もしもアニメのアズールレーンに指揮官が出てきたら〜2nd season 海上の誓い〜 作:白だし茶漬け
この小説も5話まで行き、通算UAが5000超えました!!\( ´˘`)/
皆様のご愛読ありがとうございます!
これからも精進致しますので皆様どうかよろしくお願いします!
さて、アンケートの結果ですが、キャラの解説は必要なさそうなので無しとさせていただきます。やっぱり別の所で間に合ってるのが多いのかな?
あ、だとすれば後書きのスペースどうしよ...
何か意見などアドバイスがあれば、ぜひコメントへどうぞ!
第5話【優しさと非情とこれからと】
歩く。歩く。足が痛いほど歩き続ける。痛くて、泣いて、逃げた。
辛さから逃げるように。現実から逃げるように。歩いた。
でも...もう無理だ。足が動かない。もう、何日も何も食べてない。
着いた先は海だった。最後の景色がこの悲劇で怖くなった海だった。
もう...嫌だ...だ...れか....._--____
・- ・- -・・-・ ・・-- ・--- --・・- ・-・- -・ -・-
...だ.....れ...?
姿は見れなかった。けどもういい...今更来たってもう遅い。
海の冷たさも感じず深海のように深く深く意識を失った。
先程の戦闘が終わり。俺はプリンス・オブ・ウェールズというKAN-SENから呼び出された。場所はドッグ近くの海辺。
歩いている途中で戦闘に参加したKAN-SEN達と出会った。
皆の見る目はと言うと…怖がっているって言った方がいいのかな。
まぁ、あんな高圧的な喋り方や指揮をすればそうなるよなぁ…
俺は昔からこんな感じだった。軍学校にいた時、いつもは人畜無害で人当たりは良さそうなのに、体術訓練や指揮訓練などの戦闘に関することに関しては、さっきのように人が変わったようになる。周りからはまるで全て敵のように見えてるようだと言われた。
だから周りの人は俺から遠ざかったりした。
まぁ、さっきの指揮ではマシな方なんだけど。
ァァ...気が重くなる...
「あ、お兄ちゃん!」
どこからか声がした。この声は...ユニコーンかな?隣にいるのは白髪の長髪で白く清楚なドレスを着た貴婦人のような女性がいた。
確か…戦闘終盤にプリンス・オブ・ウェールズと一緒に居たはずだ。
「ユニコーンか、怪我はないか?」
ユニコーンには、加賀さんをおびき寄せるために囮のようなことをさせてしまった。大破はしなかったが話すのは気がひける…
「ううん、全然大丈夫だよ。お兄ちゃんの指揮のおかげだよ。」
やばい、めっちゃいい子だ。マジで何で囮をさせた。後悔する。
「あら?お知り合い?」
「うん。一緒にユーちゃんを探してくれたの!」
そのユーちゃんもありがとうと言ってるのか右前脚を上げた。人間の指だったら親指を立ててるだろう。
「まぁ、それはありがとうございます。あの指揮なのでとても怖い人だと思ったのですがとても優しいお方なのですね。」
「いや、そう思われても仕方がないんだ。あんな高圧的な指揮なんて誰でも怖いって思うから。さっきだってほとんどの人が怖いって思ってたから」
今までもそうだったからな…
「いいえ、貴方はとても優しい方です。誰かのために行動することは些細なことでもそれはとても善いことです。ユニコーンだって、恥ずがしがりやさんなのに、もう貴方に心を開いてくれてる。こんなことそうそう無いんですよ?」
話を聞いたユニコーンは顔を真っ赤にして照れ、その顔をユーちゃんで隠した。
その光景を見た彼女は微笑み、再度言葉を繋げた。
「ですから、そんなに卑下しないで下さい。きっと、皆さんは貴方のこと分かってくれますよ。」
ユニコーンも同じことを思ったのだろう。俺の顔を見て彼女と同じように笑ってくれた。
でも、それでも怖いのだろう。昔でもこの性格のことを分かってくれた人は居たの居たが、やはり受け入れられない人がほとんどだった。
ーお前なんなんだよ。 ーそんな年でトップか、さすがは親の“七光り”だな ーあいつ、気味悪いんだよなぁ。
好きでああなる訳じゃない...あれは俺じゃない。俺だと思いたくない
「_官?」
まるで、自分の中に
_わ、悪かった!許してくれ!_こ、ここまでやるのか!?
_許す?何言ってるんだ。
_俺はただ自分の強さを確かめたいだけだ。
_いずれ敵を倒すためにな。
「指揮官様?」「お兄ちゃん?」
意識が覚醒する。嫌な昔を思い出した。
「ごめん、ちょっとぼうっとしてた。さてと、早くドッグに行かないと。一緒にどう?」
「大丈夫ですか?疲れてるならあまり無理をしない方が...」
「いや、大丈夫。」
「でしたら、私達もご一緒に...」
「あ、お姉ちゃん!そこに段差が...」
「へ?」
もう遅かった。彼女の足が段差にぶつかりそのまま前にいる俺に向かって倒れてくる。
「よっと。大丈夫か...///!!!?!?」
受け止めたのはいいが。彼女の豊満な胸が俺の腕にもろに当たってしまった。程よい弾力と柔らかさが俺の腕に伝わってくる。
いやいやいやいやそんな解説いらないよ。何言ってんだ俺は
「あ、ありがとうございます。指揮官様はやっぱり優しい方ですわね。」
あ、あれ?そっちは、あまり気にしてないっぽい?
俺だけ?恥ずかしく感じるの俺だけ?思春期的な考えを頭の中張り巡らさてるの俺だけ?
そんなこと考えたら不意に服の袖をギュッと引っ張られた。
「ね、ねぇ...そろそろ早く行かない?」
少し、怒ったような顔をしたユニコーンが俺の服の袖を引っ張っていた。え、なんか怒らせるようなことした?
「なんか、怒ってる?」
「別に、怒ってないよ早く行こ」プイッ
怒ってるじゃん...グイグイ袖引っ張るじゃん...
「ふふっ、なら私もエスコートお願い致しますね♪」
と言い、もう片方の腕に腕を組んで来た。
ムニッとした柔らかい弾力がまた腕に伝わってくる。
心臓バクバクします!耐えられません!
何か、何か話題を考えろ考えろ...
「そ、そういえば自己紹介がまだだったな。俺は指揮官のマーレだ。よろしく。」
「あら、それは失礼いたしました。私はイラストリアス級一番艦イラストリアスですわ。それでは行きましょうか指揮官様。」
「む〜イラストリアスお姉ちゃんばっかり...ユニコーンだっているんだよ。」
こうして両手に花って言うのか、両腕掴まれながらドッグに向かった。
「ほう、両手に花だな指揮官。良いご身分だな。」
「それは喜ぶ所?ところで話ってのは何かな?」
どうだろな?と思わせる顔のウェールズ。すかさず、次に疑問の顔をだす。
「やっぱり今の貴方の性格からあの高圧的な指揮をするとは信じられないな。本当にさっきの指揮を貴方が?」
予想通りの質問だ。ここに来るまでKAN-SEN達ほぼ全員がその質問だったから。
「ああ、さっきの戦闘で指揮したのは俺だ。まぁ昔からああなるんだ。全く、嫌な体質だよ。だから嫌われる。話ってそれだけかな?」
「いえ、まだあるわ。貴方のこれからのことと貴方の遅刻の件よ。」
...ん?遅刻?遅刻なんてした覚えは.........あ。
そうだ。俺は最初、案内のKAN-SENを待っていたんだ。
そこから、ユニコーンに声をかけられて、ユーちゃんを探しに行ったんだ。
「あ、あぁ...いやぁそれは...その...」
遅刻したことは事実だから言い返せない。
人助けをしてて...とはユニコーンのことを言い訳にするようだから言いたくは無いし...
「わ、悪いのはユニコーンなの。ユニコーンがお兄ちゃんに声をかけて...一緒にユーちゃんを探して貰ったから...だから」
ユニコーンが必死に俺の事を弁解してくれてる。俯きながらも必死に俺がやってきたことは悪くないと言ってくれた。
すると、ウェールズが少し困ったような顔して話を続けた。
「別にそんな責めようとは思ってない。ただ、初日から遅刻は関心しないということだ。まぁ、人助けで遅れたなら話は別だ。それに、先程の指揮もあるし、無かったことにするわ。」
許されたのかな?取り敢えず罰とかそんなのが無くてホッとした。
ユニコーンもそれを聞いてホッとしたのか良かったと言った。
ホントにいい子だなこの子頭撫でたい。
「まだ話は終わってないぞ。次にこれからのことだが...」
「指揮官ーーー!」
話は叫び声で遮られ、声の方向に目を向くと知った顔が二人いた。
ジャベリンとラフィーだった。二人ともさっきの戦闘で帰ったあとだろう。疲れた顔が多少だが顔に出ていた。
「ジャベリン、ラフィー無事だったか。大丈夫か?怪我はないか?」
戦闘から帰った二人に労いの言葉を言い続ける。戦うことが出来ない俺が数少ないできる事だ。
「いえ、問題ないですよ。指揮官も指揮お疲れ様です!」
「眠い...」
相変わらずだな...ラフィーは...まぁ、無理もないかいきなりの襲撃でクタクタだろうからな。
「あ、お話の途中でしたか?邪魔しちゃったでしょうか...」
「いや、丁度いい。指揮官、貴方のこれからのことだが、本格的な仕事は明日からだ。初日はKAN-SEN達と交流するといい。先程の指揮で貴方のことを誤解してる子が少なからずいるはずだ。」
確かに...普段の俺と戦闘の俺とは別人並に違う。これを機に説明した方が誤解もせず、混乱はさほどしないだろう。
「分かったよ。ジャベリン達はゆっくり休んで。」
「いえ、私達も指揮官について行きます。まだまだ案内できてない所もありま」
ズルッ!と寝かけているラフィーがジャベリンの服を掴み、そのまま重力に負けてその場に倒れ寝てしまった。...服と一緒に巻き添えで
「ひゃあ!!!!」
ジャベリンの上半身が一瞬あらわになりすかさず、しゃがみ込んで胸を腕で隠した。
そして、俺はちょっと見てみたいな〜と気持ちを押し殺し、すかさず後ろに回転し念の為に手で顔を覆い隠す。だって、ウェールズからの視線が怖かった。やばかった。
「し、指揮官!み、みみみ見ちゃいましたか!?」
「いやいやいやいや見てない見てない。」
必死に否定する。いや、見てないけど。この状況を楽しんでいるのかイラストリアスは笑っている。
「あら、じゃあそこの寝ている子も大変なことになってますよ〜」
え、どんな状況?すっごい気になる。いや、ここで見ると確実にやられるな。まぁ、俺が言えることはただ1つ。
「落ち着いたら返事して。それまでずっとこうしてるから。」
そして落ち着くこと10分後
「とにかく、今日はKAN-SEN達の交流だ。私はこれからやることがある。ここで一旦お別れだ。」
「私とユニコーンもご一緒に行きますわ。それでは、指揮官様、御機嫌よう。」
「またね、お兄ちゃん。」
別れの挨拶をして、残ったのは俺とジャベリンとラフィーになった。
「そういえば、指揮官に伝えたいことがあって...」
やけに深刻そうな顔のジャベリン、何か悪いことでもあったのか
するとラフィーがその答えを言った。
「さっきの戦闘で丘の上にいたあの子いた。」
丘の上の...?まさか...
「まさか、あの時ユーちゃんを拾った子か?だとすると彼女は重桜のKAN-SENってことになるぞ。」
二人の反応を見るに、見間違いではないだろう。まさか、そんなことになってるとは思わなかった。まぁ、大体の予想はついてたが、これは当たって欲しくは無かった。
「そうか...指揮してる時にそんなことがな...」
指揮をしている時に気づいても、その時の俺はどう言ったのだろうかまぁ、敵と判断するだろうけど。
「指揮といえば指揮官も感じか変わってましたね。人が変わったように...」
二人とも驚いたのだろう。無理もない、一緒に友達を探したやつがいきなりあんなに高圧的になると戸惑う。
「昔からああなるんだよ。これからも指揮する時はああなると思うから、その...すまない。」
これから、指揮をするごとにあんな風になることに一種の罪悪感を感じて謝罪をした。受け入れられないだろうなと諦めた。しかし...
「いえ、指揮官はとっても優しい人ですから!それに、さっきの戦闘では指揮官のおかげで被害が少なく出来たのですから。」
「うん、皆大丈夫。だから、指揮官のこともわかってくれる。」
...え?予想外の反応に戸惑いを感じた。てっきり距離を置くと思ったのに。今までもそうだったから。これからもそうなると思ってた。
泣きそうになった。嬉しくて、泣きそうになった。
「ありがとうな。二人ともおかげで自信がついたよ。」
泣くのを堪え。笑顔で感謝の言葉を伝えた。二人も負けんばかりの笑顔を返し、まだ案内してない所へと急かす。
「さぁさぁ、早く行きましょう!」
「じゃあ、ラフィーは疲れたからおんぶして。」
「え〜、しょうがないな。戦闘した時間分だけたぞ!」
...ありがとう。こんな俺を受け入れてくれて。
もしもの話(R-18)を観測しますか?
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Yes
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NO