最後の大台なので初投稿です。
part30到達でハートがドキドキ、弥生式土器なRTAはーじまーるよー。
前回はゆるキャンの果てにリリスが仲間になったところで終わりましたね。
今回はシャミ子の戦闘フォームのプロデュースをするところから再開です。
ちょっとした友愛度の小遣い稼ぎですよ。リコくんと店長がばんだ荘で店を開く次のイベントまでに愛情度が6.5から7.4くらい無いと困るので。
だから、前回のイベントで10/6になったばかりのミカンママの友愛度を少しでも稼ぎたかったんですね(微メガトン構文)
しかしこのゲームの困るところは、愛情度の小数点が閲覧できなくて6だと思ったら実は6.9でした~とかがざらにあることです。
そのせいで、前に『まだ愛情度7に到達したばかりなのにプレゼントを渡したら何故か10に到達した』みたいな案件があったんですよね。
その相手が杏里ちゃんを攻略してる時のシャミ子で、嫉妬からのヤンデレ監禁→夢洗脳ルートに入って大変でした。具体的には私の胃が。
ちなみに難聴は飯食って寝れば治ります。骨折みたいな重傷以外は寝とけばどうにかなります。何故ならこれはゲームだから(無粋)
それではほんへにイキます。
事の発端は、体育の時間にシャミ子が危機管理フォームに変身できなくなったことが始まりでした。リリス経由で出来ていた変身が、邪神像を離れたことで出来なくなってしまったんですね。
これを期に一人で変身できるようになれとのお言葉ですが、それなら自分の意思で服装を変えられるのでは? となって色々と試すようです。
しかし残念、適当ではない服装は逆に重荷となります。種族が種族なので、肌を出さないとシャミ子は力を発揮できません。
あったかジャージを着て地面にめり込んでるシャミ子を救出し、桃から戦装束の説明を受けます。桃のあの格好は物心ついた時から既にあの格好だったらしいですね。
3歳の時既に魔法少女だったとして、この子は果たしていつどうやって誰と契約したんですかね。メタ子はあくまで桜姉貴のナビゲーターですし。というか養子として引き取ったんなら桜姉貴は姉じゃなく母なのでは?
──ともあれ、後日に学校でいつものメンバーで話をします。なんかリリスも増えてますが。
ことある毎に危機管理フォームを利用していたシャミ子はその便利さに屈していたらしいですね。確かに変身すると息切れしなくなるなら使わざるを得ないのかもしれない。
変更できそうなら色々試そうということになり、杏里ちゃん案でスポーツウェアを構想します。曰く肌色多いけどえっちくないし速そうとのことですが、やっぱり端から見た危機管理フォームってスケベな服装だったんすね……。
シャドウミストレス優子・山の神フォームと名乗りスポーツウェアを着ましたが、これはこれで動きが速くなり過ぎるようです。ちょっと動いただけでボーッと立っていた楓くんと衝突し────ぐわあああああっ!!(クロコダイン)
アカン死ぬゥ! 楓くんが死ぬねんそんな速度じゃ!(関西クレーマー)
身長差のせいで結果的にタックルのように突っ込んできたシャミ子を受け止め床に倒れる楓くんですが、なんとか尻餅をつく程度で済みます。変身が解けて制服に戻るシャミ子は足の間にすっぽり収まっています。はぇ~ちっさい(今更)
桃がシャミ子を、ミカンママと杏里ちゃんが楓くんをそれぞれ助け起こし、改めてフォームの改修をしましょう。今回、デザインの担当は大分前に絵が上手いのが判明した楓くんとなります。*1
さりげなく宿敵とペアコーデしようとしてるシャミ子ですが、桃は桃で乙女心を欠片も理解してないのでボロクソ言ってきます。なんてことを……! この野郎醤油瓶!(憤慨)
シャミ子の要望通りに桃っぽい衣装のシャミ子を描いた楓くんですが、桃は「何故そんな建設的でないことを」とばっさり。
余談ですが、私は「何故そんな建設的でないことを」って言われたシャミ子を見る杏里ちゃんの、面白いモノを見る感じを隠そうとしない楽しそうな顔が好きです(告白)
流石に(10:0で)自分が悪いと自覚しているのか、今度は桃がシャミ子に衣装を合わせようかと提案してきます。闇堕ちフォームが軽装で動きやすかったと言っていますが、ヘソは出すのか、目からbiim兄貴は? とか聞かれています。
それでは短いですが今partはここまで。
折角なので、楓くんの闇堕ちもんものスケッチを見て終わりましょう……黒下着と足好きが合わってまあまあな変態の部類に入る楓くんが描く桃、そこそこ性癖出てるのおハーブ生えますわね(迫真お嬢様部)
◆
体育の授業でバレーをしていたシャミ子が怪我をしたと聞いた時は焦ったが、どうやら軽傷で済んだらしい。
蛟との約束で掃除をしているリリスさんに話を聞いたところ、リリスさんが例の像を離れたのが原因だとか。
像をめり込ませようとする桃を嗜め、後日改めて学校に集まって話をしていた。
「──なるほど、シャミ子はあの……上にもう一枚羽織ってほしい例の格好が嫌だと」
「今、結構オブラートに包みましたね」
「でもさ~、逆に言えば肌が出てても恥ずかしくなければいいんでしょ?」
机に突っ伏してだらけている杏里が、ふと自分の案を話した。
「スポーツウェアとかは? あっちなら肌面積似たような感じだし、えっちくないし足速そう」
「杏里ちゃん、もしかして私のあの服装えっちなやつだと思ってました?」
笑ったときの顔のまま目線を逸らした。思い出したように腕で胸元を庇いながら、シャミ子は自分を見てくる。
「楓くん……?」
「君をそんな目で見たことは一度も無いよ」
「そ、そうですか…………ん?」
いや、それはそれで……と呟くシャミ子は少ししてから杏里の案を参考にした。
さっそくとスポーツウェアの格好に変身したようだが、まあ普段のものよりはマシだろう。
そこまで考えて、目の前にいたシャミ子が突然突っ込んできた辺りで意識が一瞬途絶える。
「ぬわーっ!?」
「ぐぉお……っ!」
尻餅をついて、咄嗟にシャミ子を支える。腹に頭が突き刺さって鈍痛が響くが、耐えられない程じゃないため顔には出さない。
「シャミ子──!?」
「ちょっ、楓くん!」
「うわぁ痛そう」
目を回すシャミ子を桃が脇を抱えて立たせ、ミカンと杏里が慌てた様子で駆け寄り自分の両手をそれぞれ引っ張り立たせてもらう。
他人事のように「痛そう」等と言っていた小倉はメモをしていた。
「大丈夫かー、楓」
「平気だ」
「シャミ子も平気かしら」
桃が軽く揺さぶってシャミ子も意識をハッキリとさせる。『速そうな格好』というテーマで作り替えたせいで、逆に速くなりすぎたのか。
「シャミ子?」
「……へ、平気です……」
──いや、ちょうどいい格好があんな……多魔市以外じゃ間違いなく即通報されそうな姿だというのも納得いかないけれども。
「なあシャミ子、考えを固めてからにした方いいと思うぞ。君はどんな格好に変身したいんだ?」
「……それは、そのぅ」
口ごもるシャミ子の尻尾は不安そうに左右に揺れていた。指先をもじもじと絡めながら見上げられては、つい甘やかしたくもなる。
「──なんなら描こうか? あんまり複雑な絵は無理だが、簡単なものなら……あー、ちょっと誰かにスケッチブック借りてくるか」
描くものがそもそも無かったため、隣のクラスに行こうとするが、不意に背後から脇の下を通って腕が伸びてきた。
「ここにあるよぉ」
「うおっ」
何故か新品のスケッチブックを小倉が渡してきた。一応礼は言うが、毎回後ろに回るのをやめてほしい。何が楽しいのかは知らないが、まるで蛇のように独特の雰囲気が絡み付く。
「……どうも」
「ふふふ……」
椅子に座って、筆記用具から鉛筆を取り出す。シャミ子の要望通りに描き上げるが、『ひらっとしてて可愛くてまあまあ軽装』と言いながら色はピンクでどうのこうのと提案され、完成したのは桃の魔法少女としての衣装に似ていた。
「これ桃と被ってないか?」
「……いえ、たまたまです」
「本当に?」
「…………はい」
「あの子どさくさでペアコーデを……」
「シャミ子も分かりやすいよねー」
汗を垂らして顔を逸らすシャミ子は意地でも偶然で通そうとする。横から覗き込んできて上手いねぇ~と言っている小倉は放っておくとして、ミカンと杏里がこそこそ話しているように、どう見てもこの子はペアコーデを狙っていた。
「えー、このヒラヒラとか邪魔じゃない? 服も前より重そうだし、これなら危機管理フォームの方がいいと思うよ」
「え゛っ……!?」
「なんてことを……」
スケッチブックを小倉とは反対から覗き込んだ桃はそんなことを言う。
天然というより、素の性格の時点で効率的に考えるタイプなのだろう。ここまで言われては伝わらないと察したのか、シャミ子が桃に真実を語る。本当はおそろで合わせたかったと。
「? ……何故そんな建設的でないことを」
「……えー」
「あー……」
「──はぁ」
ミカンと杏里と自分のため息が重なる。あんまりにも心無い、すっと出たが故に本音だとわかるそれに絶句したシャミ子は、どうやったのか貝殻に変身して閉じ籠った。
これに関しては、完璧に桃が悪い。確かに自分も少しだけ建設的ではないと思ったが、それは口に出すべきではないだろう。
更に余計な一言で貝殻──心の壁フォームをホタテ貝から巻き貝に進化させたシャミ子に、こちらの視線に堪えかねた桃が苦い顔で言った。
「……それならさ、シャミ子。私の衣装をそっちに合わせようか?」
「そんなことが出来るんですか!?」
「うん。今は最盛期程の魔力も無いし、ちょうどいい機会だと思ってね。闇堕ちした時の軽装も素早くて動きやすかったから」
「ヘソは!? ヘソは出すんですか!?」
「……いや、うーん……」
一転して気分をよくしたシャミ子にぐいぐい来られて困惑している。そう言えば、闇堕ちの件で見たことはあったが、忙しなくてちゃんと見られていなかったな。
「桃のあの時の衣装、ねぇ」
「……楓、まさか描いてるの?」
「集中したいから静かにね」
どんな服装だったかと思い出しながら描き進める。それとなく囁いたシャミ子の助言を参考にしつつ、数十分して出来上がった絵をスケッチブックごと横にいる杏里に渡す。
「確かこんな感じ」
「……あっ、ふーん……なるほどね」
「なんだ」
「いや? 楓の好きそうなデザインだなって」
──さてなんのことだか。少しスカートが短い気もするが、誤差だろう。
「……そうなの?」
「いえ違います」
「あ、その誤魔化し方はマジの時のやつね」
「杏里?」
さも当然のような裏切りだった。下手くそな口笛を奏でながら教室から出て行こうとあとずさる杏里を、席を立って追いかける。
「──じゃ、そう言うことで!」
「待て杏里」
「あ、じゃあ私もラボに行くからこれで~」
杏里を追う自分の後ろをペタペタと早歩きする小倉……は息切れして壁に手をついていた。あっちはあっちで、体力が無さすぎる。
──教室を後にした楓が気付くことは無かったが、最後まで教室に残っていた桃は、スケッチブックの絵を見て呟いた。
「……楓から見た私、こんななんだ」
シャミ子の要望通りのポーズをした自分の絵だが、その顔は鏡でも見たことが無いような優しい微笑を浮かべていたのだ。机に置いて、なんとなく指で頬を押し上げる。すぐに戻る表情筋が無表情を作り、絵の笑みとの差を生んだ。
「……君が好きなのはミカンの筈でしょ。なのに、こうやって──」
──ズルいなぁ、と。
そう呟いて、桃は楓の顔を思い返す。
「私だって、君の優しい顔が好きなのにさ」
ヒロインの楓くんへの友愛度
・シャミ子
友/10
愛/5
・杏里ちゃん
友/10
愛/5
・ちよもも
友/10
愛/5
・ミカンママ
友/10
愛/6
・小倉ァ!
友/6
愛/1