初投稿の可能性があります。
このあと暫くシャミ桃と絡まないゲームのRTAはーじまーるよー。
これからの予定は原作だとシャミ子が夢の中でリリスと会話をし、その後に桃と元工場で魔力を操作する特訓をするのですが──
それには参加しません。何故なら前者は参加しようがないからで、後者は余計な友情度を稼いでしまうからです。今回はフリー行動で適当に時間を消費して、シャミ子の体をリリスが使うイベントまで飛ばすとしましょう。
──なんで等速に戻す必要があるんですか。
……やべっ、タイムセールあるからって出掛けたら清子さんと鉢合わせた。親切なお隣さんの楓くんは買い物に来ている清子さんに会うと、買い物を手伝おうとするんですね。
しかも自分も用があるからと偶然を装い気を遣うとか紳士の鑑がこの野郎醤油瓶……!
……仕方がないので清子さんとお買い物をします。しょうがねぇなぁ(Z戦士)
隣を歩く清子さんを見ますが、ぶっちゃけ制服を着たらシャミ子の姉に見えるんじゃないかってぐらい若々しいです。
見た目年齢は20代前半どころか下手したらそれ以下にも見えます。
その理由は吉田こと闇の一族・ヨシュアの眷属となって老化が止まったからなのですが、このあとイベントで見ることができる当時の写真と軍師の魔法少女適正を見るに、清子さんはほぼ確実に元魔法少女なんですよね。
ショタインキュバスに陥落して眷属になるとかなにが魔法少女やお前! ナイスゥ!(おねショタ大好き)
────あっ、ふーん(察し)。
だからPC版でヒロインに追加されたんすねぇ、主人公くんはMODで変な経歴を追加しない限り基本的に学生だから実質ショタみたいな
──それでは突発的イベント、タイムセール戦争が始まります。
お一人様2パックまでの卵を二人で協力して4パック手に入れよう! というイベントなのですが、同時に卵を手に入れようとする他の主婦の壁をなんとか食い止めないといけません。
必要なのは楓くんの筋肉です。
仮に桃と協力できたら余裕で勝てますが、スペックで言えば主婦の壁は楓くんの数十倍のパワーを持ってます。うせやろ?
──ああいいよ! やってやるよ! 私が主婦たちを食い止めてやるよ! 行け清子さん!
うおおおおお! フェンス・オブ・ガイ────ぐぁああああああ!!(防御時間3秒)
全力で主婦たちのスクラムを防ごうとしましたが、呆気なく森崎くんみたいに吹っ飛ばされました(キーパー繋がり)。
しかし伊達や酔狂で一ヶ月4万円生活をしているわけではない清子さんの主婦
やりましたわ(お嬢様部)。
んだらば卵2パックを受け取り、それぞれの買い物を済ませるために一旦解散します。
いやあ平和ですね。私を514回ぶち頃してきた狐娘が居ないだけでこんなにも平和だなんて。なにせあの
まだ単行本1巻分のイベントの段階で会うわけがないんです。勝ったな! ガハハ!
──んぇえ(奇声)
って、なんでここにリコくんが!?
……なんで? なんで? なんで? まだ1巻じゃーん!(露骨なリスペクト)
……なんでか知りませんが、店内を堂々と歩いている作中トップクラスにやべー魔族とエンカウントしました。
イリヤスフィールみたいな爛漫さを見せながらバーサーカー染みた戦闘能力の──本作のラスボスです。嘘だけど完全に否定できない。
バグってんだろこのゲーム! ひー(トラウマ)
くぅ~死を悟りました、これにて再走です!
────いや、待て。せっかくのRTAなんだから生き残れる選択肢を取るべきか……? ぶっちゃけ再走したくないし(屑)。
……馬鹿野郎お前俺は生きてミカンと添い遂げるぞお前!(08小隊)
風花雪月のパーフェクトコミュニケーションと同じ要領で正解を導き出せ!
心にキャバ嬢を、ホストを飼うのだ。正論ではなく相手を喜ばせろ!
可愛いケモ耳っすね! えっ、寝癖? じゃあその尻尾は……ケツ毛っすか、ははは……。
ハハァ…………アカンこれじゃ楓くんが死ぬぅ! 記録が死ぬねんこんなぐらいじゃ!
別段不機嫌そうには見えないし寧ろ楽しそうですけど、本気でイライラしてる時に出くわすと人前だろうと関係なしにあの尻尾で腹を貫かれて下半身がもげます。まるでジオングみたいだぁ(遺言)。
でも攻略すると可愛いのでOKです! 狐娘が可愛くないわけ無いだろ!
イケーほらーイケー! 頼む、このまま穏便に済ませてくれ、頼む!
──ヨシ!(RTA猫)上手いこと""突然の死""を避けることが出来ました。へっ、甘ちゃんが!
リコくんとのイベントはこんな感じの即死イベントの連続です。
これが友情度6になってようやく愛情度が増え始めるまで延々と続くので、リコくん√をセーブ&ロード無しでクリアするのは恐らく不可能でしょう。
コントローラーが手汗でベタベタになったところで今回はここまで。この先、楓くんの人生はいったいどうなっちゃうの~!?(少女漫画並感)
◆
──『それ』が魔族であるということを、見た目の不可解さ以上に本能で理解した。
獣……狐なのだろう耳と尻尾を生やし、
「あんさんおもろい匂いしとりますなぁ」
「……洗濯したての服ですよ」
「そうやあらへん。あんさん『ウチら』みたいな
「──貴女も魔族なんですか。その可愛らしい耳と尻尾は飾りじゃないんですね」
「……こら寝癖とケツ毛さかい」
「……なるほど」
こちらの言葉に一瞬思案した少女はしれっとした態度で答える。恐らくは、いつもそう言って誤魔化しているのだろう。
「──ま、ええわ。この町では大暴れ禁止さかい、取って食うのは勘弁したる」
「それは、どうも……」
「せやから──ウチらの匂いと一緒に巫女はんの匂いもするのは……気にせんといたるわ。あんさん、名前は?」
「秋野 楓です。そちらは?」
「ウチはリコ。よろしゅー」
そう言いながら、少女──リコは右手の人差し指と小指を立て、親指と残りの二本を曲げてくっ付ける。狐のジェスチャーだろう。
それをこちらの鼻先にツンと当てて、イタズラっぽく笑う。こっちは全く笑えないが。
店内のBGMが聴こえてこない程に緊張していると、リコは目尻を緩めて笑みを浮かべる。
「かいらしい
リコはしたいことをするだけして、さっさと踵を返す。視界から消えた頃、遅れて顔から冷や汗が噴き出した。
この町にはどうやらシャミ子──吉田家以外の魔族が居るらしいが、あんな恐ろしい魔族は何人も居て欲しくないものだ。
清子さんが心配して駆けつけるまで、ずっと心臓がうるさく鳴り響いていたが、これは決して──惚れた腫れたの意味ではない。
寧ろもっと根本的な────死ぬかと思ったが故の安堵。
アレが、本来の魔族なら。
吉田家のような『良い』魔族が珍しいのなら。魔法少女の中にも『悪い』魔法少女が居るのだろうかと、そんなことを考えていた。
ヒロインの楓くんへの友愛度
・清子さん
友/2
愛/0
・リコくん
友/1
愛/0
ガバガバ京都弁ゆるし亭ゆるして。
原作基準のリコくんなら確実にこんなことはしませんが、葉っぱで普通の人に化けてたら魔族と魔法少女の匂いがする人を見つけ、しかもあっさり見破られたので、楓くんを「おもしれー男(跡部様)」と評価したんですね。