真白い空間に俺は居た。
「唐突だが君に祝福を3つ与えよう」
誰かが俺に話しかける。
「膨大な魔力を生産する力を、
魂の密度を上げ、
来るべき未来に備える収集と蓄積の力を、
あらゆる困難を乗り越える叡智の才能を
■■■■。君に与えよう。」
言葉を紡ぎたくとも喋れやしない
「君に授けた祝福はきっと力になる。
けど、強過ぎる力は身を滅ぼす────
だが、君ならば上手く使いこなせると信じている。
これは君に与える祝福であると同時に
償いの証でもあるんだ。
僕は信じているよ■■■■。
君があらゆる苦難を乗り越え、幸せになることを……」
ただ、分かるのは俺は未来を与えられ、挑む力を与えられたらしい。
「来世は強かになれ■■■■。君の幸運を僕は
祈っているよ」
強かか…そうかなるほど俺は来世は違うようだ。
悲しくもなるがこの際チャンスを与えられたのだから、今度こそ幸せになりたい。
「では、またね」
あぁ…意識が遠の…
♦
彼は良い人間だ。
やらない善よりやる偽善をモットーとし皆を助けた人間だ。
ただ、彼は少し…いや、かなり不運な人間だった。
本来であれば人間の運命の総量は変わらない。
それぞれの道を歩む際に行いに応じて変動をする。
幸福な人間の周りには不幸な人間が、
不幸な人間の周りには幸福な人間が、
或いは普通の人間か。
プラスにはマイナスが、マイナスにはプラスが常に傍に居る。
そして運命の天秤はバランスをとっている。
しかし、彼は違った。
彼は一人の女性の運命の総量を上げるために塵と変わらぬ運命にされた被害者。
知らなかったとはいえ、運命の変動に加担した僕もまた、加害者だ。
ただ、彼自身の悪運が強過ぎた為なのか死ぬ運命を何回も跳ね除けていたが、やはり、寄る不幸には勝てなかったようだ。
だからこそ彼にあらゆる悪意から身を守る力を与えた。
結局これは僕の罪だ。
彼の運命力を人並みでは無く、壊滅的に低くしてしまった。
むしろ何故成人を迎えるまで生きていたのが不思議な位のマイナスな運命力。
故にこれは救いの無い人生を歩ませてしまった贖罪であり、幸せを勝ち取って欲しいという身勝手な願い。
だから幸せになってくれ。
数多の人間の中で最も運命力のない君は最も運命に抗う力を持つんだ。
数多に存在する救いが無かった人間。
その中に居た僕の犯した罪の被害者。
だからこそ君にはあらゆる救いを与える力を授けた。
僕はもう見ることが出来なくなるけど、
君の幸せな顔を僕は見たいんだ。
……ただ、心残りなのは彼の特典を搭載するにあたって、頑丈な肉体を与える為に用意した身体が女性しか用意出来なかった事と、適当な作品を見繕って造った身体が死ぬ度に転生を繰り返すという点だろうか……。
彼が好きな作品を合体させたけど、片方を僕は見たこと無かったからなぁ。
彼の魂が来てから直ぐに用意したから時間が足りなく、片方の作品を確認出来なかった。
さっき読んだんだけど妖狐×僕SSって先祖返り、転生繰り返すんだね。
神である僕からすれば
……消滅する前に妖狐×僕SS読んでから決めるんだったよ……。
仕方ない僕のコピー体を特典に加えてサポートしてあげよう。
そうすれば特典の説明出来るし。
♦️
かくして
世界一車に撥ねられたという不本意なギネス世界記録保持者の安藤漢侍は、
ネギまと妖狐×僕SSのクロスオーバーした世界に転生する事になった。
果たして彼…いや、”
こちらは魔法先生ネギま!と妖狐×僕SSの世界がクロスした作品になります。
ヒロアカの方は漫画を持っておらず投稿が不安定ですが、
魔法先生ネギま!と妖狐×僕SSは全巻保有しているので大分書きやすいと思います。