ガールズ&パンツァー 蘇る宿命の砲火   作:人斬り抜刀斎

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交流

「guten Tag、ドイツ国防軍第2ウクライナ方面軍南方軍集団第57装甲軍団装甲擲弾兵師団『グロースドイッチェラント』グロースドイッチュラント戦車連隊第3戦車大隊大隊長日向秋人少佐だ」

 

「同じく第3戦車大隊所属紅月ミーナ階級は中尉よ」

 

「俺は、佐山良階級は少尉だぜ」

 

「僕は、成瀬幸也階級は少尉だよ」

 

「私は、香坂綾乃階級は少尉だ」

 

と戦車から降りて来た秋人達は、整列してそれぞれ前に一歩出てから自己紹介をする。その姿を見て事情も何もも知らない(生徒会メンバーと秋人達を救出したみほ達を除く)みんなは困惑した。

 

((((やっぱり日向さん(殿)だった))))

 

「ぐろーす・・・ドイなんとかってなんですか?意味が分からないですけど」

 

「キ、キャプテン。この人達、軍事マニアか何かでしょうか?」

 

「厨○病?」

 

「コスプレかな?」

 

「ドイツ国防軍だって!?」

 

「ドイツ国防軍も『グロースドイッチェラント』師団も第二次世界大戦のドイツの敗戦と共に解体された筈?それにドイツ軍に日本人が居たとは聞いたが『グロースドイッチェラント』師団に日本人が居たなんて聞いた事がないぞ」

 

「私達と同じ分類の人間か?」

 

「全く訳がわからん・・・・ぜよ」

 

などと様々な声が行き交っていると、

 

「はいは〜い。みんなの言いたい事は分かるけど、取り敢えずこっちに注目ね〜」

 

と干し芋を食べながらそう言うとみんな生徒会一同に目を向ける。河嶋が説明する。

 

「信じられないかもしれないが、彼等は、今から約70年前の第二次世界大戦の真っ只中のヨーロッパからタイムスリップして来た本物のドイツ軍の軍人だ。昨日、山の中で西住達が戦車の中で負傷をして意識を失っていた彼等を救出手当て等をした後、意識を回復した彼等と取り引きをし此処での衣食住などの援助をする代わりにこの学園の戦車道に入って協力してもらう事になっている」

 

と河嶋がそうみんなに説明すると更にみんな困惑した。

 

「過去から来たって本当なんですか!?」

 

「タイムスリップって!そんなアニメみたいな事が本当にあるんですか!?」

 

「どうやって過去から来たんですか!?」

 

「そう言えば昨日山の中で怪我をした5人組の男女が見つかって担架で保健室に運ばれたって噂になった様な?まさかあの人達が!?」

 

「て言うか、西住先輩達この事知ってたんですか!?如何して教えてくれなかったんですか!?」

 

「ご、ごめんね。会長から守秘義務が課せられて言えなかったの」

 

などと質問の嵐が飛び交い会長の命令とは言えみんなに隠し事をしていた事を謝るみほとその後ろではどこか罪悪感を感じ詫びる武部と秋山と五十鈴達。

 

「いやちょっと待って!質問は一人一つにしてくれない私達複数人の質問を聞き取って答えられる訳ないじゃなんだから!」

 

とミーナが言うと他のメンバーも頷き、質問攻めにしていた女子達みんなは落ち着き鎮まる。最初に質問して来たのは一年生の澤梓だった。

 

「私、一年の澤梓です。あの過去から来たと言うのは本当なんですか?」

 

「本当だ。実際俺達が来たのは1944年だからな」

 

次は、バレー部のキャプテン磯部が質問して来た。

 

「私、磯部典子バレー部のキャプテンです。所で、バレーは好きですか?よかったらバレー部に入部しませんか!?」

 

「おーい。それ質問じゃなかって勧誘じゃねぇ?」

 

「と言うか、私達ここの学園の生徒じゃないから入れないでしょ!」

 

と秋人とミーナがツッコミを入れる。そして次に歴女達が質問して来た。まず、最初にエルヴィンが質問して来た。

 

「私は、エルヴィンだ。それで、貴殿達はどんな偉人が好きなのだ?」

 

「俺は、エーリッヒ・フォン・マンシュタイン元帥だ」

 

「おおっ!マンシュタイン元帥か。確かにロンメル、グデーリアンと並ぶ名将だ」

 

「あぁ、マンシュタイン元帥はドイツ軍の将官達の中でも飛び抜けた才能を持っている。間違いなく歴史に登場する誰よりも優秀な作戦指揮官だ。正しくドイツ最高の頭脳だ」

 

「私は、オットー・フォン・ビスマルクよ」

 

「ほう、鉄血宰相か」

 

「俺は、井伊直政だ!」

 

「私は、左衛門佐と申す。佐山さんは井伊の赤鬼の直政とは中々良い趣味じゃ」

 

「僕は、高杉晋作かな?」

 

「私は、斎藤一だ」

 

「私は、おりょう。奇兵隊総督の高杉晋作と新撰組の斎藤一か、成瀬殿と香坂殿とは話が合いそうぜよ」

 

とエルヴィンと左衛門佐とおりょうと話し込んだ後次にカエサルが質問して来た。

 

「君達は、イタリア語やラテン語には興味ないか?」

 

「私達、イタリア語とか分かんないけど、秋人ならイタリア語が話せた筈だよ」

 

「へぇ。それは興味深い」

 

「まぁ、秋人は、イタリア語の他にもドイツ語、ロシア語、フランス語、英語の5カ国語が話せるからね」

 

とミーナは自分らは出来ないが秋人は出来ると言い、イタリア語やラテン語が出来て常識と思っているカエサルは、何なら興味を抱いたようだった。ついでに綾乃が秋人が5カ国語が話せると付け加える。すると、手をパチパチさせながら角谷が、

 

「はいはい〜。みんな他にも聞きたい事があるかもしれないけど、それくらいね〜!質問は戦車の洗車が終わってからね〜」

 

「いいか!お前達、彼等の存在は機密なんだ。決して口外するんじゃないぞ!!」

 

『はい!』

 

と河嶋が秋人達の存在を他の誰にも話すなと釘を刺す。そして、戦車道履修生達は、自分達が見つけた戦車を洗車する。




エーリッヒ・フォン・マンシュタイン。ドイツ最高の名将にして、限られた戦力で数多くの作戦を成功させている。彼は、西方電撃戦の立案者であり、スターリングラードの攻防戦後に勢いを増したソ連赤軍を食い止め、第三次ハリコフ攻防戦でハリコフ陥落させた。連合国軍から『我らの最も恐るべき敵』と評された。
何故、マンシュタインかと言うと作者である私が、マンシュタイン元帥を尊敬しているからです。その他にもビスマルク、井伊直政、高杉晋作、斎藤一も私の好きな人達なんです。
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