蝶を守り抜く日輪   作:是非

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本誌ではありえた展開でしたが、無かった展開ですのでこの物語ではありえた展開になりました。
本誌では、死んでしまうしのぶさんでしたが、この物語では、炭治郎が事前に知れたからこそ違う展開が見えてきます。

それでは、思いのぶつかり合いをどうぞ。



第弐話 竈門炭治郎 対 胡蝶しのぶ

神崎アオイは、しのぶから仰せつかった通りに来る決戦の為に医療関係の事務仕事と医薬品の整理をしていた時に

 

「取り消しなさい!!」

「取り消しません!!」

と言う普段なら聞くはずのないいつも優しいしのぶと穏やかで素直な自分の思いを持ってくれると言った炭治郎の怒声と口論が聞こえた。

それに胸騒ぎを感じたアオイは、すぐにしのぶの部屋に向かって行くと、しのぶと炭治郎とカナヲが一緒に機能回復訓練で使用した訓練場に向かっているところだった。

 

騒ぎを聞きつけたなほ、すみ、きよも来ていたので四人で後をついていくとそこで

 

「な、何がどうなって?!」

 

神崎アオイは我が目を疑った、いつも仲良しそうに笑っている炭治郎としのぶが機能回復訓練で使用した訓練場で睨み合い木刀で本気の決闘を行っている事に………

 

水の呼吸 壱ノ型 水面斬り

 

両腕をクロスさせて首の後ろまで回し、勢いをつけて繰り出される横薙ぎの一撃。

しのぶはそれを見てすぐに頭を下げて、躱してすぐに炭治郎に木刀を向けて

蟲の呼吸 蝶ノ舞 戯れ(ちょうのまい たわむれ)

 

複数の練撃を放ち、炭治郎はそれに対し

 

ヒノカミ神楽 烈日紅鏡(れつじつこうきょう)

 

左右両方から斬りつける水平斬りでいくらか掠ったが、しのぶの攻撃を弾いた。

弾かれ間合いをとったしのぶは、内心炭治郎の成長に驚愕した。

 

(前に初めてあった時より前に此処で預かった直後よりも技が格段に練り上げられている!!

それに私の技を弾いた?!

凄い………炭治郎君……………君のその技はもう柱である私に届いて、いえ、私と渡り合っている!!

あの日、那田蜘蛛山で初めてあった君は、とても小さく、妹である鬼を庇っていてかわいそうだと思い優しい毒で殺してあげようと言ったらすぐに逃げ出すような、弱い子供だった。

柱合裁判では、

 

「妹は俺と一緒に戦えます!!

鬼殺隊として人を守るために戦えるんです!!」

 

あの時の言葉で姉の理想を叶えそうな人物に出会えたのだと、この人物ならきっと姉の望んでいた理想を実現できるだろうと思えたからこそ。

君ならば成し遂げてくれると確信できたから―――。

 

 

そんな彼に託せば悔いなく姉の元へ行けると思えた……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()())

しのぶは、歯軋りをして目の前の炭治郎を強く睨んだ。

 

(()()()()()()()()() ()()()()()()()()()

君は私の……何より()()()()()()()()()()()

挙句に上弦の弐を殺すために私の命を持って殺す策を、()()、と言った……………?!

ふざけないで!! ふざけないで!! ふざけないで!! ふざけないで!! ふざけるなーーーーー!!!!!)

 

しのぶは、憤怒を剥き出しにして渾身の突きを放とうと炭治郎に向かう。

 

 

 

一方の炭治郎は、先程の攻防で突き技をいくらか食らい、改めて蟲柱たる強さと速さを感じるしのぶに対して驚愕していた。

 

(予想よりもいや、予想を遥かに超えて強いし速い!!

刀鍛冶の里で、小鉄君と緑壱零式に鍛えてもらって、手に入れた''動作予知能力''が無かったら、しのぶさんの速すぎる突き技でとっくに倒されていた。

しのぶさん……………そこまで繊細で速い技を手に入れるために貴方がどれほどの血反吐を吐くほどに鍛えてきたかが、分かるような気がします。

俺は、貴方に憧れていた。

最初に会った時に禰豆子を殺そうとした時には、恐怖しました、それでも、柱合裁判の後に俺達を自分の屋敷に預かってくれて鍛えてくれた時には、嬉しかった。

それに俺が修行をしている時に俺に自分の夢を託したいと言った時に怒りの匂いの他にもありました。

でも、まだ屋敷に居たばかりの俺がそれを貴方に言うのは、失礼だと思い、自重しました。

だから、貴方と貴方のお姉さんの夢を話してくれて、そんな貴方が言ってくれたからこそ

 

''頑張ります''と応えたんです。

そうして、何度も何度もこのお屋敷で住まわせもらい、より貴方がどんな患者にも分け隔てなく接する貴方を見て、()()()()と思い頑張りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それなのに!!

あの''夢を託したい''というのが、自分はもうすぐに死ぬからという意味だったなんて!!

ふざけるな!!

上弦の弐を殺すために自分の命を代償ににするなんて……………

だからこそ、貴方を行かせる訳にはいかない!!)

 

しのぶの

 

蟲の呼吸 蜂牙ノ舞い 真靡き(ほうがのまい まなびき)

一瞬の間に間合いを詰めてきた突きが炭治郎に迫るもすぐに掠りながらも紙一重で避けた瞬間に隙をついて

 

ヒノカミ神楽 炎舞(えんぶ)

一刀目を避けられたが、ニ刀目は避けられずにしのぶに当たったものの木刀で防がれ後ろに飛んだ。

 

その後にしのぶと炭治郎は間合いをとって睨み合い炭治郎が、口を開き

 

「しのぶさん、貴方のふざけた策を、命を捨てる行動を止めます!!」

 

それを聞いたしのぶは更に顔を怒りで歪めて

 

「……………隙をついて攻撃が当たったくらいで調子に乗りすぎですよ。炭治郎君。」

 

 

そして、新たに炭治郎としのぶは、目を閉じて息を整えて

 

「倒させていただきます!! しのぶさん!!」

「倒されるのは、貴方です!! 炭治郎君!!」

 

 

 




本誌が悲惨な分この物語では、みんなが幸せになれるそんな物語を目指していますのでよろしくお願いします。
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