青年Aのカルデア録   作:向柑

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バレンタイン投稿したしいつもに増して短いけど投稿してしまえ!



Q.これ、四六時中監視されてるみたいで嫌じゃない?

…嫌じゃないの?
へえ、そう。
僕には理解できないな、それは。





見てくれ!僕のロキが反抗期だ!(ヤケクソ)

「うーん?こんなものかな、どうだろう」

「…感謝します、ミスター。」

 

 

雪を溶かし、蒸発させた

 

一瞬で、指先でそれを起こしたサーヴァント。

その凄まじい火力に驚くと共にカルデアのマスターは違和感を抱いた。

 

(何か、おかしい…何だ?何がおかしいと思ったんだ?)

 

彼が現れたときから違和感があった。

それは彼が浮いているからというわけでは無い。

 

ならば、何がおかしい?

 

ふと考え込んでしまっていた内に話し合いは始まっていた。

疑問を頭の片隅に追いやって話し合いに加わった。

 

 

 

 

後にそれを追求しなかった事を彼はどこかで後悔する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君たちは、この異聞帯の外から来たのかい?」

「はい、私達カルデアはシャドウ・ボーダーを使ってこの異聞帯へと来ました。要であるペーパームーンは奪われてしまいましたが…貴方は汎人類史のサーヴァントですか?」

 

「そうだとも。俺は汎人類史側のサーヴァントだ。

申し訳ないけれど今は君たちと同行する事は出来ない。代わりに…あのセイバー相手に生き残った事を称える事も合わせて、いいことを2つ教えてあげよう。」

「いいこと?」

「君たちに有益だと思うよ。

まず、この北欧には神代の神が未だに生き残っている。君たち、この世界を観測しなかったかい?

何かおかしな所はなかったかな。」

 

「おかしな所…?」

「一面の雪が、魔力を帯びていることですか?」

「そう、それだ。

この北欧の寒さはとある神によって作られている。自分の魔力が通っているから、雪のあるところ、氷のあるところならアイツは覗き見し放題さ。この会話も聞かれているだろうし。今後は会話に注意した方がいいよ。」

 

「この北欧の雪を1人で!?」

「この氷雪全てが…!?」

 

 

「もう一つは巨人についてだ。」

「巨人種?」

 

「うん、稀に赤黒いオーラを纏ったヤツがいると思う。」

「…いたっけ?」

「先程、遠くに見えた巨人種の集団が纏っていたように見えましたが…」

「そいつらが纏っていたものだよ。今まで出会っていなかったのか…

運がよかったね。出会ったら立ち向かわず、逃げるといい。」

「それは、何故…?」

 

「他の巨人種との最大の違いは暴走している、ということだ。攻撃力は桁違いだが、彼等は見つけたモノを壊すことしか出来ないし、知能は他の巨人と比べて著しく低い。

視界に入らなければアイツらは襲ってこないよ。」

「何故、暴走をして…」

 

「俺がやった」

「え?」

「精神を暴走させて理性を鈍らせるのは俺の十八番だからね。」

「え?…あの、解除は出来ないのですか?」

 

「出来なくは無いけど隠れていれば面白いくらい見つからないよ。

雪に埋もれるだけでやり過ごせたし。まともに戦うより楽だ。魔術師なんだから迷彩系の結界張れない?

君たちに警告したのは僕の好意さ。知れてラッキー位に思っておいてくれ。…よいしょっと。」

 

「あの…どちらへ?」

「君たちに話す事はもう無いからね。探し物の最中だったから探しに戻るよ。あちらの方に進むと村がいくつかある。この異聞帯についてもっと知りたいのなら行くといい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

探し物、とカルデアには言った。

 

探し物(巨人種)と。

今の自分の目的は出来るだけ多くの巨人を見つけ、暴走させ、支配下に置くこと。

同じ種族という意識は既に無い。

自分の邪魔、ただの敵対者。ならば自分が有効に使ってやる。

 

名前を告げず、クラス名で呼べと言ったのは今の自分が不安定だからだ。

どっちつかずの混ざり物。

中途半端だからこそ成り立っている現状に名前なんて明確なもので存在を固定されたら、片方に寄せられて今のバランスを維持できずに消滅するだろう。

それは勘弁。やめてくれ。

 

 

 

気配が増えた。

氷の獣だろう。自分を囲うように複数。

 

「暴走のいざない」

 

互いに殺し合いを始めた獣の隣を通り抜ける。

後で文句を言われそうだ。

 

選択肢が消えつつある。

先程のようにアルミ塊を爆発させる事はもう出来ない。できてまとめて燃やす(マハラギオン)くらいだろう。

 

神である以上人間の信仰が無くなれば消えるのは必然。

今の自分を成り立たせているのは戦乙女やこの異聞帯の王の認識と肉体の情報である。

 

肉体の情報というのはかなり大きい。

戦闘スタイルから思考回路まで影響される。

例えば女神イシュタル。

彼女は戦に関する女神であるが、今の戦闘スタイルである宝石由来の魔術や肉弾戦は依代の影響が大きいだろうし、神話よりもだいぶマイルドだ。

 

北欧に来た当初は神に寄っていた存在が徐々に人へ変化している。…肉体があるのに火の巨人としての特性を得るのはどうなのだろうか。ともかく、この辺りが潮時だ。

 

 

遠隔で式を起動させる。自分が支配下に置いた巨人は皆そちらへ向かう筈だ。

 

今更だが、この北欧に明確な神はいない。

カルデアには嘘を言った。

いるのは神々に携わった巨人だけだ。

自分も、彼女も…

 

神はとっくに滅んでいる。時間がない。

 

いつの間にか顔に垂れたそれを乱雑に拭った。

 

 





最初にお礼を言ったホームズはマスター達に気づかれないように自然に眠らされてます。(あれだけ傷を負ったのだから、寝るよねって感じ)ダヴィンチちゃんはボーダーを修復しています。
バレンタイン、書きたいパターンが複数…!
片方書くともう片方に矛盾ががが

黒王の霊衣解放ようやく来ましたね。
新宿組はジャンヌオルタだけいません。

アニメのラフムが怖い恐い。
オープニングもエンディングもかっこいいから何回も見ちゃいますね。

























薄く、吐いた息が白いモヤとなり視界を覆う。
新年の夜は酷く冷える。

なんとなく、コートのポケットに両手を入れる。
ポケットにはせいぜい鍵と、財布と、スマホくらいしか入っていない。多少は暖かいだろう。

のに、
硬い、冷えた何かが指先に当たった。
眼前に持ち上げたそれに息を飲んだ。


それに、見覚えなんてある筈もなかった。
それは冬の冷気で冷えた[認識の/書き換えを/実行/しました](プログラム起動→済)


それに、見覚えしかなかった。
それは冬の冷気で冷えた、弾丸。

過去に自分が使っていた拳銃の弾丸だった。
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