夜天宿した太陽の娘   作:吉良/飛鳥

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勝利のセリフは?Byアインス      ふっふーん、楽勝楽勝!Byエステル      赤青黄色紫、紫、紫、のー、のー、拳に宿った、どったー、どったーByオリビエ     だからキャラが違う……って言うかバグってる?Byヨシュア


軌跡73『熱闘!激闘!武術大会決勝戦!』

Side:レヴィ

 

 

ぶじゅつたいかいけっしょーせん!

ふむふむ、まずはよしゅあが突撃して、それをくろしょーぞくがとめよーとしたけど、よしゅあのスピードはとらえきれてなかったな!とーぜんだ、よしゅあはほんきを出せば僕とおなじくらい速いもんね!

んで、ほーけてるところにじんとおりびえのいちげきがさくれつ!

 

 

 

「去り行く美少年に心奪われる気持ちは分からなくもないが……」

 

「こっちにも絶世の美男と美女が揃っているんだぜ!!」

 

 

 

ぜっせーのびなんとびじょ……おりびえはたぶん『イケメン』ってやつだろうし、えすてるはふつうにびしょーじょだとおもうし、クロハネはメッチャびじんだからわかるけど、じんは――あ、そっか!じんはわいるどけーのオジサンずきからしたらびなんなんだ!アレだな、シブメンってやつだな!!

んでよしゅあはあかいろたいちょーに斬りかかったけど、あかいろたいちょーはそれをジャンプでよけてそのままきょうれつないちげき!

なんとかかいひしたけど、あれはあたったらいちげきでケーオーされちゃうぞ!

となりのせきでかんせんしてた、クロハネたちがじゅんけっしょーでたたかったちーむのかるなも『ヨシュアがちょっと厳しそうだ』っていってるし。

 

 

 

「そ、そんなに危険な状況なのかね!?

 だ、大丈夫かのう……ヨシュア君とエステル君はワシの済んでる町の子供達なんじゃよ。」

 

「此れは此れは奇遇ですねぇ……実は私もあの二人にはとってもお世話になってまして……」

 

 

 

ん?うえのせきからこえがしたからふりかえると、そこにはきょーじゅとひげのオジサン?きょーじゅはしってるけどこの人だれだろ?えすてるとよしゅあのことしってるみたいだけど。

な~~んかふたりともよわきだけど、クロハネたちはまけないぞ!だって、えすてるはまだぼーじゅつしかつかってないからな!クロハネがあーつをつかいはじめたら、くろしょーぞくなんてしゅんさつだ!

 

そーいえば、なんかくるつがぐあいわるそうだったけどだいじょーぶかな?『少し気分が悪い』っていってたけど……むりしちゃだめだぞ?おーさまも『無理だけはするでないぞ?』ってよくいってるからな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜天宿した太陽の娘 軌跡73

『熱闘!激闘!武術大会決勝戦!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:アインス

 

 

ふ、ロランスには遠く及ばなくとも流石は特務隊と言った所か、中々の実力だ。

オリビエに援護をさせないように近距離戦を仕掛けるのはセオリーだし、ジンの相手をしている奴も今は防御に徹して隙を伺い、エステルが相手にしてる奴は棒術を腕に装着した剣で捌くか……私達は速攻でコイツ等を倒してヨシュアの駆け付けたいのとは逆に、コイツ等はロランスがヨシュアを倒すまでの時間稼ぎが目的か。

ロランスが加入すれば、其れで勝負は決まると考えてる訳か……まぁ、確かにヨシュアを失った上にロランスまで此処に加わったとなると、勝つのは可成り厳しいだろうな。

だが、そうは問屋が卸さん。多くの観客には今は私達の方が若干不利に映っている事だろう……実際そうだしな――ならば、『魅せる』試合は此処までだ!若干の不利から逆転勝利と行こうか?

 

《エステル、此処からは私もやる。ド派手なのをぶちかますぞ。》

 

《OK!手加減なしでやっちゃうわよ!!》

 

 

 

先ずはエステルが相手に攻撃すると同時にファイアボルトを連発!!

棒術と同時に飛んできたアーツには対処する事が出来なかったのか、真面に喰らって大炎上!……あ、フィールドの芝生も円形に焼けてしまった。

其れでも戦闘不能にならなかったのは、特務隊の戦闘服が可成り高い耐火性能を持っていたからだろうな……耐火性能だけでなく、耐水、対冷性能も高いと見て良いだろう。

となると、属性のあるアーツの内、炎と水ではあまり効果は望めないか……ならば、別の方法で決定打を与えるまでの事!棒術具の両端に、エアロスパークを付与して、やれエステル!

 

 

 

「行くわよぉぉ!!真空竜巻旋風輪!!」

 

 

 

――ギュオォォォォォォォ!!

 

 

 

エステルが旋風輪を使うと同時に、棒術具の両端に付与したエアロスパークが発動し、エステルを中心に巨大な竜巻が発生して、ロランス以外の特務隊員を舞い上がらせる。……攻撃系アーツはドレだけ広範囲でも術者が味方と判断した相手には基本的に効果がないのが不思議だ。尤も、そのお陰でジンとオリビエは吹き飛ばされる事なく、落ちて来る特務隊員に攻撃出来る訳だからね。

落下している状態では、防御は出来ても回避は出来ない……なので攻撃は略当たる!

落下してくる特務隊員に、オリビエは導力銃を連射してダメージを与え、ジンは拳を突き刺した後で其のまま蹴り上げ、トドメに掌底を叩き込んでKOした。

残る一人は私達でだな。棒術具の先に時属性のアーツを付与しておいた……遠慮なくやれエステル。

 

 

 

「モチのロンよ!此れでも喰らえ、滅殺金剛撃!!」

 

 

 

――バキィ!!

 

 

 

うん、今の一撃はエグイ。

落下している特務隊員に向かって、思い切りジャンプしてから、落下速度と体重に、更に時属性が付与された一撃を叩き込んだからな……相手はそのまま顔面から地面に突っ込んで其のまま伸びてしまったか。と言うか、頭が半分地面に埋まってるし。

マッタク恐るべき馬鹿力だな?こう言ったらなんだが、身体強化系のアーツを重ね掛けしたら、エステルはパワーで、ヨシュアはスピードでレヴィを超えるんじゃないだろうと思ってしまうね。

取り敢えず、エステルとジンが攻撃した奴は伸びてしまったので、残る特務隊員は後一人か……ならば!!

 

 

 

「ジンさん、残りの黒装束をお願い!アタシはヨシュアを!オリビエ、援護お願い!!」

 

「ふ、任せときな!」

 

「愛しの彼の窮地に駆けつける戦乙女……これ程のシチュエーションは中々ない!安心したまえエステル君!君の背中は、オリビエ・レンハイムが援護しよう!!」

 

「オリビエ、一言余計!」

 

 

 

ホントにな。

だが、此処で的確な状況判断が出来たのは見事だ……KOされなかった特務隊員も可成りのダメージを受けているので、其れをジンに任せて自分はヨシュアの助っ人に入って、オリビエに後方支援をして貰うのは最前の選択だ。

実力で言うのならばヨシュアの助っ人にはジンが行くべきなのだが、個々の能力では劣るとは言え、エステルとヨシュアが組むと加算ではなく乗算の力を発揮するだけでなく、特にエステルは相手が格上であるほど無限の可能性を発揮するから、此れがベストな訳だ!!

 

で、ヨシュアの方は可成り厳しいみたいだな……ロランスの猛攻に何とか耐えてはいるが、ロランスの攻撃は喰らっているのに、ヨシュアの攻撃はロランスには通って無いと言った感じだ。

此れは、相対しているヨシュアからしたら大分キツイだろう……圧倒的な実力差を感じている事だろうからね――『自分では勝てない』と思ってしまってるかもしれん。

だが、私達を忘れるなよ?

 

 

 

「ヨシュア!

 分かってるとは思うけど、ヨシュアの後には皆が居るから!!アタシが居るんだからね!!」

 

「エステル……!!」

 

「ほう……?」

 

 

 

思い切りジャンプしてから放った力任せの一撃は躱されてしまったが、エステルが打ち据えた地面は抉れている……地属性と炎属性を棒術具の先に付与してみたんだが、破壊力が前よりも上がっていないか?

エステルの成長に比例して、私の力も上がっていると言う事か。

 

 

 

「黒装束の残り一人はジンさんが相手してる!此処からは、コンビネーションでコイツと戦うわよヨシュア!

 一人じゃ勝てない相手でも、アタシ達が力を合わせれば勝てるでしょ!この度のどんな時だって、アタシとアインスとヨシュアが力を合わせて来たんだから!」

 

「そう、だね……如何やら、彼を僕一人で抑えるのは無理だったみたいだから、力を貸してくれるかなエステル、アインス?」

 

「「モチのロンよ!」だ!!」

 

 

思わずハモってしまったが、力を貸すなど当然の事だろう!

 

 

 

「二人……いや、三人か。良いだろう、掛かって来るがいい。」

 

「言われずとも、ぶちのめしてやるわ!!」

 

 

 

そして其処からは、一気に形勢逆転だ。

ヨシュアが持ち前のスピードでロランスを翻弄し、エステルは持ち前のパワーでロランスに攻撃すると同時に私がアーツを発動し、其れに対処しようとした所をオリビエがピンポイント射撃で邪魔をする……うん、やられる側からしたらオリビエがこの上なくうざったいだろうな。

 

 

 

――ガキィィィィン!!

 

 

 

「……想像以上の力だなエステル・ブライト……!」

 

「如何してアタシの名前を!……って、大佐ね!」

 

「確かにリシャール大佐から名前は聞いていたが、あのカシウス・ブライトの一人娘となれば情報部としても調べるに値するからな……悪いがお前の事は調べさせて貰った。

 同世代でお前に純粋な力で勝てる奴はいないと言う事は知っていたが、まさか俺と互角の鍔迫り合いが出来るとはな……純粋なパワーに限れば俺を凌駕しているかも知れん。」

 

 

 

エステルの馬鹿力は本気で凄いからな……やろうと思えば、木製の棒術具で鋼鉄の鉄板ぶち折れるだろ絶対に。

まあ、其れは兎も角、実力の半分も出していないクセに良く言うなロランスは……お前が本気を出せば、そもそもエステルと鍔迫り合いになる事すらあるまい。

形勢が逆転したのは確かだが、ロランスが本気を出したら一気に引っくり返されるだろう。

 

 

 

「自慢じゃないけど、ロレントの悪ガキからは『馬鹿力のゴリラ女』って言う有り難くないあだ名も貰ってんのよね……スッゴク不本意なあだ名だけど、それだけにパワーだけならアタシは父さんにだって負けないわ!!」

 

「む……!」

 

 

 

だがそれでも、鍔迫り合いからロランスをブッ飛ばしたエステルのパワーは相当なモノだ……エステルが主の世界に存在していたら、あの吉田沙保里と共に『BOKETE』で弄り倒されていたかも知れないな。

で、吹き飛んだロランスをオリビエの援護射撃が襲い、其れを回避した所にヨシュアの絶影が突き刺さる……絶影は、回避も防御も不可能な超神速の一撃故に、ロランスでも回避できなかったか。

だが、此れは最大のチャンスだ!!

 

 

 

――ボッ!!

 

 

 

エステルの掌に炎を宿す――ロランスの戦闘服も高い耐火性能を持っているだろうから、炎属性は効果が薄いが、この炎は炎属性の上位アーツ十発を圧縮した炎だから、耐火性が高くても耐える事は出来ん!

行け、エステル!!

 

 

 

「おぉぉぉぉ……喰らいやがれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

「…………」

 

 

 

見事に大蛇薙が決まったが、喰らう直前にロランスは薄く笑みを浮かべていた……コイツ、態と喰らったな?――それと同時にジンが、残る黒装束をKOして私達の優勝が決まったが、気に入らんな此れは。ロランスに勝ちを譲って貰った感じだからな。

だが、此れでグランセル城に行く事は出来る訳だ……取り敢えず目的は達成出来た訳だ。

エステル、取り敢えず勝ちゼリフ決めておけ。

 

 

 

《うん!》

「へっへー、燃えたでしょ?」

 

「勝った?勝てた……のか……僕達は……?」

 

「勝ったよヨシュア!

 ジンさんとオリビエと、アタシとヨシュアとアインスと……アタシ達皆の力で優勝できたよ!!」

 

 

 

そして今は、優勝した事を喜んでおくか……だが、奴とは、ロランスとは何れちゃんとした形で決着を付けたいモノだ。手加減されて勝ったと言うのはこの上ない屈辱だからな。

私もベルカの騎士だから、騎士としてこの屈辱は到底許せる物ではない……ロランス・ベルガー、次に戦う時は覚悟しておけ。その時は貴様に全力を出させた上で勝たせて貰うぞ?

……尤も私とロランスが本気で遣り合ったら、半径数百メートルが焦土と化す気がしなくもないが――まぁ、何にせよ此れで第一関門は突破だ。

 

後は城でアリシア女王と面会するだけだが、城内も情報部に掌握されてるとなると簡単に会う事は出来ないだろう……いっその事、閉会式が終わったら特務隊員を闇討ちして装備剥ぎ取るか?

其れを着て特務隊員に成りすませば、或はアリシア女王と面会するのも楽かもしれん。

 

 

 

《考えが物騒過ぎるんだけど?てか、闇討ちって何する心算?》

 

《暗殺術で殺る。》

 

《いや、其れヤバいでしょ!?》

 

《大丈夫だエステル、まだ日は沈んでないからな……明るい所では死なないのが暗殺術なんだ。》

 

《聞いた事ないわよそんなの!!》

 

 

 

だろうな、今私が考えた事だし。

だがまぁ、闇討ち云々は兎も角として、アリシア女王に会う手段は考えておかねば……いっその事、大佐に直談判してみるものもアリかもな?十年前の事があるから、『体調が良くないって聞いて心配だから、お見舞いに』とでも言えば私とエステルだけなら女王に会わせてくれるかも知れないからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:リシャール

 

 

予選には姿を見せず、本選で姿を現すとは、何とも味な登場をしてくれるな、エステル君とアインス君、そしてヨシュア君は……しかも準決勝はアインス君が表に出て戦い、決勝戦ではエステル君とヨシュア君が抜群のコンビネーションでロランス少尉を倒して優勝して見せたからね。

無論、チームリーダーであるジン氏、後衛のオリビエ氏も見事な腕前だったが、若き二人の遊撃士の活躍の方が観客の目に留まった事だろう。

予想外の事ではあったが、彼女達の実力を多くの人々に知らしめることが出来たと言うのは、私にとっても嬉しい誤算だった……カノーネ君は、敗北したロランス少尉を叱責しているが、私は彼を叱責する心算はない。

本気を出していないのは兎も角としても、序盤は押し気味で逆転負けと言う演出は実に素晴らしかった……其れに、優勝は彼女達の様に華やかなチームにこそ相応しいからね。

 

 

 

「しかし閣下、此のままでは遊撃士が城内に。」

 

「放っておきたまえ。

 今更遊撃士協会が介入した所で、計画が止まる事などあり得ない。」

 

と言うのはあくまでも表向きの理由に過ぎない。

エステル君達が城内に入ると言うのならば私の真の目的としては逆に好都合だ……恐らくだが、彼女達が本戦から出場したのは、デュナン侯爵が『優勝者を城の晩餐会に招待する』と言ったからだろう。

と、なると女王陛下に用があると見て間違いない……ふむ、場合によっては私が女王陛下への謁見を取り付けるべきかもしれないな?

彼女達と会えば、間違いなく女王陛下は私がやろうとしている事を彼女達に話し、そして彼女達は私を止めようとする筈だ……そうなってくれれば私の計画はほぼ完成したと言える。

アレと彼女達の存在……それこそが、二度とリベールを戦火に晒さない為の、私が十年間考えに考えて出した答えだから――!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 To Be Continued… 

 

 

 

 

 

新作は何が良い?

  • IS:楯無逆行モノ
  • IS:ハーレム無しヴィシュヌヒロインモノ
  • ガンダムSEEDとISのクロス
  • 作者初の小説である遊戯王小説の再構成モノ
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