もしもアニメのアズールレーンに指揮官が出てきたら〜2nd season 海上の誓い〜   作:白だし茶漬け

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どうも白だし茶漬けです。
だんだんと感想が増えてきて嬉しい限りです!
感想が来た通知を見るとハラハラドキドキしながら見てしまいますw



蛇と触手と決別と

第14話【蛇と触手と決別と】

 

今日は天城お姉ちゃんも赤城お姉ちゃんも加賀お姉ちゃんも皆どこかに出掛けたから、今日は愛宕お姉ちゃんと高雄お姉ちゃんって言う人達の所にお泊まりすることになった。

 

_よく来たわね。初めまして、私は愛宕よ。気軽に愛宕お姉ちゃんって呼んでね〜。

 

_拙者は高雄だ。まぁ...世話は愛宕がやってくれるだろう。

 

_もう!高雄ちゃんたら、高雄ちゃんも一緒にお世話するの。3日間ここに泊まることになったんだから。

 

あ、あの...よ、よろしくお願いします...!

 

_まぁ、ちゃんと挨拶して偉いわね。さぁ、中にどうぞ。

 

中に入るといつも住んでる所に似ていた。でもあそこにはなかった物がちらほらあった。何か長いものがあった。それをよく見ようとすると...

 

_刀には触るなよ。まだ、お前には手が余る物だ。

 

珍しい物を見ようとしたら高雄お姉ちゃんに怒られた。それに驚き壁の方に言って隠れてしまった。

 

_あっ...いや...済まない...別に怒ろうとは...

 

_不器用ね、高雄ちゃんは。ほら、怖くないからこっちにいらっしゃい。

 

愛宕お姉ちゃんは正座して膝をポンポンと叩いてこっちに来てと言った。それに誘われて愛宕お姉ちゃんの所に行った。

 

_ほら、ぎゅーってしてあげる。ね、大丈夫でしょう?

 

そのまま愛宕お姉ちゃんは僕をぎゅーって抱いた。赤城お姉ちゃんもこんな風にしたことはあったけど、同じように暖かった。

 

_どうかしら、怖く無くなったかしら?

 

うん。ちょっとだけ...

 

_なら良かったわ。ほら、高雄ちゃんも。

 

_せ、拙者はいい!そ、それよりも飯だ。腹が減ったであろうから準備をするぞ。

 

_それもそうね。じゃあ少し待っててね。

 

そう言って二人は料理を作りに行った。あの愛宕お姉ちゃんって人なんか赤城お姉ちゃんに似てるかも...高雄お姉ちゃんも少し加賀お姉ちゃんに似てる...3日間仲良く出来るかな...

 

 

 

_あぁ、あの子本当に大丈夫かしら?愛宕の所に預けてしまったからどうなることやら...

 

_高雄もいるんだ。そんなに心配はしなくて良いだろう。

 

_あら?愛宕さんの所では駄目だった?あの人なら心配ないと思ったのだけど...

 

_その愛宕だから心配なのよ...うぅ...あの子大丈夫かしら...

 

_だからそんなに心配しなくても...

 

_貴方だってそわそわしてるじゃない!貴方も本当は心配なんでしょう?

 

_な!べ、別に心配はしてない!高雄の所で鍛錬にでもしてればいいんだあいつは!

 

_はいはい。そこまでよ、ふふっ2人共随分打ち解けて嬉しいわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しいざこざがあったがちゃんと茶屋に到着した。

確かに、昔よりも品物が増えていて、軽食があった。俺は、その軽食のおにぎりを頼んだ。

 

「それにしても、ちょっと広くなりました?」

 

「そうね、少し改装したみたいだから...でもそんなには変わってないでしょ?」

 

確かに...中は少し変わっていたが、外見はそう変わってはいなかった。さて、どこに座ろうかな...?席を探すと顔見知りの子がいた。

 

「あ...君は...」

 

「あ...え...と」

 

綾波だった。彼女は明らかに動揺していた。俺がここに来るとは思ってなかったんだろう。

 

「おい!綾波をいじめるなよ!いじめたらぶっ飛ばすぞ!」

 

綾波の隣にいる子が威嚇の如く俺に突っかかってきた。頭には犬のような耳に髪の毛は少し白っぽく同じように犬のような尻尾があった。

 

「あ...いや別に虐めようなんて思ってないよ。ただ会ったことあるから...」

 

「ふん!そう言っていじめる気だな?だってお前は敵の指揮官なんだからな!」

 

そう言われると言い返せないな...容赦ないな...この子。

 

「そこまでよ夕立ちゃん。あんまりおいたは駄目よ。」

 

「そうよ。一回落ち着きなさいよ夕立。」

 

夕立...さっき俺に突っかかってきたこの名前だろう。その子を抑えるようにしたのはまた犬のような耳で黒髪の子だった。

 

「あぁ、いや別にいいよ...ありがとう...」

 

「ありがとう。時雨ちゃん。お礼にぎゅーってしてあげようかしら?」

 

「いやいや、良いですよ!そんなこと。」

 

明らかに嫌がったよね?うん、まぁ..気持ちは.分かるかも...

 

「それにしても綾波と会うとはな...幸運だろうかなんなんのか...」

 

「よく...分からないのです...」

 

「だよな...」

 

「ふふん、そして一番幸運はこの雪風様に出会ったことなのだ!敵であっても感謝するのだ!」

 

........やばい、反応に困る...うん...まぁ、笑っておこう...

 

「なんなのだ!その苦笑いは!むぅ...お前なんか不幸になってしまえばいいのだ!」

 

あ、苦笑いしてたのか...ならごめんなさい。ホントに反応に困るから...

 

「まぁまぁ、取り敢えず座って食べましょう?綾波ちゃん達も一緒にいい?」

 

「え、はい...どうぞ...です。」

 

こうして俺たちは一緒に軽食を食べることにした。まぁ、気まずいけど...

 

「...元気にしていたか?ジャベリン達にもう一度会えてどうだった?」

 

「やっぱり...貴方はあの戦闘で指揮をしたのですね...綾波には分からないです...」

 

「そっか...なんか話弾まないな...」

 

「弾む必要は無い...です。敵同士なのですから...」

 

「そうだそ!仲良くする必要なんかねぇからな!」

 

また夕立が威嚇してきた。だが、それほど綾波を大事に思ってるのだろう。

 

「で、でももしかしたら私達の指揮官になるかもしれないんですよね?愛宕さん。」

 

「そうね...この子にその気があればだけどね。」

 

どっちかって言うとなる気は無い。俺はただあの人に言われたから指揮官になった訳じゃない。目的...信念があって指揮官になったんだ。

だけど故郷を...そこにいる一緒に暮らしてた人と敵対するのは...

 

「それより...貴方は愛宕さんとはどういう関係なのです?さっきまでずっと手を握っていたです。」

 

「あ、それは私も聞いてみたいどういう関係なの?」

 

「ん...近所のお姉さん的な感じ...かな?」

 

実際、そんな感じだった。たまに泊まりに行ったこともある事だし。

 

「そうね、昔はよく泊まりに来てたわね。懐かしわね。」

 

「ん?お前は昔はここに住んでいたか?」

 

「ああ。俺の故郷がセイレーンに襲撃された時に運良く赤城さん達に助けられて、3年ぐらいかな...ここに住んでたんだ。」

 

「ほほう、それは雪風様並に幸運の持ち主だな!」

 

「かもな...おっ、棒にあたりの文字があった。」

 

「雪風様も当たったのだ!」

 

雪風はこれみよがしにアイスの棒のあたりの文字を見せびらかした。

 

「ななっ!?私だって幸運艦なのよ!勝負よ雪風!今日こそ決着つけてやるわ!」

 

なんか運試し勝負が始まったぞ...当てるのはいいがそんなに食べて大丈夫なのか?

 

「いやー!それにしても綾波は良いなぁ。出撃ばっかして。早く私も出撃したいぜ!」

 

「別に戦いは好きじゃないです...ただ普通に戦っていただけ...」

 

綾波が何かに思い詰めた様子だった。この子も悩んでいるんだろう。理由を見つけられないまま戦い続けていたのだろう。

 

「じゃあさ...夕立だっけ?夕立は戦いは好きなのか?」

 

「そりゃあ好きだぜ。敵をばんばんぶっ飛ばすの好きだからな!お前だって敵を倒したいから指揮官になったんだろ。」

 

確かに指揮官に志願した奴の中には復讐心や闘争心を抱え、敵を倒したいから指揮官になったやつはいた。だけど、俺は違う。俺が指揮官になったのはあの人達の言葉があったからだ。

 

「俺は敵を倒したいから指揮官になったんじゃない。」

 

「じゃあなんで指揮官になったんだよ。」

 

「皆、戦ってる時は怖いって感じてるはずなんだ。だからその怖さを無くすためが一つ。二つ目はKAN-SEN達は戦うためだけの存在じゃないことを伝えるのが二つ目。...三つ目は...これは良いかな...」

 

「なんだそれ。別に戦ってる時は怖くもなんともないぜ、むしろ楽しいぐらいだ。」

 

根本から否定されちゃったよ。まぁ、確かにそういうタイプそうだもんな...

 

「...戦う為に生まれてきたのに戦うのが怖いってそんなの変なのです。」

 

「そうだな。だからお前たちは戦うためだけの存在じゃない。俺はそう思ってる。現にお前たちだってこうしてご飯を食べたり、笑ったりしてるじゃないか。」

 

「綾波には...よく分からないです...」

 

「じゃあ、綾波は何がしたいんだ?」

 

「何を...ですか?え...と」

 

綾波はそのまま俯いて考え続けていた。この子もジャベリンのように悩み続けていたんだろう。自分が何をしたいのか、まだ答えが決まってないのだろう。

 

「一人で考え込まなくて良いんだ。仲間や友達と相談して答えを決めるのもいいんだ。」

 

「そうよ。困ったらお姉さんにどんと任して。」

 

「じゃあそのお姉さんのせいで困った私達はどうすれば良いのかしら?」

 

不意に後ろから聞き慣れた声がした。その声は明らかに愛宕さんに対しての怒りがあった。

 

「あら、赤城に加賀じゃない。もう話は終わったのかしら。」

 

「もうそんなのとっくに終わったわよ。私は外で待ってろと言ったのにふらふらと何処かに行ったから今まで探してたの。」

 

「別に良いじゃない。折角こうして会えたんだから、私も昔のように居たかったのよ。」

 

赤城さんと愛宕さんの間に火花が飛び散っているように思えるこの空気をただ見てるしかなかった。なんか変な汗かいてきたぞ...

 

「ま、まぁまぁ落ち着いて。勝手に何処かに行ったことは悪かったよ。それでなんの用かな?」

 

「おまえには『オロチ計画』のことを少し話すことにした。何も知らずに指揮官になれと言うのは些か不公平だからな。」

 

加賀さんから気になっていた『オロチ計画』という言葉が出てきた。確かにそれは知りたいが...敵に情報を渡すことになる。

 

「...良いんですか?敵に情報を与えることになりますよ?」

 

「大丈夫よ。聞いたらきっと貴方は必ず私達の指揮官になるから。」

 

赤城さんが確信した顔でそういった。だがそうなると『オロチ計画』は少なくとも俺にも関係している事になる。計画を聞いただけで指揮官になるなんて俺にも相応のメリットがないと指揮官にはなれない。

...何をしようとしてるんだ...赤城さんは...

 

「分かったならさっさと行くぞ。ついてこい。」

 

俺は愛宕さん達と別れ、加賀さん達について行った。

 

 

 

 

 

「自分が何をしたいか...」

 

「あの子の言葉を思い出してるの?」

 

「はい...あの人何なんです?敵なのに励ましてたりしたりして...綾波は分からないのです...」

 

「そうね...もしかしたら昔の自分と重ねているのかも...」

 

「昔の...あの人にですか...?」

 

「あの子ね、家族も何もかも失ったから...だから空っぽだったの...表面上は明るかったけど自分が何をしたいのかが無かったから...」

 

「空っぽ...?でも今はあんなに...」

 

「そうよ。信じらないでしょう?ちょっと自惚れかも知れないけど...私達が彼を変えるきっかけを与えたの。勿論最後はあの子自身で変われたわ。」

 

「私達...ですか?他の人は...?」

 

「私や高雄ちゃん、まぁ...一番は赤城や加賀と...あの人ね。」

 

「あの人...?」

 

「あの子にとってはお母さんみたいな人...天城さんよ。」

 

 

 

 

 

 

 

赤城さん達について行く途中で少し気になる光景があった。ここに行く途中に物資の流れを見たが量が異常だった。

あれだけで恐らく...あれだけで艦隊を一ヶ月は保てる量だった。

 

「さぁ、着いたわ。これが私達の希望となる艦...『オロチ』よ。」

 

洞窟の道を抜け、広い場所にあった先には一隻の艦があった。

大きさ的に...戦艦の分類だろうが、規格外の大きさだった。

見た目はセイレーンそのものだ...何なんだこれは...

すると赤城さんは黒いメンタルキューブを取り出しキューブはオロチに取り込まれた。

 

「貴方たちは一体何をしようとしてるんですか...?」

 

「その内貴方にも分かるわ。私達がしたいこと...それに、これさえあればあの人にも会えるのよ?」

 

あの人に...会える?色んな考えを張り巡らさたが俺と赤城さんに関係してる人で『会える』と言う言葉を使うのは...一人しかいない。

でも有り得ない!だってあの人は.....

 

「もう分かるでしょう?貴方だってもう一度会いたいでしょう?」

 

「そんなの無理だ!あの人はもう居ないんだ!」

 

「私も無理だと思ったわ、だけどこのオロチならそれすらも叶うのよ。」

 

「その通りよ。これ程のエネルギーがあればオロチ計画が始まるまであと一つってことかしら。」

 

赤城さんや加賀さんでもない女性の声が何処かでした。辺りを見ると、そこには無数の触手が絡んだ奇怪な艤装した奴...人類の敵セイレーンがいた。

 

「な...!?セイレーン...だと!?なんで...ここに?」

 

「予想通りの反応ね。私達は手を組んでるのよ。」

 

手を組んでる...?赤城さん達とセイレーンが?だとすれば...重桜はセイレーンと組んでるということになる。

 

「因みに、殆どの重桜のKAN-SENは私達の関係は知らないわよ。そもそもオロチがどんな物かもまだ知らないしね。」

 

セイレーンが俺の考えが分かったかのように俺の疑問に答えた。

 

「じゃあなんで貴方はセイレーンの手を組んでるんですか!重桜の皆を裏切ってるのも当然ですよ!?貴方は重桜の人達を心から愛してるはずだ!それなのに...!」

 

俺は赤城さんの服を掴んでいた。力強く訴えるように。この人は誰よりも重桜のことを思っている。ほかの人たちと喧嘩はあったにしてもそれでも彼女はほかの人たちを心から思っていた。あの姿を嘘だとは思えない。

 

「...ええ。そうよ。出来ることならずっと平和に暮らしたいわ。貴方と一緒にずっと...ずっとよ。」

 

負けじと赤城さんは俺を力強く睨んだ。その目は敵意ではなく決意に満ちた目だった。

 

「でも心から愛してるのは貴方だけよ。貴方とずっと一緒に居られるのなら私はどんなことでもするわ。もうあの時みたいに離さないから...だから...もう離れないで...!」

 

身体中に悪寒が走る。天敵に睨まれたようにそのまま震えてしまった。掴んだ力が無くなり、そのまま離してしまった。

 

「あらあら見せつけてくれるわね。それで、貴方はどうするのかしらこの子達の指揮官になるのかしら?」

 

手に冷や汗が止まらない。ここでもし指揮官にはならないと言ったら赤城さんが俺をどうするか分からない。そういう雰囲気だ。ずっと黙ってこっちを見てる加賀さんも同じ雰囲気だ。...どうすればいいんだ。

 

ガサッ!

 

「誰だ!?」

 

不意に物陰から音がした。俺たち以外に誰か居たのか。加賀さんが咄嗟に反応したあとセイレーンの触手が隠れていたやつを捉えた。

緑色の髪で猫のような耳をしていたやつだった。

 

「あらあら、猫かしら?好奇心は猫を殺すってね。」

 

「いやぁぁ!!助けてにゃー!!」

 

「待ちなさい。重桜の中で勝手なことは許さないわ。」

 

赤城さんは捕まったやつを助けようとした。なんだ...この人やっぱりここが好きじゃないか...でもそんな人がどうして...

 

バン!と一発の銃声がなった。弾はセイレーンの触手に直撃し、捕らわれた奴を離した。まだ他のやつが居たのか!?

 

「何者だ!」

 

すぐさま加賀さんは攻撃した。攻撃した煙から二丁の銃を持つメイド服姿のやつが姿を表した。

 

「そのふざけた格好はロイヤルか!」

 

メイド服の奴はそのまま真っ直ぐとこちらに向かい赤城さんに蹴りを入れたをしかし、赤城さんは一歩後ろに下がり綺麗に避けだが...何故か赤面し、動きが止まった。その隙を見逃さなかったメイドは黒いメンタルキューブを蹴り飛ばした。

 

「エディンバラ!」

 

キューブが落ちた先にはもう一人別のKAN-SENがいた。長い白髪でメガネを掛けている。...なんでお面の上にメガネ掛けてるんだ?

その子はキューブを綺麗にキャッチ...は出来ず顔面で受け止めた形になった。

 

「取りました、シェフィールド!」

 

「離脱します!貴方もです!」

 

彼女は煙幕を巻き煙が辺りを包んだ。するといきなり手を握られ力強く引っ張られた。恐らくさっきの子だろう。しかし、もう片方の手も強く握られた。その先には赤城さんがいた。

 

「駄目よ!貴方はずっとずっと私といるの!だから離れないで...!昔のように、平和で暖かいあの日常をずっと...!だからもう離さない離さない離さない離さない...!」

 

手が握りつぶされる程赤城さんは強く握る。今までの苦しみを、寂しさを全て込めるように。

 

「俺は...俺は!」

 

俺はそれに抗うように手を振りほどいた。覚悟を決めた。

 

「赤城さん...いや、赤城!俺はお前の計画を否定する!俺が指揮官になったのはお前達をとめるためでもある!だから...俺はお前を否定する!」

 

今までの恩人を、もう一人の姉を俺は決別するように否定した。今まで暮らしてた思い出が蘇る。この選択に後悔はあると言えばある。だけど、止めるために俺は指揮官なった。だから決別する。

俺は煙に紛れ姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「...ふふふ...駄目よ...離れちゃ...貴方は直ぐに何処かに行くもの...なら、何処かに行くその足をバラバラにすれば...もう何処にも行かないわよね...?」

 

「あらあら失態ね赤城。」

 

「直ぐに私が行く!姉様、今度こそあいつを連れて帰ります!私も...あのような思いはしたくない!」

 

そうだ。私はあの時あいつを助ける事が出来なかった...だから今度こそ必ずあの手を掴む!もう二度後悔などしない為にも...!

 




○月✕日
初めての学校が軍の学校だとは思わなかった。仕方ないと言えば仕方ない。指揮官になる為にはここで優秀な成績を残さないといけないから。あの時...重桜にセイレーンが襲った時に俺はまた全てを失った。
あの時と同じように助けられて同じように生活した。ちょっとこっちでの食事とかが違ったけど...それでも俺をここまで育ててくれたオセアンさんには感謝しかない。俺はあの日から『マーレ』として生きていかなければいけない。そうじゃないと俺は...生きられないから。
さて、これぐらいにして今日は寝よう...

もしもの話(R-18)を観測しますか?

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