夜天宿した太陽の娘   作:吉良/飛鳥

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缶コーヒーのボース……ではありませんByアインス      そう言えば、エナジーボスってどうなの?Byエステル     コーヒー味のエナジードリンクだと劇物の予感しかしないねByヨシュア


軌跡28『到着。ボーズではないボースだ』

Side:アインス

 

 

時計塔の下でシェラザードと合流し、先ずはヴェルデ橋の関所を目指してだな――ミルヒ街道の西の終点の関所がある場所だ。

ヴェルデの関所までは決して近くないから、ミルヒ街道を徒歩で行くしかない訳で、そうなると必然的に街道を闊歩してる魔獣との戦闘は避けられないのだが……

 

 

 

「行くわよアインス!喰らえ、超氷結旋風輪!!」

 

 

 

ハッキリ言って私達の敵ではないな。

と言うか、大体私のせいで戦闘は苦戦しない……だって私のせいで、エステルのクラフトが全部クソチートな技になってるからね?氷結効果のある旋風輪は兎も角、棒術具のリーチ外の相手にも冷気が伝播して凍らせるって、どんな技だ其れは。

 

 

 

「いやぁ、やるじゃないエステル?其れともこの場合はアインスを褒めるべきかしら?

 いえ、真に褒めるべきはエステルとヨシュアのコンビネーションね……エステルが果敢に前に出て、ヨシュアは冷静にエステルのサポートをする事で隙のない戦いが出来る、か。

 準遊撃士で此れだけの動きが出来る子は、早々居ないでしょうね。」

 

「ふっふ~~ん、アタシとアインスとヨシュアのチームは最強よシェラ姉!アタシ達のチームなら、父さんと引き分ける事だって出来るわよ!!」

 

「あ、其処は勝てるって言わないんだねエステル?」

 

「勝てるって言えばカッコいいんだろうけど、父さんだから。

 って言うか、アインスが『全盛期の私でもカシウスに勝てるかどうかは怪しい』って言うのよ?あの、存在自体が反則でファイアボルトが焼夷弾になるアインスがよ?」

 

「あぁ、其れじゃあ僕達で勝つのは無理かな。」

 

「先生、貴方は本当に人間なんですか?」

 

 

 

シェラザード、其れは多分多くの人々が思っている事だと思うぞ?

それにしてもエステルよ、存在自体が反則とは流石に酷くないか?……まぁ、『存在が犯罪』と言われないだけまだマシなのかもしれないけどな。

時に、周囲を凍らせてしまってせいか、何だか無性にかき氷が食べたくなって来たな。出来れば宇治金時……餡子が無いから無理か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜天宿した太陽の娘 軌跡28

『到着。ボーズではないボースだ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じで街道を進んで行き、関所を通過してボースを目指しているのだが……な~~~~んか、見えるぞ?

大きなコンテナを牽引する作業車と、其れの隣を歩いている赤毛の男……物資輸送車と、其れの護衛を依頼された遊撃士と言った所かな此れは。

 

 

 

「やぁ、シェラザードじゃないか。」

 

「グラッツ、久しぶりね。何してるの、こんな所で?」

 

「見ての通り、護衛の仕事さ。

 例の事件のおかげで定期船が運休してるのは知ってるだろう?其れで積み荷を、こうして陸路で王都まで運んでいるって訳さ。」

 

「成程、ご苦労様ね。」

 

 

 

シェラザードの知り合いだったのか。

にしても、ご苦労様、ね。『お疲れ様』は目上の者に使う言葉で、『ご苦労様』は目下の者に使う言葉……つまり、シェラザードの方が上の立場と言う事なのだろうな。

まぁ、『銀閃』の二つ名がある時点でシェラザードの実力は相当だろうからね。

 

 

 

「そう言うお前さんは、若いのを連れてどうしたんだい?……まさか、例の事件を調べる心算かよ?」

 

「その心算だけど。……何よ、何かあるの?」

 

「まぁな……詳しくは、ボース支部に居るルグラン爺さんから聞いてくれや。其れじゃ、またな。」

 

 

 

何とも、気になる言い方をしてくれるモノだが……彼のおかげで一つだけ分かった事がある。

 

 

 

《何が分かったのアインス?》

 

《ボース支部の受付は、高齢の男性だと言う事だ。そうでなければ『爺さん』等と言う言い方はしないだろうからな……時に『爺さん』と言われて怒る男性はそれ程多くないが、『婆さん』と言われると怒る女性が多いのは何故だろう?》

 

《如何でも良い事が分かった訳ね……あと、婆さんに関しては分からないわ。》

 

《千年を生きていたモノの、身体は二十歳前後の私が、十六歳のエステルの第二人格として憑依している……この場合、千年を生きた私は婆さんなのだろうか?》

 

《貴女が婆さんなら、世の女性の大半は婆さんになるわよ!》

 

《成程。》

 

確かに私が婆さんなら世の女性の大半は婆さんになってしまうか……だが、世の中には年齢不相応な見た目をしている奴も居るからなぁ?

あの小さき勇者の母親は、大凡子供がいるようには見えなかったからな?……彼女は、十年経っても変わらない気がする。其れこそ、成長した勇者と並んだら親子ではなく姉妹と間違えられるレベルでな。

 

 

 

「何か気になる言い方でしたね……事情がありそうだ。其れも遊撃士協会がらみで。」

 

「ま、彼の言う通り、ボース支部で聞けば分かるわ。さ、先を急ぎましょう。」

 

 

 

だな、先を急ぐとしよう。

しかし、先程の遊撃士、グラッツと言ったか……此れからも何度か顔を合わせる事になる気がするんだが、何故か彼は『何れブラックと呼ばれるグラッツ』に思えてならない。

 

 

 

《アインス、何それ?》

 

《『何れ亀と呼ばれる神』と言うカードがあったんだよ。私が元居た世界のカードゲームにな。》

 

《遊戯王だっけ?面白そうだからやってみたいんだけど、この世界にはないから無理よねぇ。》

 

 

 

ホントにな。

因みにだが、エステルに似合うモンスターは『真紅眼の黒竜』かな?エステルも眼が赤いし、ピッタリではないかと思う。『赤き眼の黒竜は可能性を示す』と言うのも、エステルにはよく合うと思うしね。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・

 

 

 

で、ボースに到着。

街道の魔獣?そんなモノは全部倒したに決まっているだろう?私とエステルが繰り出すチートクラフト&物理とアーツの同時攻撃と、ヨシュアの気配すら感じさせない攻撃の前に敵は無い。

もしも討ち漏らしが発生しても、其れはシェラザードが処理したからね。

それにしても、あそこまで見事に気配を消す事が出来るとは、ヨシュアは間違いなく暗殺術の類を身に付けているのだろうな――そうでなくては、アレだけの気配遮断が出来る筈がないからな。

 

 

 

《暗殺術って、其れって大丈夫なの?》

 

《大丈夫だエステル。相手は魔獣だったから滅されたが、人に対して使った場合、明るい所では相手を殺せないのが暗殺術だから。暗殺術と言うのはその名の通り、暗い所でしか相手を殺せないんだ。》

 

《そうなんだ、なら大丈夫ね♪》

 

 

 

信じちゃったよ此の子は。

純粋であると言えば其れまでなんだが、少しは疑うって事を覚えた方がいいのではなかろうか?この前も、まったく疑ってなかったからこそジョゼットに騙される結果になったのだからね。

……取り敢えず、あのアホの子は次に会ったらぶちのめす。其れは確定事項だ。私とエステルを馬鹿にした罪は重いからな。

 

 

 

「やっと到着したわね。

 此処がボース地方の中心地、商業都市ボースよ。」

 

「うわ~~、如何にも都会って感じね。」

 

「リベール五大都市の中では、王都に次いで大きな街らしいね。

 確かに、ロレントと比べると、建物が石造りで大きい感じだな。」

 

 

 

で、到着したボースは、ロレントとは比べ物にならない程の都会だな。

ヨシュアの言う様に、ロレントと比べると石造りの建物が多く、その全てがロレントの建物よりも大きい……ロレントが東京都下の市町村だとしたら、ボースは東京二十三区のどれかと言った感じか。

一際目に付く大きな建物は、ボースマーケットと言う様々な店が集まった屋内市場とシェラザードが言っていたが、要するにショッピングモールみたなモノなのだろうね。

武器やオーブメントを除いた大抵のモノはあそこで買えると言うのだから恐れ入る。

 

 

 

《流石は商業都市って言われるだけあるわね~~……あ~あ、買い物目的で遊びに来たかったな。》

 

《其れはまた別の機会にな。ヨシュアとデートと言うのも良いかも知れないね。》

 

《ヨシュアとデート?何言ってるのよアインス、無いでしょ其れは。》

 

 

 

……その反応が無いわ。

ドレだけ鈍感だお前は?あの小さき勇者も、ユーノ・スクライアから向けられていた好意には全く気付いていなかったが、彼女の場合は子供だからで済ませられるが、お前の場合は其れでは済まないだろうに。

聞こえてないだろうけど済まないヨシュア。エステルの鈍さは私の想像以上だったみたいだ。

 

……取り敢えず、先ずはギルドの支部に寄って、事件がどうなったか確かめようか?

 

 

 

「そうね、そうしましょう!」

 

「エステル?如何したの?」

 

「気にしないで下さいシェラさん。多分、アインスが言った事に反応しただけだから。」

 

 

 

ヨシュア、正解だ。

彼是十年も一緒に居るから仕方ないとは言え、此のクセはそろそろ直した方が良いのかも知れないな。そうしないと、突然独り言を言うヤバい女のレッテルを張られてしまうかもしれないからね。

 

 

 

 

で、やって来たのは遊撃士協会のボース支部。

街はロレントよりも都会的だったが、遊撃士協会の支部もまた、ロレント支部よりも規模が大きいみたいだ……恐らく、延べ床面積は倍以上あるだろうね。

 

 

 

「おぉ、シェラザード。思ったよりも早く着いたな?態々ロレントから、歩いてご苦労様だったのう。」

 

「ルグラン爺さん。久しぶりね。

 もしかして、アタシ達が来るっていう連絡があったの?」

 

「うむ、先程アイナからな。

 其れでは、其処の嬢ちゃん達がカシウスの子供達と言う訳か。」

 

「えぇ、お察しの通りよ。」

 

 

 

受け付けに居た老人が、グラッツの言っていた『ルグラン爺さん』か……何とも人のよさそうな老人だな。この人のような人を『好々爺』と言うのだったかな?

小さな子供達に人気がありそうな雰囲気だ。

取り敢えず、挨拶しておけエステル。

 

 

 

《分かってるわよ。》

 

「えっと、はじめまして。エステル・ブライトです。」

 

「ヨシュア・ブライトです。宜しくお願いします。」

 

「其れから……」

 

 

 

――シュン

 

 

 

「んん?此れは何と、髪の色が変わったとな?」

 

「私はアインス。アインス・ブライトだ。

 エステルのもう一つの人格でね、私が表に出た時には、髪が銀色に変わるんだ。」

 

「二重人格と言う奴か……話には聞いた事があるが、人格の交代で身体に変化が現れる等と言う話は聞いた事が無いわい。」

 

「だろうな。」

 

人格の交代で身体に影響が出るのは可成りのレアケースらしいからね。取り敢えず、戻るぞエステル。

 

 

 

――シュン

 

 

 

「で、私に戻ると髪の色も元通りと言う訳。」

 

「成程のう……おっと、話がそれてしまったな。

 ワシはボース支部を預かる、ルグランと言う爺じゃ。お前さん達の父親とは、色々懇意にさせて貰っておる。

 ルグラン爺さんと呼んでくれ。」

 

「うん、ルグラン爺さん。」

 

 

――シュン

 

 

「いや、此処はルグランお爺ちゃんの方が良くないだろうか?」

 

 

――シュン

 

 

「いやいや、ルグラン爺さんがそう呼んでくれって言ってるんだからルグラン爺さんでしょ?」

 

 

――シュン

 

 

「お爺ちゃんの方が親しみがこもってるような気がする件について。」

 

 

――シュン

 

 

「あ、其れはちょっと否定出来ない。」

 

「……アンタ達、いい加減にしなさい!」

 

 

 

――スパーン!

 

 

 

マインドシャッフルしてたら、シェラザードに思い切り叩かれた。

身体の感覚は共有してるから、私も普通に痛い。……まぁ、素手で叩かれただけまだマシか。鞭で引っぱたかれたら、エステルは気絶してしまうかも知れないからな。

 

 

 

「いったーい!ちょっとした冗談だったのに。」

 

「ちょっと面白かったがの。」

 

「ルグラン爺さん、そんな事言ったらエステルが調子に乗るでしょ?」

 

「この場合エステルが調子に乗るのか、其れともアインスが更に焚き付けるのか……難しい所だね。」

 

 

 

ヨシュアよ、悩むところが若干ずれてる気がするのは私だけだろうか?

普段は真面目で頼りになる奴なんだが、時々変な所で、ボケなのか天然なのか分からない事をやってくれるんだよなヨシュアは……まぁ、そのクール一辺倒ではない所が少女達の心をくすぐるのかも知れないが。

 

 

 

「其れでルグラン爺さん、例の事件がどうなってるのか、早速教えてくれないかな?」

 

 

 

で、強引に話の流れを変えたなエステル?

だが此の切り替えは悪くない。例の事件の事を調べるのが目的だった訳だしな……果たしてルグラン老人は、どんな情報を持って居るのだろう?

 

 

 

「うむ、其れなんじゃが……王国軍による捜索活動は、未だに続けられておるらしい。

 じゃが、軍の情報規制によって、状況が全く伝わってこないのじゃ。一般市民だけでなく、ギルドにも何の音沙汰なしでなぁ。」

 

「えぇ、何で?軍とギルドって協力関係にあるんじゃないの?」

 

「ま、其れは建前ってやつよ。

 実際には、様々な局面で両者が対立する事は多いのよね。」

 

「つまり、縄張り争いですね。」

 

「残念ながらその通りじゃ。」

 

 

 

縄張り争い、か。

軍には軍の、ギルドにはギルドの利点があるのだから、互いにその利点を生かして協力すれば良いと思うのだが、お互いに面子みたいなモノがあると言った所かな?

 

 

 

「しかも、今回の事件に関しては、モルガン将軍が絡んでいるらしい。」

 

「げ、モルガン将軍……其れは面倒な話になって来たわね。」

 

 

 

モルガン将軍……確か、十年前の百日戦役で帝国軍の侵略を撃退した功労者だった筈だ。教科書にもそう書いてあったと記憶してるからね。

……エステルはヨシュアに説明されても全く覚えていないらしいが。と言うか、同じ脳ミソ共有してて、私は覚えててエステルは覚えてないって何でだろうか?謎過ぎるな。

 

 

 

「その有名人が如何問題なの?」

 

「聞いた話だとその将軍……大の遊撃士嫌いらしいのよ。

 遊撃士協会なんか必要ないって、日頃から主張してるらしいわ。」

 

「む、無茶苦茶なオッサンね~?じゃあなに、その将軍のせいで情報が入ってこないって訳?」

 

「それどころではない。軍が調査している地域には遊撃士を立ち入り禁止にしよる。おかげで、他の仕事にも支障を来たしておるのじゃよ。」

 

「そんな~~。折角ロレントから出て来たってのに~~!

 こうなったら、その将軍と勝負して、どっちが事件を調べるか決めるしか!!」

 

「なに無茶苦茶言ってるかな……」

 

 

 

ヨシュア、お前の言ってる事は正しい、

態々将軍と対決する必要は無い……こっちは軍の関係者、其れも今は大佐の地位に居る人物が知り合いに居るのだから、其れを最大限に利用してしまえば良いんだ。

リシャールに手紙を送って、便宜を図って貰えば良いんじゃないか?

 

 

 

「……確かに其の手があったわね。早速手紙を……」

 

「アインスが何を言ったかは知らないけど、其れも多分無茶苦茶な事だ思うよ?」

 

「まぁ、そう焦るでない。

 実は、今回の事件に関して、ボースの市長から依頼が来ておる。軍とは別に、ギルド方面でも事件を調査して欲しいとの事じゃ。」

 

「あら、其れは心強いわね?ボース市長の正式な依頼があれば、此方が動く大義名分になるわ。」

 

「成程、渡りに船ってやつね。ルグラン爺さん、アタシ達その依頼受けるわ。」

 

 

 

っと、ボース市長から依頼が来ていたのか。其れならばシェラザードの言う様に、私達が動く大義名分になるな。

で、そうなれば速攻で受けるのは当然の事だなエステル……この好機を、みすみす逃す手はないからね。自ら好機を手放すのは、愚の骨頂でしかないからな。

 

が、私達は未だ準遊撃士なので、ボースの依頼を受けるにはボース所属の準遊撃士に成る必要があるらしく、ロレント所属からボース所属への転属手続きが必要らしい。

まぁ、サインをするだけだから何も面倒な事は無いのだが……私もサインした方が良いのだろうか?

 

 

 

「ルグラン爺さん、アインスもサインした方が良いの?」

 

「いや、お前さん達は二人で一人だから、片方だけで大丈夫じゃ。」

 

 

 

そうか……まぁ、二人の名前があったら訳が分からなくなりそうだからね。

取り敢えず此れで、私達はボース所属となった訳か……正遊撃士に成ると、所属に関係なく仕事が受けられるようになるらしいから、一日でも早くそうなれるように頑張らないとだな。

 

 

 

《まだまだ半人前って事?》

 

《だな、精進あるのみだよエステル。》

 

《うん、頑張るわ。》

 

 

 

何にせよ、此れで市長の依頼を正式に受ける事が出来るようになった訳だ。

ルグラン老人が言うには、先ずは市長から話を聞くと良いとの事だった――市長邸は、西口の近くに有ると言っていたから早速行ってみるとしよう。

 

そう言えば、ギルドの受付は、ロレントは若い女性のアイナに対して、ボースは高齢の男性であるルグラン老人……完全に正反対だった訳であり、その条件を市長に当てはめた場合、ロレントの市長が高齢の男性であるクラウスである事を考えると、ボースの市長は若い女性と言う事になるのだが、さてどうなるか?

ボース市長がどんな人なのか、楽しみだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 To Be Continued… 

 

 

 

 

 

新作は何が良い?

  • IS:楯無逆行モノ
  • IS:ハーレム無しヴィシュヌヒロインモノ
  • ガンダムSEEDとISのクロス
  • 作者初の小説である遊戯王小説の再構成モノ

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