッコロとかって呼ばれた少女の行手を阻まれる。

 

「主さまの命により妨害は許しません」

『ザ・バグスター!!!』

 

3人はバグヴァイザーで怪人体になるとレーザー以外のライダー達を妨害する、その為、俺達は2人に近寄ることができない。

 

「…そんじゃま…最初からフルスロットルで乗っちまうぜ、神」

「来い、九条貴利矢…最初の脱落者にしてやる」

 

ゲンムとレーザーの戦いが始まる。

 

 

 

 

またコイツと戦う羽目になるとはな、いや…永夢が付き合うって約束しちまったんだ、自分もそりゃ巻き込まれちまうわな。

 

それにしてもマキシマムの次はムテキの色違いよ、たく…相変わらずお前は永夢が好きなんだな。

 

ずっとお前と永夢は2Pカラーだ、パラドなんかよりよっぽど似た者同士だぜ。

 

まずは本チャンの前に様子見か…どんな能力を持ってやがるのか…

 

「ふん…!!」

「っ!!」

 

速い!!…それこそムテキと変わらねぇ…まさかマジでムテキ並みのスペックだとか言わねぇだろうな!?

 

移動速度も攻撃速度も以前ムテキと戦ったことのある俺なら分かる、変わらねぇ…

 

速すぎて全く攻撃が捌けねぇ…!!

 

フメツの攻撃が連続で自分の体をボコスカ殴る。

 

「やろっ…っ!!!」

 

無駄と分かっていてもスパローの鎌で斬り込んでみる、それは簡単に弾かれ蹴りを1発、俺の脇腹に入れられる。

 

それだけじゃない、フメツにもあるあの長い髪が伸びてそれの1本1本が鋭利な槍のようになり俺に向かって突き刺し攻撃を仕掛けてくる。

 

俺の胴体に連続ヒットして、俺は体から火花を散らしながら後方の弾き跳び転がる。

 

「つぅ…ぁぁ…」

「ふむ、上々だな」

 

アイツは自分のフメツの力がどれ程のもんか確認してるだけ…ちっ…やんなっちまうぜ。

 

「お前が仕掛けたあのゲーム…本当にこのゲームを生み出す為だけに仕掛けたもんなのか?」

「…突然何を言い出す」

「自分は嘘を見抜くのが得意だ、お前とも随分長い付き合いだし、それくらい分かる」

 

自分がそう言うと黙り込む、…ったく相変わらず傍迷惑な神だ、思考が1次元か2次元先に行ってるせいで常人が付き合うには正直かなり厳しい。

 

でも永夢は付き合うと決めた、それに応える為に今も戦い続けている、それは…自分も同じだ。

 

「ま、何にせよ、世界そのものに迷惑かけるってんならやっぱお前を止めなくちゃならねぇわけだし、ここで終わっとけ神」

「いいや、まだ終わるつもりはない、永夢との決着をつけるまではね」

「そうかい…永夢との決着…ねぇ…」

 

『ギリギリクリティカァルフィニィッシュ!!!』

『ゼッタイ!!クリティカァル!!クリエイト!!!』

 

俺は鎌にエネルギー込めて、奴の飛び蹴りを迎え撃つ、なんつぅか…前にもこんなことがあった気がするよ…ずっと前にな。

 

「ぐ…ぐぁぁぁぁ…!!!」

 

当たり前のように自分は力負けしフメツの蹴りをモロに浴びる、自分は吹き飛ばされ、地面に這いつくばり全く身動きが取れねぇ…

 

でも、少し違和感があった、その違和感の正体はすぐに分かった。

 

自分は大ダメージを受けているにも関わらず、消滅は愚か『変身解除』すらしてない。

 

勿論体のあちこちは痛いし、正直立つことだって難しいくらいの致命傷だ。それなのに…俺はゲームオーバーになっていない。

 

何か…妙だ、まさか…これがフメツの力…?

 

「…これで九条貴利矢は脱落か、呆気なかったな」

「おい、何終わった気でいやがる」

 

ドドンと砲撃音が聞こえ、ゴロゴロとフメツの前に転がってくるバグスター少女の3人、どうやら白髪先生達が返り討ちにしてくれたみたいだ。

 

白髪先生も大先生も見たことない姿になってた、戦車と…タドルクエストに更にレガシーゲーマーがくっついてんのか?アレ。

 

それにパラドやポッピー、叶君もいるしこれなら何とかいけそうな気がしてきちゃうぜ〜?

 

「すこし休んでいろ監察医、後は俺たちが引き継ぐ」

「このゲームはこれで終わりだ」

 

戦車の砲撃をスナイプが放つとフメツは髪でそれを薙ぎ払い、一瞬でこっちに迫ってくる、それを察知したパラドがフメツの打撃を両手で受け止める。

 

「クロト!もうやめて!どうしてクロトはいっつも誰かを悲しませようとするの!?」

「ポッピー、それがゲームだからだ、私の考えるゲーム」

「ゲームは人を笑顔にする物でしょ!?クロトが今やってる事は人を悲しませることだよ!!」

「いいや、私のゲームもまた、人を笑顔にするものだ」

 

フメツは受け止めていたパラドの腕を膝蹴りで弾き、連続の拳による打撃と回し蹴りでパラドを数メートル先の壁まで吹き飛ばす。

 

更に近づき剣撃を仕掛けるブレイブの攻撃も簡単に全て弾いてライドヘアーによる振り回しによりブレイブもまたかなりの距離を吹き飛ばされる。

 

最後はスナイプと叶君だ、近接職の叶君がアームを構えて接近しスナイプの砲撃がそれをフォローしているんだけど…

 

フメツは何発かは素手ではたき落として最後は蹴りで砲撃を弾き返し、それが接近していた叶君の胴体に直撃、叶君は火花を散らして吹き飛んで動かなくなった。

 

「やろ…っ!!!」

 

スナイプが再び砲門を構えるも一瞬で迫ったフメツにより砲門を殴られて砲撃できず、前蹴りをもろにくらって後方に吹き飛ばされる。

 

「…十分、フメツの動きは掴めた、後は永夢との決着をつけるだけか」

「うぉぉぉ!!!」

 

不意打ちを仕掛けるパラド、それに対し裏拳をかまし、倒れたパラドに追い討ち、右足で胸部を踏みつけるフメツ。

 

「コッコロ!ペコリーヌ!キャル!!この場は君達に任せる!私は永夢の所へ向かう!!」

 

檀黎斗の言葉にあのお三方が元気よく返事する…なんつーか羨ましい限りだ、バグスターとはいえ女性3人から黄色い声を掛けられるなんてな…

 

フメツは3人にこの場を任せ、悠々とこの場を後にした…恐らく永夢が向かった場所にアイツも向かったんだろう、何となくだが檀黎斗の目的が分かってきたぜ。

 

それにしても…

 

「力が湧いてきます…主さまのお力のおかげ…!」

 

あの3人…なんか様子が変というか…力が上がってねぇか?対応に当たってる大先生達が若干押されてる…

 

アレもフメツの力…他者を強化する力があるのか。

 

…仕方ねぇ…永夢が全てを終わらせるまで…自分ももう一踏ん張りと行きますかね…!!

 

 

 

 

 




次回プリコネ要素が……ないです。もうこれただのエグゼイドだな?
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