ガールズ&パンツァー 蘇る宿命の砲火   作:人斬り抜刀斎

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祝!遂に、100話まで到達出来ました!!皆さんの応援もありここまで来れました!


サバイバル・ウォー!その3

水着の上からエプロンを着用所謂水着エプロンでバーベキューの食材を切ったり串に刺したりなど仕込みをして食事の用意が進められて行く。

 

「ハイ!初めちょろちょろ中ぱっぱだからねぇ」

 

米の入った飯盒を焚き火の火に掛けた優花里がそう言う。

 

「それ何の呪文?」

 

「火の具合ですよね?」

 

沙織が聞き覚えの無い言葉に首を傾げると、華がそう言う。

 

「赤子泣いても蓋とるなってやつで、飯盒や釜でご飯を炊く時の手順のコツを歌った歌ね」

 

その傍で、炭火で火を焚いているミーナもそう口を挟んで来る。

 

「そうです!お米の甘さは70度ぐらいで増すので最初は弱火でゆっくり温度を上昇させて、沸いたら噴き零れない様に火力を調整して下さい」

 

「面倒だな………」

 

「炊飯器では駄目なんですか?」

 

「戦車のバッテリー使う?」

 

手間が掛かる事に、麻子、華、沙織がそう声を挙げる。

 

「それでは風情がありません!飯盒炊爨の御飯を味わうのが、キャンプの醍醐味です!」

 

「何か、今日のゆかりんすっごい活き活きしてる」

 

「うん………」

 

「うふふ」

 

テンションが高い優花里の姿を見て沙織と麻子がそう漏らし、華が微笑ましそうに笑い声を漏らす。

 

「まぁ・・・・・秋山さんはミリタリーに対して人一倍情熱が強いみたいだからな・・・・・」

 

とそこでそんな台詞と共に、先川で釣った魚を串に刺しざるに乗せた秋人が現れる。

 

「!?あっ!?ひ、日向殿!」

 

「秋人、魚を持ってきたの?ならすぐに焼くわ」

 

「了解」

 

優花里は秋人に自身のオタク気質なところを見られて顔を赤らめるが、秋人はそれに気づかずにミーナの方へ向かい魚を火に当て焼く。

 

(あうう………日向殿に引かれたかなぁ………)

 

「大人しくなったな………」

 

「麻子、そっとしておいてあげて」

 

その後ろで優花里はシュンとなっており、麻子がそう呟くと沙織がそう諌めるのだった。

 

 

 

更に時は流れ、空が茜色に染まる頃バーベキューの大凡の仕込みの準備が整っていた。

 

「随分出来たね」

 

「「「「ね~」」」」

 

トレーの中の出来上がった食材を刺した串を見て、1年生チームがそう言う。

 

「まだかなぁ、お腹空いてきたなぁ………」

 

「先に焼いちゃおうか?」

 

「コラ、先輩達がまだ……」

 

もう焼き始めようと言うあやを、梓が叱るが、そこで梓の腹の虫が鳴く。

 

「ああっ!?」

 

真っ赤になって、腹を押さえる梓。

 

「「「アハハハハッ!」」」

 

「身体は正直だね~」

 

あや、あゆみ、桂利奈が笑い、優希もそんな事を言う。

 

「先に焼いちゃおうよ!」

 

「御飯ももうすぐ出来るみたいだし、良いんじゃない?」

 

「もうちょっと待ってみない?」

 

「もう焼いちゃいました」

 

桂利奈、あゆみ、優希がそう言っていると既に串を網の上に載せて、火で炙り始めているあやの姿が在った。

 

「何やってるのーっ!?」

 

「「焼いちゃいました~!」」

 

梓が悲鳴の様な声を挙げるが、その時には既に桂利奈とあゆみも焼き始めていた。

 

「ちょっと~!ああ、もう~、仕方ないな~。私も焼く!」

 

と、そこで梓はもう止める事を諦め、自分も食材を火に掛け始める。

 

「ドンドン焼いちゃおう!」

 

「コレも!」

 

「コレも!」

 

ドンドンと食材を火に掛け始める1年生チーム。だが、途端に炎を急激に燃え上がり、釜戸が大炎上する。

 

「「「「「キャアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!?」」」」」

 

悲鳴を挙げて慌てふためく1年生チーム。

 

「燃えた!」

 

「燃えてる!」

 

「超燃えてる!」

 

「助けて!!」

 

「火事だ!!水!水!」

 

余りの火の勢いに一年達は動く事が出来ず、ただ悲鳴を上げて慌てることしかできない。すると、

 

「コラ!お前たち何をしている!!」

 

と桃がそう怒鳴りながらバケツの水をぶっ掛け燃え盛る炎を鎮火する。その際に、一年生達も一緒に水を被ってびしょ濡れになってしまったが

 

「びしょびしょです」

 

「全く」

 

「あ、これは全滅ですね」

 

とそこで金網の上の食材を柚子確認したが食材が全て消し炭になっているのを見てそう呟く。すると、桃と柚子の後ろに誰かが現れ二人が振り返り

 

「お願いします、会長」

 

「ど〜れ!」

 

と桃がそう言って杏が一年のもとへと歩み寄ってきた。

 

「「「「「か、会長」」」」」

 

「貸して」

 

「は、はい・・・・・」

 

杏は桂利奈からトングを取る。

 

「河嶋使える食材」

 

「了解!」

 

「小山、アレ!」

 

「はい!」

 

そして桃と柚子に指示を出す。杏に言われて桃は残った食材を集め、柚子は半円形の鉄板を持って来て金網の上に置く。そして、火をかけ熱した鉄板に杏は食材を投入しトングを使いながら炒めていく。杏の手際のいい手捌きに一年生達は驚きの声を挙げていた。

 

「ご飯炊けました」

 

「魚もいい感じに焼けたぞ」

 

そして、炊けたご飯の入った飯盒を持った優花里と川魚の塩焼きを持った秋人やみほ達がやって来た。

 

「あれ?会長」

 

「おぉ!来たか」

 

「美味しそう」

 

「いい匂いがします」

 

「お腹すいた」

 

炒め物の匂いにみんなお腹を空かす。そして、日が沈んだ頃辺りが真っ暗になる頃に料理が完成しテーブルに皿に盛り付けた料理を並べていき、その後みんなが席に着くと

 

「「「「「いただきます!!」」」」」

 

みんながそう声を上げて合掌する。そして、みんな杏の作った料理を箸で掴み口へと運んで行く。そして、みんな口を揃えて美味しいと言う、確かに美味かった。

 

「そうだろ、そうだろ」

 

「会長のご趣味ですからね、料理は」

 

「まぁまぁ!!」

 

とそこで、桃がそう説明する。杏はそう言って桃の背中を叩く。

 

「へえ~、見かけによらないですね」

 

「角谷さんの意外な一面が垣間見えたな」

 

「ちょっと!?沙織さん、秋人さん!?」

 

「本当に美味しいです」

 

沙織と秋人の素直な言葉に、みほは思わずツッコミを入れる様に声を挙げる傍まで山盛りのご飯や焼き魚を食べる華。その後、みんなで雑談を交わしながら食べ料理が減って食べ終わっていき、

 

「「「「「「「「「「御馳走様でしたーっ!!」」」」」」」」」」

 

夕食が終わり、皆が一斉にそう声を挙げる。

 

「あ~、食った食った~」

 

「キャンプで、こんなに美味しい料理が食べられるとは思わなかったなぁ」

 

「コレも角谷会長のおかげだな」

 

爪楊枝を口に咥えている良がそう言うと、幸也と綾乃もそう声を挙げる。

 

「いや~、ハッハッハッ!喜んでもらえた様で何よりだよ!さぁ、片付けよう」

 

それを聞いて呵呵大笑する杏

 

「こんなに楽しく戦車道が出来るなんて」

 

「みんなこの学校が好きだからね」

 

そう言って杏が空を見上げてる。

 

「おぉ」

 

「うわぁ、星が落ちてきそう」

 

「確かに、綺麗な星空だな。学園艦の上で見る星空とは違った良さが有る」

 

空には満天の星空が広がっており、みほは思わずそう呟く。そこで、秋人の方も星空を見上げてそう言う。

 

「え!え!」

 

「本当ですね〜」

 

「綺麗ですね」

 

「このまま朝が来なければいいのに」

 

するとそこへ、沙織、優花里、華、麻子がやって来た。

 

「明日も良い天気になりそうですね」

 

「そうだな」

 

「試合前にもうひと練習出来そうですね」

 

みほがそう言うと桃が

 

「その為にこの演習場を借りたんだ」

 

「「「「え?」」」」

 

「ここなら好きなだけ戦車を動かせるからな」

 

「「「「「え!?え!?ええぇーーー!?」」」」」

 

杏からそう言われてみんな声がキャンプ地東富士演習場に響き渡る。

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