結城ケント 15歳
180cm
宝多六花の幼馴染み兼恋人。
両親は海外で仕事をしている為一人暮らしをしている。
中学まで剣道をやっていたが、六花との時間を増やすため高校では帰宅部。
毎朝宝多家で朝食や六花のお弁当を作っている。
六花と放課後デート中に怪獣の襲撃にあい重傷を負うが、グラディオンと一つになる事で一命を取り留めた。
「私もピアス開けよっかなぁ〜」
「お、どうした?あれだけ怖がってたのに」
デートの帰り道で立ち寄った雑貨屋のピアスコーナーで真剣な表情で様々なピアスを選ぶ六花の横に立ち、一体どんなピアスを選ぶのか興味深々で様子を伺う。
「先週の日曜日に見た恋愛映画でオソロのピアス付けてたカップルいたじゃん?、それでいいなぁって思ってさ」
「俺とお揃いのピアスにするって事!?」
「アハハ、はしゃぎすぎだって!」
「ごめん…でも六花とのお揃いが嬉しくてさ…」
「もう…改まって言われると恥ずかしいよ…」
「あの…お客様…お決まりになりましたか?」
『あっ…すいません…』
その後俺達の惚気を見せつけられ顔が引きつった店員の気迫に押され、お揃いのピアスとピアッサー諸々を購入してそそくさと店を後にした。
「あー…やばい穴開けるの緊張してきたかも…」
「アハハ、大丈夫だよ!全然痛くないから」
夕日が照らす帰路の中、立花を励ます様に手を繋ぐ。お互い少々高くなった体温を感じる。
「ありがと…折角買ったんだし頑張らないとね!」
「うん!ファイトファイト!」
「あ!、そうだ剣人今日家でご飯食べてぎな…よ…」
「六…花?…」
突然立ち止まる六花に一歩遅れで止まり、彼女の目線を追い夕焼けに染った茜色の空を見上げた瞬間言葉を失った。
「ねぇあれなんだろ?」
「ん、なんだろ…鳥か?」
「ねぇケント…あれ…なに?…」
「…」
他の歩行者達も上空のそれに気づき初めざわめくなか、俺は六花の問に答える事は出来なかった。
「ねぇ!ケント!」
上空のそれは徐々に降下し始め、地上に近づくにつれ、巨大で異形なモノだと理解しは始めた。
「怪獣!?…六花逃げるぞ!!」
テレビや映画の中だけの存在である怪獣が上空に現れ、もうすぐ地上に降り立とうとしている。
そんな状況を目の当たりにして頭の中は混乱するのが当たり前だが兎に角今はここから離れる為、行き先など考えず六花と共にひたすら走った。
「ケント!何処に逃げるの!?」
「分からない…分からないけど今は出来るだけ遠くに逃げよう」
まだ現状の深刻さに気づかないでその場に立ち止まる人々を掻き分け出来るだけ離れるが、やがて上空の怪獣が地上に降り立ったのと同時に、かなりの距離が離れていたが砂埃と衝撃波が襲い六花と繋ぐ手を離してしまった。
「きゃぁ!?ケント!!」
「グァッ!?…六花ッ!!」
衝撃波に飲まれ六花に手を伸ばすが目の前が暗転し、意識を失った。
「クッ…痛って…ハッ…街が…」
目を覚ますと街は瓦礫の海と化した変わり果てていた。
「そうだ…六花!!どこだ!六花ッー!!」
痛みが激しい左腕を抑え、瓦礫の海から六花を探し始める。
「六花ッ!!何処だ!!六花ッ」
「クソッ…見つけた!!六花ッ!?…よかった…気を失っているだけだ…このッ…動け…」
自分が倒れていた所から数m離れた場所に下半身を瓦礫に挟まれ気を失っている六花を発見し、急いで瓦礫を退かそうとするがビクともしない。
「ハァハァ…クソ…ダメだ…何か棒状の物があれば…」
(ウェーンッ)
「ハッ!?」
てこの原理をで瓦礫をどかそうと考え丈夫な棒状の物を探し始めると後方から雄叫びを上げ、その時怪獣が自分達のすぐ近くまで接近しているのに気づいた。
「そんな…いつの間に…」
俺達の存在に気がついているのか怪獣は口をあけ、巨大な紅火の球を放った。
「クソ…六花ッー!!」
意識のない六花を庇い、目を閉じる。
「大丈夫か?」
「ん、ん?…あれ…生きてる…!?六花!!」
誰かの声が聴こえ恐怖で閉じた目を開くと、六花を抱きしめ瓦礫の街ではなく暖かい光空間に包まれていた。
「無事な様だな」
「なっ!」
再び声が聴こえ辺りを見渡すと、突如目の前に光の巨人が現れた。
「お願いがある」
「お願い?、お前は一体…あの怪獣は何なんだ!?」
「時間がない、私と共に怪獣と戦って欲しい」
「怪獣…街を壊し…六花を傷つけた…お前はアイツを倒せるのか?」
「あぁ、君と一つになればどんな敵にも負けない!」
「分かった…お前の力をよこせ!!」
「叫べ、我が名は…」
「ウェブダイブ!!グラディオン!!」