「な、何でだよ!何で設備の交換しなかったんだよ!」
「なんだ明久…。お前は少し設備がよくなったただの教室がそんなにいいのか?」
「うん!」
「即答かよ…」
Eクラス戦で勝利し本来なら設備の交換をしているはずなのだが、雄二はEクラスとの戦況会談で『設備の交換はしなくていい…。だが、条件がある~…』と、僕達への相談は一切なしで独断で報酬を決めてしまったのだ
「まぁ、安心しとけよ…。そんな小さな報酬よりもっと上の!!!『Aクラス』!!!…最高な設備を手に入れてやるからよ」
「Aクラス!?……それはさすがに無理があると思うけど?」
Aクラスの設備はそれは豪華だ…。ハードディスクにハードデスク、ハードなチェアにハードな広さ……ハードのつくものばかりの貴族設備…まあ、そんなところで高校生活をエンジョイできたら…
「ま!期待して待っとけよ」
色々と納得できないまま雄二に話をまとめられてこの件については終わりとなった。ただ、今回の試召戦争で一つ上のクラスとの戦力の差を見せつけられた僕達にとってこれからの闘い(試召戦争)はあまりよい傾向ではなかった
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明久「さて、生徒会の時間だ」
僕の放課後の日課…平日は生徒会の仕事である
明久「失礼しまーす『ノック!』…失礼します…(コンコン)」
うん。相変わらず完璧が似合う生徒会会長…。
優子「どうして貴方はいつもノックが出来ないのかしら?将来後悔するわよっ」
ノックなんて僕の頭の辞書にはつい最近まで記入されてなかったんだよ…。
遊佐「おはようございます!吉井副会長!」
明久「おはよっ!遊佐さん!」
うん。相変わらずいつも笑顔が似合う生徒会書記…。
遊佐「自分達聞きましたよ!副会長たちがEクラスに勝ったって!」
明久「あ、もう、他のクラスに知れわたってるんだ」
優子「放送で勝敗を伝えてることになってるから当然よ…。でも、やっぱり驚いたわ…まさか、努力をしない最低生徒が集まる最低クラスの
Fクラスが一つ上のクラスに勝利するなんて…。」
明久「あ、あはは…そ、そうですよね…。」
僕がFクラスにいるって知っててあえて僕の目の前で話しているのかな…
優子「まあ、でも…Eクラスより上のクラスは万が一も倒せないでしょうけど…。」
明久「そ、そうですか…」
遊佐「あ、あの、会長?『なにかしら?』…何でもないです…。」
優子「まあいいわ、Fクラスの話をしているのは時間の無駄よね…今日の生徒会の業務なんだけど~…」
この頃…いや、つい最近会ったばかりなのだけど思うところがある。会長(木下優子)は僕に『人を見た目で判断することは愚か者のすることよ』と、言ってくれた…。
あの時の台詞に思うところがあって僕が生徒会に入ったところは大きい。僕は会長の器の広さに惚れて入ったも同然なのである。
だけど、その台詞とは真逆な発言がことごとく会長の口元からこぼれて…いや、表情…相手を見る目だってそうだ。Fクラスの名前が出たり生徒を見かけると会長はいつも…見下すような…
いや、でも、会長は正しい。
Fクラスの酷さは見た目や噂より酷かったりする、会長は真逆な発言なんてしていない。むしろ正確に見極めているのだと思う。
でも、なにか違う…
僕は、どこか引っ掛かって…
優子「…あ、それ、拾って貰えるかしら?」
明久「………」
優子「副会長?」
明久「…そういうことか(ボソ)」
優子「…聞こえてるのかしら吉井副会長?」
明久「あ、…すいません!…なんでしたっけ!?」
優子「ハァ~…もういいわ、自分で拾うから」
明久「す、すいません…」
僕のバカな頭をどれだけ捻ってもわからないことばかりだけど、どうすればいいかはハッキリと見えたと思う
思えば簡単なことだったんだ
仕事が終わったら僕達はいつも通り三人で下校をする
遊佐「さて、帰りましょう!」
優子「ええ、行きましょうか」
明久「あ、すいません!ちょっと用事を思い出して…」
遊佐「用事?これからですか?」
明久「うん!少し急ぎの用事で!」
優子「少しなのか急ぎなのかその言葉じゃ理解しがたいけど、生徒会の仕事は終わったことだしそっちを優先しなさい」
明久「ハイ!では会長!遊佐さん!お疲れ様です!」
さてと、あそこへは確か…
優子「じゃあ、私達も早く帰りましょうか」
遊佐「ハイ!」
ガラララララ
「ん、なんじゃ?…明久か?」
明久「うん!ちょっといいかな?」
「まあ、部活も終わったし大丈夫じゃが…」