もしもアニメのアズールレーンに指揮官が出てきたら〜2nd season 海上の誓い〜 作:白だし茶漬け
「なんでしょう?」
あのですね日記のことなんですけど、なんでKAN-SENとの交流の日記を見せてくれないのですかこの2ページ普通にスルーしたわ。本来はKAN-SENたちとの関係をみせようと思ったのに。
「あのね、初っ端から無理して血出した挙句に俺誘拐されたのよページ数なんてあるわけないだろう一瞬で終わるぞ」
あー成程ぉ....
「だから、軍学校のやつを見せてるんだろう....」
ち、ちなみにKAN-SENたちとの日記は....
「ん...恐らく軍学校の日記が大体終わったらの段階なら良いかもな...俺当時疲れて寝たの多いしちょっと書くのさぼったからな」
ほーい。
という訳で最初は軍学校の日記の読破です。KAN-SEN達との関係を楽しみにしてた人は誠に申し訳ございません。
第15話【黒箱と満月と破滅と】
今日は早く目が覚めた。まだちょっと外が暗くてお日様はまだ寝ている。初めてのお泊まりだからちょっと緊張して早く起きてしまったかな?
外から何か音がした。何かブンブンと振ってる音がした。愛宕お姉ちゃんはまだ寝ていた。しがみついている手を離すと音がする方にむかった。
音が段々近づいてきた。あれは...高雄お姉ちゃん?もう起きてたんだ...
真剣な顔つきで刀を振っている。
_ふぅ.....むっ、何だもう起きたのか?
高雄お姉ちゃんがこっちに気付いた。コクリと頷き今起きてたことを言った。
ねぇ...何していたの?
_朝の鍛錬だ。こうでもしないと体が訛ってしまうからな。
いつもしてるの?なんで?
_悪を斬るため...お前に分かりやすく言ったら怖いことを無くすためだな。その為には鍛錬を積み、強く無くてはならないのだ。
天城お姉ちゃんも言ってた...怖いものを無くすために怖い所にいくって...高雄お姉ちゃんは怖くないの?
_そうだな...少し怖い。だが仲間が居てくれる。だから怖くないさ。
仲間って何?
_一緒に戦ってくれる人の事で安心して背中を預けられるやつのことだ。
よく分からない...怖いのもう嫌だから...
_心配ない。だから拙者達がいる。お前のような奴も守るために戦っているのだから。
_そうよ。だから安心してね?
いつから居たのか愛宕お姉ちゃんが後ろから抱きついた。
_愛宕!?いつからそこにいた!
_そうね...悪を斬るためってあたりかしら?
_最初からじゃないか!ということは全部聞いていたな!
_高雄ちゃんがそんなことを言うなんて...嬉しいわ〜!
_あぁもう!辞めないか!
_良いじゃないの〜。ねぇ貴方は好きでしょう?ギューってするの。
愛宕お姉ちゃんは僕と高雄お姉ちゃんをギューってした。柔らかいものが顔に当たってちょっと苦しい...
_なな!?お前はどこに顔をうずくまっているんだ!
_あらあら、甘えん坊ね。
わざとじゃないよ〜!
こうして朝まで抱きつかれた。
くそ...今やばい状況だ。何とか基地からは脱出出来たが...追ってが来るのが早すぎる。幸い数は少ないがこっちで動けるのは二人...
対するあっちは綾波、高雄、加賀の三人だ。こっちにはあともう一人いるが...
「おい!お前は戦わないのか!」
「明石は工作艦にゃ!戦うのなんて無理にゃ!それより雰囲気変わってるにゃ!?」
「こういう性格だ!気にするな!」
こうしてる間にもあの二人はそろそろ限界だ...
「あいつを...返してもらうそ!!」
「拙者達はもうあの時の繰り返しはせぬ!」
高雄は鋭くシェフィールド達に近づく。撃ってくる弾を次々と刀で切っていき、勢いは止まらない。
「弾を斬るなんて...なんてめちゃくちゃな人なんですか...!」
「あわわ...敵の勢いが強すぎ...!」
どうする?このままではやられる。何かいい物は...近くに使われてない自爆用のボートが二つあった。.....やるしかないな。
「おいお前!自分の『量産型』出せるか!?」
「ふぇ?出せるけど...どうする気にゃ?」
「お前にはちょっと我慢してもらうぞ...あそこに量産型を出せ。」
明石が量産型の自分の艦を出すまで俺は自爆ボートの起動を準備した。勿論俺は乗らない、一直線に動けばそれでいい。
「な、何だか分からないけど出すにゃよ!」
「よし良いぞ!」
明石は俺が指定した場所に量産型艦隊をだした。
「な、これは明石の!?」
「どうしてなのです...?」
「にゃー...まさかとは思うにゃ...」
「お前の艦にこれをぶつける。心配するな。量産型だから死にはしないだろう。」
「にゃー!!やめるにゃ!止めるにゃ!」
「これしか方法がないんだよ!おい!お前ら!そこの艦から離れてろ!」
その場いた全員が俺の声に気づき、自爆用のボートの接近に気付いた...そして皆俺のやることに気付いたらしい。
「あ、あれは...ちょっと...」
やる事に気づき引き気味なシェフィールド。
「う、うわ〜...これは逃げた方が良いかも...」
異変に気づき逃げようとするエディンバラ。
「雑で...大胆なのです...」
何かを悟った綾波。
「こっちに来るなー!」
あたふたと焦っている高雄。...あいつがあんな顔するとはな...
「くそ!させるか!」
加賀は即座に止めるために艦載機をだした。あれを止められた終わりだ。俺は残り全ての紙を出し艦載機をだした。
「させないのはこっちも同じだ!」
「なっ...まだ持っていたのか...」
加賀の妨害を凌ぎ、明石の量産型の艦と自爆ボートがぶつかりその場で大爆発が起きた。
直前に皆離れたから致命傷は受けてないだろう。
大爆発の煙の中二人の姿が見えてきた。ボロボロだがどうやら無事みたいだ。明石は量産型がダメージを受けたフィードバックが来たのかそのまま倒れ込んでしまった。
「あ、貴方...よくもやってくれましたね...」
「さ、流石にこれは...ひどい...です〜」
「にゃ...動けないにゃ...鬼にゃ...悪魔にゃ...」
だがこれしか方法が無かった。それに、明石を確実にこっちに連れていくことが出来る。
「だが窮地は脱した。早く離脱するぞ。このボートで移動するから乗れ。」
俺はもう一つの自爆ボートの爆薬を抜きそのままボートでこの場を離脱した。
「くそっ!くそっ!また...また私は...守れなかった...!私は...!」
「拙者も...まだまだだな...無念だ...」
二人ともこれ以上なく悔しがっていたのです...あんな姿は初めて見るのです...あの二人にとってあの人は...それほどに大切な人なのですか...?
「あの...あの人とはどう言った関係なのです...?」
気になってあの人のことを聞いた。
「あいつは...弟みたいなものだ...まがい物であったとしても...あいつは私の弟だ...」
「拙者はさしずめ...師みたいなものだ。無様な姿を見せたけどな...」
「大切な...人なのですか...?」
「「そうだ。」」
二人は息を合わせそう言った。迷いなく間髪入れず答えを言った。
きっとあの人だって二人と同じ気持ちなのに...どうして戦うのですか...?
_現時刻 重桜 横須賀鎮守府
「姉様...すみません...黒箱とあいつを...みすみす逃してしまいました...どちらも奴らの手に...」
「良いのよ。今すぐ追撃隊を編成しましょう。これは好都合かも知れないわ...」
「好都合...ですか?」
「アズールレーンが黒箱を育ててくれるのらご厚意甘えるわ。だけど、あの子は絶対に取り戻すわ...必ずなんとしても。例え足を切り落として動けなくなったとしても...!」
「...分かりました。それが姉様の望みなら...」
_現時刻 重桜 横須賀鎮守府 街道
「済まないな...綾波、無様な姿を見せてしまったな...」
「いえ...無事で何よりです。」
しかし、まさか量産型艦隊と自爆ボートをぶつけるとは思わなかったのです...あの指揮官は...計算しつくすタイプだと思ったのですが...
「あーやーなーみー!」
前の方からいつもの三人が、時雨、雪風、夕立が出迎えてくれた。
「綾波、大丈夫なの!?」
「幸運での女神である雪風様がついてるのだ!無事に決まってるのだ!」
「あーもー!また出遅れた!綾波ばっかり出撃して良いなー!」
落ち着くのです...そんなにいっぺんに来られたら困るのです...
「仲が良いんだな。」
「はい、皆大切な友達です。だから皆の為に...」
瞬間。あの丘での出来事を思い出したのです。あの時私に声をかけた人達を思い出したです...そして、あの人に言われた言葉もまた思い出したのです...
_綾波は何がしたいんだ?
綾波は...
綾波達を照らしてくれる満月を見て、自分が何をしたのか、あの子達のことについて考えた。
_現時刻 中立海域 孤島
俺たちは近くの島で救助を待つことにした。信号は送ったからここに来るはずだ。島には街があり殆ど崩壊して機能は失っている。恐らくセイレーンに襲撃され、放棄した街だろう...
「取り敢えず、ここで救助を待つしかありませんね...」
「そうね...もう私達ボロボロだし...」
「こ...この指揮官...なんなのにゃ...?悪魔みたいなことをして今は土下座してるのにゃ...」
「本当にすみませんでした。あんな無茶なことをして申し訳ない...」
流石にあれは雑すぎた。もう時間無かったからあれしか無かったのよ。だからこそここまで逃げれた。
「確か戦闘になると性格が豹変するとの事でしたね。」
「あ、知ってる?なら、話は早いな、えーと...名前教えてくれない?」
「何故調べてないんですか...これは手のかかる害虫ですね...私はシェフィールドです。...これでよろしいですか?」
が、害虫って言われた...
「えーと、私はエディンバラです。実は『アイツ』の姉です...って聞いてませね〜あれは...」
「が...害虫って...やっぱりあんなことしたからかな...?でもあれは...厳密に言えば普段の俺じゃないし...あぁいやでも俺でもあるのか...」
結構ショックを受けていじけてしまった。部屋の隅っこでちょこっと座ってます。
「あの〜!次に指揮官の自己紹介をお願いしますー!」
はっ!つい、いじけてしまった!あ、自己紹介ね。
「別に資料で見ましたから結構ですが。」
グサッ!と心に刺さる音がした。えぇ...追撃は辞めてくれ...
「そ、そう言えばエディンバラ...だっけ?アイツの姉って言ってたけど...誰の姉なんだ?」
「ふふ〜なんとあのベルファストの姉なんです!ある意味一番凄いKAN-SENなんですよ!」
「ベルファストの!?性格全然違うから分からなかったよ。きっと給仕も完璧なんだろうな。」
「え、ええ!当然ですよ!えっへん。」
「...まぁ、たまにドジりますが...」
ん?今シェフィールドが何か言ったような...?まぁいいや。さて、最後にそこで俺のせいでのびている猫だ。
「にゃ...私は明石だにゃ...重桜の工作艦にゃ〜...」
量産型艦隊をあんなに派手に破壊したからフィードバックでかなりのダメージが来たのだろう。でも一隻だけだから大丈夫...はず!
「さて、済まないが質問だ。お前は何故あんな所に?」
「たまたまにゃ...ちょっと仕事サボ...休んでた時にたまたまオロチを見ただけにゃ...まさかセイレーンと手を組んでたにゃんて...」
こいつは知らなかったようだな。どうやら今の所の推測だと、赤城と加賀だけがセイレーンと関わっており、他の人はそれを知らないのだろう。ということは長門も知らないわけか...もしかすると『オロチ計画』は一航戦の独断の作戦なのか?
「じゃあ次に、お前達も何故あそこにいたんだ?俺が拉致されたのは昨日だぞ。」
「私達は元々重桜の動きを探る為に潜入していました。貴方を助けたのはついでです。」
「な、成程〜...たまたまね...」
指揮官の救出がついでにされちゃったよ。あれ?俺、指揮官よ?結構上の立場だと思うんだけど...俺そんなに威厳ない?
「そして最大の収穫は...これでしょう。」
エディンバラは黒いメンタルキューブを取り出した。あれは...新しい黒箱か?そういえば新しいのを赤城に渡していたな...
「これが重桜のあの艦の起動の鍵になるでしょう...なんとしてもこれを渡すわけにはいきません。」
確かに...セイレーンはあと一つでオロチ計画が始動出来ると言った。
なんとしてもこれを渡すわけにはいかないな。
「取り敢えずこれは...俺が持っておくよ。持ちながらじゃ戦いの邪魔だろう?」
俺は黒いメンタルキューブを手に取ろうとした時...世界が変わった。
「...なっ!なんだここ?」
周りは燃え盛る炎に崩れていく建物だらけ。そして人々の悲鳴が聞こえる。
_誰か...助けて...!
「お、おい!大丈夫か!」
俺は倒れてる人を助けようとすると手が通り抜けてしまった。
何度も何度も手を掴もうとしても通り抜けてしまう。
「何なんだよ...!これ!」
すると前から子供が走ってきた。どうやら逃げて来た子だろう...顔を見ると思わず目を見開き、驚愕した。あの子供は...俺だった...
「あれって...昔の...?なんで?」
助ける人の声を無視して逃げた自分。怖くて何もかもなくした自分だった。その子はそのまま俺の体をすり抜け、何事もなくそのまま走った。
「お...おい!待て...」
また世界は変わる。今度は海の上だった。水面はまるで地面のように普通に歩けた。
「今度はどこだ...!?」
周りは海しか無い。それ以外には...前に人影がいた。俺はそれを目指して走った。はっきりとローブ姿が見えてきた。そして、足を止めてしまった...ローブの奴のその先にはそこには俺が今まで会ってきたKAN-SEN達が倒れていた...
「なんだよこれ...ジャベリン!ラフィー!ユニコーン!」
それだけじゃない...イラストリアス、プリンス・オブ・ウェールズ、サンディエゴ、グローウォーム、オマハ、シグニット、コメット、クレッセント、モントピリア、クリーブランド、ホーネット、ヴェスタル、エリザベス、ウォースパイト、ベルファスト、シェフィールド、エディンバラ、エンタープライズ...一目だけでこれだけいた...アズールレーンだけじゃない。
赤城、加賀、高雄、愛宕、江風、長門...数えきれない重桜の人たちも倒れていた。
「何なんだよ...これ...!お前がやったのか!?」
_...そ...う...だ
掠れた声で否定もせず肯定した。
「なんでこんなことをした!」
_し...たん...じゃ...ない...な...る...んだ...
「何を言ってるんだ!」
_いずれ...こうなる...
かすれ声が無くなっていき、どんどんはっきりとした声となっていく。
_何故なら...
オマエがいずれやり...同時に破滅するからだ。
嘘だ...違う俺はやらない!絶対にしないするもんか嘘だ嘘だ嘘だ...!
嘘だァァァァ!!
意識が覚醒する。周りは崩壊した街並みに戻り、シェフィールドやエディンバラ、明石も無事だ。
「どうしましたか!?大丈夫ですか指揮官!」
「こんな時にぼうっとするとは...随分と呑気な虫ですね...」
「いやいや...いっぱい汗をかいてるにゃ...取り敢えず休んだ方がいいにゃ。顔が怖いにゃよ...」
この黒いメンタルキューブのせいか...?何なんだよ...あの光景は...
忘れろ...!あんなの...俺は言う通りに少し休んだ...さっきので疲れたか...まぶたが重くなり...そのまま寝てしまった...
「ご主人様は寝てしまいましたか...こんな状況で寝られるとは些か危機感が無いですね。」
「まぁまぁ、あ!風邪ひかないように毛布を..って今は無いか」
「今日ぐらい我慢させましょう。それよりも...あの敵...少し妙でしたね..」
「妙って..どんな風に?」
「敵は黒箱では無くご主人様を狙っていた気がします。なんの理由も無しに狙うとは思えません。」
「つまり...指揮官は重桜と繋がりがある...?でも、指揮官は資料ではロイヤルの出身のはず...」
「そこの貴方、何か知りませんか」
「明石は知らないにゃよ。でも赤城はあの人と昔、一緒に暮らしていたっぽいにゃ。話からの推測にゃけど」
「な、なんか私達と知っている情報と矛盾してない?」
「そうですね...一度情報を調べ直した方がいいでしょう...あの人が何者なのか...」
_も...うす...ぐ...だ...あ...と.....すこ...しだ...
_あら、あの子があれに触れたのね...あとはあの子が目覚めるだけね...
_す...ぐ...にい...く...おい...つ...め...る
_まぁ、待ちなさい。どうせなら...皆が集まった時にしたらどう?その方が力を確かめられるわよ?
_.....そ...う...か...
_それにしても...半分だけの力...いやそれ未満でここまでなんてね...恐ろしいわね。
_...まだ...だ...まだ...
_欲張りね...じゃあ貴方がどこまで行くのか...楽しみにしてるわ...
_ま...って..い..ろ
満月を見上げる。顔をあげたせいでローブが取れてしまった。ローブの下は顔ではなく顔を全て覆った仮面が満月の光であらわになった。
_ローブの下にそんな仮面をつけて..念には念を押しているのね。
_ま...だ...俺...は殻だ...これ..は...その表し...だ
だがもうすぐだ...もうすぐで求めていたものが...!
それを掴むように手を月に向かって上げ強く掴んだ。
◽︎月_日
今日は...何日だっけ...えーと、4日前が確かカレーを食ったからから今日は火曜日のはず...
曜日感覚を失わないために毎週金曜日の昼はカレーとなっている。なんでカレーなんだっけ...?でもまだ入って二ヶ月ぐらいのはず...後で調べ直そう...
今日も風当たりが悪かった。と言っても...避けられてた。
俺の今の性...『テネリタス』は有名な貴族の一家だ...だからそれにすがろうとする人やそれを嫌う人、腫れ物に触るような人が大抵だった。
苦しい悲しい辛い寂しい...その感情から逃げようとついつい昔を思い出してしまう...愚痴を書くためにこれを始めた訳じゃない...今日はもう止めよう...
もしもの話(R-18)を観測しますか?
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Yes
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NO