インフィニット・ストラトス ホワイト・ナイト/ブラック・ガンナー   作:使者

1 / 6
 神様にもランクとかないかなって。ほら、天使は大天使とかそういうのあるし、神様も破壊神とかあるし。


俺、チート転生!……のはずなのに!?

-------------------------------------------

 

「……ここ、は?」

「目が覚めましたか?」

 

 青年が目覚めると、一片の穢れもない白い空間が彼を出迎えた。そして、そこにいた、まるで女神のような少女が彼に笑いかける。そんな彼は、一芝居を打つことにした。

 

「……あ、あなたは!?俺は!?いったい、何が……」

「落ち着いてください。そんなに慌てられては、話ができませんから」

「あ、すいません……」

 

 突然の出来事に慌てふためくも、少女に宥められ、何とか落ち着く。そういう筋書きにする。

 

「……ふぅ、それでは、あなたの身に何があったのか、真実をお伝えします」

 

-------------------------------------------

 

「……う、うしょだぁ……そんなぁ……」

「……これが、真実です」

 

 少女が告げた真実は、信じられないもの(神様転生のテンプレート)であった。だが、内容がバイオレンス過ぎた。何せ、現実の自分の体は、まず上半身と下半身が別れを告げ、上半身の方は気づかなかった他の車に潰され、脳みそがぶちまけれている。下半身も、突っ込んできた車のエンジンルームにめり込み、こんがり焼かれているとか。だが、彼にとってはそんなことどうでもいい。彼は芝居をやめることにした。

 

「……んでよぉ、まさか神様が自分のミスですなんて言わんよなぁ?」

「……え、あ、その通りで……」

 

 少女、いや、女神がおろおろし始める。ここで追撃をかける。

 

「ミスだぁ!?そんなもんで俺の人生終わらせてくれやがって!この落とし前どうつけてくれんだよ!?」

「ご、ごめんなさい……!ごめんなさい……!」

 

 ついに女神が泣き始めるも、彼は追撃の手を緩めない。

 

「やかましい!泣いたらどうにかなるのかよ!?俺は今まで必死に生きてたんだ!それをいきなり奪いやがって!」

 

 女神に自分が被害者であることをアピールし、さらに弱味に漬け込んでいく。

 

「……はぁ、もうこりゃ、チートもらうしか示談はできんなぁ」

「……!?そ、それだけは勘弁してください!それをしたら、私は……!」

「黙れ!お前の存在とかどうでもいい!俺は被害者なんだぞ!」

 

 示談条件にチートあり転生を要求し、女神がそれに異議を申し立てるも、自らの立場を使って黙らせる。

 

「……わかり、ました……その、チートとは……?」

「転生先で最強になれる。ニコポもナデポもありだ。もしロボットとか出てくるなら、俺の操縦技術はカンスト、それから……」

 

 女神が了承したのを見ると、どんどん自分の要求を並べていく。

 

「……かしこまりました、それでは、あなたの第二世に、幸せがありますように……」

 

 そう言うと、女神は印を結び始める。それと同時に、床に描かれた魔方陣が光り始め、彼の体を包んでいく。

 

「……フハハハハハハ!待ってろ原作主人公共!お前らの嫁全員引ったくっていってやる!アハハハハ!」

 

 ……しかし、いきなり魔方陣から放たれた光が赤く染まり、機械の出すようなエラー音が響く。

 

「……!?な、何だこれ!?い、いったい!?」

『君は望みすぎた。それは、いわば禁忌だ……』

 

 戸惑っていると、謎の声が響く。しかし、それはチートを捨てろと言う。もちろん、彼にとってそれは論外だ。

 

「黙れ!それじゃ俺の夢は!」

『……ならしょうがない。こちらで勝手に特典を決めさせてもらうよ』

「なっ!?待て!待てよ!」

『それでは、君の転生ライフに幸があることを』

「糞神がぁぁぁぁぁ!?」

 

 その言葉を最後に、彼は転生した。




 女神、新人。今までオリ主を送っていた神様は過労で消滅。ショッギョムッジョ。

 オリジナル設定(関係ない)

 チート転生:神様界隈の中でのタブー。理由は、もし原作世界と何らかの方法で邂逅されると、絶対なる箱庭である原作世界が崩壊。それに連なって、他の枝分かれした世界も消えかねないから。女神が渋った理由はこれ。神がこれを破ると、存在を消滅させられる。

 神様界隈:絶対神、最高神、その他で構成される。基本的に、自然に生える。世界に介入する権利を持つのは、最高神と絶対神のみ。今まで、数多の転生者達が彼らの命を狙うも、ことごとく魂ごと消滅させられている。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。