もしもアニメのアズールレーンに指揮官が出てきたら〜2nd season 海上の誓い〜 作:白だし茶漬け
3週間ぐらい?待たせすぎて申し訳ないです
ようやくこの日がやって来た。
全ての陣営がある1つの島に集結し、競い合う大演習。その名も連合演習が始まろうとしていた。
各陣営は2つのチームを作り、定められたルールの元に競い合う特別な演習であり、陣営同士の交流を大目的として設けられた演習だ。
全ての陣営が一同に集められる物だからこれには人類も注目を集め、演習が行われるこの名も無き島には世界中のメディアが大量に集まっていた。その数は数百人はくだらず、演習の開始をまだかまだかとカメラやマイクを握り、その時を待っていた。
そんな数多くの人の前で俺が開始の宣言をするのだから相当緊張する。緊張で息ができないし吐きそうだし心臓がバクバクしてて口から飛び出しそうだった。
「めっちゃ人が居る……うわぁ、緊張するなぁ……」
「まぁ世界中巻き込んだでっかい祭り見たいなもんだからなぁ! まぁ、頑張れや」
他人事見たいにジンさんが笑って俺の背中を叩き、俺の緊張は更に高まった。
「ゆゆゆゆ優海君。きき、緊張する時は薬指を握ると良いらしいですよよよ?」
「なんでネージュが緊張してるのよ……」
「ふぁぁ……まぁ失敗しても編集でカットするでしょ。噛んでも大丈夫だよー」
声が震えまくっているネージュさんをリアさんが落ち着かせ、相変わらず眠そうにしているリフォルさんが欠伸をして俺にある事を言った。
「あぁでも、本名は言っちゃダメだよ〜? 公式では、優海はマーレ・テネリタスなんだから」
「……はい。それは分かってます」
そう。俺の本名や事情を知っているのはKAN-SEN達を除けば極わずか。ジンさん達と上層部の極わずかだけだ。
だから、世界にとっては俺はまだマーレ・テネリタスなんだ。皆が俺の事を本当の名前である天城優海って言ってくれてるから、忘れていたけど。
「ご主人様、そろそろお時間でございます」
ベルファストが式典用の制服を手に持ち、着てくださいと言わんばかりに服を広げ、俺が腕を通すのを待っていた。
自分で着ると言っても、多分こっちの方が早いと言われる未来が見え、俺はいつも通りの上着を脱いでは式典用の制服に袖を通し、ベルファストがよれを直すように服の裾を持っては下にピンと伸ばした。
「お、ピッタリだ。ありがとう、ベルファスト」
「お褒めに預かり光栄です。では、行ってらっしゃいませご主人様」
「頑張れよ」
「はい。行ってきます」
皆に見送られながら時間が過ぎ、ついに俺は壇上に足を運ぶ。壇上の裏から出ていった瞬間、この会場にいる全ての人間が一斉にカメラのフラッシュを焚きながら写真を撮り、眩しく思いつつも威厳を保つように背筋を伸ばし、堂々と歩いた。
(やっぱり眩しい……)
結構な量の光がずっとじゃなくて何回も点滅してるから目がおかしくなりそうだ。それでも我慢して壇上まで歩き、俺が所定の位置に立つと同時にカメラのフラッシュは収まり、誰もが俺の言葉を待っていた。
言葉がつまらないように少し咳き込み、多数のマイクに向かって声を上げた。
「私は、アズールレーンの指揮官。マーレ・テネリタスです。遠路はるばる来ていただいた事を、まずは感謝させてください」
言葉遣いも綺麗に直し、前持って読んでおいた台本通りの事を何とか喋れた。最初の難関を超えたおかげか緊張も解れ、どんどん喋っていく。
「そしてこの連合演習の為に、【ユニオン】【ロイヤル】【鉄血】【重桜】の4大陣営だけではなく、全ての陣営の協力があり、この世界を巻き込む演習が出来たことも感謝します」
深々と頭を下げて感謝の意を送り、次は連合演習を開催した意味を紡ぐ。
「以前はアズールレーンとレッドアクシズという、陣営と陣営のぶつかり合いこそありましたが、セイレーンが開発したオロチの出現により、この2つはぶつかり合いながらも協力してこれを撃破し、更なる絆を深めました。……が、それは先に話した4大陣営のみの話。そこで、私達は更なる親睦を深め、セイレーンに対抗しようとすべく、この連合演習を開催するべきだと考えました」
裏方の饅頭達が後ろの赤い幕を上げると、そこには全ての陣営の代表者が勢揃いしていた。
全ての陣営の代表者のKAN-SENが一同に世間に写るのは過去に例が無く、会場にいる人間は一斉に声をあげ、カメラを持ってこの場面を写真に撮った。
「凄い……! 鉄血のビスマルクや、北方連合のソユーズ
もいる! これはスクープだ!」
「しかもあれは重桜の長門……? 人に姿を見せぬとは聞くが、まさかここで間見えるとは……」
昂りが抑えきれない人達のざわめきは収まる事が知らなかった。俺は1度全員に会ってるから分からなかったが、まさかここまでの反応とは思っていなかった。
ざわめきは消える事も無く、このまま話しても内容が聞いてくれないだろう。困った俺に助け舟を出すように、ロイヤル代表者であるエリザベスが杖の先を地面に叩き、注意をこちらに向けた。
「静粛なさい! 今はげぼ……コホン。指揮官が話してる途中なのよ。お喋りはこの開会式が終わってからにしなさい!」
エリザベスの言葉一つで人間は落ち着きを取り戻し、俺の話を聞く体勢に戻った。流石エリザベス……王女としてのカリスマ性は、この中の誰よりも持ち合わせているなぁ。
「ありがとうエリザベス」
「ふん。さっさとしなさいよ!」
「あぁそうだった。……引いては、陣営同士の結束、そして、人類の皆様に我々アズールレーンの力をお届けしたいと思っています。この開会式や、後に続く演習の様子は、全世界に中継されています」
「「おぉ……」」
「人類の皆様には、今一度、新しい道を歩んだKAN-SEN達をご覧いただき、今後とも私たちを信じて下さい。私たちアズールレーンがセイレーンを倒し、今再び蒼き穏やかな海を取り戻すと」
言いたいことは言えた。後は……開始の宣言だけだった。
「今ここに、連合演習の開始を……宣言しますっ!」
開始の宣言と同時にまたカメラのフラッシが眩く光り、肩の荷が降りそうな感じだがまだ終わらない。
帰るまでが遠足と言うように、ここからステージ裏まで戻るまでが俺にとっての開会式だ。緩み切る気持ちを頑張って縄で縛っていると、エンタープライズがこっちを一瞬見て小声で話してくれた。
「後は任せてくれ」
「うん。ありがとう」
エンタープライズの感謝した後に最後に一礼し、早歩きをせずに一定のペースでステージ裏にまで辿り着いた。
辿り着いた数秒後、無意識に止めていた息を思い切り吐き、その場で崩れ落ちそうな程全身の力と肩の荷が下り、心臓がドクドクと止まらず冷や汗もかいた。
「お……終わったぁぁぁ〜」
「お疲れ! よく頑張ったんじゃねぇか?」
バシバシと背中を叩いて労ってくれるジンさんは大きく笑い、ステージ裏から会場まで届きそうな程だった。それをリアさんが止め、何とか声が漏れるということを防がれた。
「場所を弁えなさい。私と貴方にはまだ仕事があるんだから」
「おっと、そうだったな」
「……何か、手伝いましょうか? 実は俺、もうこれでやる事無くなってて」
「良いんだよ。気にすんな。お前、連合演習始まる前は滅茶苦茶働いたんだろ? たまには休めよ」
「そうですよ優海君。それに優海君は戦ったり指揮もしていたのですから、体を休めるべきです」
「もしも仕事したかったら私の実験台になって貰うよー?」
「え、遠慮します!」
リフォルさんの実験台という命がいくつあっても足りないような立場にはなりたく無い思いが体に現れ、リフォルさんから二、三歩ぐらい離れてしまった。
「ともかく、この島では執務もクソも無いだろ。お前はゆっくり休め。な?」
「……じゃあ、お言葉に甘えて。後は頼みます」
「おう、任せとけ」
ドンと胸を叩いたジンさんは早速仕事に取り掛かり、皆さんも各自の持ち場に戻った。
「ではご主人様。私は参加メンバーの1人なのでこの場で失礼致します」
そういえば、ベルファストはロイヤル代表メンバーの1人だった。だが当然と言えば当然だろう。戦闘も完璧なベルファストが、呼ばれない理由なんて無いのだから。
「そっか、頑張ってね」
「はい。必ずやご主人様に恥をかかせぬよう、尽力致します」
ベルファストは優雅に一礼し、代表メンバーの所へと行ってしまった。
「さて、俺はどうしようかな……」
とりあえず辺りをブラブラと探索し、歩き回った。
マーレさんと初めて戦い、オロチの攻撃によって崩壊した島を丸ごと改装したおかげか、かなり充実した設備が憤っていた。
今は連合演習という、お祭り状態見たいな事も相まってか、屋台や御楽店が勢揃いしており、ここに来ていたKAN-SEN達や人間も楽しんでいた。
「あ! 指揮官〜!」
店を眺めていると遠くからジャベリン、Z23、ラフィー、綾波、ユニコーンの5人がそれぞれ片手で食べられるものを持って俺に駆け寄ってきた。
確か5人ともそれぞれの陣営の代表メンバーであり、しかも全員改造を施した筈だ。いつもと衣装と雰囲気が違い、何となく大人びた様な気がする。
「指揮官、私とユニコーンちゃん、同じチームなんですよ〜!」
「お、そうなんだ。頑張ってね」
「はい! ジャベリンは全力で頑張ります!」
「ユニコーンも、頑張る……!」
「指揮官、綾波達の事も忘れちゃ嫌です」
「ラフィー……指揮官に応援して欲しいとは、思ってない……かも」
「流石にロイヤルだけというのは不平等では? 指揮官」
綾波、ラフィー、Z23から不公平だと膨れっ面を見せながら迫ってきた。
「あはは……皆の事も応援してるから」
「あらあら〜? じゃあ私達の事は応援してくれないのかしら?」
後ろから聞き慣れた声がする。しかも4人ぐらいの足音が近づく時、後ろに振り返ると、やはり赤城姉さん、加賀姉さん、土佐姉さん、そして天城母さんがいた。
「姉さん、勿論姉さん達も応援してるよ」
「ふん。随分と節操無しだな」
少し不機嫌そうな加賀姉さんが耳を絞りながら少し睨みを効かせていた。
「姉さん達だけ応援する訳には行かないし……」
「だったら、お前の目に止まるような活躍をすれば良い」
「そして私が土佐を倒す姿を見せれば……うふふ、優海は私の事を……うふふふ」
「そう易々と倒せると思うな。空母風情が」
「あらあら? 攻めることしか脳の無い牛が何か言ってますわ」
早速赤城姉さんと土佐姉さんの間に火花が散らし、下手すればここで戦いを始める所を、天城母さんが2人にゲンコツを入れて止めてくれた。
……だがその代償に、赤城姉さんと土佐姉さんの頭に大きなたんこぶが出来、そのまま白目を向いて気絶してしまった。
「全く……こんな時に喧嘩なんて。優海はこんなに良い子になったのに、何故こうも性格が違ったのでしょうか……」
「天城……怖いです。味方で本当に良かったのです」
「あぁごめんなさい。ですが、赤城達は重桜の代表として選ばれたのです。それなりの節度と態度をして欲しいものです」
「そうか、そういえば母さんと綾波って同じチーム何だっけ」
重桜のメンバーは決まっており、まず天城母さんが旗艦のチームには、後衛に土佐姉さん、信濃。前衛に綾波と江風さんと、雪風が入ってる。
因みにもう1つは後衛に赤城姉さんと加賀姉さん、最後に旗艦の長門に、前衛が愛宕さん、高雄さん、夕立の6人だ。
今気づいたんだけど赤城姉さんと愛宕さんが一緒って大丈夫かな。いや多分敵同士だったらもっとヤバかった様な気がするけど、味方同士でも衝突が絶えないと思うと……気が気でならなかった。
この連合演習に置いてはいくつかルールがあり、編成もかなり制限されている。
まず1つの部隊は6人であり、それ以外は認められない。
次に前衛3人、つまりは駆逐、軽巡、重巡、超巡から3人選び、主力に3人、戦艦、空母、潜水から3人を選ぶ事になる。これを2部隊作る。
前衛を駆逐だけにしてもいいし、主力を空母だけにしてもいい。
この編成については俺は一切の口出しをしてないし、俺が知っているの編成は重桜だけだから、他の陣営がどうなったのか楽しみだ。
それともう1つ、このルールにおいて2部隊作れない陣営がいる。
それが東煌だ。東煌は主力に使えるKAN-SENが2人しか居ないため、特例として前衛の編成を4人までに設定してある。
一応リーグ戦の様に、総当りをするから別にチーム数が奇数だろうと関係なかった。
連合演習のルールはここまでとして……何やら加賀姉さんの様子がおかしい。何だか忙しない様子だった。
「姉さん、どうしたの?」
「いや……実は、新しく重桜に来たKAN-SENが2人こっちに来る予定なんだが、予定の時間を過ぎても来ないんだ。……何かあったらと思ったら落ち着かなくてな」
「じゃあ、俺が探してこようか? 仕事が無くて暇だし」
「すまない、私達は代表メンバー故にあまり動けなくてな。よろしく頼む」
「うん。名前はなんて言うの?」
「駆逐艦の『島風』に、戦艦の『駿河』だ。よろしく頼む」
「わかった。じゃあ皆、演習頑張ってね」
皆に一言言い、俺は島風と駿河を探し回った。
しかし見つからない。
探せど見つからない。
そういえば致命的な事を思い出した。
「2人の顔知らない……!」
幸い重桜のKAN-SENだから獣の耳を生えた人を探せばいいと思うが、瑞鶴や翔鶴の様に耳がないKAN-SENもいる。
2人もそんなタイプだと思うと結局は分からず、途方に暮れていたその時、近くで会話している人達の話が聞こえた。
「おい、聞いたか? この近くにセイレーンらしき物が出たらしいぞ……」
「だが心配無いだろう。ここの警備は勿論、多くのKAN-SEN達も居るんだ。セイレーンなど脅威では無いさ」
おそらく招待された人達だろうスーツ姿の男達の会話を聞き、もしかしたら2人はセイレーンに襲われているのではと考えた。
飛躍しすぎだと思われるが、万が一にという事もある。
「すみません! それはどの辺で聞きましたか!?」
「うおっ!? き、君は指揮官かね? 聞いた話によると、あちらの方角で出たとか……」
男の人は北の方向に指を指した。
「ありがとうございます。直ぐこちらで対処します」
人目を避けて海に飛び降り、落下途中で艤装を展開して海の上へと着地し、急いでセイレーンの反応があったとされる北の海域へと向かう。
そして数分後、戦闘の轟音が聞こえだし、榴弾が水面へと当たった水飛沫が見え始めてきた。
「あそこか!」
艤装の出力を上げて戦闘海域へと突入し、何も無い所から武器を呼び出し、その武器をスナイパーライフルへと姿を変形させ、スコープ越しで戦闘を確認する。
スコープには白髪のKAN-SENと茶髪のKAN-SENが、セイレーンらしき者と戦っていた。
あれが島風と駿河だろうか? そしてセイレーンらしき影だが、見た事ないタイプだった。
セイレーン……なのかあれは? 馬のような作り物の上には、人の形をしたロボの様な物が巨大な槍を2つ持っており、凄まじい勢いで2人に投げつけていた。
「うおっと! あんなものぶつけられては、流石に体が持ちませんね!」
「アンタ、そんな事言ってる場合じゃないでしょ! どうするのよこれ!」
槍を投げたセイレーン? は更に片方の槍を投げつけ、2人はそれを避けた。
これで相手は何も手出しはできないと思われたが、投げつけられた槍がまるで磁石の様にセイレーンの手に戻り、セイレーンは馬を走らせて、2人に向かって突撃した。
ただ闇具に突撃してるだけではなく、馬の側面から数々の砲塔がむき出しになり、マシンガンの様に無数の弾が2人に襲う。
「3時の方向に向かって飛び込め!!」
弾が当たる前に俺は2人に向かって叫び、2人は俺を見て反射的に言う通りにこっちに飛び込み、それと同時にセイレーンに向かってビームの槍を打ち出した。
2人は銃弾の嵐を避け、セイレーンもこちらの攻撃に気づいて槍をクロスさせて体を守り、防御した。
「防いだ……!?」
スナイパーライフルだからかなりの弾速で絶対に避けられないと思ったが、完璧に防がれてしまい、セイレーンは反撃でいきなりこっちに槍を投げつけた。
超高速で突撃してくる槍を交わした瞬間、投げられた槍が海に反射するかのようにまたこっちに向かってきた。
後ろから迫る槍を今度はギリギリの所で避け、凄まじいスピードで戻ってきた槍をセイレーンは難なくつかみ、セイレーンは動かず、俺との睨み合いが続いた。
近場で見ると一回り大きいセイレーンは、これまで出会ってきたセイレーンとは異彩な雰囲気を放ち、本当にセイレーンなのかと本気で疑ってしまう。
そのセイレーンとの睨み合いが続く中、戦う気が失せたのかセイレーンは静かに槍を肩にかけ、そのまま俺に背後を見せた後直ぐに霧をうまれさせ、消える霧と共にこの場を消えてしまった。
「……何だったんだ? あれ」
意志の様な物は感じられず、間違いなくあれは機械……作られた物だと言う事は確定だが、セイレーンというにはあまりにも機械的すぎた。
そもそもセイレーンにも艤装と言うものがあるが、あれにはそれらしきものが無かった。
気にはなるが、今は島風と駿河の安全の確保が最優先だ。もう限界ギリギリだった2人に駆け寄り、声をかけた。
「大丈夫? 2人とも」
「は、はい。駿河殿は大丈夫ですか?」
「何とか……ね」
どうやら2人とも無事らしい。艤装の損傷はあれど、歩けない事はなく、このまま連合演習を行う島までは戻れそうだ。
「……って、ほわっ!? 貴方もしかして、指揮官殿でございますかー!?」
島風がうさ耳をピンと立てて飛び出す程驚き、そのまま飛び込む勢いで俺の前に目をしいたけのように輝かせた。
「その顔にその艤装! 話には聞いてましたが、まさかこんなにも早く出会えるとは思いませんでした!」
島風はいきなり俺の手を持っては激しく上下に激しく振った。
「本当に……まさかこんな所で会うなんて……こ、光栄です」
対する駿河はガチガチに緊張していた。
まぁ、いきなり指揮官がこんなところに来たから、驚きや緊張でガチガチにもなる。
「所で、2人とも何でこんなところに居たんだ? もうとっくに連合演習は始まってるよ?」
「たはは……実は島風、寝坊してしまいまして……」
「起こそうとしても起きなくて、私も遅刻してしまって……本当にすみません!」
駿河は島風の頭を抑えて一緒に頭を下げたが、そもそも怒ってもいないから謝られても困ってしまう。
「いやいや大丈夫だよ。俺もたまーに寝坊したりするし……」
ベルファストやシェフィールドに叩き起されたりするのはいい思い出だ。
「さて、ここに居るとまた襲われるかもしれない。早く島に行こう。案内するよ」
俺は島風と駿河を島まで案内した。
……だが、あの騎士の様な格好をした機械は何なんだ?
セイレーンとは似て非なる存在にも見えるし、全く違う性質にも思えた。
またアレがいつ出てくるかも分からないし、場所も場所で島と距離も近い。
(休む暇は無いかも……)
心に重りを乗せられながら、連合演習が始まったファンファーレが耳に入り、ついに連合演習が開始された。
どのテネリタスが好き?
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ロリママ創造者の2代目 ラハム
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人類最強の天然3代目 アトラト
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食いしん坊な絶対守護者4代目 シーア
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武士道と極める騎士5代目 ロドン
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風のように自由なガンマン6代目 セイド
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完璧で究極のアイドル7代目 マリン
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おっとり包容力で全知全能の8代目 ミーア
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元人間のセイレーン 10代目マーレ