もしもアニメのアズールレーンに指揮官が出てきたら〜2nd season 海上の誓い〜   作:白だし茶漬け

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どうも白だし茶漬けです。
ロシアさんが当たりました。なに?艤装の整備していたらネジが余った?それって無限に建造ができるジャマイカ!(艦これ脳)
あ、そうだ(唐突)Twitterやることなったんで私のマイページからIDを貼りますのでそこでリクエストや支援絵の受付をします。良ければどうぞ!
それとクソザコナメクジのデータですがアズールレーンのIDも貼っておきます。是非ともよしなに〜
P.S今回のイベントのスキンが色々とヤバい


一手と静けさと痛みと

第17話【一手と読みと痛みと】

 

涙としゃっくりが止まらない。愛宕お姉ちゃんに絆創膏をはってもらった所をまじまじと見る。ツンと触るとまだ痛い。高雄お姉ちゃんは僕のこと嫌いだからあんなことしたんだ...

 

うぅ...帰りたいよ...天城お姉ちゃん...

 

_ここに居たのね。

 

振り返ると愛宕お姉ちゃんがいた。心配した目でこっちに来た。

 

_さぁ、戻りましょう。高雄ちゃんも心配しているわ。

 

愛宕お姉ちゃんは僕の手を握ろうとしたけど僕はそれを跳ね除けた。

連れていかれるのが嫌だから、また少し離れる。

 

やだ。高雄お姉ちゃんは僕のこと嫌いだからあんなことしたんだ。高雄お姉ちゃんなんて嫌い。

 

_そんな事言わないの。それに高雄ちゃんは貴方のことが嫌ってなんかないわ。

 

じゃあなんであんなことしたの?

 

_高雄ちゃんはね、貴方のことが心配でやってるのよ。

 

愛宕お姉ちゃんはそう言って僕の前に屈んだ。そして、しっかりと僕の目を見つめて続けた。

 

_ねぇ...やりたい事ってある?将来の夢とか無い?

 

やりたいこと?えーと.....

 

考えたけど...何も出なかった。やりたいことなんて...無かった。

 

_貴方は明るくてとってもいい子よ。でもね、自分のこれからのこと考えたことある?

 

これから...?分からないよ...

 

_高雄ちゃんは貴方のこれからについて考えていたわ。自分の足で、力で自分の道を進むために貴方を鍛錬してるのよ。

 

でも嫌だ。痛いのも、怖いのも嫌だ。もうしたくない。

 

_それじゃ駄目なの...私達はとっても怖いところに行ってるの...もしかしたら帰ってこないかも知れない...。だから、貴方のためにしてるのよ。

 

じゃあ何で怖いところに行くの?怖くないの?

 

_怖いわよ。でも...皆がいて、貴方みたいな子を守れるなら怖くないわ。高雄ちゃんだってそう言っていたでしょう?

 

僕には分からない。痛いのも、怖いのも嫌だ。もうしたくない。あの時みたいなことはもう嫌だ。でも...愛宕お姉ちゃんや皆は...それでも怖いところに行く。天城お姉ちゃんも言っていた。僕みたいな人を守るためにって。

 

_だから高雄ちゃんは貴方のことを嫌っていないわ。さ、早く行ってごめんなさいしましょう?高雄ちゃんもきっとつらい思いをしてるわ。

 

うん。ちゃんとごめんなさいする...

 

まだしゃっくりは止まらないけど、愛宕お姉ちゃんと手を繋ぎ高雄お姉ちゃんの所に戻った。

 

 

_...戻ったか。その...なんだ..

 

ぎこちない空気がその場で漂った。愛宕お姉ちゃんに目を向けたけど自分でごめんなさいって言うのよ。って言っている気がした。僕は勇気をだして高雄お姉ちゃんに謝った。

 

あのね...高雄お姉ちゃん...嫌いって言って...ごめんなさい!

 

高雄お姉ちゃんはびっくりしていた。一瞬愛宕お姉ちゃんの方を見ていたけど直ぐに僕に目を向けた。

 

_いや、拙者こそ済まなかったな...最後まで走って偉いぞ。よく頑張ったな。

 

そう言って僕の頭を撫でた。褒められて嬉しくて、悲しくもないのにまた泣いてしまった。

 

_っ!?せ、拙者はまた何か酷いことをしたのか...?

 

_大丈夫よ。これは嬉しくて泣いているのよ。

 

_そ、そうなのか...泣き虫なやつだ。

 

高雄お姉ちゃんは笑って僕の涙を拭いだ。

 

_ふふっ、沢山動いたからお腹空いたでしょう?実はお弁当も作ってきたから皆で食べましょう?

 

箱の中にはおにぎりが入っていたどれも綺麗で美味しそうだった。

 

_そうだな...一緒に食べるか。

 

うん。食べる!

 

僕はすかさず真ん中のおにぎりをたべようとした。

 

_あ、待って!それは...

 

す...酸っぱい...

 

あまりにも酸っぱさ吐き出してしまう。

 

_それは梅よ。大丈夫!?平気?

 

僕は口に手を当て吐き出さないようにした。

しゅっぱい.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外から砲撃の音が絶え間なく続いている。どうやら作戦が始まったみたいだ。

 

「よし、作戦が始まったみたいだ。こっちも動くぞ。」

 

「言われなくても分かっています。」

 

シェフィールドは二丁の銃を構え、敵の偵察機を破壊した。

これで、敵から位置がバレたがさっきの爆発で味方もこっちの位置を大体は把握したはずだ。

 

「でで、でもどうやって逃げるんですか...?」

 

「そうにゃ、島は囲まれてるにゃ!」

 

「逃げるのは無理だ。戦闘は確実になる。方法は一つしかない。」

 

「そ、その方法って...?」

 

島は囲まれ、位置はバレた。逃げるのは不可能。ならば...

 

「敵の方から撤退させるしかない。つまり、敵を諦めさせる。」

 

「そう上手く行くかしら?」

 

後ろから俺たちではない声が聞こえた。振り返るとあの時出会った。プリンツ・オイゲンだった。それだけじゃない他にも鉄血達のKAN-SENがいた。まさかこれ程早く見つかるとはな...

 

「また会ったわね?いや...今の貴方では初めましてかしら?」

 

「どうでもいい。」

 

「つれないわね。ならさっさと始めましょう?」

 

鉄血のKAN-SEN達が俺たちに砲口を向く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某島周辺 レッドアクシズ 追撃隊

 

砲撃の雨が降り注ぐ。どうやらアズールレーンが仕掛けてきたようだ。しかし、狙いがあまりにも雑だ。

 

「牽制だな。」

 

「霧と混乱に乗じてあの子たちを助けるつもりね。」

 

しかし、此方は鉄血が一足先に内部で捜索している。潜入出来たとしても戦闘は免れないだろう。

 

「しかし、鉄血に任せきりとはいかない。綾波、我々も出るぞ。」

 

「でも高雄ちゃん。陽動とは言え、敵戦艦も無視出来ないわよ。」

 

確かに放置すればこの本隊に被害が出る。そうなれば作戦を続行するのは難しくなる。

 

「なら、そっちは私達が行くよ。向こうにグレイゴーストがいるなら今度こそ勝ってみせる。」

 

五航戦...瑞鶴と翔鶴が真剣な眼差しでそう言った。瑞鶴の目がこれまで以上に決意を秘めていた。今度こそ勝ってみせると。

 

「よし、では頼むぞ!」

 

我々も島の内部へと潜入した。待っててくれ...今拙者が連れ戻して行くからな...!

 

 

 

_某島 内部 アズールレーン 救出部隊

 

本隊の牽制砲撃によって島の内部に潜入が成功した。

 

「始まりましたね。」

 

「私達も急ごう。」

 

救出部隊はクリーブランドさん、ラフィーちゃん、ベルファストさん、そして、私ジャベリンの4名...他の部隊の方から潜入したという連絡が無いので潜入出来たのは私達の隊でしょうか。

 

「指揮官大丈夫かな...」

 

「あちらで爆発を確認をしました。恐らく一緒にいるメイド達が護衛をされています。急ぎましょう。」

 

あまり長居は出来ない...私達は大急ぎで爆発の方へと向かっていこうとした...その時後ろから砲撃がきた。

 

「砲撃!?不味い!」

 

クリーブランドさんが飛び出したが、敵の方が早かった。その人はビルを足場にこちらに飛び出し、刀を振り下ろした。

その後凄まじい衝撃波がうまれ、私達をを近寄せなかった。

 

「一振だけであんな...」

 

「最悪なタイミングで...ラフィー、ジャベリン!気をつけて!」

 

もう一人、犬のような耳をした人も合流した。そしてもう一人...また出会ってしまった...

 

「あ、綾波ちゃん...」

 

また出会ってしまった。また戦いの場所で...

 

 

 

 

_某島 内部

 

今の状況は悪い。俺は崩壊した建物の中で指揮をしている。

シェフィールドとエディンバラが対抗しているが敵との数が多い。

明石のやつが何処かに身を潜めているせいでどこにいるのか分からないが使えないからどうでもいい。

 

「どうだ!俺たちのコンビネーションは無敵だ!」

 

プリンツ・オイゲンの砲撃でまず敵をダメージを与えるかつ足止めし続いてあの白髪で男勝りのやつが追撃、そして、最後にあいつの声...そうだ。確かホーネットの部隊を...Z23だったな...そいつが魚雷で止めという感じだ。成程...いい戦術だ...だが、無敵ではない。

 

「もういっちょ行くぜ!」

 

またあいつが仕掛けてくる...だが、もう読めた...

 

「シェフィールド!左に避けたあと3時の方向に銃を撃て!」

 

「つ...!?」

 

シェフィールドは俺の指示に反射的に聞き、左に避けた。その後すかさず俺の指示通りの方角に銃口を向く。

 

「どうして私の位置が...!?」

 

そこにはZ23がいた。だろうな。そんな基本的な動きなら必ずそこにいるはずだがらな。

シェフィールドはそのまま引き金を引き、弾は敵に当たり、Z23は足を止める。

 

「今だエディンバラ!そのまま魚雷を撃ち込め!」

 

「は、はい!」

 

エディンバラは言う通りに魚雷を撃ち、そのまま敵に向かっていく。

 

「しまった...」

 

魚雷は敵に直撃し、Z23はボロボロになっていた。

 

「お前は真面目だろうな。そんな基本的な動きなら簡単に読める。」

 

「ぐっ...何か対策を...」

 

「くっ...よくも二ーミを!」

 

銀髪のショートヘアのやつが俺が居る建物に向かってくる。

先に指揮官を潰すことはいいが...対策をしてない訳がない。

俺は建物の奥へと下がった。

 

「怖気付いたのか!」

 

「ダメです!離れて!」

 

あいつは気づいたか...俺の目の前には目をこらすとワイヤーが無数にある。そしてそこに付いているのは...あの時もう一つの自爆ボートの爆弾の一つだった。

 

「な...ワイヤートラップ...!?」

 

気づく時には遅い。一つの爆弾はそいつを巻き込んで爆発した。

爆風から人影がある。まぁ、流石に今のじゃ無理か。

 

「ゴホッ...くそ...」

 

「どうした。お前たちのコンビネーションは無敵じゃなかったか?ボロボロじゃないか。」

 

キッとこちらを睨みつけている。今にもまた襲いかかってくる勢いだ。だが、流石に気づいたのだろう。俺の前には多くのワイヤートラップがあることを。

 

「ふーん...自分の価値分かっているのね。」

 

「つまりそれは、この作戦の目的は俺とこの黒箱の事で良いのか?」

 

これで確信した。間違いなく狙いは俺と黒箱だ。だから近づけない。もし、このまま全てのワイヤートラップが作動したら間違いなく建物は崩壊し俺はその下敷きになって死ぬ。

 

「そうね。目的は貴方と黒箱...だったらこの子達を痛めつけた後貴方をどうにかするわ。」

 

鉄血の部隊は再度シェフィールド達に向かって攻撃を行った。だが、一人は損傷が大きい筈だ...粘れるはずだ...

 

「そうそう。誰も部隊が私達だけなんて言ってないからね?」

 

突如別方向から砲撃が来た。まだ誰かいたのか!?

 

Hallihallo(ハリハロー)!人呼んでフュンちゃん。Z35登場!」

 

「Z23姉ちゃん!?大丈夫!?」

 

「Z25!?なんとかね...」

 

「貴方の指揮ならこれぐらいの準備をした方がいいと思ってね?形勢逆転はなしのようね?」

 

成程...先に潜ませていたと...これは厄介だな...

 

 

 

 

 

 

 

 

某島 内部 アズールレーン 救出部隊

 

敵の妨害が入り、中々先には進ませてはくれないお二人ですね...

どちらも刀を使っており、一振が凄まじい...このままでは姉さんが...

 

「先に行って。」

 

突然クリーブランド様が仰った。

 

「しかし...」

 

そうなるとお一人でここを食い止めることになってしまう。それはあまりにも無茶です。

 

「大丈夫。私結構強いんだぞ。...それに、本当は心配なんでしょ?」

 

姉のカンというものでしょうか...?皆様にご迷惑がかからぬように上手く平然を装いましたが...バレてしまったようですね...

 

「よし!行くぞ!」

 

掛け声と共に敵の頭上へと飛び出し。先へと行く。お気遣い感謝致します...どうかご無事で!

 

「待ちなさい!」

 

「まとめてかかってきなよ!」

 

「ぐっ...あの子は...必ず...!」

 

 

 

 

 

 

 

さっきから攻撃を全くしてこないのです...そればかりか逃げてばかりなのです...なんなのですか...なんで...

 

「またですか。いい加減にするのです!」

 

二人の行き先は建物の行き止まりなのです。魚雷を発射し、二人めがけて撃つ。後ろは行き止まりだから、に避けることは出来ない。

...どうして...

 

「どうして戦わないんですか?」

 

ただ逃げるばかりで何もしない事に少し苛立ちを感じた。しかし、二人は何も言わない。そればかりかこちらを見ている。

とどめを刺すために剣を構えそのまま飛び出す。

 

「ラフィーちゃん!」

 

一人は止めようとするがもう遅い。綾波は敵の首めがけて剣を.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あらあらもうおしまいね指揮官?」

 

さっきの敵の増援にやられた...シェフィールドもさっきのあのコンビネーションのダメージが残ってる...エディンバラももう限界だ。

 

「じゃあね。」

 

プリンツ・オイゲンがエディンバラに向かい砲撃した。しかし、突如エディンバラの前に行き、庇った人影があった。...あいつは。

 

爆風が消え、その姿がはっきりと見えた。長い白髪、そしてメイド服...間に合ったか。

 

「ベル!」

 

「来てくれましたかベルファスト。」

 

「あら?来たのね、ベルファスト。でも残念。今回は一手の差で私達の勝ちみたいね。」

 

ダメージを受けていたやつも復帰し、いよいよ後が無くなった...

だが、俺の予想では...

 

「いいえ。一手の差で私どもの勝ちでございます。」

 

「なんですって?」

 

「全く...人にはああ言っておきながら、貴方だってかなりのお人好しじゃないか。ベルファスト。」

 

灰色の髪に白と黒の基調の服を纏ったユニオンの英雄...エンタープライズ崩壊した街の高所に堂々と構えていた。

 

「なら、私達は二手三手の差で勝ちかしら?」

 

しかし、その近くでまた、二匹の狐が英雄を囲んでいた...

 

「加賀は予想していたが...まさか赤城まで来るとはな...」

 

「当然よ。貴方を連れ戻すならなんだってするわ。」

 

「そうだ。さぁ、戻って来い!」

 

「嫌だと言ったら...」

 

瞬間、ワイヤートラップの隙間を通り一つ紙が矢の形に変え俺の左足を貫いた。

 

「ガっ...!?」

 

そのまま後ろに倒れ左足に激痛が走る。左足が動かない。痛すぎて声が出ない。

 

「拒否権なんかないわ。貴方の帰る場所はこっちなのよ?私から離れるその足なんてもう要らないわ。」

 

そう言って今度は右足を狙った。避けようとするも左足の激痛で動けない。無抵抗のまま俺は右足を貫かれた。

 

「ぐ、あぁぁぁ!!」

 

今まで出したことも無い声が出た。両足に痛みが、熱さが走る。

 

「指揮官!」

 

「ご主人様!」

 

「次は貴方たちよ。返してもらうわよ?私の弟を。」

 

「...それはどうでしょうか?」

 

ベルファストの読みは外れたが顔色は全く変えていなかった。

ということは...最初の俺の指示を聞いてくれたの訳だ...!

 

「魔女っ子アイドルサラトガちゃん!ただ今参上!」

 

「あらら、サラトガちゃんってば...ほどほどにね。」

 

桃色の髪をした姉妹らしきKAN-SEN達が赤城達を囲んだ。

 

「くっ...この程度の奴ら私だけで...」

 

「させると思うか?」

 

隙を見せたらその場で倒されてしまうから思ったようには動けないのだろう。なんせあのユニオンの英雄だ。一瞬の隙も見逃さないだろう。

 

「はぁ...はぁ...俺の...読み勝ちだ...!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某島周辺

 

「姉ちゃんじゃなくて残念だったね。」

 

「な!なんで...!」

 

「まさか!」

 

「そういうことだね。まんまと引っかかったって訳。」

 

「くっ...」

 

「さて、じゃあここで私に...」

 

ぞわりと寒気が走った。敵が目の前にいることを忘れ周りを振り返る。呼吸が乱れる。さっきまでの空気が変わる。

 

「...!?何...この圧は...」

 

「翔鶴姉...っ!来る!」

 

しかし、突如として私達は敗れた。それはまるで嵐に襲われたように何も出来なかった...何をされたのかも分からずに...

 

「きゃぁ!」

 

「こ、こいつ...高雄さんが言って...た...くっ...翔鶴姉と一緒に...早く...」

 

「うぅ...はやく...姉ちゃんに...知らせないと。」

 

あの二人はなんとか逃げたようだ...敵だけど少し安心した...

まさか...あいつが来るなんて...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某島 内部

 

レキシントン級の二人が来て、戦況はこちらに傾いた。あとは指揮官だ。両足の出血が酷い...早く治療しなければ...

 

「どうやら、指揮官の読み勝ちね...どうするの赤城。」

 

「姉様...」

 

「ここまで来たのよ...連れ帰るまで撤退はしないわ...」

 

「まだやるのか!」

 

「そうよ!あの子を連れ帰るまで絶対よ!」

 

なんて執念だ...どうしてそこまでするんだ...

 

『姉ちゃん...!』

 

突然ホーネットから通信が来た。何故か酷く疲弊しているが...

 

「どうしたホーネット?」

 

『あいつが...テンペストが...そっちに...!』

 

...!しかし、遅かった。全身に悪寒が走る。あの時の嵐と同じ感覚がまた蘇る...

 

「あれは...」

 

「なに...あれ?」

 

「あいつは...!」

 

黒いローブに左だけの艤装...あれは間違いなく嵐であったやつだった。

 

「あいつ...は?」

 

「皆様!ご主人様を早く救出し、撤退を!」

 

嵐の前の静けさは終わりその場が荒れ狂う。一人の嵐によって...

 




◽︎月〇日
今日は体術訓練でジンが相手だった。出来れば相手にはしたくは無かった。体術訓練の時は性格が変わるから...結果は俺の圧勝だった。
しかし、ジンはそんな俺を見限らなかった。むしろ、面白がっていた。その性格変わるのってなんか面白いな!と言った。呆気に取られたというか...形容しづらかった。不気味ではないかと俺は言ったが、
気にしてないようだった。普段のお前は良い奴だからといって流してくれた。俺は...ここで友達というのが出来たのかも知れない...

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