もしもアニメのアズールレーンに指揮官が出てきたら〜2nd season 海上の誓い〜   作:白だし茶漬け

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どうも白だし茶漬けです。
ちょっと遅れてしまいましたね...申し訳ない。
さて、アンケートですが次の話で締め切らせて貰います。
果たしてガン見されるのかチラ見されるのかどっちになるのか!?

「あ、見られるの確定なのね...」By指揮官

貴方秘密隠しすぎだからね仕方ないね。



重桜と嵐と弟と

第12話【重桜と嵐と弟と】

 

長い階段を登り続けたから足が痛い。もう疲れた。

 

_おい。そんな所に座るな。もうすぐで着くから早く来い。

 

うん...でも疲れた...

 

_男がそんなこと言うな。はぁ...ならあそこまで歩けたら後でおんぶしてやる。

 

加賀お姉ちゃんが指を指した場所は階段が無く広い場所だった。でもちょっと遠い...でも、頑張って見る。

 

_なんだ、まだ歩けるじゃないか。なら早く行くぞ。

 

やっとの思いで指を指した場所に着いた。これで、おんぶしてもらえる...

 

_ほら、着いたぞ。

 

へ?すると、目の前には大きな桜の木があった。

あれ?おんぶは?

 

_何を言ってる。着いたのだからもういいだろう。ここまでよく頑張ったな。ほら、中に入るぞ。

 

加賀お姉ちゃんに見失わないようについて行き、中に入ると静かだった。それに不思議な場所だった。それに、誰かが見てるような...?

 

_長門様、かの者を連れてまいりました。

 

_うむ、ご苦労。

 

そこには、僕と同じぐらいの背の女の子と白くて長い髪をした刀を持った女の人がいた。

 

_お主が天城が言ってたやつか?余は長門だ。そなたの名はなんと申す。

 

え、えーと...あの...

 

なんとも言えない空気で緊張してしまい、上手く言葉が出ない。

 

_む?緊張しているのか。なら無理強いはいかんな。

 

_申し訳ございません...

 

_そなたが謝ることは無い。ふむ...セイレーンの襲撃から生き延びたと聞いたが...

 

_はい。この近くの島で襲撃されたと聞き、私達が彼を保護しました。

 

_余が言うのもなんだが、こんなまだ小さな子が家族と故郷を失うとはな...なんとも痛ましいものだ。

 

長門様が僕を見ていた。

 

もしかして?これ欲しいの?

 

僕は三笠お姉ちゃんに貰った金平糖が入った袋を長門様にあげた。

 

_お、おい!何をやっているんだ!

 

_何をしている。お前...長門様に何をするつもりだ。

 

そばに居た女の人が刀を抜こうとしている。

 

だ、だって僕の方見てたからこれ欲しいのかなって...

 

_そんなことないだろう!?早く下がれ!

 

_くくっ...ははは!いや良い。折角だ一つ貰っておこう。

 

_長門様が仰るのなら...

 

長門様は袋から一つ金平糖を取って食べた。

 

_ふふ、お主は面白いやつだ。思わず大笑いしてしまった。

こやつならもしかしたら本当に『指揮官』になるだろう...

 

_『指揮官』ですか...こいつがですか...?

 

_うむ、天城も言ったのだ。こやつならもしかしたら本当に...

今日の所はもう戻るが良い。

 

_はっ、失礼致します。ほら、早く戻るぞ。

 

うん、じゃあこれ、全部あげます。えーと、またね。長門様。

 

_こら!無礼だそ!全く...ほら、行くぞ。

 

 

 

 

_随分と面白いやつだ。

 

_はい、長門様があんな風に笑うなど久しぶりではありませんか?

 

_...そうだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

_全く...まだ挨拶がなってないな。

 

ごめんなさい...

 

_だが、歩き続けて疲れただろう。ほら。

 

?加賀お姉ちゃんが僕に背を向けてしゃがんだ。

 

_何やっている。私が指した場所まで歩いたらおんぶしてやると言っただろう。早くしろ。

 

!!僕は嬉しくて加賀お姉ちゃんの背中に抱きついた。尻尾のもふもふした感触が背中に伝わってきて、暖かかった。今日は歩いたらなんだが...眠くなっちゃった...

 

_寝てしまったか...全くお前は本当に手がかかるやつだ。

 

そんなことを言っていたけど加賀お姉ちゃんの雰囲気は怒ってなくて、むしろ優しかった。僕は安心して目を閉じてた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意識が覚醒する。なんか、懐かしい夢見たな...あれ?どうなったんだっけ...確か、重桜の忍者KAN-SEN達にやられてそれで...

思い出そうとすると、首筋が痛む。痛みのせいか、意識と感覚がはっきりしてきた。何故か首元に柔らかい感触があった。目を開けるとそこには...

 

「あら、目が覚めたのね?おはよう。気分はどうかしら?」

 

長く黒い髪に、狐の耳と尻尾がある随分懐かしい人であり、今は会いたくなかった人の姿があった。

 

「赤城...さん...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の基地は随分と空気が重かった。理由は勿論、指揮官が拉致されたのが原因だろう。

 

「まさか指揮官が拉致されるとはな...」

 

「私が不甲斐ないばかりに...すまない。」

 

自分の無力さ故の顔をするウェールズ。しかし、あの状況なら仕方ないと誰もが思う。すると、ベルファストがある一つの考えを口にした。

 

「いえ、今回は敵が一枚上手だったということでしょう。手際の良さから随分と前から計画されていた可能性があります。」

 

「計画だと?」

 

計画というが...指揮官はまだこの基地に就任したばかりだ。それに、目的すら分からない。頭の中に疑問が次々と浮かぶ中でベルファストは続けた。

 

「恐らく...ホーネット様達を襲ったあの部隊の目的は...ご主人様を連れ去る者たちをここに侵入しやすくさせる為でしょう。」

 

「だが、何故ホーネットの部隊なんだ。」

 

そう、ホーネットの部隊は近海の偵察だ。襲う側のメリットなどほとんどない。

 

「恐らく...ホーネット様がいたからでしょう。」

 

「え?私がいたから?」

 

その場にいたホーネットが驚く。無理もない、自分がいたから襲われたと聞けばそうなる。

 

「エンタープライズ様の妹であるホーネット様を襲えば...エンタープライズ様が来ると考えたのでしょう...結果このような結果となったのです。」

 

私をおびき寄せる為にホーネットを襲ったのか...まんまと罠に嵌められたな...

 

「ご、ごめん...私のせいで指揮官が...」

 

「いや、私がまんまと敵の策略に嵌ったせいだ...」

 

沈黙が続く。いつもなら指揮官がこの雰囲気を変えてくれるのだが...

沈黙し続けると目の前にパンダ...だったか、その顔した丸い物が目の前に表れた。

 

「お腹空くと元気出ないよ。これ、肉まん。沢山あるから皆で食べよう。お代は良いって寧海姉ちゃんが言ってたし。」

 

部屋に救助した。東煌の二人が来た。あぁ...そういえば...何があったのかを聞くために呼んだのだったな。

 

「遠慮しないで、お礼みたいなものだから。」

 

二人は手渡しで肉まんを渡した。その場にあった沈黙が消え、味について聞こえるようになった。

 

「話は終わったかな?なら、私達におきた出来事話すよ?」

 

「ふむ、確かに話題を変えたほうが良いだろう。聞かせてくれ貴方たちに何が起こったのか。」

 

二人はあの嵐の日のことについて話した。

 

 

 

 

 

 

「...なるほど。偵察している時にセイレーンに襲われたのか...」

 

「そして、セイレーンの上位個体が居たと...しかも二人。」

 

「その一人...左側にしか装備がない変なやつは本当に変だったの。」

 

「変なやつに変だったのって言われるとねぇ...どうだったのそいつ?」

 

「そいつね、私達を一度助けたの。」

 

言葉を疑った。私達を襲ったやつが彼女たちを助けた...?

 

「私達がセイレーンに囲まれた時ね、あいつがやって来て...周りのセイレーンを倒してたの。ちょっと倒したらどっかに行っちゃったけど...」

 

まるで行動が謎だ...襲ったと思ったらその前には助けただと...

 

「助けた後に襲うとは...何がしたいのかね〜そいつは。」

 

「もしかしたら...性能実験かも知れないな...」

 

ウェールズが言葉発した。実験...成程...それなら納得いくな。

 

「貴方たちはその実験の場所へ侵入してしまい...そいつの性能実験に巻き込まれたのが今の段階で考えられるところだな。何故貴方達を助けたのかは謎だが...」

 

「それが近いかもね。でさあいつあいつって言うと混んがるしさ、何か呼称付けない?」

 

「じゃあ、ミギナシで」

 

「平海...それはちょっと...」

 

「じゃあ、ヒダリダケ?」

 

「キノコの類みたい...」

 

「じゃあさ、嵐で会ったから『テンペスト』ってのはどう?かっこいいんじゃない?」

 

『テンペスト』、天変地異の嵐か...確かにあいつがまだ未完成であの力なら完成してしまったら手が付けられない...

 

「なら、今後左だけの艤装の奴を『テンペスト』と呼称する。しかし、問題は対策だが...エンタープライズ、何かないか?」

 

「正直言って...無いな。万全な状態の私でも太刀打ち出来るかどうか...出会ったら撤退するしかない...」

 

現時点で奴に対抗出来る術は無い。右側には何も無いので右側を集中に狙えば多少はマシになると思うが...奴の機動力は尋常ではない。それすらも叶わないのかも知れない。

 

「なら、全員に通達だ。テンペストと出会ったら、最優先で撤退させる。話を戻すが、指揮官はどうする。重桜の本拠地...横須賀鎮守府にいることは確かだが...」

 

そう、話を戻すが、指揮官をどう取り戻すか問題だ。そう簡単に指揮官を返す奴らだでは無い。何しろ拉致したんだからな。

 

「それでしたらご心配なく。もう既に手は打っています。というより、些か予定が増えただけですが。」

 

「手を打ってるだと...?」

 

「クローク&ダガー。外套と短剣でございます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_現時刻 重桜 横須賀鎮守府

 

「さぁ、着いたわよ。懐かしいでしょう?」

 

「まぁ..そうだな...」

 

ここに戻って来るとは...もう十年前ぐらい離れていた。もっとも、戻って来る気は無かった。そう考えると不意に右側に圧迫感が生まれた。

 

「やっと...やっと貴方と一緒に戻って来た...もう絶対離さないから。」

 

離さない。その言葉通りに俺の腕から離れない。力強く、骨が軋みそうな程強く。その目は獲物を逃さない獣の目そのものだった。

 

「痛い痛い。痛いよ、赤城さん。」

 

「あら、もう赤城お姉ちゃんとは呼んでくれないのかしら。」

 

「...もう昔の話だ。それに今の俺は指揮官だ。」

 

「それでも貴方は私や加賀の弟よ。それが人とKAN-SENの間でも関係なく。それに...背丈伸びたわね...追い越されちゃったわね。」

 

さっきまでの目が嘘みたいに今は優しい目をしていた。家族の成長を誇らしく、愛おしく見てるような目だった。

 

「ほら、加賀も一緒に歩きましょう?」

 

「いえ...私は...それに...皆が見てます。」

 

しかし、うずうずと何かを我慢してるように耳が少し動いている。

それに、確かに見てるすっごい見られてる。

 

「だったり見せつければ良いじゃない。誰も私たちの間には入れないって。」

 

「と、とにかく。早く長門の所に行くぞ!お前の処遇について話すためにな。」

 

加賀さんは空いている俺の手を強く繋いだ。この感覚は...そういえば昔は加賀さんと一緒に手を繋いで一緒に歩いたっけ...

 

道柄歩くと、重桜にしては妙な人が二人いた。何故かこちらを見ていたが...?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「長門様、アズールレーンの指揮官を連れてまいりました。」

 

「...よく来たな。やはりお主か...久しぶりだな。」

 

「...お久しぶりです。長門様。こんな形でお会いすることになるとは...」

 

「そうだな...それにしても懐かしいな。ちょっとこっちに来てくれ。」

 

長門様が俺に手招きをし、長門様に近づく。すると俺に小さな包みを差し出した。...あ、これって。

 

「そなたが昔我にしたことのお返しだ。開けてみろ。」

 

中には金平糖が入っていた。昔を思い出して少し、笑みがこぼれた。

でも今の俺には.....

 

「有難くちょうだいします。」

 

「長門様...そろそろ話を進ませて貰っても...」

 

「おお、すまないな。して、話とはなんだ。」

 

「まずは...こちらを。」

 

すると、赤城さんは黒い四角の立方体をだした。あれって...

『メンタルキューブ』か?しかし、俺の知っているキューブは薄い蒼い色をしていたような...?

 

「ふむ、それでセイレーンを使役出来るのか。」

 

成程な...俺が最初に指揮したあの戦場で何故セイレーンの艦と一緒にいた疑問がはれた。しかし、そんなものどうやって手に入れたんだ...?

 

「はい、しかしこれは副産物に過ぎません。これもメンタルキューブ。いわば、私たちKAN-SENを生み出す素材です。」

 

「『オロチ計画』か...」

 

「はい、私たちの重桜の希望です。」

 

「しかし、そのために我らから仕掛けることになろうとは...」

 

『オロチ計画』...?重桜の希望とか言っているが何かしているのは確定した。

 

「あの...その『オロチ計画』というのは...」

 

「敵であるお前に教える訳にはいかん。それに、今はお前は捕虜の身だ。身をわきまえろ。」

 

この人は...確か江風(かわかぜ)さんだったか...相変わらず怖い人だ。

でも...引く訳にはいかない。

 

「でも、なんだって同じKAN-SEN同士で戦わないといけないんですか!」

 

「聞いて。人類はセイレーンと大戦を繰り返してきたけど今の人類は辛うじて生き延びてるに過ぎないの。だからアズールレーンのやり方じゃ間に合わないの。全ては重桜の明日のために...」

 

赤城さんがなだめるように俺を説得する。

 

「それに、貴方はもう私達の敵じゃ無くて、私たちの味方に...このレッドアクシズの指揮官になるのよ。」

 

 

...は?俺が...レッドアクシズの指揮官に...?何言ってるんだ赤城さんは...?

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっきの人が指揮官かな?シェフィールド。」

 

「そのようですね。偵察だけのはずが、救出も入るとは...他人を困らせる害虫のようですね...」

 

「あ、相変わらずね...シェフィールド...」

 

「事実を言ったままです。それに、救出の為の脱出ルートも確保しなければ行けません...急ぎますよ。」

 

指揮官が知らないところで二人のメイドが救出のために動いていた...

 

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