ガールズ&パンツァー 蘇る宿命の砲火   作:人斬り抜刀斎

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出会い

「やりましたよ西住殿、皆さん!!遂にティーガーを見つけました!しかもこれは、ツィメリットコーティングされたティーガー後期型ですよ!!」

 

とティーガー戦車を見つけて目を輝かせ興奮する秋山。

 

「でも、このティーガーあっちこっち傷だらけだね?それに、車体側面に描かれているこの十字マークって」

 

「それは、バルケンクロイツと言って黒十字の一種なんです。1916年〜1918年頃に登場した後にドイツ軍の標章に採用され陸海空軍で使用されたんです」

 

「ねぇ、ゆかりんこのここに書かれている白い線ってなに?」

 

「あぁ、それは撃破した戦車の数を砲身に書いているんです」

 

みほがティーガーを見回し。武部が砲身に描かれた白い線をさして秋山が説明して秋山がティーガーの車体の上に乗ると

 

「待って下さい!皆さん!」

 

「どうしました五十鈴殿!?」

 

「この戦車から油の匂いに混ざって血の匂いがします」

 

「「「え!?」」」

 

と五十鈴華が戦車から血の匂いがすると言い、みほ達は目を見開き唖然とした。直ぐに秋山が恐る恐るティーガーの砲塔のキューポラの蓋を開けて中を覗くと、中には頭から血を流したパンツァージャケットを着た5人の男女が居た。

 

「大変です!!中で人が血を流して倒れています!」

 

と秋山が言うとみほが駆け寄り

 

「大丈夫ですか!しっかりしてください!」

 

とみほは声を掛けながら譲るも返事がない。みほは、その人の胸に耳を当てると、

 

ドクン ドクン

 

と心臓の鼓動音が聞こえた。

 

「よかったまだ生きている。沙織さん!早く会長にこの事を知らせて下さい!!」

 

「うん、分かった」

 

「早く運び出して手当てしないと優香里さん、五十鈴さん手伝って下さい!!」

 

そう言ってみほと秋山と五十鈴は戦車の中で倒れている少年少女を運び出す。その後、沙織から報告受けた角谷達生徒会と風紀委員会一同もやって来てティーガーの中にいた少年少女は幸いにも傷の方は大したことが無かった為保健室にて包帯を巻いてベッドに寝かせる事にした。そして彼らの乗っていた戦車は一応倉庫に運ばれた。

 

 

それから数十分後、怪我人5人が保健室で眠っている頃大洗女子学園生徒会室では、生徒会長角谷杏、副会長小山柚子、生徒会広報河嶋桃が戦車の中で見つけた5人の身元と所持品について調べられていた。

 

「河嶋〜彼らの容態と身元は分かった?」

 

「はい、保健の先生の話では怪我は大した事はなく頭を強く打って気を失っているだけの様です。それで、乗っていた5人の服装や戦車から黒森峰学園の生徒と思い電話で問い合わせたのですが『我が校にその様な生徒はいないしティーガー後期型は置いてない』と言われました。それから彼等の身分証明書と思われる物を持っていたので見てみたんですが、それが書いてあったのがドイツ語だったので読めませんでした」

 

「じゃ彼らは一体何者なんでしょうか?」

 

角谷は河嶋からそう聞き河嶋はそう伝え小山は頭を悩ませる。そんな時、

 

コン コン

 

「入っていいよ〜」

 

『失礼します!』

 

第一発見者の西住みほ、秋山優香里、武部沙織、五十鈴華達が患者を保健室に運び終わり生徒会室に入って来た。

 

「どうしたんですか?皆さん?」

 

「発見された彼らの持ち物の服なんだけど、ちょっと変わってると思ってね〜」

 

「服と言うより軍服ですね」

 

角谷が彼らのフィールドグレーの服を手に取りみほ達に見せみほがそう言う。すると、秋山が角谷の手に持っている服を見て固まる。

 

「角谷殿それは、ドイツ国防陸軍のM36野戦服の将校用ではないですかしかも階級章からして少佐の!!」

 

『ドイツ国防軍?』

 

ミリタリーに詳しくない生徒会やみほ達は?と言ったところだった。秋山は、熱く語る。

 

「ドイツ国防軍と言うのは、今のドイツ連邦軍の前の軍隊で、1935年に設立され1945年に解体した軍事組織で、アドルフ・ヒトラー政権下でのナチス・ドイツで強大な軍事力を誇った軍隊です。しかもその軍服の胸に付いている勲章は、第一級と第二級の鉄十字章にドイツ鷲勲章・血の勲章・戦車突撃章銀章・ドイツ十字章金章・一般突撃章・剣付き2級戦功十字章・白兵戦章銀章・パルチザン掃討銅章・東部戦線従軍章・四等国防軍勤続章・戦傷章銀章・陸軍名誉鑑章に袖には戦車撃破章金章・銀章とクバン盾章に黄金ナチ党員バッジそして首には鉄十字章の最高位である黄金柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字章じゃないですか!!それに、ワルサーP38にMP40シャマイザー短機関銃!!アサルトライフルStg44、ルガーP08、C96ブルームハンドル、カービン98kライフル、ワルサーPPK、ワルサーGew43半自動小銃、ソ連のトカレフTT-33、PPSh-41!」

 

「ゆかりん、取り敢えず落ち着こう」

 

「す、すみません」

 

と興奮して熱く熱弁する秋山を武部が落ち着かせる。

 

「え〜っと、じゃぁ彼はあそこでサバイバルゲームでもしていたのかな?」

 

「ですが、会長彼等の所持品であるこの銃と刀見てみましたけど明らかに本物でしたよ。サバイバルゲームで本物なんて使いますかね?」

 

「じゃあ、彼らは、一体何者なの?そして、どうして本物の銃と刀を持っていたの」

 

とますます訳がわからず頭を頭を悩ます一同。すると、

 

「そう言えば、お前達どうしてここへ?」

 

「あ、そうでした!?実は先運ばれた人の一人が目を覚ましたんです!」

 

「それは、本当!!なら、早速その人に事情を聞きましょう。どうして彼処で怪我していたのか、そして彼等が何者なのかを!!」

 

と河嶋がどうしてみほ達が生徒会室に来たのか尋ねるとみほが怪我人の一人が目を覚ましたと伝えると生徒会長の角谷が身を乗り出しそう言うとみほ達と保健室に向かって行く。

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