吉井(父)
「お母さんはねこれでも心配なんだよ?貴方は本来なら姉と同じアメリカ(ハーバード大学)で切磋琢磨努力し父さんの経営する会社の後をつがせるはずだったのに…」
「その件については僕も悪かったと思ってるよ…でも…『やりたいことがある!…でしょ?』…そうだよ」
「もう…友達を大事に思うのはいいことだけどあきら(姉)のこともしっかり考えて行動してください」
「はい…」
「それと、悪いと自覚してて私達のきまりを反対しておしきったのなら今すぐ連れて帰りますからね?」
「わ、わかってるよ…」
「それと、お父さんが言ってたこと…」
「お父さんが言ってたこと?」
「お父さんが貴方に約束したことよ。忘れたなんて言わないわよね?」
「…うん。も ち ろ んんん…」
「 忘れたのね?あ き ひ さ ちゃん?」
「だだだだいじょうぶ!覚えてるよ!!記憶の隅にしまってるだけだよ!!」
「忘れたのね? 忘れたのよね??」
「覚えてるって!!そんなことより!あれってどういうことなの!?」
「どういうこと?…あきひさ?貴方こそ何をいってるのよ。Aクラスに入らなかったらそっちにあきらをよこすっていう約束でしょ?」
「で、でも!!」
「でもじゃないわよ…でも、あきらは今忙しくてそっちには行けないのよ」
「え、ホント!?(ホッ)」
「その代わりにあんたの『あれ』…代わりによこすから」「ちょっっとぉ待ったぁぁぁぁぁああ!!そんなこと許されると思っているのかぁぁあああ!!」
「お母様に向かってなんて態度とってんのよ、いい?あんたがしっかりしとけばなにもしないんだからね!それと、瑞希ちゃん元気?」
「関係あるかぁぁぁあああ!!」
「あるわよ、将来的に…」
明久「とまあ、こんな感じで次のテストでいい点とれなきゃ『あれ』がここに…僕の家に住み着くんだ」
僕は雄二の袖を引っ張りながら必死に僕の現状を伝えた
あれは呼んじゃダメなんだよ 『あれ』は…
雄二「……大体わかった」
飲み込みが相変わらず早いのか僕に同情のような目を向けてきた 理解が早くて助かる。僕自信これ以上は『あれ』にふれたくないのだ…年頃的に…
雄二「まあ、俺としても秀吉の逆の性をもつあれにいられてはお前の家で遊べなくなるってもんだしな」
明久「じゃあ!!『だか無理だ』えぇぇぇえええ!?」
今の流れ的に協力し、この状況を乗りきろうとする決意の始まりじゃないの!?
雄二「いや、手伝うのが無理だとはいってはいないぞ? 無理っていうのは今から勉強してお前の母が望んでいる結果を出せるかどうかのことだ」
明久「そ、そんな!?無理なの!?」
雄二「当たり前だ!せめて、1ヶ月は欲しい…」
1ヶ月!?テストまではあと一週間と少し……
雄二「自業自得だ、普段から勉強してない俺達が行きなり勉強して何になるっていうんだよ…」
言われてみれば…いや、気づいていて無視していたのかもしれない。母が納得してくれるような結果はAクラスレベル…1ヶ月前、いや、何年も前からの基礎的において不可能だ
僕自信やっと状況が掴めたのか嫌な汗が出てきた
雄二「根本みたいにカンニングでもするか?」
明久「雄二?それは冗談のつもりでいってるよね?」
雄二「それぐらい結果が見えてるってことだよ
でも、まあ、勉強して損はないだろ?俺も一応付き合うがお前は今日は生徒会だろ?だったら今日は会長にでも付き合ってもらえばいいじゃねえか」
明久「うーん、遊佐さんには頼めるけど会長は…」
雄二「なんかあったのか?」
明久「いや、ただ…」
しばらく無言の時間が続いた 雄二も無言で言葉の続きを待っていた
たったの十秒での出来事だったのだけど、
明久「や、やめた!自分でなんとかしてみるよ!」
雄二「ん?………そうか、」
雄二は何かわかったのかにやついていた
明久「じゃあ生徒会行ってくるね!」
雄二「おう!副会長!」