もしもアニメのアズールレーンに指揮官が出てきたら〜2nd season 海上の誓い〜 作:白だし茶漬け
え?なんか頻度が高いって?学校終わって暇なんです。
それと次回戦闘回なので少し時間がかかります。
あと、キャラの口調とか合ってる?合ってますかね?
さて、必須タグの追加ですが今回、なんかそんな感じがするなぁと思い。一応タグの追加をしました。
今回はかなり長めの文ですがどうぞお楽しみください。
第6話【道具と怒りと本心と】
目を開く。暗くて、冷たくて、何かごちゃごちゃした物だらけの場所にいた。
あ、ここがお母さんが言っていた地獄って所なのかな?
悪いことばっかりしちゃったかな?いつもワガママ言ったこと?
妹にいじわるをした事があったから?
いつもお姉ちゃんに難しいことばかりさせたことがあったから?
いつもお父さんに早く帰ってきてってうるさかったから?
それとも、あれかな、これかなと自分の悪いことを探していた。
これまでの事を思い出し涙が溢れた。
すると、蒼く光る箱を見つけた。凄く綺麗で近くで見てみたい。
その箱に手を伸ばすが手が届かない。
すると、他に人がいたのか声がした。
_泣いてるのか?
うん。お母さん達もいなくなって...
_そうか...俺もだ、母さんが戦いに巻き込まれて死んだ、父さんは...あんなやつは知らないがな。で、それを取ってどうするんだ?
綺麗だから...お母さん達に見せたら喜ぶかなって。
_そうか...喜ぶといいな。
そういえば、誰なの?
_別にどうでもいい。もう会わないからな。それに、俺はこれから、沢山悪いことや怖いことをするからな。
暗転。周りが真っ暗になった。もうその声も聞こえずまた意識が深く深く沈んだ。
「指揮官、KAN-SEN達と交流するにしてもどうします?流石に全員は無理だと思いますけど...」
いや諦めずに全員と言いたいところだが、確かに全員は無理がある。
ここは、闇雲にではなく目標を設定した方が得策だ。
「取り敢えず、まずはさっきの戦闘に参加した子から話してみよう。きっと、俺に不信感やらもってるから。」
俺たちはまず戦闘に参加したKAN-SEN達と交流を深めた。
最初は...なんかあそこで泣き叫んでる子とそれを慰めてる子達からだ。
「私の艦がぁぁぁ!!!」
「あっちゃ〜やっちゃったね。」
あ、あの子は確かユーちゃんを探した時広場で歌ってた子だ。
そして、加賀さんの注意をひくというかなり危険な指揮をさせた子だ。しかも、終盤ぶっ飛ばされてた気がするし。
泣いてるし、かなり声がかけずらい...でもやるしかない。
「お、おーい大丈夫か?」
「あれが大丈夫に見える?」
うん、なんか燃えてるし大丈夫じゃないなあれ。ホントごめん。
「ところで...その声って...」
あ、気づいったぽい。
「えーと、どうも、ここの指揮官となったマーレです。あと、さっきの指揮もしてました。よろしく。」
「...へ?なんか感じが違うような...」
うん、無理もないね!取り敢えずお詫びの言葉とやらを述べ、自分が戦闘になると性格が変貌することを話した。果たしてどう反応するか...
「へ〜変わった人だね!」
「うん!面白い人だね!」
ん?想定外な反応に戸惑った。皆は怖いとか気味悪いとか言ってきたから少し、嬉しく思った。まあ、戸惑いの方が大きいけど。
「まさかそんな反応するなんて思ってなかったよ。俺が気味悪いとか思わないの?」
「んー別にそんなに思わないかな。確かに怖そうだけどむしろそっちの方が面白いんじゃない?」
随分と楽観的な考えをするなこの子。
「そうだ名前聞いてなかったな。君達の名前教えて貰えないかな?」
「サンディエゴだよ!よろしくね指揮官!」
「ロイヤルネイビーのGクラスの駆逐艦のグローウォームだよ!
時間があったらいっぱい遊ぼうね!隠れんぼなら得意だから!」
「オマハ級のネームシップのオマハだよー実は結構古参なんだ〜よろしくね!」
「じゃあ、自己紹介が済んだから記念に1曲歌うね!」
1曲ぐらいなら良いかな?ジャベリンとラフィーと一緒にサンディエゴのミニリサイタルを聴いた。聴いた感想はと言うと歌上手くね?聴いてよかったと思えたよ。
サンディエゴ達と別れ、次に会うKAN-SENを探していた。
戦闘に参加したなら次に向けて万全の状態に仕上げようとしてるはずだから近くにいるとは思うが...
「あ、おーい。ラフィー、ジャベリン!」
何処からかジャベリンとラフィーを呼ぶ声をした。声の主は金髪のサイドテールでマントを羽織っており、艦の整備をしていた。
艦のデッキから飛び降りそのまま華麗に着地した。
「よっと、大丈夫か?怪我とかしてない?」
「こちらは大丈夫ですよ。クリーブランドさん。」
「ラフィーは全然平気。でも疲れたからおんぶしてもらってる。」
クリープランドと呼ばれた彼女は相変わらずだなと顔をしている。
そういえば、彼女もサンディエゴと一緒に加賀さんの注意を引いてくれた子だ。
「やぁ、貴方が指揮官かい?私はクリーブランド、海上の騎士だ。指揮官よろしくな。」
なんだこの爽やかオーラは。女の子なのにすっごいイケメンだ。
クリーブランドは握手を求め、手を出してきた。俺はそれに応じる為念の為にラフィーを落とさないよう、1度ラフィーを下ろして自己紹介した。
「俺は指揮官のマーレだ。よろしくなクリーブランド。でさ、さっきの指揮なんだけど...」
握手をしようとしたその時後ろから殺気を感じた。しかし間に合わなかった。振り返るまもなく防御も出来ず...
「ゴハァァァァァァ!!!」
「し、指揮官ーー!?」
「すぅ...すぅ...zzz」
驚く二人、そして寝てるラフィーである。
そのまま直撃をくらってしまった。攻撃してくるのは察知していたため受け身が出来たが。背中を思いっきりキックされたすっごく痛い。
「ぁぁ...いってて...え?誰?何?」
取り敢えず後ろを振り返るとそこには、銀髪で獣耳?のようなくせっ毛で、クリーブランドと同じマントを羽織った子がいた。
なんか、こっちみて警戒してるけど...
「姉貴に...気安く手出しするな!!」
なんか怒ってる。怖い。え?なんかやらかした?やっぱりあの指揮で怒ってる?姉貴とか言ってたし...姉妹じゃん!やばい、背中痛ったぁ...
「ちょ、モントピリア!何してるの!?」
「姉貴。下がっててください。こいつは姉貴に手を出そうとしてました。それに、さっきの指揮はあまりにも危険すぎますし、それに僕達のことを道具として見てるかのような指揮でした。そうだとしたら僕は許さない。」
道具と...して?
「ご、誤解です!指揮官は普段は優しくて、戦闘の時だけあんな風になるだけです!」
必死に俺をかばうジャベリンだが、モントピリアと呼ばれた彼女は俺に対しての警戒を解かず言葉を継いだ。
「だとしても、同じ指揮官本人だろ。なら本心では僕達を道具としてしか見てないんだ。」
.......そうだ。性格が変わってもそれが別人のようでもそれは間違いなく俺自身だ。なら、あれが俺の本心なのか?
「違う。指揮官はユニコーンの友達を必死に探してくれた。指揮官は悪い人じゃない。」
さっきので眠気が覚めたのか。ラフィーも俺を庇ってくれた。
「いい加減にして!」
クリーブランドの怒鳴り声がその場を静めた。
「あ、姉貴...?僕はただ...」
「指揮官は悪くないよ。私はただ握手をしたかっただけだし、それにあの指揮のおかげで被害もそんなに無い。」
さっきの怒鳴り声が無かったことのように、いつも通りのトーンだろうかさっきの雰囲気の戻った。
「私を守ってくれたことには感謝してるよ。だけど、悪いことしたからちゃんと謝らないと、海上騎士団の名が廃るぞ?」
彼女の気迫のせいかモントピリアは俯きながら俺に近づいてきた。
「その...すまなかった指揮官。誤解...してたようだ。」
そのまま頭を下げて謝罪してきた。クリーブランドの言葉がきいたのだろうかさっきまでの警戒心が解かれたようだ。
だけど、彼女の...モントピリアが言ったことはあながち間違いではない。
「いや、良いよ。これくらいの仕打ちは覚悟していたことだしな。
モントピリアだっけ?お前の言うことは間違ってはない。今の俺も戦闘の時の俺も俺自身なのは間違いない。」
俺が言ったことに驚いたのかモントピリアは驚きながら顔を上げた。
「でも、俺はお前たちを道具なんて思ってない。これが今の俺の本心だ。」
「...変なやつだ。」
「よく言われるよ。ホントに変な体質だろ?」
悪かった。と言ってモントピリアはそのままこの場を後にした。
クリーブランドは引き止めようとしたが上手く言葉に出来なかった。
「ごめんな指揮官。妹が迷惑かけて。後でこっちから言っておくから。」
必死に謝罪をするクリーブランド。相当気に病んでるだろう。
「まぁ、あんなこと言われるのは正直覚悟していた事だよ。ちょっとショック受けたけど...でも、姉を大切に思ってるからあんな行動をしたんだろうから。良い妹だな。」
「指揮官...ありがとう。ジャベリンが言った通り優しいんだな。妹はここにはあと二人居るんだ。今度はちゃんと紹介させてよ。」
クリーブランドの顔に笑顔が戻った。そして、出来そこねた握手を交わして俺たちはこの場を後にした。
「指揮官大丈夫ですか?お背中の方は?」
「ん?いや、まぁ大丈夫...かな?歩けてるし問題ない。」
「でも、痛そうだから。ラフィーここまでは歩いていく。」
ラフィーも気を使ってかおんぶを要求することはしなくなった。
なんだ、お前たちも結構優しいじゃないか。
グッ〜と不意に腹の虫がなった。あ、これ俺だ。そういえば昼飯まだだった。
「そういえば、お昼まだでしたね。ならご飯食べに行きましょう!あの丘に行きましょう!簡単なものなら直ぐに作れますし!」
俺たちは一旦飯を食べるためにあの丘へと移動した。
_同時刻重桜海域内
「ほら、じっとしてなさい。」
「ね、姉様...近いです...」
お互いの息がかかりそうな程顔が近い。思わず顔を背けてしまう。
しかし、姉様はそれを許してくださらない。
「ほら、顔にまで怪我がある。」
「こ、こんなのかすり傷です。大丈夫です。」
しかし、止めない。かすり傷でも見逃さず姉様の過保護な検診は止まらない。
「ダメよ。こんな綺麗な顔に傷が残ったら大変でしょう?」
すると姉様は顔にある傷を消毒するかのように私の頬を舐めた。
「ね、姉様はあの子にもこんなことを?」
「ん?そうね、あの子が怪我した時も念入りに治療したわね。勿論消毒もしっかりと...ね。ふふふ、懐かしいわぁ。」
あの子も怪我した時こんな風にされたのか、いささか同情する。
「それに、加賀に何かあれば私悲しいわ。」
姉様がそう言うと悲しげな顔を見せた。まるであの時を後悔してるような...
「申し訳ありません...姉様...あの時私があの子を止めてさえすれば...それに、この体はそもそも...」
「良いのよ。私達は姉妹のようなもの。それに、そう悔やまないでだって、ようやく会えたじゃない。姉が妹と
「へぇ〜あの基地に弟がいたのね。弟なんていたのね。」
この声は...
「あら?お邪魔だったかしら。」
あいつは...鉄血のKAN-SENプリンツ・オイゲンだったな。
「そんな怖い顔しないでよ。仲間でしょう?私たち鉄血と重桜は。」
仲間と言う単語に妙に薄っぺらさを感じた。やはり苦手だこいつは。
「もちろんですわ。私たちは同じ理想を掲げる同志。全てはレッドアクシズの勝利のために。」
「ふーん。それにしても大したものね。量産型とはいえセイレーンの船を意のままに操るなんて。これも例の計画の成果?その割には随分と慎重なのね。あの基地なんて一気に潰してしまえばよかったのに」
そう言いながら彼女は1本の団子をとり舐めるように食べていく。
なんて行儀が悪いんだ...
「もしかして、妹が傷ついて怖くなったり?」
「くっ...!」
私への侮辱だろうか。あいつは私を一瞬見てそう言った。
「それとも、さっき言ってた弟がいたから。かしら?」
「ふふっ。確かにそうかもしれないわね。あの子がいた。それだけで気が狂ってしまいそうだわぁ。ふふふ...」
姉様は笑っていた。しかし、その目はもう逃がさないと訴えるような目だった。
_現時刻アズールレーン基地
「ん!これ凄く美味しい!ジャベリン、将来はいいお嫁さんになれるぞ!」
「そんな、お嫁さんだなんて...えへへ...」
俺たちはひとまず昼食を摂っていた。ジャベリンがサンドイッチを作る間、俺は広場の屋台で食べるものを探していた時に偶然戦闘に参加したKAN-SENと出会った。出会ったのはロイヤルのCクラスの駆逐艦の『クレッセント』『コメット』『シグニット』の3人だ。
3人とも最初は警戒していたが、俺の説明を聞き、理解してくれた。
そこで、昼食の話題になり、シグニットからフィッシュアンドチップスを進められた。試しに1つ食べてみると相当美味い。
程よい塩加減に、サクサクとした歯ごたえでスナック感覚でいける。
今日の昼飯はこれにと決め、ジャベリンと合流し、今に至る。
「そういえば...あの子...ここにいた子がまさか重桜だったとはな...」
「うん。綾波って言ってた。」
綾波。それが彼女の名前か...見間違いじゃないか確認したが、見間違いではないらしい。間違いなくあの子だったらしい...
「綾波ちゃんか...戦わないとダメなのかな...どうすればいいですか指揮官...?」
難しい質問だ。戦闘時の俺なら間違いなく敵だと即答してるだろうけど。でも、ジャベリンはどうしても敵だとは思えないだろう。
まぁ、でも迷ってるなら答えはひとつだ
「まだ答えに迷ってるなら戦わない方がいい。でないと、やられるぞ。」
そうだ、たとえどんなことでも迷いは戦場においては危険だ。そんなことを背負い込んだまま戦うべきではない。
「迷ってる...?私が?」
「そうだ。俺にはそう見える。だから早い内に答えを出すことだ。これが、今の俺に言えることだな。」
答え...と呟くジャベリン、その表情はとても悩んでいる様子だ。
しかし、こればかりは自分自身で決めないと始まらない。
そう思いながら景色を見ると、一羽の鳥がいた。
「あ、あの鳥エンタープライズの。」
「なに?」
すると鳥は飛んでいき主の元へと戻った。その主こそユニオンの英雄エンタープライズだった。
「あぁ、もしかして貴方が指揮官か。」
「こっちも会いたかったよユニオンの英雄さん。」
.......気まずい。大体のことは話した。俺が普段と戦闘の時は人が変わることとか話した。でもこの後がすっごい気まずい。
だって、無言だよ。落ち着かんわ。
「これ、食べるか?」
俺は1つのフィッシュアンドチップスをエンタープライズに差し出した。
「いや、遠慮しておく。」
終わったよ。会話終わったよ。どうするんだよこれ。一方的で会話のキャッチボールすらなってねぇよ。投げてもボール捨てられてるよ。
するとある事に気づいた。
「なぁ、もしかして怪我してるんじゃないか?」
俺の指摘にエンタープライズは驚いた様子で話した。
「分かるのか?どうも治りが遅いようでな。」
「そんな!ちゃんと治さないと!」
「最低限の処置はしてる。心配は無言だ。」
「いや、完璧に治した方がいい。すぐに治療を...」
「...指揮官あなたはどういうつもりなんだ。」
「え?どういうつもりって言ったって...」
いきなり投げ出された言葉に戸惑った。
「私たちは戦うために生まれてきた存在だ。何故そこまで心配するんだ。」
...は?突然の言葉に唖然とした。
「な...心配するのは当然だろ?」
「私たちは有り体に言えば道具なのにか?」
道具と言う言葉にモントピリアのやり取りを思い出す。彼女は自分や姉を道具扱いのような指揮をした俺に怒った。でも、こいつは自分から道具だと断言した。
「お前...自分が道具だと言うのか?だとしたらお前はなんの為に戦っているんだ?」
「おかしなことを言う人だ。さっきも言っただろ。私たちは戦うために生まれてきた存在だ。その事になんの疑問もない。だから、さっきの指揮のように私たちを道具として使い、道具として見ればいい。」
...ざけるな。
「ふざげるな!!」
「し、指揮官...?」
怯えたジャベリンに気づかずそのまま俺は怒りに任せていた。
「何が道具だ!俺はさっき、道具扱いする奴は許さないと言った奴に会った。それなのにお前は自分を道具だと言うか!」
「し、指揮官、落ち着いて...」
「だが、私たちが戦うために生まれてきたのは事実だ。」
すると、黙っていたラフィーが言葉を発した。
「でも、ラフィーはいつもやる気ないけど友達がやられた時はちょっと本気出す。エンタープライズはどう?」
「私は...」
答えを聞く前に通信が入った。一体誰だ?
「すまない指揮官、先程周囲の偵察に行っていた部隊が敵との交戦に入ったことだ。急いでこっちに戻って欲しい。」
「分かった。すぐ向かう。...話はまた今度だ、エンタープライズ。」
俺は、まだ煮え切らない怒りを持ちながらこの場を後にした。
英雄との間に溝を感じながら...
もしもの話(R-18)を観測しますか?
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Yes
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NO