アニメよかったです…
コンマ一秒にも満たない空白
気付けばそこに自分がいたことに驚きさえもしなかった
自分
それは突然付いたテレビ画面のように突然現れた
自分という明確な人間
その頃の自分は自我が無く空洞でしかなくて。
空とは言っても突然現れたそれが何であるかと疑問を持つのは当然だった
機械のシステムの様に解析しただけだった
今では恨む程に後悔している
感謝をしよう、明智吾郎
何をだって?
もちろん見てしまった事だ、見えてしまった事さ
写ってしまった、映ってしまった、移ってしまった
こんなこと知りたくなかったと思う
それと同時に知らない自分がいたという可能性に寒気のような恐怖を感じた
なんておぞましい
体をねじ切るような怒りとドロリと暗い嫉妬が自分の視線を釘付けにする
何かと目線が交わった
あぁ
"
あれは“僕”ではないのか
滅びる運命にありながらも"□□□□□"に出会えてたあれが!
愚者に出逢いたい
知らなかったのに、知るはずは万に一つもなかったのに
可能性を見せてくれてありがとう
…それに比べて昔の自分の無様さには笑いが込み上げるほどみっともない
だからやるんだ
まだ"あれ"の方が人間やってるじゃないか
過去の自分かどうかもわからないけど、もう一度そこへ
これは俺の、残滓の様な自分の、嫉妬の話だ。
僕はまだ明智吾郎になれていない
「ゴロー君起きてる?」
跳ね起きる
どうやら資料を読みながら眠ってしまっていたらしい
ドアのロックを解除し顔を出す
「起きてますよ、どうかしましたか?」
「よかった!ごめんね、この前に頼んだプログラムのことだけど…」
現在時刻まもなく午前0時
照明の抑えられた廊下を歩く
場所は人理継続保障機関フィニス・カルデア
自分は未来を保障するための機関たるカルデアの職員であるゴロー・アケチ。
時計塔で研究をしていた所、所長であるマリスビリー・アニムスフィアにスカウトされた。
日系魔術師の家出身であり、自分で七代目になる程度には存続している家である。
家が掲げるのは「異形の力で根源へと至る」
それによって一族は皆、混血である。
魔術師である以上当然根源への道を目指している。
代々何故か方法は似通った過程になり、皆特殊だ。
まず神秘の薄れていく中、星の内側に集った人ならざるモノ達に近づくことで人間を辞めた。
その星の内側に行く力の方向性を変える事で上手いこと根源に到達出来ないかな。と考えた初代の思想を受け継いでいる。
幼かった当時は気にしなかったが今思うと初代の頭はお花畑だったと思う。
何だよ"到達出来ないかな"って。
代々いろんな種類の血を混ぜるようにしてきたので明確に〇〇との混血。とハッキリ言うことは出来ない。
強いて言うなら自分は鬼種の要素が強いそうだ。
怪力と、我を忘れ暴れ出す部分から鬼の要素が強いと思われるらしい。
自分ではあまりそうは思わない。
それってキレやすいただの人間じゃないか?
念の為今着ている制服の下には二の腕、太もも等に筋力低下の術式を刻んだテープを巻き付けている。
以前は成長による術式の交換に合わせて、テープの素材を変えたり術式をアレンジしていた。
しかし、成長が止まりつつあるのでこれからは今の
軽く体を拭いて今度はベットに入る。
睡眠不足は効率の低下を招くのできちんと寝ておきたい。
資料を見ながら寝落ちしていた事から疲労が蓄積されているだろうなと思っていた。やはり疲れていた様だ。
5分もたたない内に意識がぼんやりとしてきた。
今日を振り返り、想う
これが今の自分
最期の時まで付き合っていく自分だ
P5Rの告知とイアソン実装して思いついた