インフィニット・ストラトス ホワイト・ナイト/ブラック・ガンナー   作:使者

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 別にタイトルに意味はありません。クラシックってたまに聞きたくなります。耳と脳をガンガン揺さぶるような曲とかもいいけどね。


風は等しく

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『皆様!おはようございます!今日も1日頑張っていきましょう!それでは、朝の音楽です!』

 

 その言葉と共に、音楽が流れる。この曲は……ヴェートーベンの『交響曲第8番』か。朝からクラシックというのも乙なものだ。

 

「お、焼けたかな」

 

 曲を聞いていると、トーストが焼けたらしい。これにしっかり冷やしたバターを塗るとうまいのだ。え、バターも一緒に温めろ?やだよ。

 

「……うん、美味しい!」

 

 やっぱり、朝はこれとミルクティーに限る。和食もいいが、いかんせん準備に時間がかかる。そういえば、新聞をまだ読んでないな。アレにはいろいろ書いてある、読むっきゃないね。

 

「えー……と?『イギリス代表候補生セシリア・オルコット、その実力とは!?』……まーたIS関連か。最近多いな……あ、『ドイツもついに第三世代機!?』……へぇ、ドイツが何かすごいの作ってるのか」

 

 今日も今日とてISの記事ばっかりだなぁ。たまにはどかんとでかいスキャンダルが読みたいよ。ん?何これ……

 

「『世界初!?男性操縦者日本に現れる』……へぇ、織斑一夏(おりむらいちか)くんがISを、ねぇ」

 

 何々、各国等からの干渉を防ぐため、IS学園に入学……うわぁ、御愁傷様。確かあそこって女子高でしょ。そんなところに男一人ポイっ……メンタルいかれそうだ。ていうか、織斑って確か……あ、続きがある。

 

「『他にも男性操縦者が現れるかもしれないので、全世界で検査を行う、拒否権はない』……て今日じゃん!?」

 

 おい!?告知もなしにいきなりとか笑うぞ!?あ、いやそういえば、何かそんな感じの紙もらった気がしねぇでもないぞ!?

 

「やばいさっさと準備ぃ!?」

 

 あぁ、せっかく落ち着いてた心がもうどたばただよ!

 

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「……」

『……あぁ、何か話してくれ。でないと何も分からん』

「……IS動かしました」

『……冗談だろ?』

「……」

 

 えぇ、あの後、検査しに行ったら、動いちゃったよIS……いや、ISに興味ない訳じゃないけどさ……女子高なのが問題なんだよ……男の子織斑くん一人でしょ……?慌てて父さんに電話したけど、どうしよう……?

 

『……まぁ、諦めろ!大丈夫、人生行き当たりばったりでも何とかなるもんよ!』

「……ありがと、父さん」

 

 あぁ、やっぱり父さんには頭が上がらないなぁ。さて、俺も、そろそろ覚悟を決めなきゃね……

 

 なお、決めた覚悟はISに関する参考書を暗記するという時点でへし折れました。百科事典2冊分の厚みとか聞いてねぇぞ……




 次回、主人公IS学園に降り立つ!
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