もしもアニメのアズールレーンに指揮官が出てきたら〜2nd season 海上の誓い〜   作:白だし茶漬け

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北方連合のKAN-SENのコンプまで残すところアヴローラだけとなりました。ホントにスキンがえっちしすぎでけしからん!!
どうも白だし茶漬けです。
コロナ蔓延しすぎて怖いので自宅でニートと化してます。



喪失と暴走と再起と

第18話【喪失と暴走と再起と】

 

_ねぇ、今日ぐらい三人で寝ない?

 

僕は明日の朝に天城お姉ちゃん達の所に帰る。だから最後の日ぐらい皆で寝ようと愛宕お姉ちゃんは言った。けど...

 

_せ、拙者はいい!いつも通り愛宕とお前で二人で寝ろ。

 

_明日の朝には帰っちゃうのよ?折角だし良いじゃない。貴方もそう思うわよね?

 

う、うん...一緒に居たいな...?

 

_ほら、こう言ってるんだし。それに、今日は鍛錬を自分からやりたいなんて言ったのよ?それぐらい良いじゃない、ねー?

 

ねー。

 

_うぐ...分かった...今日だけだからな。

 

_じゃあ決まりね。貴方は真ん中ね。

 

明日になれば天城お姉ちゃんの所に帰る。ちょっと寂しいな...天城お姉ちゃん達も好きだけど、愛宕お姉ちゃん達も好き。ちょっと辛いことがあったけど、僕を慰めたり褒めたりした。

 

ねぇ...また泊まりに来ても良い?

 

_勿論よ。また来てね。

 

_今度来たらしごいてやるからな。

 

しごく...?よく分かんないけど来てもいいみたい。

 

_じゃあ電気消すわね。おやすみなさい。

 

おやすみなさい...今日は疲れたからすぐ眠っちゃうな.....__

 

 

_...寝ちゃった?じゃあ...失礼しま~す...

 

_何をやっているんだお前は。

 

_た、高雄ちゃん...起きてたのね?

 

_お前...まさかいつもそうやって抱きしめていたのか?

 

_違うわよ。明日でこの子が帰っちゃうから折角だからちょっと抱きしめようとしてただけよ。

 

_何がちょっとだ目つきが鋭かったぞ...

 

_あはは...高雄ちゃんもどう?

 

_せ、拙者はいい!

 

_ええ~鍛錬も頑張っていたじゃない。頭を撫でるぐらいしたらいいと思うわよ?

 

_と、とにかく拙者は寝る!

 

_じゃあ私は遠慮なく...ん良い抱き心地ね♪

 

 

 

 

_むう...撫でるだけなら良いのか...?

 

他の奴の頭を撫でるのは初めてだ。それに加えまだ幼い子の頭なら尚更だ。起こさないようにそっと頭を撫でる。髪に(くし)を通すように指の隙間に髪を通す。指通りがとても良い。愛宕がいつも風呂で手入れをしていると言っていたが...それのおかげだろうか。

 

_ふふ、髪がさらさらでしょう?お風呂で丁寧に手入れしているからね。

 

_ ああああ愛宕!?起きていたのか!?

 

_しー。起きちゃうわよ?

 

見られてしまった...しないと言った手前に頭を撫でさらには髪を指に絡めている所を見られているとすれば...恥ずかしくて目も当てられない。

 

_やっぱり高雄ちゃんもしたかったんじゃない。照れなくてもいいのに。

 

_ちが...これはだな...

 

上手く言葉がでない。こんなことで取り乱してしまうとは...

 

_さぁ次は何をするのかしら?

 

_も、もうしない!拙者はもう寝る!

 

布団で顔を隠すように顔まで布団を被り反対に体を向く。しかし眠れない...明日も早朝から鍛錬があるというのに...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何人でも自然が起こす災害は誰にも止められない。起きてしまえばそれが収まるのをただ待つしか方法がない。そして、災害の一つ...嵐がそこにいた...

 

「あいつは...」

 

黒箱に触れた時に見たアイツだった。

壊れた建物の瓦礫の上に佇む奴は黒いローブで身を包み左だけしか存在しない異様な艤装を装備している。そしてその左腕には剣とビーム砲が一体となった物を装備している。

 

「お前は...!あのときの!」

 

加賀が明らかに怒りを顕にした。瞬間。無数の紙を投げ、艦載機へと変え黒いローブ姿に向け艦載機銃を撃つ。しかし、黒いローブ姿は空高く飛んで機銃を避け、左腕にあるビーム砲を連射し一点の誤射もなく正確に全ての艦載機を撃破した。

 

「この隙に...!」

 

加賀があいつに攻撃をした隙をつき、赤城と加賀の包囲を抜け、体制を整える。レキシントン級の二人も先程の攻撃の隙をつき二人から距離をとる。

 

「な、なにあれ...セイレーンの新しい個体...!?」

 

「そうだ...一応『テンペスト』と呼称している。あいつは私でも歯が立たない。早く指揮官を救出して離脱する。」

 

ユニオン英雄から歯が立たないと言う弱気な言葉が出るとは思わなかった。それ程までに危険な奴なのだ。しかし、依然として奴は動かない。こちらの動きを待っているのか...?

 

「ご主人様。今のうちに救出します。このワイヤートラップをどうすればよろしいのでしょうか。」

 

ベルファストがワイヤートラップの手前まで来た。赤城と加賀がテンペストに攻撃をしている最中に近づいたのだろう。

 

「あぁ。実はこの建物の左に抜け穴がある...そこから出入りしてくれ。」

 

しかし、信じられないことが起きる。さっきまで瓦礫の上から傍観した者が突如ベルファストの後ろにいた。左にある剣でベルファストを切り裂こうとする。

 

「後ろだ!ベルファスト!」

 

俺の言葉でベルファストは反応し後ろに振り向く。即座に腕にある甲冑でなんとか剣の攻撃を凌いだが、その後テンペストは体を左にへと回し、そのままベルファストに回し蹴りを入れた。蹴りはもろにくらいそのままベルファストは瓦礫の山へと吹き飛ばされた。

 

「がはっ.....」

 

「ベル!」

 

エディンバラはそのままベルファストの元へと駆け寄る。ベルファストの名前を何度も呼び、安否の確認をする。

 

「ベル...!ベル!しっかりしてよ!!」

 

「だ...大丈夫...です...がはっ...」

 

なんとか大丈夫らしいがこれはまずい。言い訳に聞こえるがこれは予想外だ。

 

「全艦に告ぐ!今すぐ離脱しろ!こいつは危険だ!」

 

この場にいる全員に聞こえるように今の俺の意思関係なく(・・・・・・・・・・)声がかれる程の大声で離脱の声掛けをする。

 

「確かに...これはまずいですね...」

 

鉄血は速やかに離脱しようとするがテンペストがいつの間にか鉄血部隊の所にいた。

 

「ええ!?もうこっちに来たの!?」

 

「これは...まずいですね...」

 

テンペストは鉄血の部隊へと襲いかかった。狙いはあっちでは一番被害が大きいZ23だった。

 

「くぅ...!」

 

即座に距離をとるがあの瓦礫の山から俺の場所に一瞬で来るあいつの機動力の前には無意味だった。テンペストは左腕ある剣で今度はZ23を切り裂こうとする。しかし、プリンツ・オイゲンの周囲にシールドが表れ、それが周囲の鉄血部隊を囲んだ。剣はシールドに当たり、なんとか防いだ。

 

「へぇ...面白いわね...」

 

プリンツ・オイゲンが不敵の笑みを浮かべる。しかし、それは一瞬で消えることとなった。

テンペストは左腕の装備が変形し一つの剣と変えた。

瞬間。ビームだったものは撃つことなくそのまま剣に纏い、一つの巨大な光剣となった。

 

「なっ...!?」

 

プリンツ・オイゲンから笑みは消え強ばった表情になる。光剣は全てのシールドを破壊し鉄血へと振り下ろす。巨大さ故直線上の瓦礫の山がそのまま巻き添えを食らい消えていった。

 

「なんだよ...これ...」

 

「対策の...たてようも...ありません...」

 

「お...お姉ちゃん...」

 

なんとか無事そうだが全員満身創痍だ。これでは次の攻撃はもろに食らうのは確実だ。しかしテンペストは次の獲物を探すように辺りを見渡す。次の獲物を見つけたように次は赤城達のところに向かう。

もう...使うしかないな

 

_ダメだ!

 

俺の右手が俺の左腕を力強く掴む。

 

このままでいいのか?

 

_あれはダメだ...ほかに何か...

 

他ってなんだこいつらがあいつに勝てるのか?

 

_それは...

 

無理だ。だからあれを使う。

 

 

 

「お前は必ず倒す!」

 

「あの時の雪辱をここで晴らすわ!」

 

二人は互いに艦載機を出しテンペストへと狙いを定める。テンペストは先程の装備を元に戻し、左腕のビーム砲でまたも狂いなく正確に撃ち抜く。そして、二人の艦載機を足場にして徐々に距離を詰めていく。

 

「指揮官!今のうちに早く!」

 

エンタープライズが隣にいた。どうやら隙をつき、抜け穴からここに来たようだ。

 

「足の怪我を治療している暇はない。このまま抱えて離脱する。」

 

エンタープライズは俺を抱き上げ、そのまま離脱を図る。

しかし、それは叶わない事だった...既にテンペストが回り込んでいた。

 

「なっ...そんなもう重桜を倒したのか!?」

 

後ろを見ると既に赤城と加賀は倒れていた。馬鹿な...単騎でここまで倒すのか。こっちはベルファストは重症でエディンバラが抱えている...そして俺を抱き上げてるエンタープライズも動けない...つまり残るは...

 

「皆様は早く離脱をここは私達がなんとか致します。」

 

シェフィールドとサラトガとレキシントンだ。しかし、シェフィールドは鉄血との戦闘でダメージを受けている。持つわけが無い。

 

どうだ。ここまで来てまだ意見は変わらないか。

 

_それは...

 

このままだと破滅するぞ。

 

_っ...!

 

「...指揮官...少し我慢してくれ...」

 

そう言い、エンタープライズはそのまま俺を近くの建物に投げ上げた。受け身でなんとか着地したが、足がかなり痛む。暫くは悶絶した。するとポケットに何か入っていた。正体は通信機だった。

 

「それで島の外にいるやつに救援を要請しろ!私達が時間を稼ぐ!」

 

たった四人で時間稼ぎをするつもりらしいが無理だろう。先程まであいつは左腕の装備しか使っていない。今まで後ろにある主砲や左足にある魚雷は使ってないのだ。まだあいつは半分の力も出していないのだ。それを二人で時間稼ぎは火を見るより明らかだ。

 

「.....ま...だ...か...」

 

テンペストはノーモーションで俺に狙いを定め、この場全員が反応出来ないほど早くビーム砲を撃った。その光はエンタープライズの横をすり抜け真っ直ぐ俺に向かう。

目の前が光に覆われ、近づく度に熱い。世界が光に包まれた。

撃った場所は爆発し建物はそのまま崩壊した。

 

「指揮官...?指揮官!!!

灰色の亡霊の叫び声が辺りを響かせた...

 

 

 

 

 

辞めろ...!

黒いローブの奴があいつに狙いを定める。

辞めろ...!

光線がそのままあいつに向かい、当たった場所は爆発し建物はそのまま崩壊した...

 

「あ...あぁ...」

 

守れなかった...また守れなかった...

守れなかった守れなかった守れなかった守れなかった守れなかった守れなかった守れなかった

 

「いや...まだ生きてるのかも知れない...」

 

「急ぎましょう!まだ間に合う筈よ!」

 

私と姉様は撃たれた場所へ颯爽と移動した。しかし、あるのは瓦礫の山だけだった。瓦礫の隙間も無く、生きてるのはもう...絶望的だ.....

...嘘だ...嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ

 

私の...姉様のたった一つの存在を...あいつは.....

...ろしてやる

 

殺してやる!!

 

殺す潰す噛みちぎる燃やす怒りで我を忘れる。自分の艦を出し、そのまま巨大な獣へと姿を変える。あの時の巨大な光剣のおかげで自分の艦が出せるほどの広さになった。おかげでこれが出せる。

 

「おい!こんな所でそれを出したら鉄血も巻き込んでしまうぞ!」

 

亡霊(エンタープライズ)風情が何を言おうとどうでもいい。ただこの行き場のない怒りを生み出した奴を許せないだけだ。

 

「どうだっていい!全てを...喰らってやるっ!!」

 

私の怒りに応えるように獣は吼え、蒼い炎に包まれた艦載機をたった一人にむけ無数に放つ。しかし、奴は一歩も動かず左腕の光線だけで攻撃を凌ぐ。

 

「ふふふ..あっははっは!!そうね...どうでも良いわね...全部燃やすわ...私の愛で全部!」

 

姉様も狂ったように怒り、その場で炎を纏った龍を呼び出す。

 

「ちっ...見境なしにもいい所よ...このままじゃ危険よ。早く離脱しましょう。」

 

鉄血達がこの場を離脱したのが見えたが、私はもうあの黒いローブ姿の奴しか見えなかった。行き場のない復讐心だけが残り、あいつをただ殺す事だけ考える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今の爆発は何だ!?」

 

あの場所は...ベルファストが行った方向だ。もしもあそこに指揮官が居たら皆が危ない。だけどこの二人がどうしても行かしてくれない。そろそろやばいかも...

 

「さっきの爆発の場所は...あの子もいるのよね?」

 

「あぁ...気がかりだがこいつを野放しには行かない。」

 

あの子...?一体誰の事を言っているんだ?

 

「でも高雄ちゃん。私達も行った方が良いわ。もしもあの子に何かあったらこの作戦の意味が無くなるわ。それに...心配でしょう?」

 

「...敵わないな...お前には。勝負は預けるぞ。」

 

そう言って二人は爆発した場所へと向かっていった。あの子が誰なのかは謎だけど今は私も行くしかない。無事でいてくれ...みんな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つぶってた目を開ける。前にはラフィーちゃんの顔のすぐ傍に綾波ちゃんの剣があった。綾波ちゃんはラフィーちゃんのことを斬らなかった。綾波ちゃんの剣が少し震えていた。目は前髪で隠れていてどんな表情をしているのか分からなかった。

 

「どうして...どうして戦わないのですか!」

 

その声は怒りや疑問が入り交じって震えていた。

 

「戦いたくないから。」

 

それとは逆にラフィーちゃんは真っ直ぐで震えもない声で言った。

 

「敵同士なのに...?」

 

「関係ない。ラフィー、綾波と友達になりたい。」

 

ラフィーちゃんは綾波ちゃんに手を差し伸べる。あの時、丘の上で指揮官がやったことと同じように。

その時、食堂であった指揮官の言葉を思い出す。

 

_綾波は敵か?

 

違う。絶対違う。ううん、きっと重桜や鉄血の皆さんだって...本当は敵なんかじゃない。

ずっと引っかかっていた物が無くなった感じがした。あの時、丘の上であった時の気持ちが表れた。

私もあの子と...友達になりたかったんだ...!

 

その時、何かが爆発した音がした後、瓦礫が落ちる音がした。

その場の空気が一変する。

 

「な、なに!?」

 

「あっちからした。あそこ皆がいる所。」

 

ラフィーちゃんが指した方向は指揮官や他の皆がいる所だ。通信を取ろうにも一切返事がない。それ程危険な事が起きてるいるのかもしれない。綾波ちゃんもさっきので戸惑っている。

 

「綾波ちゃん!一緒に爆発した所に行こう!皆が危険だよ!」

 

「どうしてなのですか!敵同士なのに...」

 

「関係ないよ!ラフィーちゃんだって言ったよ。私も綾波ちゃんと友達に...」

 

しかし、言葉は最後まで続かず綾波ちゃんはラフィーちゃんの手を振りほどき、そのままあの爆発の場所へと先に行き、言葉を振りほどく。

 

「綾波ちゃん...」

 

やっぱりダメなのかな...諦めていたその時ラフィーちゃんが肩をポンと叩いた。

 

「大丈夫。きっとなれる。でも今は早くあっちに行く。皆が危ない。」

 

「そうだね...早く行こう!」

 

私達は全速で爆発した場所まで向かった。綾波ちゃんも同じ方向に行ったからまた会えるはず。その時も諦めずに声をかけ続けよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

指揮官を失った怒りと哀しみが混ざった攻撃が辺りを響かせた。

赤城と加賀は暴走しており、ただ一人の為にここら一帯を全て燃やし尽くす勢いだ。離脱しようにも二人の攻撃が退路を遮り、思うように動けない。

 

「ぐっ...このままでは...」

 

こちらもテンペストの攻撃のせいで被害を受けている。もうこのまま持ちこたえる事など不可能だ...別部隊からの通信をしようにもさっきから返事がない...まさかとは思うが...島を囲んでいた部隊もあいつがやったのか...?だとしたらもう...打つ手がない...

 

「エンタープライズさん!」

 

後ろから声がする...丘の上であったあの時の声だ...

 

「大丈夫ですか!?指揮官は大丈夫ですか!?」

 

「指揮官は...あそこに...」

 

指した場所は瓦礫の山だった。ジャベリンの顔が嘘だと訴えている顔だった。だが...事実だ...この目で指揮官の最後を...見てしまったのだから...

 

「とにかくここを離れる。」

 

しかし、それは叶わない事だった。もう既に嵐はそこにいたのだから。

 

「え...?」

 

テンペストはジャベリンに斬りかかった。しかし、一発の銃声もした。艦の形をした銃を持つメイドがテンペストに向けて弾丸を放つ。

しかし、テンペストは左にある剣で弾丸を見ることなく弾を斬り、同時に右手でジャベリンの胸ぐらを掴み、ラフィーに向かい投げ飛ばした。

 

「きゃあああ!!」

 

「ジャベリン...!」

 

ラフィーはなんとか受け止めて踏ん張るが投げ飛ばした威力の方が強く、そのまま吹っ飛ばされてしまう。

 

「ぐっ...」

 

私は弓を弾き矢を放つしかし、目の前で右手で矢を掴まれ、そのまま右の膝蹴りをくらってしまった。

 

「がハッ...!」

 

腹を蹴られ、頭がぐらつき、吐き気もする...しかし、相手は待ってくれず私を足場にするように蹴りをくらい。メイド達の方向に吹き飛ばされる。

そして、テンペストは蹴った勢いでそのまま赤城達へと向かう。

 

「しま...」

 

二人はそのまま天から地へと落とされる。二人は海に落ち、衝撃が強すぎたせいで打ち上げられた水が雨のように変わる。

 

「これは...!何が起こった!?」

 

重桜の者だろう二人がこの場へとやって来た。辺りを見渡し多数のKAN-SEN達が倒れていく姿を見て驚愕した。

 

「どうなっているのかしら...」

 

「おい!愛宕!あれは...!」

 

二人が見た先にはテンペストがいた。一つのかすり傷もなく、息も乱れていない...

 

「よせ!あいつには...」

 

何故敵なのにこの言葉が出たのかは分からない。しかし、このまま被害を増やす訳には行かない、しかし、私の言葉は届かなかった。

 

「お前は...!あの時の!借りを返すぞ!」

 

「よくもあの子を離れさせてくれたわね...!」

 

二人はまるで赤城や加賀と同じような怒りをあらわにして斬りかかった。その理由を考える暇はなかった...意識が薄れ...て...______

 

 

 

 

 

 

 

「なんなのですか...一体何があったのですか...!?」

 

最短ルートでいこうとしたら瓦礫の崩壊で遠回りすることになってしまい到着に遅れ、着いた先には信じられない光景が広がっていた...

赤城さんや加賀さんも倒れ、アズールレーンの皆さんも倒れ、辺りを見渡すとジャベリンとラフィーも倒れていた...

 

「そんな...ハッ!」

 

何かが近づくのを感じ前を向く、それは綾波の横に叩きつけられ水しぶきが勢い良く襲う。水しぶきが止んだ後見ると...愛宕さんと高雄さんだった...

 

「に...げて...綾波ちゃん...は...やく」

 

二人はもうボロボロで戦うどころか動くこともままならなかった。

逃げようにもこの場の恐怖で足が動かない。そして、それを生み出したのだろう...張本人が綾波の目の前にいた...

 

「な...!?」

 

斬りかかろうにも左腕にある剣に遮られそのまま右手で顔を掴まれ、腕を上げる。

 

「や...めろ...!」

 

高雄さんの声を無視してそのまま黒フードは続ける。

 

「あ...と...はお前...ひ...とり...だ...しまを...囲んでいた...や...つら...も...た...おし...た...ぜ...いんん...だ」

 

一人...残っているのは私だけ...?嫌...一人は嫌...!誰か.....助けて...!

 

 

刹那。後ろから砲弾の音が聞こえる。音がした後遅れて弾が布を掠める音がした。ローブ姿はそのまま綾波を離し、後ろにむく。

 

「あの人は...」

 

その先には、アズールレーンの指揮官だけが着ることが出来る。白い軍服に。更に、ローブ姿の艤装と相反して艤装は白く、後ろにある見たことも無い艦をした形をしているのです...でも主砲や副砲がそこにはちゃんとある。両足にも魚雷が装備されている。そして、右手には大きな剣があるのです...

 

「あの人は...指揮官...?」

 

しかし、前にあった人とは雰囲気がかなり違う...顔も蒼みがかった髪もまさにあった指揮官そのものだった。でもどうして艤装を装備しているのですか...?分からない事だらけのまま綾波はただ呆然と見ることしか出来なかったのです...

 

 

 

 

「行くぞ...ここからは...指揮なんて物はないからな...」

 

嵐が終わる時は近い...この時の嵐だけどな...




× 月✕日

バスケをしようぜとジンに誘われた。バスケはやった事ないからと断ったが強引に連れ去られた。
着いた先には俺含めて9人程いた。ジン以外は皆俺を見て戸惑っている。
といゆうか避けられていた...今から3on3をやるとジンは言い出し、俺はジンとその友人の子のリアと言う女性と組んだ。
彼女はジンとは幼なじみらしい。そう言えば彼女とは食堂では会っていた。
彼女は俺の事を避けていた...理由を聞くとやはり俺は貴族であり...オセアンさん...つまり父がアズールレーンの上層部に関わっているためとあとは...あの豹変ことだ。俺自身はアズールレーンの上層部とは繋がりがないのだが父が繋がっているとなるとやはりその圧力が怖いのだろう。
試合の番が回り、俺は本や動画等の動きを真似をして試合した。
皆は俺の豹変を気にしていだがこの時は豹変しなかった。
スポーツ等の時は豹変はしなかった。から、今回も大丈夫だろうとは思った。
皆の反応はとは言うと驚愕していたジンからは初めてなの嘘だろうと疑われていたが動画の動きを真似したと言って目を丸くした。
皆も目を丸くし、驚愕していた。

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