ガールズ&パンツァー 蘇る宿命の砲火   作:人斬り抜刀斎

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如何やらサンダースはフレンドリーの様です

今、秋人と秋山はサンダース大付属校にやって来た。今朝早くに、寮を出た後秋山と共にコンビニの制服を着用してコンビニの定期船に乗り込んで無事サンダースに潜入出来た秋人と秋山はさっそく行動を開始する。取り敢えず秋山が小型ビデオカメラを回して撮影をしながら校内に入って行った。秋人は、秋山の脱出ルートの確保と正体がバレた時のサポートなどで待機。

 

 

それから、暫くして

 

「はぁ〜暇だな。秋山さんが校内に入ってから随分経つな」

 

サンダースの校門の壁沿いで腕時計を見ながら秋山の帰りを待っていた。

 

「まさか、ヘマして捕まったんじゃないだろうな」

 

いつまで経っても戻ってこない秋山に心配した秋人は

 

「ちょっと行って様子を見て来るか」

 

秋人は、サンダースの敷地内に入って秋山と合流する事にした。まずは、サンダースの戦車倉庫に行く事にした。あそこに行けば秋山は必ず居ると確信しているが、戦車倉庫の場所が分からずサンダース校は広くただ闇雲にうろちょろするのも目立つ為得策では無い。ここは、誰かに聞いた方がいいだろうと考えた秋人は、サンダースの生徒に戦車倉庫の場所を聞く事にした。

 

「あの人に聞いてみるか」

 

そして、秋人はたまたま目に止まったサンダースの女子生徒に聞いてみる事にした。

 

「ちょっといいか?」

 

「・・・何だ?」

 

その子は、髪型がボーイッシュなベリーショートで背が高くガムを噛んでいる男っぽい顔立ちの女子生徒だった。

 

「すまないが、戦車道の戦車格納庫がどこにあるか教えてくれないか?」

 

「戦車道の?君、戦車道に興味があるのかい?」

 

「まぁ、今度大洗とサンダースの一回戦試合の前に噂のサンダースのシャーマン軍団を一目見ておきたくてね」

 

「ふ〜ん」

 

とその女子生徒は、ジーッと秋人を見つると、

 

「いいよ、案内してあげる。着いて来て」

 

「ありがとう」

 

秋人は、その女子生徒に案内されながら戦車格納庫に向かう。それから、しばらくして秋人は等々サンダース大学附属校戦車道チームの戦車格納庫へとやって来た。

 

「着いたよ、ここがサンダース戦車道の格納庫さ」

 

「ありがとう。助かったよ。あ、そうだ!ところで君は、ガムは好きか?」

 

「まぁ、好きだけど」

 

「じゃあこれ、お礼にあげるよ。案内してくれた礼だ」

 

とと秋人が胸ポケットからたらり出したのは板状のガムだった。

 

「こ、これは、戦時中にアメリカ軍が携帯食にしていたチューインガムじゃないか!しかも、もう既にどこにも販売されていない奴じゃ無いかこれ!?どこでこれを!?」

 

「ちょっとな、もらったんだ」

 

本当は、独ソ戦の時ソ連が撤退間際に置いていったアメリカからの支援物資の中にあったのを頂いただけなんだけど。正直にそんな事言ったって信じてくれるかどうか、頭のおかしな奴だと思われるだけだろうな。

 

「いいのか?もらって?」

 

「あぁ、別に俺はガムはあんまり噛まないからな。俺なんかより君みたいにガムが好きな子に食べられた方がそいつも幸せだろ」

 

「じゃあ、遠慮なく貰うよ。それじゃあ、私はこの後ミーティングがあるから失礼するよ」

 

「あぁ、案内してくれてありがとう」

 

そう言って女子生徒は、嬉しそうに秋人からガムを貰って立ち去って行った。秋人は、その女子生徒を見送った後、戦車格納庫の方に振り向く。

 

「さて、行くか・・・」

 

そう言って秋人は、戦車格納庫へと入って行く。格納庫に入ると中には誰も居らずそこには、M4シャーマン中戦車がズラリと並んで置かれていた。

 

「こりゃ、スゲェや。サンダースが戦車保有数全国一と言うだけの事はある」

 

中でも、多かったのがM4A1中戦車だった。M4A1中戦車は、主砲が砲身の短い低速の75mmで初速は2000フィート(610m/秒)有効射程は800m。前面装甲の厚さは51㎜。最高時速約40kmと機動力に優れていた。また、シャーマンの最大の欠点は、弾薬の保管に問題があり、戦車に直ぐ火がまわり乗員達は、シャーマンを『ロンソンライター』と呼んだ。これは、一発で火が付く事を皮肉った呼び名だった。だが、製造と整備が簡単な上に誰でも乗りこなす事ができる事がシャーマンの最大の利点だ。終戦までにシャーマンは約5万輌近く製造され、これはソ連のT-34の約5万7千輌に次ぐ生産数だった。

M4シャーマン中戦車は、第二次世界大戦中レンドリース法によりアメリカからソ連に何両か貸与され東部戦線にも配備されたがソ連では、既にT-34が主力戦車を担っていた事からソ連ではシャーマンは殆ど使われず東部戦線で戦うドイツ軍がシャーマンに遭遇する事は、非常に稀だ。秋人達は、運良くシャーマンに遭遇した事が出来だのだ。

これだけ、シャーマンを保有出来る事からサンダースがブルジョワジーだと言う事がわかる。

 

パ シャッ

 

と秋人は、携帯のカメラ機能を使って個人用にシャーマン戦車を撮影する。中には、秋人の知らないシャーマンもあった。

 

「これは、初めて見るタイプのシャーマンだな。個人的に撮っておくか」

 

そう言って秋人は、M4無印やA6を撮影して行く。あらかた撮影した秋人は、携帯をしまう。

 

「しかし、秋山さん居ないな。サンダースの戦車を撮影するからてっきりここにいると思ったんだが」

 

そんな事を考えている時、

 

「ハェイ、そこのあなた。うちの戦車格納庫で何しいるの?」

 

と背後から誰かに声をかけられた。しまった!シャーマンに夢中で気配に気付かなかった!バレたか?と秋人は、後ろに振り返るとそこには、ウェーブの掛かった金髪の女性が居た。こうなったら適当な事を言ってやり過ごすか。

 

「あいや、ちょっと見学を・・・実は俺、サンダース大学附属チームのファンで試合前にサンダースのシャーマン戦車を見ておきたかったんだ」

 

「OH!男のサンダースのファンがいるなんて嬉しいわね。存分に見て行って!私は、ケイ。サンダース大学附属の隊長をしているわ。よろしくね」

 

と手を差し出して来たので、秋人は手を出して握手する。

 

「日向秋人だ。ケイさん」

 

「じゃあ、アッキーね。よろしくね、アッキー。それと、ケイでいいわよ」

 

と秋人が、名を名乗るとケイは、秋人をあだ名で呼ぶ?うん、サンダースの人ってのはフレンドリーなのかそれとも器がデカイのか。それにしても、この人が第一回戦で戦うサンダース大学附属の隊長か。

 

「そうだ、アッキー!この後のブリーフィングルームに来ない?」

 

「え、いいのか?一般人の俺が行って?」

 

「オフコースよ。これも、ファンサービスよ!」

 

とケイ、秋人をブリーフィングルーム誘う。

 

「(これは、チャンスかも知れない上手く行けばサンダースの編成・作戦内容が手に入るかも知れない)それじゃあ、お言葉に甘えさせて」

 

「それじゃあ着いてきて案内するから」

 

「すまない、ケイ」

 

と秋人は、ケイに案内されながらブリーフィングルームへと向かって行く。

 

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