夜天宿した太陽の娘   作:吉良/飛鳥

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さてと、地獄のフルコースを喰らわせてやるか……Byアインス      メインディッシュはジャーマンスープレックスね!Byエステル      デザートにパイルドライバーなど如何でしょう?Byクローゼ       なら食後の飲み物は逆エビ固めかなByヨシュア


軌跡59『真犯人~市長邸でのBattle~』

Side:アインス

 

 

ルーアンに向かう途中でクローゼが一時離脱したが、ルーアンに到着する時には一緒だった……クローゼの立場を考えると、今回の事件を解決する為に切り札を切ったのかも知れないな。

取り敢えずギルドに行ったんだが……

 

 

 

「あんですってー!?ダルモア市長を逮捕出来ないですって!?」

 

 

 

ダルモア市長を逮捕する事は出来ないみたいだな……まぁ、遊撃士協会には『内政への不干渉』と言う原則があるから、現行犯でもない限り、ルーアンの最高権力者であるダルモア市長を逮捕する事は出来ない訳か。

 

 

 

「遊撃士はだめでも、王国軍なら市長を逮捕出来る!

 あの軍が……協会の要請にどこまで応えてくれるかは分からないが……」

 

「ジャンさん、其れなら王国軍の情報部のリシャール大佐に連絡して!『エステル・ブライトとアインス・ブライトが協力を要請してる』って伝えて!」

 

「ちょっとエステル!?」

 

「その大佐と知り合いなのかい?」

 

「リシャール大佐とは十年前から文通してる仲なの!

 こう言ったらなんだけど、アタシもアインスも大佐には結構気に入られてるみたいだし、大佐はギルドとの連携も重要だって考えてるみたいだからきっと動いてくれる筈!」

 

「そう言えば、手紙でそんな事を書いてらっしゃいましたねエステルさん……余計な事をしてしまったかしら?」

 

 

 

ん?何か言ったかクローゼ?よく聞き取れなかったが……まぁ良い。

ヨシャアはまさかのエステルの提案に驚いていたが、ジャンは納得したらしく、『軍に連絡をするまでの間の時間稼ぎをしてくれ』と言って来た。『多少怒らせても良いから時間を稼いでくれ』か……怒って手を出してくれでもしたら現行犯逮捕出来るのだがな。

ともあれ、まずは市長邸にだな。

 

 

 

「よっしゃー!いっくぞー!!」

 

「張り切るのは良い事だけど、今度は少し大人しくしていましょうねレヴィちゃん?」

 

「え?しちょーをフルボッコにしにいくんじゃないの?」

 

「「「今の会話の流れで如何してそうなるのよ!?」のさ!?」んですか!?」

 

 

 

……レヴィだからさ。

だがまぁ、レヴィだったらまだ何とか抑えておく事が出来るから良いかも知れん……シュテルや王だったら、問答無用で市長邸ごと吹き飛ばしそうだからな。シュテルはベースが高町なのはだから余計にね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜天宿した太陽の娘 軌跡59

『真犯人~市長邸でのBattle~』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな訳で市長邸に到着……流石は大都市ルーアンの市長邸だな?田舎町のロレントの市長邸とは比べ物にならない程の豪邸だ――此れだけの豪邸を建てるのに、一体どれだけの市民の税金が使われているのだろうな。

アポなしの訪問だったにも拘らず意外にもダルモア市長は快く迎え入れてくれたな……さてと、本番は此処からだ。

先ずは簡単な挨拶から、クローゼが昨日の学園祭についての話題を振って会話を弾ませて行く――其の中で、ダルモア市長がヨシュアの劇中での熱演を称賛していたが、ヨシュアとしては複雑な気分だろうな。

其のまま会話を続けた所で、ダルモア市長の方から『テレサ院長が襲われたそうだが』と話を振って来た……よし、本番は此処からだな。

 

 

 

「はい、おかげで真犯人が明らかになりました。」

 

「それはまさか……」

 

「ええ、市長もご存知の人物です。」

 

「そうか……残念だよ……いつか彼らを更生させる事が出来ると思っていたのに……」

 

 

 

白々しい事を……エステル、バシッと決めてやれ!

 

 

 

《OK!》

「市長さん、誰の事を言ってるの?」

 

「誰って、勿論レ……」

 

 

 

――ダン!!

 

 

 

先ずは某術具で床を突いて相手を怯ませる!よしよし、掴みは悪くないぞ?一気に華麗に決めてしまえ!

 

 

 

「アタシ等遊撃士を舐めて貰っちゃあ困るわね?既に調べは付いてんのよ……孤児院の放火事件、テレサ院長の襲撃事件、此れ等の事件の黒幕にして真犯人は、ダルモア市長アンタよ!!」

 

「おまえのこしぎんちゃくが、言ってること、僕達ぜんぶきいちゃったもんね!」

 

「貴方が実行犯を雇って、孤児院の放火と寄付金の強奪を指示した事、その全ての罪をレイヴンに被せようとした事も証言は取れてます。

 ……間違いありませんか?」

 

「そんな、まさか……知らなかった、まさかあのギルバート君が犯罪を犯してしまうとは……」

 

 

 

って、ちょっと待て。この期に及んでとぼける気かコイツは?――或はレイヴンの代わりにギルバートに全ての罪を擦り付ける心算なのかも知れんな?

随分と色んな人間の悪意に触れて来た私だが、成程コイツは中々の悪党だね。

ヨシュアが『高級別荘地を作る為に孤児院が邪魔だったと言う動機もある』と言っても、『そう言った計画は確かにあるし、孤児院が邪魔ではないと言えば嘘になる』と前置きした上で、『其れは長年に渡って考えられてきた事業計画であり、何故私が自分の立場を顧みず、犯罪に手を染めてまで性急に事を運ぶ必要があるのか』と言って来たか……確かにそう言われると辛いところではあるな。

ギルバートの証言があるとは言え、逆に言うなら其れはギルバートが己の罪を軽くするためにダルモア市長を巻き込もうとしてると言う事も出来るからね……何か決定的な証拠が有ればよかったのだが……

 

 

 

「莫大な借金を抱えているから、でしょう?」

 

「な、なんだね君は?」

 

「どうも、リベール通信の記者でナイアル・バーンズと言います。」

 

 

 

此れはまた良いタイミングで現れたなナイアル?

何故市長邸にと思ったが……成程、前にホテルで言っていた『特ダネ』とはダルモア市長に関する事だった訳だ。そして今、市長邸に来たと言う事は特ダネとやらの裏が取れたと、そう言う事なのだね。

 

 

 

「ダルモア市長、彼方市の予算を随分と使い込んでますなぁ?

 収支報告書を拝見しましたが、アレじゃあブン屋の目は誤魔化せませんぜ?消えた予算はざっと見積もって……一億ミラと言った所ですかな。」

 

「い、一億ミラですって!?」

 

「其れは、また凄い額ですね。」

 

「いちおくみらってドレくらい?」

 

「学園祭で売っていたソーセージが百万本買える位ですね。」

 

 

 

分かりやすい説明をありがとうクローゼ。

で、此処からはナイアルのターンだな。

如何やらナイアルは真相を明らかにする為に彼方此方に問い合わせ、そしてダルモア市長が共和国方面の相場に手を出して大火傷を負った事を知ったみたいだな。

 

 

 

「背負った借金の総額はなんと一億ミラ!此れが何と、消えた予算の額とピッタリ一致してしまうんですよ!

 借金の返済の為に市の予算に手を出した挙げ句、実行犯まで雇って放火や強盗までやっちまうとは、とんだ悪党だな!」

 

「だとしても、その証拠が何処にある!

 仮に私に借金があったとしても、そんな事は黒装束を雇った事の証明にはなるまい。」

 

 

 

そしてナイアルに追い詰められて、自ら墓穴を掘ったか……今のお前の発言そのものが、自ら真犯人だと何り出たようなモノだからね。

 

 

 

「えぇ、そうですね。

 ですが、逃亡中の実行犯が『黒装束の連中』だと知っているのは、彼等と対峙した僕達と、彼等に依頼した真犯人しかいませんから。」

 

「貴様等!!」

 

「よっしゃ、手が出るぞ!後は任せたからな!」

 

「そっか!現行犯ならアタシ達でも逮捕出来るもんね!望む所よ、掛かってらっしゃい!」

 

「粋がりおってからに……お前達、奴らを喰い殺せ!!」

 

『『ガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!』』

 

 

 

ヤレヤレ、遂に本性を現したか……此れで現行犯だ、『魔獣の飼育』は立派な犯罪だからね。

現れた魔獣は赤と青の二体の狼型の魔獣――取り敢えずアナライズで情報を得ておくか……赤い方が『ファンゴ』で青い方が『ブロンゴ』か。

ファンゴの方はアーツ防御が高い代わりに物理防御が低く、ブロンゴの方はその逆か。

となると、代わってくれエステル。

 

 

 

「了解!」

 

 

 

――シュン!

 

 

 

「アインス?」

 

「アインスさん!」

 

「オー、クロハネ!!」

 

「赤い方は物理防御が低いのでヨシュアとレヴィでやってくれ。青い方はアーツ防御が低いので私とクローゼで引き受ける!……この程度の魔獣で私達を何とか出来るとは、随分と舐められたモノだがな。

 私が許す、思い切り暴れろレヴィ!」

 

「よっしゃー!かくごしろー!!」

 

 

 

戦闘開始だが、ヨシュアとレヴィを組ませたのは正解だったな。

ヨシュアもレヴィもスピードタイプだから組ませたら相性が良いとは思ったが、予想以上だ……ヨシュアの回避すら出来ない速攻とレヴィの不規則軌道からの攻撃を魔獣が見切れる筈もなく、確実にダメージが叩き込まれているな。……まぁ、レヴィが動く度に発生するソニックブームで室内は可成り滅茶苦茶になってるけれどね。

そして私とクローゼのコンビも相性が良いな。

私が無駆動の下級アーツで牽制している間にクローゼが特大のアーツの駆動を行って乾坤一擲の一発を叩き込む……事前にクローゼのオーブメントに強力なクォーツを組み込んでおいたから、使えるアーツが割とエグイんだわ此れが。

 

 

 

「静寂が支配する凍てつく大地の女王よ、我等に仇なす敵に裁きを!ダイヤモンドダスト!」

 

 

 

ダイヤモンドダストを喰らったブロンゴは哀れ氷の彫像になってしまったか……だが、此れで終わりではない。キッチリとトドメを刺しておかねばなるまい。

凍ったブロンゴの頭を鷲掴みにして……

 

「お別れです!ハハハハハハハハハハ!!」

 

真八稚女ЯМИДОКОКУ(やみどうこく)をぶちかましてやった……相手を掴んで、無駆動のエアロスパークを喰らわせただけだけどな。

だが効果は抜群で、ブロンゴはセピスにその姿を変えた。

ファンゴの方もそろそろ……

 

 

 

「いっくぞー!雷神滅殺極光斬!!」

 

「此れで決める!」

 

 

 

決まったみたいだな。

レヴィがバルニフィカスをブレイバーフォームに変形させての一撃をぶちかまし、ヨシュアは残像が残る程の高速連撃を叩き込んでファンゴの事をセピスに変えたしまったからな。

其れじゃあ、後は宜しくエステル。

 

 

 

――シュン!

 

 

 

「さぁ、覚悟しなさいダルモア市長!」

 

「抵抗はしない方が身の為ですよ?」

 

「大人しく罪を認めてくださいダルモア市長。」

 

「ふっふっふ、かくごしろあくとー!

 おまえにのこされたみちはふたつにひとつ。ぶっとばされておなわになるか、おなわになってぶっとばされるかだ!」

 

 

 

レヴィ、其れ選ばせてない。順番が逆になっただけで同じ事だからな。

 

 

 

「かくなる上は……時よ、凍えよ!!」

 

 

 

――ヴァン!

 

 

 

って、なんだ?ダルモア市長が杖を掲げた瞬間、身体が動かなくなっただと?……此れは一体如何いう事だ?まさか、DIO様の如く、時を止めたとでも言うのか?

 

 

 

「如何だ、指一本動かせまい?これぞ我がダルモア家に伝わる秘宝、アーティファクト『封じの宝杖』!!」

 

 

 

アーティファクトだと!?……だが、此れは少しばかり拙いな……代わるぞエステル!

 

 

 

――シュン!!

 

 

 

で、人格交代をしたのだが……私でも僅かに指を動かすので精一杯とは、アーティファクトとやらの力は可成り強いとみて良いのかも知れないけれど、此れは万事休すか……身体が動かないのでは、どうしようもないからね。

 

 

 

「んっと……バルニフィカス!!」

 

 

――ズドーン!

 

 

と思ってたら、レヴィが一度バルニフィカスを通常形態に戻し、改めてブレイバーフォームにする事で刀身を伸ばしてダルモア市長に攻撃したみたいだな。

ギリギリでダルモア市長は回避したが、レヴィの攻撃が気に入らなかったらしく、動けないレヴィに裏拳を喰らわせてダウンさせると、今度は私の方にやって来た……クソ、アーティファクトとやらの影響か、私が表に出て居られる時間も限られている様だな……

 

 

――シュン!

 

 

なので、強制的にエステルと変わる事になったな。

 

 

 

「く……アインスでも如何にも出来ないだなんて……!」

 

「まさかこんな連中に計画を見破られてしまうとはな……仕方ない、君達の始末は私自らが行ってあげよう。

 先ずは、生意気な小娘からだ。」

 

 

 

銃か……拙いな。アーティファクトとやらで身体の自由を奪われてるせいか、無駆動のアーツすら使う事が出来ない……私達の動きだけではなくて、オーブメントも停止してると言う事か。

バルニフィカスが変形出来たのは、魔力で構成されているからなのだろうな。

如何にエステルが頑丈とは言え、流石に頭に銃弾撃ち込まれたら堪ったモノではないが、だからと言って何か手がある訳でもない……万事休すかこれは――!

 

 

 

「……るな。」

 

「「え?」」

 

「よしゅあ?」

 

「汚い手でエステルに触るな……もしも……毛ほどでも傷付けてみろ……ありとあらゆる方法を使って、アンタを八つ裂きにしてやる……」

 

「!!!」

 

 

 

な、なんだこの殺気は!?

其れにヨシュアの此の様子は只事じゃない……まるで、一番大切な者を、エステルを殺されるかもしれないと言う危機に、普段は表に出て来ない様にしているヨシュアの『闇』が表に出て来たような感じだ。……表情も初めて会った時の様な無表情だし……もしやこれが、過酷であっただろう日々を生きて来た頃のヨシュアなのか?

何にせよ殺気の余波を受けた私達ですら背筋に冷たいモノが流れたのだから、この殺気を真面に喰らったダルモア市長は一瞬『死』を幻視したかもしれないな……とは言ってもヨシャアも動く事は出来ないので、『粋がりおってからに』と言ってターゲットをヨシャアに変更だ。

動く事が出来れば、恐らくヨシュアならば至近距離から発射された弾丸とて避けられるだろうが、動けないのでは……ふざけるな!ヨシュアは私にとっても弟みたいなモノだ!そしてエステルの大事な人だ……失って堪るか!!

 

 

「「だめーーー!!(やめろぉぉぉぉぉ!!!)」」

 

 

私とエステルの魂の叫びと同時に、腰のポーチから黒い光が溢れ――

 

 

 

――パァン!!

 

 

 

「アレ?身体の自由が戻った?」

 

「エステル、今のは?」

 

 

 

身体の自由が戻った。

其れと同時にヨシュアの殺気も消えて、何時ものヨシュアに戻った……このヨシュアを見ていると、殺気のヨシュアはまるで別人に思えてしまうな。

ダルモア市長は『何をした』と言ってるし、ナイアルも『エステル、おまえの仕業か?其れともアインスか!?』とか言ってるが、私もエステルも何もしていないぞ?強いて言うなら、腰のポーチから黒い光が溢れた様だが……何が入ってたっけか?

 

 

 

「もしかして……ボースで手に入れた黒いオーブメント?」

 

「なんだそりゃ!?」

 

「見た事が有りません……!」

 

「アタシも何が何だか……って、其れよりも!レヴィ、大丈夫!?」

 

「だいじょうぶだけどいたかった!こどもにはてかげんしろよ、おとなげないな!」

 

「良かった、怪我はないみたいね……こんのMデコちょび髭親父!レヴィになんて事するのよ!」

 

「無抵抗の人間への暴力行為は、遊撃士が現行犯逮捕を認められる立派な犯罪だ!もとより、魔獣の違法飼育で既に現行犯逮捕出来る状況じゃあったけどな!」

 

 

 

エステルよ、呼び方が一気に酷くなったな?まぁ、私もいい加減コイツに『市長』など付ける必要があるのかとは思っていたが……しかし、此れは実に幸運なポジショニングだな?

入り口付近にはナイアルが居るから其処から逃げる事は出来ないからな。

 

 

 

「出口は俺が抑えた!切り札の杖ももう使えねぇ!こうなったらもう大人しく捕まるしかありませんな、ダルモア市長!」

 

 

 

だな……其れじゃ、やりますか。毎度お馴染み、手に炎を宿してと。

 

 

 

「覚悟しなさいよアンタ……孤児院の放火、テレサ院長の襲撃、そんでもってレヴィを殴った分はキッチリやらせてもらうからね!」

 

「ダルモア市長……まさか貴方が犯人だったとは、とても悲しいです。

 罪を憎んで人を憎まずとは言いますが、それでも私は、貴方のした事を許す事は出来そうにありません……!」

 

 

 

クローゼ、よく言った!

コイツのやった事は絶対に許す事は出来ん……例え犯罪者であっても守るべき民だと言う考え方も立派だが、一方でコイツの様な掃き溜めのゴミにも劣る腐れ外道の悪党に掛ける情けは無いからな。――徹底的にやるだけだ。

 

 

 

「クソ!」

 

 

 

だが、流石は悪党、いざと言う時の逃走経路は用意しておいたか……隠し扉を起動し、其処から逃げる気らしいが、逃げられると思うなよ?行くぞエステル!

 

 

 

「モチのロンよ!!」

 

「よっしゃー!ぼくもいくぞ!なぐられたれいをしてやる!」

 

「大丈夫なんですかレヴィちゃん?」

 

「だいじょーぶ!僕とってもがんじょうだから!エルトリアでは、でっかいドラゴンにけっとばされてもへいきだったし!」

 

「其れって、頑丈とかそう言うレベルを超えてるような……」

 

 

 

うん、お前の言う事は正しいと思うよヨシュア。

と言うか、普通にドラゴンが居るってどんな世界なんだろうなエルトリアは……まぁ、其れは今は良い。今やるべき事はダルモアを追いかける事だからな。

 

私達も隠し扉を通って、そして梯子を飛び降りて(流石にクローゼが飛び降りるのは危ないので、その時だけは私が表に出てクローゼを抱えて飛び降りた)、そして外に出たのだが……

 

 

 

「フハハハ、サラバだ!!」

 

 

 

ダルモアの奴、ヨットで海に逃げる心算か!……だがしかし、私達にも手が無い訳じゃない。

 

 

 

「ボートはもう一隻ある。此れで追おう!」

 

「了解!!」

 

「急ぎましょう。」

 

「よっしゃ、いっくぞー!!」

 

 

 

此方は帆のない普通のボートだが、同じエンジン付きなので操舵の仕方によっては追い付く事は出来るだろう――と言うか、絶対に追い付いてとっ捕まえてやる。

取り敢えず、追い付いたら船に飛び乗って成敗確定だな。

 

 

 

「オイコラ、俺を置いて行くんじゃねぇ!」

 

「ごっめーん!でも待ってなさいって、必ず捕まえて来るから!アタシ達の写真を撮る用意をしておきなさいよ!」

 

 

 

ナイアルを置いて来てしまったが、其れは私達がダルモアを連れ帰った所をスクープさせる事でチャラにしてもらおうかな……取り敢えず、先ずは海上のボートチェイス、だな。

絶対に逃がさんぞダルモア……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 To Be Continued… 

 

 

 

 

 

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  • IS:楯無逆行モノ
  • IS:ハーレム無しヴィシュヌヒロインモノ
  • ガンダムSEEDとISのクロス
  • 作者初の小説である遊戯王小説の再構成モノ
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