【完結】まちカドまぞく/陽夏木ミカン攻略RTA   作:兼六園

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オラッ!初投稿!



part10

 

 ミカン姉貴の外着の肩から見える紐は果たしてキャミソールなのか見せブラなのか。加熱した考察は、ついに危険な領域へと突入する……なゲームのRTAはーじまーるよー。

 

 

 ──突然ですが一つ訂正があります。以前のシャミ先回で『桃はどうやって古傷を隠して風呂に入ったのか』という問答がありましたが、原作を読み返したところどうやら単行本1巻の風呂では桃はそもそも入っておらず、例のステッキを使って浴衣に着替えただけのようでした。

 

 単行本3巻で再度銭湯に行く回があり、そこでようやく古傷がある描写をされていました。ゲーム版ではちゃんと入っているようなので、恐らく高速で体を洗ったんでしょう(適当)。

 

 

 そういうわけで、前回はミカン姉貴の呪いに腹筋ボコボコにパンチ食らってヒーロー凌辱だぜ! されたところで終わりました。

 

 今回はシャミ子の危機管理フォームの性能テストをするべく河川敷に集まったところから再開です。リリスが言うにはあの痴女めいた格好こそが戦闘形態らしいですが、それマジ? 見た目に反して性能が良すぎるだろ……。

 

 肌を出しすぎな気もしますが、こういった装束は魔力で存在そのものを保護する皮膜だということが後々判明するため、ぶっちゃけ厚着しても強くはなれません。ちょうどいい格好になるのが強度の秘訣だということです。

 やっぱりサキュバスじゃないか(呆れ)。

 

 しかしシャミ子、危機管理フォームになるのを迫真の拒否。

 そりゃあんな格好を楓くんの前でしたくないですよね。わかります(cvツダケン)。

 

 妥協案で桃が変身してくれるならやってあげないこともない(やるとは言ってない)とのことですが、桃は桃で躊躇い無く変身しました。何気に楓くんは桃の変身を初めて見ますが、フレーメン反応を起こした猫みたいな顔をしています。

 

 ミカン姉貴の戦闘フォームは雰囲気に合ってて大変よろしいのですが、いかんせん桃の戦闘フォームは女児向けアニメ感が強すぎる。

 

 本人も5巻で変えられるものなら変えたいと言っていますが、どうやら物心ついた時には既にこの格好だったらしいです。えっなにそれは。

 ──親が居なかったり実は元からあの姿だったりと、地味に闇が深いんですよねこの人。

 

 しかしあの格好は幼い頃ならよく似合っていたのでしょう、ミカン姉貴から昔の桃は変身時に回ったりウィンクしていたと聞かされます。

 

 そんなきゃわわ系(ミカン姉貴談)のロリ桃と関われるのは、夢に侵入したシャミ子だけなので我々にはどうしようもないのが残念ですね。有志兄貴のロリ化ヒロインMODの開発が待たれる。

 

 ──ところでさも当然のように混じっているミカン姉貴ですが、彼女は転校イベント(単行本4巻終盤)までやることがなくて暇らしいです。

 それはさておき桃に変身されてはシャミ子も変身せざるを得ません。

 

 早速変身しようとしますが、シャミ子の危機管理フォームは本気で危機感を抱かなければ成れない姿なので何回叫ぼうが変身できません。

 

 それを聞いた桃が魔族停止ヒモことシャミ子の尻尾を縛り付けて目の前でフレッシュピーチハートシャワーを叩き込もうとしています。

 一本足打法で繰り出される必殺技とは……? それビームとかじゃなくて直接攻撃する構えだと思うんですけど(名推理)。

 

 桃が振りかぶりますが、魔力を失ってから今までの疲れが出たのか倒れそうになります。

 ここで桃を支えると友情度が増えかねないから危ないですが、助けないのも楓くんの性格的に違和感あるので助けましょう。

 

 ベンチに座らせると数分寝ると言って大人しくなります。

 桃やミカン姉貴たち魔法少女は、光の一族との契約と同時に自身の体がエーテル体に切り替わり──要するに人の姿をした魔力の塊になる訳ですが、この魔力が少なくなると魂が霧散してしまうんですね。これが魔族に生き血(魔力)を取られるわけにはいかない理由なのです。

 

 このことを本人から言われていないシャミ子は実力不足を実感し、起きた桃に変身しなくて良いと、桃に認められたいと伝えます。

 はぇ~すっごい健気、こんなのが魔族なんて各方面に失礼だよね。ほんとは光の一族なんじゃないの? 正体見たり! って感じだな。

 

 尤も闇の一族とは光の一族が定めた矩に定まらず弾き出された連中の総称みたいなもんなので、あながち間違いではないと思いますが。

 

 

 ──シャミ子が桃に正拳突きとアンクルロックと一本背負いのどれで攻められるかを聞かれてますね。詰め寄られたシャミ子はあまりの恐怖に一瞬で危機管理フォームに変身しました。

 

 ……楓くんが物凄い顔をしている。

 

 主人公くんの感性はマトモなので、シャミ子√だろうが他ヒロイン√だろうが基本的に危機管理フォームを見るとドン引きします。

 

 楓くんのドン引き顔と桃の脅しが相まって、シャミ子が捨て台詞と共に逃げました。そんなところで今partはここまで。

 イベント終了の暗転までミカン姉貴の健康的エロスを感じる背中をガン見しておきましょう。

 

 ……描写的にはブラ紐なのでしょうが、どちらにせよ思春期の男の子には刺激が強い格好ですね。惚れた女の子の無自覚でえっちな後ろ姿はどうだ? 感想を述べよ! 

 

 

 ◆

 

 

 放課後になる度にシャミ子が桃に連れていかれるのは鍛えているから──というのはわかるのだけども、今回はそうでもないらしかった。

 

 この間ミカンと出会ったあの路地裏での格好が気になったと桃が言っていた。あの時はミカンを見ていたから、シャミ子がどういう格好をしていたかあまり覚えていない。

 

「楓くんも来たのね、こんにちは」

「──あぁ、こんにちは。ミカン」

 

 半裸がどうとか全裸がどうとか言っていたがなんなのだろうか。

 

 それはそれとして、転校まで暇らしいミカンが合流しているのは驚いたが──問題は格好だった。女性の服装の知識は全く無いからあまり分からないが、肩や腕が出るその服装は無防備過ぎるのではないだろうか。

 

 しかもその肩紐は……いや、やめておこう。

 スパッツといい、今日のミカンは普段以上に直視できない。女性はこの手の視線には敏感だと聞いているし気を付けなくては。

 

 

 ……話は戻るが、どうやらシャミ子の魔族としての戦闘用の衣服があるようで、それをリリスさん曰く危機管理フォームと呼ぶとか。

 

「それじゃあ早速変身しようか」

「嫌ですけど!?」

 

「嫌って言っても変身するんだよ。シャミ子が恥ずかしくても、いざというときはガンガン変身してもらわないといけないんだから」

 

「ぐぬぅ……楓くんだっているのにあんな格好はしたくないですよ! 桃が変身してくれるならしても良いですけど? 嫌だろぉ……」

 

 そうか、桃も魔法少女だからミカンのような格好になれるのか。

 どんな服装なのか少し気になるな──

 

(りょ)

「……え゛」

 

 一瞬の光の直後、桃の姿が派手なピンク色になった。子供向けアニメのキャラクターのコスプレめいた服装は、クールな雰囲気の桃とは明らかにミスマッチである。冗談だろ……? 

 

「ん~! やっぱり桃の戦闘フォームってきゃわわ系よね! でももうアレはやらないの? くるって回るやつ」

 

「昔の桃は回ってたのか?」

 

「ええそうよ。くるっと回って、なんならウィンクだってしてたんだから」

 

「桃にも可愛い時があったんですねぇ」

 

 それだと今は可愛くないって事にならないか。

 

「ミカン、そんなに私の手料理が食べたいの?」

 

「……もっと言いたいことがあったけど忘れたわ、ごめんなさい桃の料理だけは駄目なの」

 

 口を押さえてガタガタ震えだすミカン。そんなに桃の料理はひど……確かこの間、焼いてすらいないウインナーを食べてたな。なるほど。

 

 ……改めて、シャミ子が片手でリリスさんの像を掲げて叫ぶ。

 

 

「危機管理ー!!」

 

 

 ──だがなにも起きなかった。首を傾げたシャミ子はまたも叫ぶが、しかしそれでも何かが変化するということはない。

 

「……ごめんね」

「謝られるのが一番きついんですよ!!」

 

 ──自分も謝りそうになったが踏みとどまる。どうして変身できないのかをリリスさんが説明してくれたが、本気で危機感を抱かなければ変身できないとは微妙に使いづらそうだ。

 

 そして、それを聞いていた桃がシャミ子の尻尾を縛り動けなくしてステッキを構えた。

 

「……そのフレッシュなんとかはシャミ子に使っても大丈夫なのか?」

 

「フレッシュピーチハートシャワーは寸止め機能もあるから大丈夫だよ」

 

「なんでぶっぱなす系に聞こえる技に寸止め機能なんてあるんですか!? でもちょっとワクワクしてきました!」

 

 シャミ子が女児向けアニメよりは特撮の方が好きそうだったことを思い出しながら、野球のようなフォームでステッキを振りかぶる桃を見──

 

「桃!」

 

 ──突然脱力した桃が眼前で膝を突き、倒れそうになったのを咄嗟に支えた。

 

「……ごめん、楓……連日の、疲れが……」

 

 まぶたを閉じた桃の衣服が制服に戻り、安らかな寝息を立てる。なんとかベンチに座らせるが、額にはじんわりと汗が滲む。

 

 ハンカチで拭う傍らでシャミ子とミカンの会話を聞き入ると、信じられないワードが飛び出した。魔力の消耗によっては消滅? シャミ子の取った血の量によっては危なかった……? 

 

 ──耳鳴りがキンキンとうるさい。もしかしたら、自分はシャミ子たちのしていることを甘く見ていたのかもしれない。数分経って目を覚ました桃にシャミ子が何かを言っているが、頭に入ってこないでいた。

 

 

 今度は桃を変身させないで、シャミ子を変身させる方法を考えることとなった。

 正拳突きとアンクルロックと一本背負いはシャミ子が大怪我するから駄目だろう。

 

 尻尾を鷲掴みにして綱引きのように引き寄せながら詰め寄る桃に圧力を加えられ、シャミ子はさぞ恐怖したのだろう。桃の時のように光に包まれようやく変身して……………………。

 

「あ、変身できたね。よかった」

「……………………は……?」

 

 シャミ子の戦闘フォームとやらは、正直に言うと直視できない程に酷いものだった。

 本人の優しい性格から遠くかけ離れた露出の激しい衣服だというのに適切なフォームと呼ぶリリスさんの感性を疑うレベルである。

 

「ふぐっ、ふぐっ……!」

 

 涙目になり嗚咽を漏らすシャミ子は、捨て台詞を最後に走り去ってしまった。

 直前まで真面目なことを考えていたのに、その全てを吹き飛ばすインパクトを脳に叩きつけられたこちらの身にもなって欲しい。

 

 ──まあ、シャミ子があんなにも元気に走り回れているのなら、それで良いのだろう。

 

 …………明日からどんな顔で挨拶をすれば良いのかについては、今は考えないでおく。

 





ヒロインの楓くんへの友愛度

・シャミ子
友/5
愛/0

・ちよもも
友/5
愛/0

・ミカン姉貴
友/2
愛/0
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