もしもアニメのアズールレーンに指揮官が出てきたら〜2nd season 海上の誓い〜 作:白だし茶漬け
さて、アンケートの結果はチラ見に決定しました!
早速後書きの方でチラ見させちゃいます!
って!指揮官日記帳多っ!どんだけ書いてんだ...
あら、昔のやつはボロボロで修復に時間がかかりそうですね...
えーとじゃあまずは軍学校って書いている日記から!最近のやつだと...軍学校を卒業する日ですかね?
第13話【鍛錬と雛鶴とお節介と】
もうここに来てからが1年ぐらい経った。僕の年齢は8歳になる。今は赤城お姉ちゃんとお買い物してる。お菓子あるかな?
_こぉら、まだお菓子は買わないわよ。あともうちょっとしたら買ってあげるから。
はーい。ねぇねぇ今日のご飯は何?
_今日はお魚にしようと思ってるの。
うぅ...お魚かぁ...美味しいけど、骨があるから嫌だなぁ...
_そんなもの全部取ってあげるわ。貴方の害になるものは全部取ってあげるわ...ふふ...
赤城お姉ちゃん...なんか怖い...
_あら、ごめんなさい。さ、こんな物かしらね。お菓子買ってもいいわよただし一つだけよ。
はーい!行ってくるね!
_ちゃんとここに戻って来るのよー!...さて、ごめんください。これ、下さらない?
買ってきたよ!これ、お団子!あのねあのね、いつも来てくれるからおまけでもう一個付いてきたんだよ!
_あら、良かったわね。それじゃ帰りましょうか。
うん!一個袋持つよ。
_ありがとう。じゃあこっちを持ってくれる?
袋を破けないように両手でちゃんと持って帰り道を歩く。ちょっと重いけど、お手伝いを頑張ってみる。
_大丈夫?やっぱり私が持つわ。
嫌!お手伝いするって決めたの!
_そう...なら、あともう少し頑張りましょうね。
空がもう夕暮れになり、ようやく家に着いた。途中で何度も休憩したけど最後まで袋を家まで持って帰った。
_今日はありがとう。お手伝い偉いわね。
赤城お姉ちゃんが僕の頭を撫でてくれた。えへへ...嬉しい!
_じゃあ、ちょっとこっちに来てくれる?
赤城お姉ちゃんが僕を呼んだ。すると、赤城お姉ちゃんは僕に何かを渡した。
_開けてみて。今日は貴方が来てからもう一年...そのお祝いよ。
お祝いの言葉を聞いて急いで袋を開けた。中には、小さな筒みたいな物が沢山あった。
これなに?
_それは万華鏡よ。覗いてみて。
言われた通りに覗いて見ると...不思議な光景が目いっぱいに広がっていた。花が沢山キラキラしてたりとを凄いとしか言えなかった。
_気に入ってくれたかしら?種類はまだあるからね。
ありがとう!赤城お姉ちゃん!
_どういたしまして。ふふ、良かったわ。喜んでくれて。
僕は筒の中の光景に魅入ってしまった。その日はずっと万華鏡を見ていた。
「俺が...レッドアクシズの指揮官になるって...どういうことだ。」
「そのままの意味よ。貴方はアズールレーンなんかじゃなく、私達、レッドアクシズの指揮官になるのよ。」
何言ってるんだ...赤城さんは...あまりに唐突な事で考えがまとまらない。第一なんで俺をさらった理由さえ分からないのに.....いや、待てよ...?俺は、頭の中が混乱してる中である一つの考えをだした。
「まさか、俺をさらったのって...俺をレッドアクシズの指揮官にするつもりで?」
「察しが良いな。そうだ。指揮官をこちらに取り入れ、よりセイレーンに対抗する為におまえを連れてきた。」
「でも、レッドアクシズだって指揮官の素質を持ってる人だっているはずだろ!?」
俺は、アズールレーンの上層部達や軍学校のお偉いさん達に選ばれて指揮官になった。なら、レッドアクシズだって同じことが出来たはずだ。レッドアクシズにも人類が居るのだから。
「残念ながらそれは無理よ。私たちはアズールレーンを脱退し、自らの意思でアズールレーンに宣戦布告してるの。私達はある意味人類を裏切ってる訳よ。確かにこっちにも人類が居るけれど、私達の行動を快くは思ってないわ。」
「だから、指揮官は居ない...それどころか志願もしてこないって事か...でも、俺が指揮官になれる保証は無いはずだ。指揮官が俺じゃなかったらどうする気だったんだ?」
「そんなの、こんな計画はなかった事にしたわ。それに、貴方ならあの人が言ってくれたことを目指してくれると分かってたから。」
成程な、さっきの理由は建前で本来の目的は俺か...
「強引な方法ですまぬ...だが、お前が指揮官になってくれれば心強い。お前が指揮官になってくれれば、『オロチ計画』についても全て話す。」
『オロチ計画』については確かに聞きたい。だが、それだけの為に皆を裏切る訳にはいかない。だけど...
「...少しお時間を下さい。」
「あ、あぁ...なら下がって良いぞ...」
「はい、失礼します...」
「あ...いや、やはり良い...何でもない...」
その時の俺は頭の中がいっぱいで長門様の様子を見る余裕は無かった
「では、私達はまだ話すことがある。外にいる愛宕と一緒に外に戻ってくれ。」
「全く...よりにもよってなんで愛宕なのかしら.....」
赤城さんが他の人には聞こえなほどブツブツと何か呟いていたが上手く聞き取れなかった。
「良いのですか神子様...引き止めなくて...」
「いや良い...あやつの顔を見ればその気も失せた...」
「ですが昔はあんなに...」
「なんだ、気づいていたのか...お主の目は誤魔化せぬな...」
はぁ...どうすれば良いんだ...赤城さん達が赤の他人だったらどんなに楽だったか...
「あら、お困りのようだったらお姉さんが相談に乗りましょうか?」
「...お久しぶりです。愛宕さん。」
「あら、昔みたいに愛宕お姉ちゃんと呼んでくれないの?」
「赤城さんと同じこと言ってますよ。」
愛宕さんとは昔、外に出かけた時に知り合った人の一人だ。昔はよくお世話をしてくたり、一緒にお泊まりをしたこともあった。
まぁ、その翌日の赤城さんと愛宕さんはしょっちゅう喧嘩してたけど...
「...で、何自然に手を握ってるんですか!」
昔を思い出している間に愛宕さんは手を握っていた。思い出にふけっていたから全然気づかなかった。
「昔はよく繋いだじゃない。それに、今の貴方は捕虜だからしっかりと見張らないとね。ふふ...」
この目と雰囲気なんだよなぁ赤城さんと似てるところは...
「...変わらないな...ここも。」
俺を連れていった場所はKAN-SEN達の宿舎だった。内装や設備等は多少変わってはいたが。外見や昔感じた雰囲気は変わらなかった。
「懐かしい?なら、お姉さん達の指揮官になる気になった?」
「それとこれとは話が違う。中に入っていい?」
「勿論よ。ただし、私の手を離さないでね?」
そう言って、愛宕さんは笑顔で更に強く手を握った。絶対に逃がさないように。
「赤城と加賀だけがこんなに寂しい気持ちを持ってるとは思わないで。貴方に関わった人達は皆寂しい思いをしたの。それを忘れないで。」
さっきの笑顔が嘘のように真剣な顔つきになった。俺は、一種の罪悪感を感じた。俺があの時勝手なことをしたから皆をそんな気持ちにしたと思うと胸がギュッと苦しくなった。
「それじゃあ新しくなった宿舎を案内するわ。」
愛宕さんはいつも通りの笑顔に戻り、宿舎に案内した。
宿舎の中は昔よりも電化製品が多く置いていた。『メンタルキューブ』や重桜に伝わる『カミ』によって、科学技術が異常的に発展していると愛宕さんは言った。それにしてもたった十年ぽっちでここまで技術は進歩するものなのか...?昔は電子機器はあったにはあったがこんなに普及はしてなかった。
「じゃあ、次は中庭ね。高雄ちゃんがいるから顔を見させてあげて。」
俺たちは中庭に向かいそこには、高雄さんがいたが他にもう一人いた。茶色い髪にポニーテールの髪型だ。あの人には...あったことは無いな。
「むっ、誰だ...っ!」
高雄さんがこちらに気づくと同時にこちらに走り出した。
「おぉ...!やはりお前か!生きていたのか...!良かった...」
高雄さんは涙ぐみながら安堵の息をもらした。こんな姿初めて見た。その時、愛宕さんに言われたことを思い出してた。
_赤城と加賀だけがこんなに寂しい気持ちを持ってるとは思わないで。
あの時の言葉を初めて痛感した。現に涙なんて見せないと思った人から涙は流してはないが溢れんばかりにはそこにあった。
「心配かけてすみません...高雄さん。」
「いや良い。無事だと分かっただけで...それにしても随分背丈が伸びたな。昔はお前が見上げていたのに。今は拙者の方が見上げている。」
高雄さんの目に涙は無くなった。まだ、少し赤いところはあるが取り敢えずは大丈夫かな。
「あ、あの...その人が赤城さんと加賀さんの弟ですか...?」
高雄さんと一緒に鍛錬をしてたであろう。人が質問を投げかけた。
「あぁ、放ったらかしですまないな。そうだ。こやつが先程話した奴だ。」
「じゃあ、この人がアズールレーンの指揮官...」
彼女は、警戒していた。ま、当然なのだが。
「話は聞いてるよ。指揮官...だけど私達のじゃ無いね。名前聞かせて。」
っ...!名前か...それは出来れば避けたい。しかし嘘をつこうにも、俺の
「...名前は...今は『マーレ』だ。」
こうしないといけない理由をはっきりと言うしかない。
「今はって...どいうこと?」
「ちょっと!貴方の名前は...」
愛宕さんが俺の名前を言おうとする。だけどそれを名乗るわけにはいかない理由がある。
「俺は今はどうしても『マーレ』という人として生きてこないといけない。今の俺はその人以外の何物でもない。」
「...事情があるってことね...じゃあ深く関わらない。」
あっさりと引き下がった。もっと問い詰めてくるかと思ったけど...
「随分とあっさり引き下がるんだな...?」
「どうせこれ以上言っても無駄かなぁって、それよりももっと強くなって私が皆を護らないと!」
護るという言葉に嘘偽りを感じない決意を感じた。だが、同時に焦りも感じた。
「
大方それが焦りの原因だろう。強くなれなければ何も護れないのはよく分かる。俺もそうだった...だからこそ今のままでは危ういと分かる。
「バカ。一人で全部護れるわけないだろう。」
「なっ...ば、バカって何よ!」
「お前の仲間がどれだけいると思ってるんだ。精々一人は一人しか護れないぞ。だから仲間がいるんだ。自分が出来ないことを仲間が、仲間が出来ない事が自分がやる。コレが仲間がいる程どんどん広がる。結果、皆を護ることに繋がる。一人で抱え込むな。仲間を信じろ。」
その場にいた三人が呆然としていた。あ、原因俺か。うっわ...あんな力説してその反応!?恥ずかしい…!
「ふっ...!はは!そうだな。瑞鶴、お前が一人で抱え込む必要は無い。もっと仲間を頼れ。」
「そうよ。だからこそ仲間が居るのよ。」
「...マーレって敵の指揮官なんだよね...?なんで敵を鼓舞するの?」
まぁ、そうだよな。敵に塩を送るみたいな物だ。敵の指揮官としては失格だろう。だけど、俺がこんなお節介する理由は一つだ。
「放っておけなかったから。今までもこんなお節介をこんな理由でやってきた。」
「相変わらずね。そこも全然変わってないわね。」
「...敵なのに変な人...」
「本当によく言われるよそれ。まぁ、後はお前達を敵としては見てないってことかな?」
「ほほう...?それは拙者達が弱すぎての意味かな...?」
「待って、違う違う!そういう意味じゃないからその圧を閉まって下さい!」
高雄さんが物凄い圧でこちらを見ていた。そんなことは無いと弁論し、何とか圧は消え去った。あぁ...怖かった...
「単純に敵としては見れないってことだよ。だって、俺たちの敵はセイレーンなんだから。」
その場が沈黙した。きっと皆とセイレーンが敵だって納得している。こんな事してる場合じゃないと思っているはずだ。だけど、こうして敵対して...戦ってる。自分なりの考えを自分たちの中で模索し続けているのだろう。
「はいはい。この話はもうおしまいよ。ねぇ、折角会えたんだからどこか食べていかない?あ、勿論あなたは強制ね。捕虜なんだから。」
愛宕さんはパンパンと手を叩き、その場の沈黙を崩した。うん、こういう時、この人が居てくれて良かった。
「いや、拙者は鍛錬に戻る。瑞鶴はどうする?」
「私も鍛錬に戻ります。マーレの言葉で少し燃えてきました!」
「そうね、流石指揮官ね。」
「なる訳じゃないですけど。」
俺と愛宕さんは食べに、高雄さんと瑞鶴はそのまま鍛錬に戻った。
「高尾さん...あの人は昔ここに居たんですか?」
「そうだな。いつもは赤城達の所に一緒に住んでいたな。たまに拙者と愛宕が世話をすることもあったな...」
「私達の指揮官になるかもって話は...どう思ってるんですか?」
「それは...なってくれれば良いと思ってる。また、一緒に居られるのは嬉しい。」
「あの人はなんでここを出ていかれたのですか...?」
「自分からでは無い...約十年前...ここが何者かに襲撃された時にあいつはそれに巻き込まれ...行方不明になった。あいつが生きていると分かった時は嬉しかった...」
「何者かって...セイレーンですか?」
「恐らくな...しかも敵は単騎...一人だった...」
「一人で基地を襲撃!?そんなの出来るんですか?」
「無理だ。しかし、あの左だけの艤装のやつはそれをいとも容易く行った。しかし、騒ぎを起こして起こしたあとそのまま行方をくらませた。最近ではエンタープライズ達がそいつと交戦した情報がある。しかも、歯が立たなかったらしい。」
「あの、エンタープライズが!?そんな...」
「落ち込んでる暇はないぞ!強くなって護るのだろう?」
「っ!はい!お願いします!」
そうだ。強くなって皆を護る。だけど私だけじゃ無理だ。皆が仲間がいるから大丈夫。...ってあの人の言葉に感化されちゃったかな。
俺と愛宕さんは腹を満たすために外食に出ていっていた。
「見えたわよ。あそこ、貴方がいつも来ていた場所でしょう?」
見えた先は俺がいつも来ていた。茶屋だった。確かにあそこの団子や和菓子は美味しかった。
...だけど今の俺にはそれを
「あら...もしかしてだけど甘いものダメになっちゃった...?」
「あ、まぁ...はい。すみません。折角連れてきたのに...」
「そうなの...でもあそこも少し品が増えて軽食もあるから行きましょう?」
再度歩こうとした時不意に声をかけられた。
「あら?誰かと思えば誘拐された指揮官じゃない。」
この声は...通信で聞いた声だ...これは...鉄血のプリンツ・オイゲンか...
「そんなに手を握って仲が良いのねぇ?羨ましいわ。」
「鉄血がなんの用かしら?用がないなら私達は行くけど。」
愛宕さんが警戒している...というか嫌悪している?同じレッドアクシズなのに、関係はそこまで良くはないのか...?
「そんなつれないこと言わないでよ、貴方がアズールレーンの指揮官ね...ふぅん、随分と可愛い顔つきじゃない。髪もサラサラで」
「この子に触らないで!」
俺の髪にプリンツ・オイゲンの手が通ったその時その手を愛宕さんが叩いた。
「そんなムキになってどういう関係かしら?まぁいいわ、私達の指揮官になるかもしれない人だし、顔が見たかったのよ。赤城が全然見せてくれなかったし。」
「そんな行動するから見せなかったんじゃない?」
「貴方も大概だけどね...じゃあね指揮官。また会いましょう?」
彼女は不敵な笑みをしてそのまま去っていた。しかし、レッドアクシズは一枚岩では無さそうだな...
「はぁ...ごめんね?早く行きましょう。」
愛宕さんは手を握る力を強め目先の茶屋に向かった。
「全く...貴方は何をやっているのですか!」
「あら、二ーミじゃない。見てたの?」
「えぇ...早速何かやらかしましたね...」
「随分と可愛い指揮官だったからつい。」
「そんなことで問題起こさないでください!...それにしても愛宕...でしたっけ、妙に嫌悪してましたね...」
「大事な大事な指揮官を取られると思ったのかしら。」
「恐らくは...それに、あの指揮官...謎が多いですね...こちらが把握している情報と実際の経緯を聞くと情報との矛盾も多いです...そんな人が指揮官になるとは...」
「あら、私はいいと思うわよ。二ーミはどう思う?」
「技量は認めます。先読みして魚雷や攻撃の予測...しかも完璧に。そんな指揮が出来るのは僅か...というかいるかどうかの問題です。ですが...」
「秘密が多くて信用出来ないと...なら、少し調べて見ようかしら?どっちが本当の指揮官か...」
この日記帳も最後のページになった。
あの人を真似て日記を書いているが、まさか、ここまで続くとは思ってなかった。
今日はこの軍学校にいる最後の日だ、明日にはアズールレーンの基地に向かい、そこで指揮官としての責務を真っ当する。
最後の日に最後のページなんて、丁度良くて嬉しかったりする。
俺が指揮官になる記念パーティーを皆が開いてくれて嬉しかった。
俺の戦闘の時には性格が変わるのを気味悪がっていたり、俺はまだ23という若さに嫉妬して、嫌悪していたやつは来なかったが。
俺を受け入れて、最後にちゃんと別れたいと言った人が居てくれて良かった。
この夜が終わったら指揮官か...あの人の言う通りになってしまった。
さて、ここまでにしておこう。初日から遅刻するのは不味いしな。
もしもの話(R-18)を観測しますか?
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Yes
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NO