かつては初投稿でした。
無料DLCで女主人公が選べるようになると告知されたゲームのRTAはーじまーるよー。
これで走者が増えないなんて各方面に失礼だよね。ほんとは走りたいんじゃないの? 正体見たり! って感じだな。
前回は銀髪狐娘とパーフェクトコミュニケーションしたところで終わりましたが、いやはや死ぬかと思いました。
ですがリコくんの即死イベントは成功で終わると同時に友情度が1プラスされ、6になれば終わります。まあそこからが大変なんですが。
なにせ原作ではバクにガチ恋して自分の彼氏だと思い込んでますからね。こちらに振り向かせるには最低でも愛情度が4必要です。
余談はさておき、登校してさっそく倍速したところから続きです。
今日のシャミ子はリリスが封じられているごせん像を持ってきていますが、ここで桃が像の底にスイッチを発見しました。
これをオォン! にするとシャミ子の魔力や電波、お供えカロリーなんかに左右されますが、リリスがシャミ子と精神を入れ換えて表に出てこられるらしいです。
──非常に残念なことに楓くんでも勝てるレベルのクソザコですが。
シャミ子は常に肩や首が凝っていて少し動けば重心がぐらつき息が上がり、力が入れづらく、しかもうっすら目が悪いのでリリスの想定通りに動けないんですよ。
正直間近で見てるとシャミ子ボディで暴れないでくれと言う切実な意見がですね……。
リリスが何もかもを諦めて冥土の土産を要求しましたね。シャミ子はお金の掛からない要求をするのでこの辺に性格の違いが出ています。
どうやら温泉に興味があるらしいので、たま健康ランドの銭湯にぶちこんでやるぜーっ!!
リリスは当然お金を持っていないので銭湯の料金をシャミ子にツケています。
例に漏れずここで楓くんに支払わせるとシャミ子のタコウインナーさんイベントが無くなるので気を付けましょう。
シャミ子を攻略するわけではないし、バイトイベントはフリー行動で時間を飛ばすので払ってしまっても良いのですが…………楓くんが時間を飛ばした裏で『シャミ桃をしてる二人が居た』という事実がたまらんので払いません(私情)。
それでは楓くんもお風呂に浸かりましょう。やたらと濃い湯気(MODで消せるが男なので意味がない)に包まれる楓くんは頭に畳んだタオルを乗せて首まで入ります。
あぁ^~生き返るわぁ^~。リコくんと接触したストレスが消えていきますねぇ!
DLCで女主人公が選べるようになったら湯気消しMODが大活躍してしまいますね。このゲームが……R-18になっちゃう! (元から)
ところで桃はリリスと杏里ちゃんとお風呂に入ったのでしょうが、どうやって脇腹のえげつねぇ古傷を隠したんでしょうか。
リリスがまたシャミ子の体を使うイベントが単行本3巻にあって、その時初めてリリスが桃の古傷を発見するのでここでは誰にも見せていないんでしょうが……。
まま、ええわ(思考停止)。
──はい、そんじゃあ楓くんが茹で蛸になる前にお風呂から上がらせ、浴衣を着てからフルーツ牛乳を買ってイッキ飲みします。
腰に手を当てて勢い良く天を仰ぎ飲み干ーす! うん、美味しい! プレイヤーの私には味が伝わらんけど旨いもんは旨いんじゃい!
そんな楓くんの横で、精神が戻ってきたシャミ子がマッサージチェアに揉まれてます。揉みたいとか言ったらぶっ飛ばすぞ。
シャミ子を揉んで良いのは桃だけです。それ以外はみとめませーん(シャミ桃至上主義)。
といったところで、戻ってきたシャミ子がもう一度お風呂に入りに行くのを見届けて今partはここまで。……なんで杏里ちゃんは楓くんをガン見してるんですか。
もしかして牛乳ヒゲでも付いてる? やだー恥ずかしー(すっとぼけ)。
◆
「いやー良い湯加減だったね」
「そうだね。リリスさんはどうでした?」
桃がシャミ子──じゃなくてシャミ先に問い掛ける。浴衣姿のシャミ先はうぐ、とか言ってから答えた。
「……ふん、悪くはなかったな。しかしこれで勝ったと思うなよ千代田桃! 他の方法を考えてまた出てきてやるからな!」
「いえ結構で──そうですか」
「あと楓にもよろしく言っておいてくれ、シャミ子が今より弱いときから世話になってたからな!」
「わかりました」
シャミ子みたいに悪人ムーブが得意じゃないのだろうシャミ先は、それだけ言うと意識を失う。桃が支えてマッサージチェアに寝かせると、鞄から何かを取り出してシャミ先の像を掴んだ。
「なにすんの?」
「リリスさんにシャミ子の体で暴れられると困るから、
「お、おぉう」
それは健康ランドの銭湯コーナーでやることなのか……っていうツッコミは駄目なのかね。
「あ、シャミ子が寝てる間にマッサージチェア起動しとこ。面白そうだし」
「程々にね。──それにしても楓は出てこないね。男で長風呂って、珍しいんじゃない?」
「うーんどうだろ、楓は小さい頃から風呂好きだからなあ。長風呂は趣味だと思うよ」
ふうん、と言って興味無さげに作業に戻る桃。……なんだろうか、最近楓が仲良くしている相手でも知らないことを私が知っているのに、どこか優越感を覚える。
チャリンと椅子に100円を放り込んで自動で動かそうとしたとき、男湯の方から人が出てくる。青い浴衣を着てタオルで髪を拭いながら出てきたのは楓だった。
「……リリスさんはもう帰ったのか?」
「──うん、そうだけど」
「桃は何してるんだ?」
「シャミ先のスイッチ固めてる」
……自分の視線が右往左往しているのがわかる。浴衣姿の楓を直視できず、寝ているシャミ子を見て誤魔化していた。
──バチ、と楓と目が合う。
相変わらずの優しい眼差しだった。私が黙っていると、困ったように微笑を浮かべるものだから、心音が速まって、顔が熱くなって。
「フルーツ牛乳飲むけど、杏里はどう?」
「い、いらない」
そっか、と言って料金を払い戻ってくる楓の首筋を垂れる水滴が、やけに鮮明に視界に収まって──
「ぁ────」
「…………あばばばばばばば!? なにこれなにこれなにこれなにこれ!?」
突然の叫び声に冷静さを取り戻させられる。自動で始まったマッサージチェアの動きに起こされたシャミ子が振動で揺れていた。
「シャミ子……大丈夫か?」
「全身が物凄く痛いです!」
「だろうね」
フルーツ牛乳を呷って飲み干した楓が小さく笑いながら問い掛ける。その横から桃がシャミ先の像を手渡した。
「おはようシャミ子。これリリスさんの像」
「あ、はい。……ごせんぞの名前、リリスって言うんですね」
「それと、スイッチをエポキシ接着剤で固めておいたから」
「うわっほんとだ!」
シャミ先の像をひっくり返して確認するシャミ子の姿を見ていたら、頭が急速に冷えて行くのがわかった。私、最近ちょっと変かも。
「あとリリスさんが手持ちが無いからって、健康ランド代をシャミ子にツケてたよ。これが領収書」
「えっ」
領収書を見て、桃を見て、私と楓を見てから領収書を見る。
「──えっ」
「折角だし、もう一回入ってきたら?」
「……そうします! 元取ってきます!」
タオルを鷲掴みにして、シャミ子が女湯に入って行く。
「シャミ子が戻ってくるまでどうする?」
「ジムの方になにがあるか見てみるか?」
「風呂上がりの筋トレは筋肉が緩んでてあまり効果がないから、やめた方がいいかも」
「へーそうなんだ。あっそうだ、ちよももってテニスやれる? 私のとこで参加してみない?」
「無理。サーブでテニスボールがところてんみたいに裂けるから部費の無駄になる」
等といった話で意外と盛り上がり、シャミ子が戻ってくるまで三人で談笑していた。
まるで、焚き火の燃え残りのように灰の下で火種が燻っている事実から目を背けながら。
ヒロインの楓くんへの友愛度
・シャミ子
友/4
愛/0
・ちよもも
友/4
愛/0
・杏理ちゃん
友/7
愛/2