でも隙間に詰め物を入れすぎると本体にヒビが入るわけで。
二次創作はほどほどにってことで。
ポケモン買ったか?
ムゲンダイナは、ナックルスタジアムの頂上からガラルを眺めた。
ガラル全体から、打ち砕かれた己の力を感じる。かつて二体のガラルの守護神とそれとともにあった優れたる操り人によって失われた力。宇宙を駆ける力だ。
「ギャァアラン!」
ふと見ると、一匹の現地生物、いや二匹か。嘗て己が相対した相手には及ばないものの、それなりの力を持った存在が目の前に降り立った。
ムゲンダイナは各地に広げようとしていた己の力を反転させ、ガラルからダイマックスパワーを吸収し始めた。
地上では暴れていたポケモン達がみるみるうちに沈静化していく。そもそもムゲンダイナにとって、この星の現地生物が己の力の余波を受けて暴れようが大人しくしていようが知ったことではない。
ただ、封じられていた悠久の年月、広大な宇宙を舞うムゲンダイナにとって、あの二体のポケモンが作り出した合金の檻は狭すぎた。
その憂さ晴らしとして、目の前の存在を屠ることは、ある程度魅力的なことだった。
ムゲンダイナが現れた!
「ギャラドス!りゅうのまい!」
ギャラドスのこうげきがあがった!すばやさがあがった!
しかし、その時既にムゲンダイナのツメがギャラドスの鱗を砕いて突き刺さっていた。
「ギャキッ!」
ギャラドスが呻く。
何という速さ!緩慢な所作に気を取られ、ムゲンダイナのスピードを見誤っていた。
しかし、ギャラドスの速さはりゅうのまいによってポケモントップクラスにまで上がった。
ギャラドスはまだ耐えられると目で語りかけた。次はギャラドスが先に動ける筈だ。
「もう一度、りゅうのまい!」
ムゲンダイナから発せられた波動がギャラドスを苛む。
ムゲンダイナの方がまだ速い。
「バカな」
ムゲンダイナはりゅうのまいを行ったギャラドスの速度を上回る。
ムゲンダイナは全てをスピードにかけたポケモンでなければ出せないほどの速度を平然と見せつけた。
ガラルから、大気から、何らかのエネルギーがムゲンダイナに吸収されているようだ。
腕のねがいぼしを核としたダイマックスバンドが嫌に軽く感じる。ムゲンダイナに吸い取られているのだ。
一方のムゲンダイナはダイマックスエネルギーを吸収しておきながら「ダイマックスしない」。あふれ出たダイマックスエネルギーによって巨大化すらしない。
ならば、このムゲンダイナなる存在はいったいどれほどのエネルギー容量をもつのだ?
この異常事態に私のトレーナーとしての第六感が最大の警報を上げていた。
二回のりゅうのまい、こうげきと素早さは倍にまで跳ね上がっている。これならば!
「ギャラドス!こおりのキバ!」
体のひねりが生み出す急加速。ギャラドスの姿が掻き消え、ムゲンダイナは一瞬、相手の姿を見失った。
冷気、ぞっとする寒気は次第に耐え難い痛みとなってムゲンダイナに襲い掛かった。
ギャラドスの強靭なあごがムゲンダイナの首骨を歪ませ、ねじ切ろうとしていた。
「ギィイガガガガ!」
ギャラドスを振り払おうと打ち払ったその尾は空を切る。ムゲンダイナの二度の攻撃で所々に血を吹き出すギャラドスはいつの間にかトレーナーの元に戻っている。
「なんだ?」とムゲンダイナは久しく感じていない感覚に困惑した。
・・・視界が、世界が回転し、ムゲンダイナはナックルスタジアムのてっぺんに倒れ伏した。
251:名もなき論者
や、やりましたな!ワイルドちゃんがガラルを救いましたな!
252:名もなきルーキー
なんなんでしょうかアレは。本当にポケモンなんですか?
253:名もなきポケモンレンジャー
アローラ地方に出現した異世界のポケモンに似ているな。
254:名もなきリーグトレーナー
あの速さ、特殊な訓練を積んだドラパルトに匹敵、いや、凌ぐか?
255:名もなきバトルマニア
相手が本気を出す前に倒し切ったってところね。いい判断だわ。
256:名もなき論者
イエーイ!ガラルのみんなみてるぅ!アレがガラル最強のワイルドちゃんです!
257:名もなきブリーダー
いや、まだだ。ブリムオンが震えてる。
258:名もなきベテラントレーナー
あれは、各地のダイマックスエネルギーか?これは厄介なことになったぞ
ムゲンダイナの咆哮!すべてのステータス変化が元に戻った!
ギャラドスのこうげき、すばやさがガクッとさがった。
ギャラドスが動こうとした。しかし、ムゲンダイナが速い。
ムゲンダイナのダイマックスほう!
こんなカス二次創作でネタバレ喰らうぐらいならほんへ買って。どうぞ