もしもアニメのアズールレーンに指揮官が出てきたら〜2nd season 海上の誓い〜 作:白だし茶漬け
「っ……! っぁ!!」
得体の知れない衝撃で意識が覚醒する。酸素を求めて激しく呼吸を繰り返し、貫かれた筈の胸元を見ると、どこにも傷つかれてはいなかった。
深層世界はいわば夢。あの世界で傷ついても現実の体には傷は無いと分かっていても、リアル過ぎる体験にまるで本当に貫かれたかと思った。
「はっ……優海や赤城達は!?」
私は隣にいるはずの赤城達は直ぐに目を覚ますと、私と同じように勢いよく体を起き上がらせ、自分の体を見てどこにも異常が無いと安堵していた。
「あっ……赤城姉さま。お怪我は!?」
「私は大丈夫です。それよりも他の皆は……」
「……油断したな」
「私の手は……あるな。優海のやつ、私の四肢を斬りおって」
「……天城様、ご主人様は」
ベルファストさんの言葉で私は隣で横たわっている優海の虚無な後ろ姿を見た。
優海は何も変わらず、ただそこに居るだけの存在のままとなり、作戦は失敗したと誰かが言わずとも理解し、重苦しい空気で意気消沈した。
空気を変えようと口を出そうとするも、とてもそんな雰囲気では無い。
無言の空気が続いた中、居間の襖が開いた。
「あら、起きてたのね。……ふんふん、優海が目覚めないのを見るに失敗したのね」
オロチさんはいつもの笑みを浮かべ、本人がその気じゃなくても、まるで小馬鹿にしているようで良い気分はならない。
そんなオロチさんに加賀は舌打ちをし、がんを飛ばした。
「何だか分かっていたかのような口ぶりだなオロチ」
加賀の言う通り、オロチさんはまるで最初からこうなることを予見していた様な言い方に引っ掛かりを感じた。
加賀には無駄な努力と言われたと感じたのか、苛立って尻尾を逆立てた。
「まぁ分かっていたからね」
「それ程私達が弱いと言うのか!」
加賀はオロチさんの襟首を掴み、獣のような唸り声を上げて今にでも自分の歯で喉元を噛みちぎる勢いだった。止めなさいと言おうという体力も無く、私は事の結末を見届けるしかできなかった。
自分の命が無くなろうと思っていないのか、オロチさんは顎を上げて加賀を見下ろすようにしつつも、真剣な表情へと変わらせた。
「いいえ。人間はトライアンドエラーの繰り返しで成り立っている。たった1回の行動で成功出来る訳無いでしょう」
「本心は?」
「本心よ。なーんで信じてくれないの! もう、怒るわよ。ぷんぷん」
「性格の問題だ。その言い方だと何度でもあの世界に行けるらしいな。ならもう一度……」
突然加賀は立ちくらみでオロチから手を離し、膝をついて倒れてしまった。
加賀の転倒に赤城と土佐が駆け寄りますが、疲労で同じように倒れ、私も意識が朦朧としていく。
「とにかくアンタ達休みなさい。あぁでもその前に優海の深層世界に何があったのか教えて」
「確か……優海の記憶の泡を見て……コネクターが居て、優海の影にやられて……」
意識が朦朧としているせいか呂律が回らず、詳細も思うように話せない。
目の前もだんだん暗くなっていき、意識が遠のいていく……聞こえる音もこだまのように反響していき、眠気が私を襲いかかる。
「ふぅん……分かった。後は何とかするから今はゆっくり休みなさい」
「えぇ……おやすみなさい」
___
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えーん……えーんと誰かが泣いている。
子供のように大きな事もあれば誰かに気づかれないように小さく泣いていた。
悲しくて、辛くて、痛い感情が溢れる泣き声は暗くて寂しいこの世界を包み込む。
僕はただ、その泣き声を聞くことしかできない。
僕はその涙の粒を見ることしか出来ない。
嘆く事も、悲しむ事も出来ない。
ただ見るだけ。何者で無い僕が出来ることは泣いているこの子をただ見ている事しか出来ない。
だけどいつか、いつかこの子がこの世界の真っ暗で冷たい世界を壊せる日を待つだけ。
それまで、それまでは……朽ちる訳にはいかない。
自分のひび割れる手を目に焼き付けていると、ひとつの足音が近づいてくる。
数は1人、天城たちの足音では無い。
もっと軽くて、不規則なこの感じの足音はまるで蛇のようだ。まさかと思い、足音に目を向けた先には、9つの蛇の艤装を背負ったオロチがいた。
「驚いたわ。本当に貴方がいるなんてね、コネクター」
わざとらしい顔だった。感情を持っていない人形が、精一杯それを演じているような薄っぺらい表情に何も感じず、淡々と言葉を並べる。
「なんの用?」
「ただの確認。アンタ消えなかったのね。てっきり優海のメンタルキューブに吸収されたかと思ったのに」
「どうやら僕は消えないみたいだ。今はね」
「ふーん……『今は』ね」
オロチは何か察したようだけど、口には出さなかった。出すほどでも無いと思っているのだろうか。
「で? そこのでっかい椅子に座って泣いてるの、優海よね? なんでそうなってるの? 何がそうさせたの?」
「オロチには分からないよ。感情という物を理解していないオロチには」
「アンタは感情を理解しているように聞こえるけど」
「少なくともオロチよりかはね」
感情というのは僕達セイレーンには備わっていない。
備わる必要が無かったからだ。だから分からない、理解出来ない。理解しようともしなかった。
けれども、僕は感情から出る繋がりの力を知り、負けた。
オロチも優海くんと僕の力、そしてKAN-SEN達の繋がりを前にして負け、その力を究明しようとヒトの形を作り出し、優海くんと共に行動している。
にも関わらず、まだ感情という物を理解出来ずにいた。嬉しい時には笑うのは分かるけど、何故悲しい時に笑うのかは分からない。
悲しい時に泣くのは分かるけど、嬉しい時に泣くのが分からない。
今の優海くんの気持ちは……分からない。いや、これまでもそうだった。
辛いのに、苦しいのに、痛いのに、彼は笑った。笑い続けた。まるで自分自身を隠すかのように、そうでなければならない強迫観念すらも見受けられた。
こういうのを責任感が強いというのか、それともただのバカなのか。
どうしてそんなに背負い込む必要があるのか、どうして自分1人で解決しようとするのか理解できない。
(皆で協力すればいいのに)
合理的に考えればそうした方がぜったいにに良い。何でもかんでも1人でやるのは、どんな存在でも無理だ。
生物は1匹だけじゃ繁栄はしないし狩りも出来ない。だから群れやグループが存在する。
だから、人が生きるに置いて協力は必ず必要である。それは歴史が証明している。にも関わらず、人々は自分の感情に蓋をして1人でやろうとする事が見受けられる。
特に優海くんはその傾向が大きく、何でもかんでも1人で戦おうとしていた。
その結果がこれだ。心が壊れてしまって生きているかどうか分からない、崩壊した心の成れの果てになってしまった。
「オロチは優海くんを助けないの?」
「無理無理。私がとやかく言っても状況は変わらないし」
どうやら本当に助ける気は無いようだ。薄情とは思うけど、オロチらしいとも思えた。
オロチはそのままこの場から離れようとすると、つい声を上げてオロチをとめた。
「待って。出ていく前に皆に伝えて欲しい事がある」
オロチは僕の声を聞いてその場で止まり、顔だけを振り向かせた。
「『君たちは、本当に優海君を理解しているのかい』」
「それがメッセージ?」
「うん」
「『皆』ねぇ……」
どうやらこっちの意図に気づいたようで、オロチは僕の言葉を反芻した。
最も、オロチがメッセージを伝えてくれるかどうか怪しいところだけど。僕はもう、ここでしか存在出来ないし、いずれ消えてしまう運命にある。
だからオロチにメッセージを託す事しか、僕に出来ることは無い。
「まっ、分かったわよ。それじゃ寂しくてつまらない余生を過ごしなさいよ〜」
「うん。さよなら」
「ええさようなら。永遠に」
最後の別れを告げたオロチはこちらに振り返らずにここから去っていく。向こうに広がる果てしない闇に溶けていくようにオロチは消え、この空間に静寂が戻った。
ただ一つ、永遠に続く泣き声を耳にしながら泡の中に映る今を見つめた。
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「……なーんか、モヤモヤするなぁ」
何も出来ない日々が続いてついついそんな言葉が口走るジンは、畳の部屋の上を堕落的に過ごしていた。
何もやる事が無いと言うより、関与出来ないこの状況がもどかしいのか、筋トレや縁側の庭に行ったりを繰り返したりしていた。
それとは対照的にリアは新聞を広げて今の重桜の現状を知ろうとしていた。
リアは端から端まで一文字も見逃さずに新聞の文字を読んでいた。
「それでなんか分かんのかよ」
「ありふれた物しか書かれてないわよ。不自然なぐらいに」
リアは近くにあったちゃぶ台に新聞を広げ、ジンに見せた。
『有名俳優の不倫事件!』『サディア、鉄血の支援を受けて復興の最中』『竜宮地区にて窃盗事件多発』等などの文字がジンの目に映る。
ジンは新聞を目を凝らしていると、とある事に気づいた。
「なんか、これ書いている暇ねぇだろって記事多いな」
「特に不倫事件とかどうでも良い〜」とジンは言い放ち、リアはコクリと頷く。
「どれも重桜で起きた事件ばかり。テネリタスについての方針等は全く書かれていない」
テネリタスがサディアに侵攻し、謎の敵の出現によってサディアが壊滅状態になって他陣営の緊張感もあるはずだが、重桜に関してはその緊張感が全く無いということでも無いが、どこか楽観的な印象をリアは感じていた。
「危機感が無い。というのが率直な意見よ。サディアの情報が届いて無いのかしら……」
「いや、それは無い。我らの方でもサディアの話は届いている」
縁側の方から女性の声……三笠が庭に立ち寄ってジン達を目にすると、挨拶をして右手を小さく振っていた。
「おっ、三笠どした? 忘れもんか?」
「少し天城に用があってな。天城はどうした」
「あぁ、実はな……」
ジンは天城達の状況と、優海の修復に失敗した事を三笠に伝えた。
三笠は表情を一瞬曇らせ、気持ちを切替える為に呼吸を整える。今は落ち込んでいる暇は無いと自分を奮い立たせ、いつも通り、確固たる態度を取り続けた。
「そうか……。では其方達に伝言を頼むとしよう。その前に、気になる事があるのではないか?」
「聞いてたのね。ええ、重桜の一般人達の危機感が無いように思えるのは何故なの?」
「ふむ……それは我も危惧してはいる。が、それは妖狐の存在が大きいからだろう」
「妖狐……重桜の上層部の一人で最高権力者ね」
「あぁ、あのでっけえ耳と尻尾が生えた女か」
ジンとリアはたった1度、上層部が出欠する会議にて妖狐を見た事があった。
立場と絶世の美形が2人の記憶に焼き付けられ、ジンとリアはたった一度、言葉を交わさずともその顔を覚えている程だった。
「あぁ。しかも昨今の上層部襲撃により、今では妖狐の1人組合と言っても過言では無い」
上層部と言っても、その中でのヒエラルキーは存在するようだ。
テネリタスによって一度上層部の人間がほぼ壊滅した後、その力の差は顕著に現れており、重桜では妖狐が上層部の全権を握っていた。
だがリアの疑問は解消されない。たった1人の上層部の人間の影響によって、どうしてこれ程までの危機感を持てていないのかと顔で表していたのを見た三笠、言葉を続けた。
「我も実際見てはいないから分からないが、妖狐には神通力というものがあるらしい」
「神通力?」
「端的に言ってしまえば神の様に全てを思うがままに出来る力の事だ」
ジンとリアは互いに顔を見合わせ、到底信じられないと身振り手振りで通じあわせた。
そんな力があるというのなら、今この状況を率先して何とかしてくる筈だともリアは考えた。
だが重桜は未だに目立った行動はしていない状況が、神通力の存在を疑わせていた。
「信じられないというのも分かる。だが本当……かもしれない」
「なんだよ、煮えきらねぇな」
「すまない。妖狐に関しては詳しい事はよく分からないのだ。……だが妖狐は150年もの間歳を取らずに生き続けている。いわゆる不老不死だ」
「不老不死ぃぃー? んなもん有り得るのかよ」
「実際、妖狐を見た事ある老人の証言も多数ある。記録もあるから事実だろう」
「そっくりそのまま双子、もしくは娘とかの線は?」
「それは無い。現に歳をとっている様子を見ない証言がある」
「そんな神通力を妖狐が持っているから、一般人は安心してる……という、認識で大丈夫かしら」
「恐らくな」
重桜は信仰が深い陣営だとリアは理解してはいたが、ここが盲目的に信じられる一般人の感性が理解出来ず、言葉を詰まらせていた。
「妖狐はその神通力を一般人に見せているの?」
「そうだな。大きな祭り事の際に時折見せることはあるな。例えば枯れた桜を満開にさせたり、雨を嵐を無くしなりな」
「嵐を無くす〜!? 嘘だろ……」
「いや、これは実際我も見た。力を見せることは極希だが、神通力を持っているのは確かだとは思うぞ」
「……ねぇ、貴女の言い方はまるで妖狐の力を信じてないように聞こえるんだけど」
「思う」「だろう」という言葉を繰り返した事に気付いたリアは三笠にそう言い告げた。
リアの洞察力に思わず「ほぅ」と三笠は関心し、それを称えてなのか、三笠は妖狐に対する本心を告げた。
「正直、妖狐の事は不透明な部分が多すぎる。重桜のどこで生まれ、どこで育ち、何をしたのか……全く謎だ」
「資料とかはないの?」
「無い。だが一つだけ確かな事を聞いた事がある」
「確かな事?」
「妖狐には姉がいたらしい」
「姉? じゃあその姉も神通力で不老不死に?」
「いや、姉は大昔に他界してもういないと聞いている」
意外だとリアは思っていた。
妖狐に姉がいた事もそうだが、姉が既に他界しているのもその一因だった。
妖狐の性格。を正確に分からない為断言は出来ないが、姉がいれば色々話が聞けたのだろうかという考えが、リアの頭の中で耽っていく。
重桜での妖狐に対する妄信的な信用に少しのズレを感じていたジンとリアはそれぞれの考えを心の中で纏めていると、今の襖から大きな欠伸をしながらオロチがやってきた。
「ふわぁっ……ん、三笠じゃない。何か用?」
「天城に用があってな。だが何かと物入りな様で2人に伝言をな」
「あっそ。妖狐について話していたのを聞こえたけど、あの年増に何かあったの?」
「重桜の人たちの危機感の無さについて話したら、妖狐の存在が大きいって話してたのよ。というより、妖狐の事知ってるの?」
「知ってるわよ」
「なんだと!?」
リアよりも三笠の方が大きく驚き、大きな声にオロチは耳を塞いだ。
「なんでアンタが驚くのよ」
「妖狐の事は重桜で誰も知らない事なんだぞ。何故お前が知っている!?」
「と言ってもねぇ……私、元々セイレーンから造られた船な訳で色々知ってるのよねぇ〜」
「てことはさ、セイレーンと絡んでんだな。妖狐は」
ジンはオロチの言葉、「セイレーン」という単語から妖狐がセイレーンと繋がっていると判断し、確認する様にオロチに言葉を投げつける。
いつもの気だるげなジンからは予想出来ない洞察力と思考にオロチはわざとらしく口を塞ぐと、その反応を見てジンは自分の言葉が正しいと確信し、ニヤリと笑った。
「てことはさ、神通力=セイレーンの力って事だな?」
「んー、半分正解。半分不正解って感じ」
「半分? んだよ、半分って」
ジンが聞いても、オロチはその後については何も話さなかった。情報を与えたと思ったら、またすぐに思わせぶりに情報を隠すオロチの態度にリアは苛立ち初め、ちゃぶ台の上に広がっていた新聞の一部を握りしめた。
「そんな風に知っている事をもったいぶって話さずじまいの行動をして……貴女、何がしたいの!」
怒り任せでちゃぶ台を叩きながら怒号をあげるリアに対し、全くの恐怖や脅威を持たなかったオロチは冷めた目をリアに向けた。
その名の通り、蛇に睨まれた蛙の様にリアの体は固まり、オロチの冷ややかで闇深い目にすると、さっきまでの怒りが溶けていった。
「何がしたい……ね。じゃあさ、アンタは何がしたいの?」
オロチはリアを壁際まで追い詰めるとリアを逃がさないように両手を壁に突き出す様にして置き、少し怯えているリアの目をじっと見つめていた。
お互いの瞳に自分自身が映り込む程近い距離で、互いの吐息が肌に当たる中、オロチは妖く笑う。
「このまま優海を戻したとして、アンタ達は追われている身。一生表立って生きていけないの。ここで足掻いて、その後どうするの?」
「っ……それは……」
「何も出来ないわよ。アンタは何にも無いし、持っていない。そんなアンタは、全てが終わったら何がしたいの? 何ができるの?」
「わ……たしは」
リアは何も言えなかった。今自分に降り掛かっている火の粉を払うだけで精一杯の彼女が未来の事を考える余裕なんて無かったからだ。
一生陽の当たらない世界で生き続ける自分を想像したリアは悪寒が走りつつも、目の前の疑問や怒りを解決しようと自分を無理矢理にでも奮い立たせた。
「は、話を逸らさないで! 今は貴女が妖狐の何を知っているかと言うのが問題よ!」
オロチの腕から離れ、無意識にジンの隣まで移動したリアは少し方を激しく上げ下げしながら息を整え、オロチはそんなリアを見下すようにして笑った後、いつもの陽気な顔と目に戻った。
「それもそうね。けど、妖狐より優海の方を気にした方が良いかもよ。ね、三笠」
オロチはいきなり三笠の方に話しかけると、全て見透かされているようで気が気でない三笠は思わず身構えた。
「お主は本当に何もかも見透かすな……そうだ。2人とも、そもそも我は伝言の為にここに来た。その内容は……」
三笠の重苦しい顔からして、良い報告では無いと2人は覚悟して生唾を飲んで三笠の言葉を待った。
三笠は何度か言葉を詰まらせ、言おうとせまいとしていたが、覚悟を決めるように息を吐き出し、言葉を出した。
「信濃の言う事によれば……このままでは……優海が死ぬらしい」
どのテネリタスが好き?
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