バカとテストと生徒会   作:まーぴん

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久保利光VS木下秀吉

Aクラス VS Fクラス

 

先鋒 工藤愛子 土屋康太 勝者Fクラス

 

次鋒 久保利光 木下秀吉

 

中堅 姫路瑞希 水谷衣楠

 

副将 木下優子 吉井明久

 

大将 霧島翔子 坂本雄二

 

 

☆★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 

「二回戦を始めたいと思います。Aクラス代表、久保利光。Fクラス代表、木下秀吉。両クラス前へ」

「では、行ってくるかのう」

いつのまにラウンドガールの服装から何故か『男性』の制服に着替えてしまっていた。

「そ、そんなぁ、秀吉!信じてたのに!?」

「.....男物...!!!」

「どうしてお主らは血の涙を流しておるのじゃ...」

「く...見損なった‼!!」

「酷いよ秀吉...僕が嫌いになったの!?」

「何故ワシが責められておるのじゃ...」

 

僕やムッツリーニがこんなにお願いしているのにわかってもらえないなんて...こんなことって...!!!!!

「諦めろお前ら、この二回戦が終わったらまた着替えてもらうさ」

そ、そうか...それなら、まだ我慢できるかもしれない。

 

「教科は何にしますか?」

「久保よ、こちらが選ばせてもらうが、よいかの?」

「構わないさ」

相手は今年のAクラス次席の久保君...てっきり四回戦目かと思ってたけど...

「古典でお願いするのじゃ」

「わかりました。それでは試合開始」

 

「勝たせてもらうよ、サモン」

 

「やらせてもらうのじゃ、サモン」

 

 

『Aクラス 古典 久保利光 379

VS

Fクラス 木下秀吉 163 』

 

 

「ワシの一番高い教科なのじゃがのう...」

「僕は今回、3つの教科以外は全て400越えだよ木下君」

 

最も獲れている秀吉に比べ、あまり獲れていない久保君の点数は秀吉の二倍だと言う。

 

「てっきり帰国子女の彼等が相手かと思っていたのだけれど...」

その言葉を発した直後に久保君の召喚獣が大きな鎌を真っ正面目掛けて振り回す。それをなぞるかのように剣で少し左にずらさせ、ぎりぎりのところでかわした秀吉の召喚獣が真っ正面に突っ込んできた久保君の召喚獣へと剣を突き出し、一撃を入れた。

 

「ワシの点数は主と比べると大分劣っておるし、操作も後ろの三人に比べれば今まで劣っておったのかもしれん...じゃが、」

 

一撃を入れられ、立て直そうとしている久保君の召喚獣に向かって追い討ちをかけるかのように剣を振り、何撃か少しのダメージを与え、そのまま互いの剣が何度も交わるかのような交戦になっていく。

 

「ワシとてAクラスにくるまでの召喚戦争で度々操作には慣れ、特訓だってしておったのじゃ。ただでは負けぬぞ」

「君も...ここまできたFクラスということだね。だけど...点数のせいか、早さや攻撃の重さはこちらが有利だ」

 

『Aクラス 古典 久保利光 229

Fクラス 木下秀吉 142』

 

『『オオォォォオオオ!!!』』

 

久保君の鎌は普通の試召喚戦争の時はその武器(鎌)の大きさで複数の相手をまとめてやっつける重量級の武器なのだが、一騎討ちとなるとやはり、少し不利なようだ。...が、やはりAクラス次席、Aクラス2位の実力を持つ彼の上達、呑み込みは早く、操作に長けている秀吉の召喚獣に少しずつ攻撃が与り始めるようになった。

 

「決める!」「これでどうじゃ!」

 

互いの点数が100を切り始めた直後に全力の一撃が互いに繰り出されて決着が着いた。

 

 

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

 

坂本雄二がAクラスに勝負を申し込み、帰ったあとの話

 

「是非とも僕がお相手させてもらいたいな...」

性格良し、外見良し、成績良し、真面目で誠実な性格のメガネ男子。当然女子にもかなりモテる次席の久保君が眼鏡を人差し指でふちを押さえながらお願いしてきた。

「僕もつい最近お世話になった吉井君!彼と戦ってみたいな」

ベリーショートでボーイッシュなボクっ娘。1年生の終盤に転校してきて水泳部に所属している。

いつも明るく、Aクラスとしては遊佐みたいに珍しくFクラスと友好的な工藤愛子も口元に人差し指をたててお願いしてきた。

 

「あ、出れない私を除いて副会長の取り合いですか?

ズルいですよ...私だって戦いたかったんですよ」

私と同じ、生徒会で会計を務めている、髪型はウルフカットで赤みがかった色で、ロリ体型なうえ、子供っぽい顔立ちをしている遊佐葵が羨ましそうに話に参加してきた。

 

「工藤さん、ここにいたんですか、探しましたよ」

「あ、ごめんごめん。忘れてたよ」

「何か盛り上がってますが、何かあったんですか?」

「ああ、あの現在進行中で下克上をしているFクラスがついに勝負を申し込みに来たんですよ」

「え、そうなんですか!?」

「それで副会長、吉井君と誰が一騎討ちで戦うかって話してるとこなんだけど...あれ、そういえば知り合いだったっけ?」

「ハイ!吉井君には随分良くしてもらったんです!

...あの~、もしよければ...私、吉井君と勝負させてほしいです」

優しく真面目で清楚で可憐で品行方正、そして天然で純粋。しかも一、二を争う程の目測で...Fカップ(イラ)はあるとされる巨乳を持ち、少し病弱らしい姫路瑞希さんまでもがお願いしてきた。

 

「え、姫路さんも勝負したいの...?」

「ハイ...私も美波ちゃんのように...いえ、吉井君に今の私を見てもらいたいんです」

「えー、姫路さん、それってどういうこと?」

「ふ、深い意味はありませんよ!」

 

 

...副会長...Aクラス上位のほとんどが貴方の毒牙(?)にかかっているように見えたのだけれど...一体何したのよ..

 

「それで優子、誰が吉井君と戦えるのさ」

「ごめん、ちょっと待って、既に内部から侵食され過ぎてて何かもうカオスになってるから...」

頭を抱えている私にキョトンした目で見てるけど...あんたたちのせいで、とは言わないでおこう。

 

「優子?大丈夫?」

「え、ええ、大丈夫よ。代表...貴女も毒牙されてなければね...」

私たちAクラスの代表で学年首席。

私たちと大きな点数差を誇る次席の久保君と比較しても、更に1ランク上の文武両道の才女である。

長い黒髪が印象的な寡黙な美少女で、神々しささえ漂うその美しさから男女問わず人気があるのだが...

 

「代表は...大丈夫ですよね?」

「...何が???」

「今、吉井君と誰が戦うか決めてる所何だよ代表」

「吉井と?」

「そうよ、それでね代表は...」

「私は雄二と戦う」

「そ、そうよね、代表同士だし聞くまでもなかったわね」

「あれれ...代表は特に吉井君に対して好奇心はないんだー」

「そりゃそうよ、そもそも知り合いかどうかでさえ...」

「吉井...吉井は良い子」

 

代表は違う...きっと違う!!!!!

 

「それで僕は吉井君と戦えるのかな?」

「私も出来れば...」

「これは、修羅場だね」

「ちょ、ちょっと待って...三人で一変に言わないで...

愛子、貴女は土屋康太をお願いしたいし、久保くんは次席としてできるだけ四番手であってほしいわ」

「じゃあ私は大丈夫でしょうか?」

「う~ん、姫路さんは私より点数高いし帰国子女の誰かが出てきてくれた時に対応してほしかったけど...」

 

いや、でも、姫路さんに任せて私が帰国子女の誰かと相手すれば問題ないか

 

「いや、なら!会長が副会長と戦ってくださいよ。その方が戦略的に大丈夫だったんですよね?」

「で、でも姫路さんでも大丈夫な気もするし...」

「私...実は副会長に会長のことお願いしてしまったので...」

「へ、何を?お願い?」

「姫路さん!だから副会長との勝負、譲ってほしいです」

「え、ちょ、話が見えないんだけど...」

私のいないところで何かあったのかはわかるけど、なんの話か少しもピンとこない。

 

 

「よ、よくわかりませんけど、既に何かしてたのなら譲るべきですよね..」

「ちょ、ちょっと待って姫路さん、私は別にそこまで....」

 

 

 

 

そして今に至る

☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

『Aクラス 久保利光 古典 DEAD

Fクラス 木下秀吉 29 』

 

「勝者、Fクラス」

 

『『オオォォォオオオ!!!』』

 

「やった!秀吉!!」

「これであと一勝だな!」

ムッツリーニに続き秀吉も勝負を勝ち取ることが出来た。これでこちらはリーチなわけだ。

 

 

「木下君、参ったよ、流石はFクラスだね」

「それは誉め言葉なのかのう...」

「次は勉強だけでなく召喚獣の操作にも打ち込むとしよう」

「そうなれば、こちらは勝ち目はなくなりそうじゃな

それに古典以外だったら端から負けていたはずじゃ」

 

ムッツリーニも秀吉も一番得意な教科で勝負を挑んだ、と言えば少し当然に思えるかもしれないけど、相手はAクラスの次席や、400点オーバーだった。これを勝てるかどうかはかなり難しいと思うけどね。

 

「木下さん、続けて負けてしまったよ」

「秀吉が出るとは思わなかったし、まさか、ここまで操作が慣れてるとは思わなかったわ。それに無理に二番手にしてしまったのは私よ....」

(操作に慣れてないのはAクラスの大きな弱点だわ)

 

「見ての通り後がないわね...姫路さん、頼んだわ」

 

 

 

 

 

 

 

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